自動運転技術スタートアップのナウト、シリーズ B ラウンドでソフトバンクおよびグレイロック・パートナーズ他から1 億 5900 万ドルを調達
アリアンツ・ベンチャーズ、BMW i ベンチャーズ、ゼネラルモーターズ・ベン チャーズ、トヨタ AI ベンチャーズ、 ドレイパーネクサス、プレイグラウン ド・グローバルもナウトの成長とグローバルな拡大を支援
パロアルト、カリフォルニア州、7月 19, 2017 – 自動運転技術スタートアップナウトは 人工知能を搭載した車載器とデータプラットフォームの提供と通じて業務用車両の安全性を向上させ自動運転技術の発展に貢献する。この度ナウトはソフトバンクグループ株式会社の子会社とグレイロック・パートナーズをリードとする 1 億 5900 万ドルのシリーズ B ラウンドを実施。前回ラウンドの戦略投資家である BMW i ベンチャーズ、ゼネラルモーターズ・ベンチャーズ、トヨタ AI ベンチャーズ、世界的に金融・保険サービスを提供するアリアンツグループのベンチャーユニット、シリーズ A でも投資を行ったプレイグラウンド・グローバルとドレイパーネクサスが本ラウンドに参加。
この資金は、ナウトの車載器を全世界の車両へ導入することを促進し、また、自動運転技術の 研究開発を行う多数の自動車メーカーへのデータプラットフォームの提供を促進する。導入さ れるナウトの車載器の数と累積走行距離が増えるほど、ナウトのシステムはさらに正確なもの となり、人間の運転行動に関する理解が深まり、より有益なデータと先進安全機能を提供でき るようになる。そこから得られる知見は、業務用車両の安全性と運用の改善に役立ち、交通事 故犠牲者を減らすと共に賠償責任や経費を減らす効果も得られる。ナウトのデータプラットフ ォームは、人の運転する車両と自動運転車両が共存する社会の実現に役立てられる。
「ソフトバンクとグレイロックは、わが社の主要な戦略的なパートナーとなると共に、交通安 全を促進し、近い将来の自動運転社会の実現を推進する」とナウトの創立者でもあるステファ ン・ヘック CEO は述べる。「交通事故による死者数が増加し続け、脇見運転がすべての衝突事 故の半分以上の原因となっている今、わが社は安全機能をより多くの業務用車両(トラックか らバン、バス、乗用車まで)に導入し、運転中のドライバーに危険な状況や集中力の低下を警 告する。わが社の技術を利用すれば、優良ドライバーの運転中の行動を正確に理解するため必 要なデータを、これまでより数十億マイルも多く、これまでより迅速に収集できるようにな る。」
「ナウトは、高度にスマート化するテレマティクス事業を構築しながら、自動運転にとって非 常に有益なデータセットをきわめて大規模に収集する」とソフトバンクグループ株式会社の会 長兼 CEO の孫正義氏は述べる。「このデータは安全で効果的な自動運転技術の開発と普及を加 速するのに役立つ。我々はナウトが自動車産業に革命を起こす潜在能力を秘めていると信じて おり、ナウトの成功を確かなものとすることを楽しみにしている」
「将来的には、自動車の運転はネットワーク化された活動となり、より高度なフィードバック ループを備えると共に、知識を集積、分析、再配布する機能が一段と高まる。ナウトは、車両 とドライバーのネットワークを構築することにより、人間のドライバーが大半を占める世の中 から、安全で効率的な自動運転の時代への移行を加速させる。」とグレイロックのパートナー でありナウトの取締役でもあるリード・ホフマン氏は述べる。「ステファン・へックは賢明で 経験豊富な起業家であり、才能豊かなナウトのチームは、交通安全を促進するだけでなく、人 間による未来の車の操作について有益な知見が得られるデータプラットフォームを構築してい る」
グレイロックのホフマン氏とソフトバンクの Shu Nyatta 氏が新たにナウトの取締役となり、 ナウトのステファン・ヘック、自動車業界のベテランであるカレン・フランシス(フォード、 GM)、プレイグラウンド・グローバルのブルース・リークなどの既存の取締役に加わる。
ナウトは人工知能と後付け出来るデュアルカメラデバイスを搭載した自動走行データプラット フォームであり、あらゆる車両や業務用車両に高度な安全機能を持たせることが出来る。ナウ ト 2 システムは、新しいフロントガラス取付式のハードウェア設計、ディープラーニングとコ ンピュータビジョンアルゴリズム、都市部の道路や高速道路に関する百万マイル分以上のデー タの蓄積に基づくスマートクラウドネットワークも備える。
ナウトのシステムはネットワーク内の他のドライバーや、車両を取り巻く道路状況から学習す る。ナウトを搭載した業務用車両は、運転中のイベントや知見をリアルタイムで自動的に記録 し、動画をクラウドへアップロードする。これにより業務用車両の運行管理者はドライバーの パフォーマンスを改善し、フリート全体の安全性と効率を強化できる。ナウトのリスク スコアリングシステムである VERA(Vision Enhanced Risk Assessment: 視覚強化リスク評 価)は、脇見イベントの頻度と重大度に関するリスク評価を行う。(例えば、高速道路を時速 100 キロで走行中に行う脇見は、赤信号で停車中の脇見に比べ、低いリスクスコアとなる。)
About Nauto
Nautoは、カリフォルニア州のパロアルトにある輸送技術会社で、AIを搭載したデータプラットフォームがより安全に運転し、よりスマートに走ています。 Nautoのインテリジェントな車載用ハードウェアは、衝突を防ぎ、運転者の行動を改善し、ネットワーク全体で共有されている多様なデータから学習することで、人生を節約します。同社はまた、6月 2017でNauto GKを日本で開始した。 Nautoのデータサイエンスと機械学習のチームPh.Dの世界的なエンジニア、保険、および艦隊業界のベテランは、Nautoの製品を開発し、プロのフリートおよび保険業界の顧客に導入しています。 Nautoの詳細については、www.nauto.com、またはLinkedIn、Facebook、Twitterで@NautoDriverをご覧ください。ナウトはカリフォルニア州パロアルトを拠点とし、運転を安全にし、人工知能により車両をス マートにする AI 搭載情報プラットフォームを保有する自動運転技術スタートアップ。ナウト の自動制御車両ハードウェアは衝突を未然に防止し、ドライバーの運転行動を改善し、ネット ワークで共有される多様な情報をもとに学習する。同社は 2017 年 6 月にナウトジャパン合同 会社を日本に設立。ナウトには、情報科学や機械学習分野の博士号取得者、世界的なエンジニ ア、保険や業務用自動車業界の専門家が集まり、製品開発や専門事業用自動車や保険業界での 展開を行っている。 ナウトについての詳しい情報は www.nauto.com、LinkedIn や Facebook 、Twitter の @NautoDriver で取得できる。
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