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【交通安全ニュース解説コラム】第109回
自転車の青切符制度開始と車両運転者が注意すべきポイント

みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。
2026年4月、いよいよ自転車への青切符制度が始まります。
青切符とは通称で、これは「交通反則通知書」というものです。
自転車のマナーが悪いということは、残念ながら、広く言われていることだと思います。
そういわれる要因のひとつに、自転車に乗っている人の多くは、運転免許を持っていないから、ということが挙げられます。
車両の運転者にとっての「危険行為」に関する知識を持っておらず、自身の行為が危険だという認識がないまま行動している可能性が高いのです。

自転車を追い抜く際の距離と速度の目安

青切符制度が始まることで、自転車のマナー向上に期待が寄せられていますが、全体的なマナー改善までには、時間を要するでしょう。
これまで同様、車両の運転者は、「自転車を守る運転」を心がけましょう。

青切符制度の開始にともない、車両が自転車を追い抜く際の目安についても示されました。
自転車の側方を通過する際は、1~1.5m以上の間隔を確保するというのが、その目安です。
生活道路などの道路幅が狭い場所においては、もしかしたらその間隔を確保できないかもしれません。
自転車と1m以上の間隔を確保できない場合は、20km/h~30km/h程度まで速度を落として運転することが、推奨されています。
これらはあくまで目安なので、守られていなかったことが理由で検挙されることはありません。
しかし、万が一、自転車との接触事故を起こしてしまった場合は、車両の運転者の運転行動が適切であったかどうかが問われます。
接触事故を起こさないよう、距離を保ち、速度を落として側方を通過するようにしてください。

飛び出してくる自転車に注意

自転車の走行に関して、車道を走らなければならないというルールの周知が進むにつれ、歩道から車道に飛び出す自転車が増加したように感じます。
そして、この行動によって車両との接触事故も増えています。
植え込みの切れ間や、歩道と車道の段差がなくなる場所では、自転車が車道に出てきやすいので注意をしてください。
また、自転車の行動として、後方などの安全確認をせずに進路変更をする、という傾向があります。
前方を走る自転車が急に進路変更をするかもしれないことも、想定してください。

自転車は、車両の運転者にとって「想定外」の危険な運転行動を取ることがあります。
だからこそ、自転車の不安全な行動を予測し、自転車を守る運転をする必要があります。
万が一の事故に備えて、法定速度を遵守し、危険予測と安全を守る運転行動を行ってください。

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執筆:上西 一美
株式会社ディ・クリエイト代表
一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長
Yahooニュース公式コメンテーター

1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。