Event with Logistics Today Safety Business Strategy with Nauto 2026

【イベントレポート】Logistics Today×Nauto「第1回 事故ゼロ経営サミット2026」を開催
「物流2024年問題」後の安全運行管理にAI革命を――データとAIで実現する「事故ゼロ経営」の最前線


Nauto Japanは、2026年6月10日(水)、物流専門メディア「Logistics Today」と共同で「第1回 事故ゼロ経営サミット2026」を開催いたしました。

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近年、物流・運輸業界は「物流2024年問題」に伴う深刻なドライバー不足や、それに伴う「ドライバーの働き方改革」といった歴史的な転換期に直面しています。その一方で、業務効率化のプレッシャーが高まるなかでも「交通事故削減」は企業の社会的責任(CSR)およびコンプライアンス徹底において最優先すべき経営課題です。本サミットでは、「事故ゼロの経営を目指す」をテーマに、先進的な安全文化を構築する業界のリーダーたちが集結。人の経験や注意喚起だけに頼る従来の安全管理から、最先端の予測AIテクノロジーを駆使した「データとAIが補完しあう安全管理」へのシフトについて、熱い議論が交わされました。

■ セッション要約と反響:経営戦略としての「事故ゼロ」への決断

本サミットでは、AIを活用した新しい安全運行管理の形が、多くの経営層や現場リーダーの方々に非常に大きな反響を呼びました。 かつては「安全=コスト(管理の道具)」と捉えられがちだった安全対策が、現在ではAIによって運転行動そのものを可視化・改善し、「安全=経営の競争力」へと昇華させる経営戦略の鍵へと進化しています。

サミットは2部構成で行われ、単なるツール導入に留まらない「組織的な安全文化の醸成」について生々しい議論が展開されました。

【第1部】AI革命と組織的アプローチ(SBSロジコム様 × 丸全昭和運輸様)

Nautoを導入して「事故が劇的に減っている支店」の共通点として、管理職が点呼時にAIの検知動画を乗務員と能動的に共有している事実が提示されました。Nautoの本質的な価値は、単なる監視ではなく「管理者と乗務員のコミュニケーションのきっかけ」を創出し、組織の安全意識の目線を揃える点にあると結論づけられました。

【第2部】現場のリアルとテクノロジーの実践(日商様 × 泉海商運様×ディ・クリエイト様)

「画像は嘘をつかない。従来のヒアリング能力の限界を映像データで補う」という現場発のリアルな導入背景が語られました。初期の「インカメラ(車内カメラ)への乗務員の反発」に対しては、明確な運用規定を策定して対話を徹底。今では乗務員自らが自己改善のために映像を活用し、事故が起きてから対処する「受動的安全」から、AIで未然に防ぐ「能動的安全(アクティブセーフティ)」への転換が実現しています。

■ 登壇者・トップマネジメント コメント

  • SBSロジコム株式会社 常務執行役員 中藤和生 氏 「当初は事故減少数が思うように減っていないのではないかと懸念していたが、細かくデータを分析していくと、実際にはNautoをうまく活用できている支店と、そうではない支店との間で結果に大きな差が出ていることが分かった。活用できている支店では、点呼時に危険挙動の動画を共有して活発な指導が行われ、管理職自身も安全管理に強い関心を持っている。一方で、活用できていない支店では、システムへのログインすら十分にされていないのが現状だ。」
  • 丸全昭和運輸株式会社 理事 飯岡剛 氏 「不安全運転が劇的に減ったこと自体は喜ばしいが、現場がそれに安心してしまい、運用のマンネリ化を招いている側面もある。取り組みが停滞している事業所に対しては、ある種の緊張感を持たせるアプローチも必要だと感じている。」
  • 株式会社日商 代表取締役社長 稲田一輝 氏「安全を単なるスローガンに終わらせないためには、経営トップが『事故は絶対に許さない』という姿勢を微塵もぶらさずに現場へ示し続けること。これに尽きる。」
  • 泉海商運株式会社 本社業務部次長 伊藤巧 氏「これは皆さんの運転を監視し、罰するためのものではない。万が一の事故の際、皆さんの正しい運転を証明し、命と生活を守るために導入したのだ。」
  • 株式会社ディ・クリエイト 代表 上西一美 氏「安全教育を形骸化させないためには、ツールに頼り切るのではなく、可視化されたデータを媒介にして管理者と現場が日常的に『対話』を繰り返すこと。これこそが、組織に永続的な安全文化を根付かせる唯一の王道である。」
  • Nauto, Inc. Founder & CEO Stefan Heck 「私たちがシリコンバレーでNautoを設立して以来、目指してきたのは『予測AIによって世界中の交通事故を防止すること』です。本日、日本の物流業界を牽引する企業の皆さまと、データとテクノロジーがもたらす『事故ゼロ経営』のビジョンを共有できたことを大変誇りに思います。AIによる運行管理は、すでに一部の先進企業のものから、業界全体の新常態(ニューノーマル)へと移行しています。」
  • Nauto Japan合同会社 代表執行役員社長 赤井祐記 「限られた時間しか稼働しないドライバーに対して、いかに均一で質の高い安全教育を施し、安全指導の品質を担保していくかが、企業にとって新たなリスクとなっている」

■ 今後のイベント開催情報について

Nauto Japanでは、今後も【ビジネスの変革/最新の技術トレンド/業界の最新動向】をテーマにしたイベントやセミナーを定期的に開催してまいります。

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