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【未公開記事】 新機能の紹介:社内規定違反(シートベルト未装着)イベント検知

AI搭載通信型の法人向けドライブレコーダー(ドラレコ)を開発・販売するナウトは2018年に日本に上陸して以降、物流企業様などを含む500以上の法人さまの商用車・社用車の運行管理・ドライバーの運転指導を人工知能(AI)の力でご支援してきました。わき見、居眠りなどのながら運転をAIが検知し、その場でドライバーに危険運転を警告すると同時に、運行管理者や営業所長などにはメールで危険運転が行われたことを通知します。この度、ナウトのドラレコに新たにシートベルト未装着検知を追加しました。従来より運転中の携帯電話の使用や喫煙をナウトは検出していましたが、シートベルト未装着に関する厳しい安全規定を追加することで、さらなる事故のリスクを低減します。

社内規定違反検知機能が必要な理由

運転中の携帯電話の使用禁止の徹底や車内禁煙などの社内規定は、各法人さまの商用車・営業車における事故のリスクや、事故が起こってしまった際の保険金請求処理にかかる費用を抑えることができ、非常に重要です。アメリカにおけるある機関の調査によると車内での携帯電話使用禁止を厳格に規定している車両は、規定がない、あるいは使用禁止を強制できない車両に比べて、衝突事故の発生率が低いと判明しています。(参照:Network of Employers for Traffic Safety )

車両向け安全規定の現状

他の映像を使用したテレマティクスなどのソリューションでも、ドライバーによる違反行為の特定は可能です。しかし、このようなソリューションは、急加速、急ブレーキ、急ハンドルなどの激しい運転操作時に取得された映像を第三者が確認し、携帯電話の操作や喫煙、シートベルト未装着を探している形が一般的です。
この方法ではドライバーのプライバシーが奪われるだけでなく、第三者によって分析された映像だけでは全体像が把握できません。下記の映像のように激しい運転操作が行われなった場合は検知は難しいのではないでしょうか。

ナウトは激しい車両の動きがなくても、エッジAIでわき見運転を検知

ナウトの規定違反検知機能

従来のドラレコなどのソリューションは激しい運転操作を分析のトリガーとしているのに対し、ナウトは、車載器に搭載されたAIが自動で車内の映像を分析するため、ドライバーの危険な挙動 をリアルタイムに直接検知する他社にはないソリューションを提供します。
この度、ナウトのAIアルゴリズムに、運転中の携帯電話の使用や喫煙、シートベルト未装着を検知する社内規定違反検知機能を学習させました。アルゴリズムが車内の画像センサーで社内規定違反を認識したら、ナウト車載器がナウトウェブアプリケーションに映像をアップロードし、運行管理者にデータを提供します。

ナウトの携帯電話使用検知AIによるラベル付け

ナウトの喫煙検知AIによるラベル付け

ナウトのシートベルト未装着AIによるラベル付け

ナウトウェブアプリケーションの社内規定違反検知機能

運行管理者はナウトウェブアプリケーションでドライバーによる携帯電話の保持や喫煙行為、シートベルト未装着を特定し、人事レポート用に違反の映像証拠を作成できます。社内規定違反イベントは、自動で作成されすべてのお客様がご利用できます。社内規定違反を含む危険運転の回数や頻度が一覧で表示され、運行管理者は危険挙動の詳細情報や画像を確認可能です。

新機能「社内規定違反検知機能」

ナウトは、わき見運転などのながら運転検知機能からスタートし、現在は事業の過程で解析した14億km相当の広範な映像データを基に、ドライバー席の携帯電話とたばこを識別するアルゴリズムを開発しました。これはまだ始まりに過ぎません。アルゴリズムを継続的に改善することで、画像認識技術はさらに進化を遂げ、検知対象を拡大していきます。[曽篠6] 検知対象に関するご提案がございましたら、ぜひお知らせください。デモのリクエストも受け付けております 。