Generated by All in One SEO v4.9.6.2, this is an llms.txt file, used by LLMs to index the site. # Nauto Japan (ナウトジャパン) モビリティをもっと安全に、もっと効率的に ## Sitemaps - [XML Sitemap](https://nauto.co.jp/sitemap.xml): Contains all public & indexable URLs for this website. ## 投稿 - [Nauto Japan、経営体制変更のお知らせ](https://nauto.co.jp/news/nauto-japan、経営体制変更のお知らせ/) - Nauto Japanは、2026年8月31日付での代表執行役員社長 赤井祐記の退任に伴う経営体制変更をお知らせします。今後も商用車の安全性向上と事故ゼロ実現に向けた取り組みを継続してまいります。 - [Nauto Japan、令和8年度 国土交通省「被害者保護増進等事業費補助金」の対象ソリューションに認定](https://nauto.co.jp/release/mlit-subsidy-2026/) - Nauto JapanのAI安全運行管理プラットフォーム「ナウト」が令和8年度 国土交通省補助金に採択。運行管理の高度化と過労運転防止のダブル認定により、導入コストを軽減し事故ゼロ経営を支援。 - [【イベントレポート】Logistics Today×Nauto「第1回 事故ゼロ経営サミット2026」を開催
「物流2024年問題」後の安全運行管理にAI革命を――データとAIで実現する「事故ゼロ経営」の最前線](https://nauto.co.jp/nauto-media/event-report-logistics-industry-safety-business-strategy-nauto-day-2026/) - Nauto JapanがLogistics Todayと共同開催した「第1回 事故ゼロ経営サミット2026」のレポート記事。SBSロジコム様をはじめとする業界リーダーたちが登壇し、予測AIを活用した最新の安全管理シフトと、事故を劇的に減らす組織づくりのリアルを語ります。【アーカイブ配信中】 - [メディア掲載: 中部経済新聞](https://nauto.co.jp/nauto-media/メディア掲載-中部経済新聞/) - 中部経済新聞に、AI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」を活用した株式会社日商様の「事故ゼロ経営」への取り組みが紹介されました。 運送業の日商、AI搭載ドラレコを全車導入へ : 中部経済新聞2026年6月9日https://chukei-online.com/article/OK000260609070100https://www.yomiuri.co.jp/national/20240324-OYT1T50025/ - [ナウト、IT導入補助金2026の支援事業者に採択。通常枠で最大半額を補助](https://nauto.co.jp/release/ナウト、it導入補助金2026の支援事業者に採択。通常/) - 物流サービスを展開する株式会社日商は、Nauto Japan合同会社が提供する、AI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」を、車両運行の安全推進および管理体制の強化を目的に採用しました。最先端の予測AIにより、居眠り兆候やわき見等のリスク行動をリアルタイムに検知・警告し、危険運転行為そのものの未然防止を支援します。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第114回 -
一瞬の判断ミスを重大事故にしないための、高速道路の安全哲学](https://nauto.co.jp/tips/dont-panic-at-highway-exit/) - 高速道路の出口付近で起きる事故の多くは、ほんの少しの「焦り」が原因です。ドライブレコーダー映像の分析から見えてきた、インターチェンジ付近に潜む危険な心理状態とは?「出口を間違えても戻らない」という、重大事故を防ぐためのシンプルな安全行動を解説します。 - [【6/10開催】「LOGISTICS TODAY」様主催「第1回事故ゼロ経営サミット2026」](https://nauto.co.jp/news/logistics-today-no-accident-summit-2026/) - 「事故ゼロ経営サミット2026」において、メインスポンサーとして開催を支援する運びとなりました。業界をリードする企業の経営層・実務責任者をお招きし、AIドラレコ「Nauto」を活用した最新の事故削減戦略や、経営層が取り組むべき安全投資の在り方について、実例と知見を早速ご紹介させていただきます。 - [株式会社日商|AI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」を全社導入
〜AIを「監視」から「コーチング」へ。リスクを成長に変え、「5方よし」の実現を加速〜](https://nauto.co.jp/release/nissyo-uses-nauto-ai-dashcam/) - 物流サービスを展開する株式会社日商は、Nauto Japan合同会社が提供する、AI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」を、車両運行の安全推進および管理体制の強化を目的に採用しました。最先端の予測AIにより、居眠り兆候やわき見等のリスク行動をリアルタイムに検知・警告し、危険運転行為そのものの未然防止を支援します。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第113回 -
単調な運転が重大事故を招く 高速道路で見直したい安全意識](https://nauto.co.jp/tips/expressway-drowsy-driving-safety/) - 高速道路は単調な運転が続き、眠気や集中力低下による重大事故が起こりやすくなります。休憩の取り方や車間距離確保など、安全運転のポイントを解説します。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第112回
見落としが命取りに 夜間走行で注意したい危険予測](https://nauto.co.jp/tips/night-driving-risk-prediction/) - 路上横臥事故の危険性と対策を解説。夜間に多い「路上に倒れている人」をひく事故は、年間約300件発生しています。ハイビームの活用や制限速度の遵守、先行車の停止といった「違和感」を見逃さない危険予測の重要性を説きます。AIドラレコ「ナウト」を活用した、テクノロジーによる事故防止策も紹介します。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第111回
「その一瞬」が事故になる—子どもの飛び出しに注意](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第111回「その一/) - 4〜6月は小学生の歩行中事故が急増する時期です。特に「一人歩きデビュー」直後の1年生は、6年生の約2.5倍の危険があります。飛び出しを予測した「構えブレーキ」の徹底と、万が一接触した際の警察への報告義務について解説します。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第110回
命を守るための交差点安全運転](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第110回命を守る/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先週、神戸市兵庫区の交差点で、トラックと軽自動車が衝突する事故がありました。右折しようとした軽自動車に、直進してきたトラックが衝突したと見られています。この事故で、軽自動車に乗っていたうちの1人が死亡しました。トラックの運転者は、過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕されており、「自分にも過失はあると思う。責任を感じている」と供述しています。しかしその一方で、軽自動車には定員を超える5人が乗車していたとのことです。警察が詳しい状況を調べていますが、現時点でその理由は報道されていません。事故の現場写真を見ると、軽自動車は原型を留めないほどにつぶれていました。かなりの衝撃があったことが写真から伺え、かなりスピードが出た状態で衝突したのではないかと推測されます。 慌てない右折が事故を防ぐ 今回の事故の信号機の状況はわかりません。しかし、多くの右直事故は、信号機が変わる間際、もしくは、変わった直後に起こっています。まずは、信号機をしっかり確認してください。また、直進車は交差点を優先権を持って進んでいるため、減速せずに進入するケースがほとんどです。直進車に速度が出ている状態で、右折車の側面(最も衝撃に弱い部分)に激突すれば、軽自動車などの乗用車は非常に損害が大きくなります。一方で、右折車側も、急いで右折しようとスピードを上げて交差点に進入するケースがあります。互いにスピードが出た状態で衝突すると、被害は甚大になります。「直進車は止まらない」という前提に立ち、対向車が完全にいなくなるまで、あるいは確実に停止を確認するまで右折を開始しないようにして下さい。対向車の直進レーンに停車している車両の向こう側から、車両や二輪車、自転車などが直進してくる場合もあります。右折を開始した後も、そのことを想定して、停止車両の左側タイヤの延長線上を停止線と見立てて一時停止し、安全を確認してから進むようにしましょう。 にしてください。 事故の先にある“見えない被害” 右直事故では、衝突の衝撃で車両が歩道に乗り上げてしまうことも多々あります。このような事態になると、歩道にいる自転車や歩行者を巻き込んでしまう可能性もあるのです。その結果、自転車に乗っている人や歩行者が死亡してしまう人身事故にもなりかねません。みなさんの中には、滋賀県大津市で起こった右直事故によって、散歩中の保育園児ら16人が巻き込まれ、2人が死亡したことを覚えている方もいると思います。事故のタイミングや結果は、事故を起こした運転者本人が選べるものではありません。事故を起こしたら、人を死なせてしまう可能性がある、ということをしっかりと意識して、普段からゆとりを持った運転をするよう心がけてください。どんな場面でも、優先意識を捨て、譲る心で、安全を最優先にしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先週、神戸市兵庫区の交差点で、トラックと軽自動車が衝突する事故がありました。右折しようとした軽自動車に、直進してきたトラックが衝突したと見られています。この事故で、軽自動車に乗っていたうちの1人が死亡しました。トラックの運転者は、過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕されており、「自分にも過失はあると思う。責任を感じている」と供述しています。しかしその一方で、軽自動車には定員を超える5人が乗車していたとのことです。警察が詳しい状況を調べていますが、現時点でその理由は報道されていません。事故の現場写真を見ると、軽自動車は原型を留めないほどにつぶれていました。かなりの衝撃があったことが写真から伺え、かなりスピードが出た状態で衝突したのではないかと推測されます。 慌てない右折が事故を防ぐ 今回の事故の信号機の状況はわかりません。しかし、多くの右直事故は、信号機が変わる間際、もしくは、変わった直後に起こっています。まずは、信号機をしっかり確認してください。また、直進車は交差点を優先権を持って進んでいるため、減速せずに進入するケースがほとんどです。直進車に速度が出ている状態で、右折車の側面(最も衝撃に弱い部分)に激突すれば、軽自動車などの乗用車は非常に損害が大きくなります。一方で、右折車側も、急いで右折しようとスピードを上げて交差点に進入するケースがあります。互いにスピードが出た状態で衝突すると、被害は甚大になります。「直進車は止まらない」という前提に立ち、対向車が完全にいなくなるまで、あるいは確実に停止を確認するまで右折を開始しないようにして下さい。対向車の直進レーンに停車している車両の向こう側から、車両や二輪車、自転車などが直進してくる場合もあります。右折を開始した後も、そのことを想定して、停止車両の左側タイヤの延長線上を停止線と見立てて一時停止し、安全を確認してから進むようにしましょう。 にしてください。 事故の先にある“見えない被害” 右直事故では、衝突の衝撃で車両が歩道に乗り上げてしまうことも多々あります。このような事態になると、歩道にいる自転車や歩行者を巻き込んでしまう可能性もあるのです。その結果、自転車に乗っている人や歩行者が死亡してしまう人身事故にもなりかねません。みなさんの中には、滋賀県大津市で起こった右直事故によって、散歩中の保育園児ら16人が巻き込まれ、2人が死亡したことを覚えている方もいると思います。事故のタイミングや結果は、事故を起こした運転者本人が選べるものではありません。事故を起こしたら、人を死なせてしまう可能性がある、ということをしっかりと意識して、普段からゆとりを持った運転をするよう心がけてください。どんな場面でも、優先意識を捨て、譲る心で、安全を最優先にしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先週、神戸市兵庫区の交差点で、トラックと軽自動車が衝突する事故がありました。右折しようとした軽自動車に、直進してきたトラックが衝突したと見られています。この事故で、軽自動車に乗っていたうちの1人が死亡しました。トラックの運転者は、過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕されており、「自分にも過失はあると思う。責任を感じている」と供述しています。しかしその一方で、軽自動車には定員を超える5人が乗車していたとのことです。警察が詳しい状況を調べていますが、現時点でその理由は報道されていません。事故の現場写真を見ると、軽自動車は原型を留めないほどにつぶれていました。かなりの衝撃があったことが写真から伺え、かなりスピードが出た状態で衝突したのではないかと推測されます。 慌てない右折が事故を防ぐ 今回の事故の信号機の状況はわかりません。しかし、多くの右直事故は、信号機が変わる間際、もしくは、変わった直後に起こっています。まずは、信号機をしっかり確認してください。また、直進車は交差点を優先権を持って進んでいるため、減速せずに進入するケースがほとんどです。直進車に速度が出ている状態で、右折車の側面(最も衝撃に弱い部分)に激突すれば、軽自動車などの乗用車は非常に損害が大きくなります。一方で、右折車側も、急いで右折しようとスピードを上げて交差点に進入するケースがあります。互いにスピードが出た状態で衝突すると、被害は甚大になります。「直進車は止まらない」という前提に立ち、対向車が完全にいなくなるまで、あるいは確実に停止を確認するまで右折を開始しないようにして下さい。対向車の直進レーンに停車している車両の向こう側から、車両や二輪車、自転車などが直進してくる場合もあります。右折を開始した後も、そのことを想定して、停止車両の左側タイヤの延長線上を停止線と見立てて一時停止し、安全を確認してから進むようにしましょう。 にしてください。 事故の先にある“見えない被害” 右直事故では、衝突の衝撃で車両が歩道に乗り上げてしまうことも多々あります。このような事態になると、歩道にいる自転車や歩行者を巻き込んでしまう可能性もあるのです。その結果、自転車に乗っている人や歩行者が死亡してしまう人身事故にもなりかねません。みなさんの中には、滋賀県大津市で起こった右直事故によって、散歩中の保育園児ら16人が巻き込まれ、2人が死亡したことを覚えている方もいると思います。事故のタイミングや結果は、事故を起こした運転者本人が選べるものではありません。事故を起こしたら、人を死なせてしまう可能性がある、ということをしっかりと意識して、普段からゆとりを持った運転をするよう心がけてください。どんな場面でも、優先意識を捨て、譲る心で、安全を最優先にしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第109回
自転車の青切符制度開始と車両運転者が注意すべきポイント](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第109回自転車の/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。2026年4月、いよいよ自転車への青切符制度が始まります。青切符とは通称で、これは「交通反則通知書」というものです。自転車のマナーが悪いということは、残念ながら、広く言われていることだと思います。そういわれる要因のひとつに、自転車に乗っている人の多くは、運転免許を持っていないから、ということが挙げられます。車両の運転者にとっての「危険行為」に関する知識を持っておらず、自身の行為が危険だという認識がないまま行動している可能性が高いのです。 自転車を追い抜く際の距離と速度の目安 青切符制度が始まることで、自転車のマナー向上に期待が寄せられていますが、全体的なマナー改善までには、時間を要するでしょう。これまで同様、車両の運転者は、「自転車を守る運転」を心がけましょう。 青切符制度の開始にともない、車両が自転車を追い抜く際の目安についても示されました。自転車の側方を通過する際は、1~1.5m以上の間隔を確保するというのが、その目安です。生活道路などの道路幅が狭い場所においては、もしかしたらその間隔を確保できないかもしれません。自転車と1m以上の間隔を確保できない場合は、20km/h~30km/h程度まで速度を落として運転することが、推奨されています。これらはあくまで目安なので、守られていなかったことが理由で検挙されることはありません。しかし、万が一、自転車との接触事故を起こしてしまった場合は、車両の運転者の運転行動が適切であったかどうかが問われます。接触事故を起こさないよう、距離を保ち、速度を落として側方を通過するようにしてください。 飛び出してくる自転車に注意 自転車の走行に関して、車道を走らなければならないというルールの周知が進むにつれ、歩道から車道に飛び出す自転車が増加したように感じます。そして、この行動によって車両との接触事故も増えています。植え込みの切れ間や、歩道と車道の段差がなくなる場所では、自転車が車道に出てきやすいので注意をしてください。また、自転車の行動として、後方などの安全確認をせずに進路変更をする、という傾向があります。前方を走る自転車が急に進路変更をするかもしれないことも、想定してください。 自転車は、車両の運転者にとって「想定外」の危険な運転行動を取ることがあります。だからこそ、自転車の不安全な行動を予測し、自転車を守る運転をする必要があります。万が一の事故に備えて、法定速度を遵守し、危険予測と安全を守る運転行動を行ってください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。2026年4月、いよいよ自転車への青切符制度が始まります。青切符とは通称で、これは「交通反則通知書」というものです。自転車のマナーが悪いということは、残念ながら、広く言われていることだと思います。そういわれる要因のひとつに、自転車に乗っている人の多くは、運転免許を持っていないから、ということが挙げられます。車両の運転者にとっての「危険行為」に関する知識を持っておらず、自身の行為が危険だという認識がないまま行動している可能性が高いのです。 自転車を追い抜く際の距離と速度の目安 青切符制度が始まることで、自転車のマナー向上に期待が寄せられていますが、全体的なマナー改善までには、時間を要するでしょう。これまで同様、車両の運転者は、「自転車を守る運転」を心がけましょう。 青切符制度の開始にともない、車両が自転車を追い抜く際の目安についても示されました。自転車の側方を通過する際は、1~1.5m以上の間隔を確保するというのが、その目安です。生活道路などの道路幅が狭い場所においては、もしかしたらその間隔を確保できないかもしれません。自転車と1m以上の間隔を確保できない場合は、20km/h~30km/h程度まで速度を落として運転することが、推奨されています。これらはあくまで目安なので、守られていなかったことが理由で検挙されることはありません。しかし、万が一、自転車との接触事故を起こしてしまった場合は、車両の運転者の運転行動が適切であったかどうかが問われます。接触事故を起こさないよう、距離を保ち、速度を落として側方を通過するようにしてください。 飛び出してくる自転車に注意 自転車の走行に関して、車道を走らなければならないというルールの周知が進むにつれ、歩道から車道に飛び出す自転車が増加したように感じます。そして、この行動によって車両との接触事故も増えています。植え込みの切れ間や、歩道と車道の段差がなくなる場所では、自転車が車道に出てきやすいので注意をしてください。また、自転車の行動として、後方などの安全確認をせずに進路変更をする、という傾向があります。前方を走る自転車が急に進路変更をするかもしれないことも、想定してください。 自転車は、車両の運転者にとって「想定外」の危険な運転行動を取ることがあります。だからこそ、自転車の不安全な行動を予測し、自転車を守る運転をする必要があります。万が一の事故に備えて、法定速度を遵守し、危険予測と安全を守る運転行動を行ってください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。2026年4月、いよいよ自転車への青切符制度が始まります。青切符とは通称で、これは「交通反則通知書」というものです。自転車のマナーが悪いということは、残念ながら、広く言われていることだと思います。そういわれる要因のひとつに、自転車に乗っている人の多くは、運転免許を持っていないから、ということが挙げられます。車両の運転者にとっての「危険行為」に関する知識を持っておらず、自身の行為が危険だという認識がないまま行動している可能性が高いのです。 自転車を追い抜く際の距離と速度の目安 青切符制度が始まることで、自転車のマナー向上に期待が寄せられていますが、全体的なマナー改善までには、時間を要するでしょう。これまで同様、車両の運転者は、「自転車を守る運転」を心がけましょう。 青切符制度の開始にともない、車両が自転車を追い抜く際の目安についても示されました。自転車の側方を通過する際は、1~1.5m以上の間隔を確保するというのが、その目安です。生活道路などの道路幅が狭い場所においては、もしかしたらその間隔を確保できないかもしれません。自転車と1m以上の間隔を確保できない場合は、20km/h~30km/h程度まで速度を落として運転することが、推奨されています。これらはあくまで目安なので、守られていなかったことが理由で検挙されることはありません。しかし、万が一、自転車との接触事故を起こしてしまった場合は、車両の運転者の運転行動が適切であったかどうかが問われます。接触事故を起こさないよう、距離を保ち、速度を落として側方を通過するようにしてください。 飛び出してくる自転車に注意 自転車の走行に関して、車道を走らなければならないというルールの周知が進むにつれ、歩道から車道に飛び出す自転車が増加したように感じます。そして、この行動によって車両との接触事故も増えています。植え込みの切れ間や、歩道と車道の段差がなくなる場所では、自転車が車道に出てきやすいので注意をしてください。また、自転車の行動として、後方などの安全確認をせずに進路変更をする、という傾向があります。前方を走る自転車が急に進路変更をするかもしれないことも、想定してください。 自転車は、車両の運転者にとって「想定外」の危険な運転行動を取ることがあります。だからこそ、自転車の不安全な行動を予測し、自転車を守る運転をする必要があります。万が一の事故に備えて、法定速度を遵守し、危険予測と安全を守る運転行動を行ってください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【3/30開催】「第6回 物流オフラインコミュニティ」にNauto Japanが登壇
~経済産業省・三井住友海上・オプティマインドと共に、物流の未来を語るイベント~](https://nauto.co.jp/news/【3-30開催】「第6回-物流オフラインコミュニティ」/) - AI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」を提供するNauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井祐記、以下「Nauto Japan」)は、2026年3月30日(月)に開催される「第6回 物流オフラインコミュニティ」(主催:長瀬産業株式会社)に、弊社セールスマネージャーの堀尾真允が登壇することをお知らせいたします 。 本イベントは、行政・保険・テクノロジーの各専門家が集結し、物流業界の最新動向を共有するオフラインの交流イベントです。Nauto Japanのセッションでは、AIを活用した安全運行管理の具体策についてご紹介いたします。 ■ 開催概要 イベント名:第6回 物流オフラインコミュニティ 開催日:2026年3月30日(月) 開催形式:オンライン×オフラインのハイブリッド 開催場所:ナガセグローバル人財開発センター2階(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-8-13) 時間:14:00~17:20(受付 13:30~) 懇親会:17:30~19:00(立食形式) 定員:60名 参加申込URL:https://page-aejp.nagase.co.jp/l/1057343/2025-12-02/m6mlm7 - [【交通安全ニュース解説コラム】第108回
「相手は止まる」と思い込まない ― 交差点事故を防ぐ意識](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第108回「相手は/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先日、富山県で、親子二人が死亡する交通事故が発生しました。現場は国道8号線の交差点でした。赤信号を無視して、法定速度を上回る速度で交差点に進入した車両が、軽自動車と衝突し、軽自動車に乗っていた親子が死亡しました。衝突した車両はいずれも大きく損傷し、周囲には部品が散乱していました。信号無視をした側の車両は、ブロックに乗り上げていました。現場の惨状からも、すさまじい衝撃を生んだ事故だったと考えられます。事故を起こした車両の運転者は、驚いたことにその後の証言で「赤信号でも行ってやろうと思った」と供述しています。結果として、この運転者は「危険運転致死」で逮捕されました。 信号無視が生んだ重大事故 この事故の場合、赤信号であることを認識していたうえで、それでも「行ってやろう」と思い交差点に進入していますから、過失ではなく意図的な危険運転です。もはや無差別な暴力に等しい暴挙です。本来、信号機のある交差点は交通秩序の要であり、誰もが「赤信号なら相手は止まる」という信頼のもとに通行しています。その前提を根底から覆す身勝手な心理が、重大事故につながりました。ブロックに乗り上げた車両の無残な姿は、衝突時の衝撃がいかに常軌を逸したものだったかを物語っています。ハンドルを握る者は、自身の「行けるだろう」という一瞬の傲慢さが、重大な事故につながる事を自覚すべきです。今回のような事故については、相手がかなりのスピードで交差点に進入しているようなので、回避するのは非常に困難だったのではないかと思われます。 交差点で意識したい安全運転 残念なことに、赤信号に変わったにもかかわらず交差点に進入してくる車両は、皆無ではありません。また、直進車の存在に気づいていながら、「行けると思った」と言って右折する車両もいます。そして、直進車と接触事故を起こしてしまいます。このコラムを読んでいる皆さんは、赤信号を無視したり、無理な右折をしたりといった危険な運転はされないと思います。しかし、危険を回避するために、もしかしたらそういう車両がいるかもしれない、という想定をしておくことは重要です。特に、信号機のない交差点では、一時停止の標識がある場所では必ず停止してください。一時停止義務がない方の道を走行していたとしても、交差点に進入する前に徐行してください。一時停止を無視して進入して来る車両がいるかもしれないことを想定し、徐行したうえで、ブレーキに足を置いた状態の「構えブレーキ」で走行してください。自分が優先だからという意識で運転をしていると、時に事故に巻き込まれることがあります。事故を起こさないために、最適な行動を取るようにしてください。たとえ自分の方が優先度が高かったとしても、事故に巻き込まれてしまうと、その後の人生が大きく変わってしまう可能性もあるのです。「事故を起こさない・巻き込まれない」を最優先にし、運転をしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先日、富山県で、親子二人が死亡する交通事故が発生しました。現場は国道8号線の交差点でした。赤信号を無視して、法定速度を上回る速度で交差点に進入した車両が、軽自動車と衝突し、軽自動車に乗っていた親子が死亡しました。衝突した車両はいずれも大きく損傷し、周囲には部品が散乱していました。信号無視をした側の車両は、ブロックに乗り上げていました。現場の惨状からも、すさまじい衝撃を生んだ事故だったと考えられます。事故を起こした車両の運転者は、驚いたことにその後の証言で「赤信号でも行ってやろうと思った」と供述しています。結果として、この運転者は「危険運転致死」で逮捕されました。 信号無視が生んだ重大事故 この事故の場合、赤信号であることを認識していたうえで、それでも「行ってやろう」と思い交差点に進入していますから、過失ではなく意図的な危険運転です。もはや無差別な暴力に等しい暴挙です。本来、信号機のある交差点は交通秩序の要であり、誰もが「赤信号なら相手は止まる」という信頼のもとに通行しています。その前提を根底から覆す身勝手な心理が、重大事故につながりました。ブロックに乗り上げた車両の無残な姿は、衝突時の衝撃がいかに常軌を逸したものだったかを物語っています。ハンドルを握る者は、自身の「行けるだろう」という一瞬の傲慢さが、重大な事故につながる事を自覚すべきです。今回のような事故については、相手がかなりのスピードで交差点に進入しているようなので、回避するのは非常に困難だったのではないかと思われます。 交差点で意識したい安全運転 残念なことに、赤信号に変わったにもかかわらず交差点に進入してくる車両は、皆無ではありません。また、直進車の存在に気づいていながら、「行けると思った」と言って右折する車両もいます。そして、直進車と接触事故を起こしてしまいます。このコラムを読んでいる皆さんは、赤信号を無視したり、無理な右折をしたりといった危険な運転はされないと思います。しかし、危険を回避するために、もしかしたらそういう車両がいるかもしれない、という想定をしておくことは重要です。特に、信号機のない交差点では、一時停止の標識がある場所では必ず停止してください。一時停止義務がない方の道を走行していたとしても、交差点に進入する前に徐行してください。一時停止を無視して進入して来る車両がいるかもしれないことを想定し、徐行したうえで、ブレーキに足を置いた状態の「構えブレーキ」で走行してください。自分が優先だからという意識で運転をしていると、時に事故に巻き込まれることがあります。事故を起こさないために、最適な行動を取るようにしてください。たとえ自分の方が優先度が高かったとしても、事故に巻き込まれてしまうと、その後の人生が大きく変わってしまう可能性もあるのです。「事故を起こさない・巻き込まれない」を最優先にし、運転をしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先日、富山県で、親子二人が死亡する交通事故が発生しました。現場は国道8号線の交差点でした。赤信号を無視して、法定速度を上回る速度で交差点に進入した車両が、軽自動車と衝突し、軽自動車に乗っていた親子が死亡しました。衝突した車両はいずれも大きく損傷し、周囲には部品が散乱していました。信号無視をした側の車両は、ブロックに乗り上げていました。現場の惨状からも、すさまじい衝撃を生んだ事故だったと考えられます。事故を起こした車両の運転者は、驚いたことにその後の証言で「赤信号でも行ってやろうと思った」と供述しています。結果として、この運転者は「危険運転致死」で逮捕されました。 信号無視が生んだ重大事故 この事故の場合、赤信号であることを認識していたうえで、それでも「行ってやろう」と思い交差点に進入していますから、過失ではなく意図的な危険運転です。もはや無差別な暴力に等しい暴挙です。本来、信号機のある交差点は交通秩序の要であり、誰もが「赤信号なら相手は止まる」という信頼のもとに通行しています。その前提を根底から覆す身勝手な心理が、重大事故につながりました。ブロックに乗り上げた車両の無残な姿は、衝突時の衝撃がいかに常軌を逸したものだったかを物語っています。ハンドルを握る者は、自身の「行けるだろう」という一瞬の傲慢さが、重大な事故につながる事を自覚すべきです。今回のような事故については、相手がかなりのスピードで交差点に進入しているようなので、回避するのは非常に困難だったのではないかと思われます。 交差点で意識したい安全運転 残念なことに、赤信号に変わったにもかかわらず交差点に進入してくる車両は、皆無ではありません。また、直進車の存在に気づいていながら、「行けると思った」と言って右折する車両もいます。そして、直進車と接触事故を起こしてしまいます。このコラムを読んでいる皆さんは、赤信号を無視したり、無理な右折をしたりといった危険な運転はされないと思います。しかし、危険を回避するために、もしかしたらそういう車両がいるかもしれない、という想定をしておくことは重要です。特に、信号機のない交差点では、一時停止の標識がある場所では必ず停止してください。一時停止義務がない方の道を走行していたとしても、交差点に進入する前に徐行してください。一時停止を無視して進入して来る車両がいるかもしれないことを想定し、徐行したうえで、ブレーキに足を置いた状態の「構えブレーキ」で走行してください。自分が優先だからという意識で運転をしていると、時に事故に巻き込まれることがあります。事故を起こさないために、最適な行動を取るようにしてください。たとえ自分の方が優先度が高かったとしても、事故に巻き込まれてしまうと、その後の人生が大きく変わってしまう可能性もあるのです。「事故を起こさない・巻き込まれない」を最優先にし、運転をしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第107回
生活習慣病と交通事故の深い関係](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第107回生活習慣/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。数年前のデータ(※)にはなりますが、厚生労働省の発表によると、1月から3月の厳寒期に、脳・心臓疾患が原因の健康起因事故が増えるそうです。この統計は、事業用自動車の運転者を対象とした統計ではありますが、プロドライバーとして車両を運転する人だけでなく、長時間の運転を行う人は気をつけた方がよい時期といえます。 健康状態に起因する事故は、年間約300件ほど発生しています。 その原因の多くは、脳・心臓疾患によるものだということも調査の結果から分かっています。死亡事故となってしまった事故においては、脳・心臓疾患、大動脈瘤及び解離が原因であったものが、全体の約8割を占めるほどです。このような大病ではなくとも、トイレを我慢し続けたことが原因で失神を起こしてしまい、事故になってしまった事例もありました。運転中に意識障害を起こすと、ブレーキ操作などの事故を回避する行動や、制御行動ができないまま衝突するため、重大事故になりやすい傾向があります。 健康起因事故の原因となる病には、生活習慣病が大きく関わっています。 生活習慣病とは、長期にわたる不規則な生活習慣などから、健康状態が悪化することです。偏った食事や運動不足、飲酒や喫煙、休息不足やストレスなどが病の原因となります。症状としては、糖尿病や高血圧症、脂質異常症、免疫力低下などが挙げられます。そして、その影響で、眼疾患や脳血管疾患、心臓疾患や睡眠障害などの病気になるのです。急な視覚障害や失神意識障害などは、場所やタイミングを選べません。運転中だとしても起こり得るのです。そして、意識障害で事故を起こしてしまった時、周囲にいる人を巻き込んでしまい、死亡事故となってしまうこともあるのです。 生活習慣病のほとんどは、自覚症状がなかったり、認識はしていても日常生活に大きな支障が出るような症状ではないかもしれません。しかし、放置してしまうと、ある日突然意識障害を起こし、事故によって誰かを死なせてしまいます。誰かの命を奪ってしまった時、「検査が必要だったが放置していた」「忙しくて検査に行けなかった」と遺族の方に言えるでしょうか?相手はそのような理由を聞かされて、大切な人を亡くしたことを受け入れられるでしょうか。場合によっては、意識障害を起こしてしまった本人も、病、あるいはその事故で、亡くなってしまいます。 健康診断等で再検査の診断が出た場合は、必ず再度受診して検査を受けてください。 自覚症状がないからと放置するのではなく、自覚症状がないうちに、健康状態を改善するよう取り組んでください。統計では、脳・心臓疾患が原因の健康起因事故の発生率は、50代の運転者で最も多かったという結果が出ています。50代の方は、特に気をつけて健康管理を行ってください。皆さんが健康起因により亡くなり、事故で相手を死亡させてしまったとします。皆さんの家族は、被害者の遺族ではなく、加害者の遺族になることを忘れないでください。 ※参考:厚生労働省「トラック運転者に係る労災支給決定(認定)事案の調査・分析結果」 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。数年前のデータ(※)にはなりますが、厚生労働省の発表によると、1月から3月の厳寒期に、脳・心臓疾患が原因の健康起因事故が増えるそうです。この統計は、事業用自動車の運転者を対象とした統計ではありますが、プロドライバーとして車両を運転する人だけでなく、長時間の運転を行う人は気をつけた方がよい時期といえます。 健康状態に起因する事故は、年間約300件ほど発生しています。 その原因の多くは、脳・心臓疾患によるものだということも調査の結果から分かっています。死亡事故となってしまった事故においては、脳・心臓疾患、大動脈瘤及び解離が原因であったものが、全体の約8割を占めるほどです。このような大病ではなくとも、トイレを我慢し続けたことが原因で失神を起こしてしまい、事故になってしまった事例もありました。運転中に意識障害を起こすと、ブレーキ操作などの事故を回避する行動や、制御行動ができないまま衝突するため、重大事故になりやすい傾向があります。 健康起因事故の原因となる病には、生活習慣病が大きく関わっています。 生活習慣病とは、長期にわたる不規則な生活習慣などから、健康状態が悪化することです。偏った食事や運動不足、飲酒や喫煙、休息不足やストレスなどが病の原因となります。症状としては、糖尿病や高血圧症、脂質異常症、免疫力低下などが挙げられます。そして、その影響で、眼疾患や脳血管疾患、心臓疾患や睡眠障害などの病気になるのです。急な視覚障害や失神意識障害などは、場所やタイミングを選べません。運転中だとしても起こり得るのです。そして、意識障害で事故を起こしてしまった時、周囲にいる人を巻き込んでしまい、死亡事故となってしまうこともあるのです。 生活習慣病のほとんどは、自覚症状がなかったり、認識はしていても日常生活に大きな支障が出るような症状ではないかもしれません。しかし、放置してしまうと、ある日突然意識障害を起こし、事故によって誰かを死なせてしまいます。誰かの命を奪ってしまった時、「検査が必要だったが放置していた」「忙しくて検査に行けなかった」と遺族の方に言えるでしょうか?相手はそのような理由を聞かされて、大切な人を亡くしたことを受け入れられるでしょうか。場合によっては、意識障害を起こしてしまった本人も、病、あるいはその事故で、亡くなってしまいます。 健康診断等で再検査の診断が出た場合は、必ず再度受診して検査を受けてください。 自覚症状がないからと放置するのではなく、自覚症状がないうちに、健康状態を改善するよう取り組んでください。統計では、脳・心臓疾患が原因の健康起因事故の発生率は、50代の運転者で最も多かったという結果が出ています。50代の方は、特に気をつけて健康管理を行ってください。皆さんが健康起因により亡くなり、事故で相手を死亡させてしまったとします。皆さんの家族は、被害者の遺族ではなく、加害者の遺族になることを忘れないでください。 ※参考:厚生労働省「トラック運転者に係る労災支給決定(認定)事案の調査・分析結果」 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。数年前のデータ(※)にはなりますが、厚生労働省の発表によると、1月から3月の厳寒期に、脳・心臓疾患が原因の健康起因事故が増えるそうです。この統計は、事業用自動車の運転者を対象とした統計ではありますが、プロドライバーとして車両を運転する人だけでなく、長時間の運転を行う人は気をつけた方がよい時期といえます。 健康状態に起因する事故は、年間約300件ほど発生しています。 その原因の多くは、脳・心臓疾患によるものだということも調査の結果から分かっています。死亡事故となってしまった事故においては、脳・心臓疾患、大動脈瘤及び解離が原因であったものが、全体の約8割を占めるほどです。このような大病ではなくとも、トイレを我慢し続けたことが原因で失神を起こしてしまい、事故になってしまった事例もありました。運転中に意識障害を起こすと、ブレーキ操作などの事故を回避する行動や、制御行動ができないまま衝突するため、重大事故になりやすい傾向があります。 健康起因事故の原因となる病には、生活習慣病が大きく関わっています。 生活習慣病とは、長期にわたる不規則な生活習慣などから、健康状態が悪化することです。偏った食事や運動不足、飲酒や喫煙、休息不足やストレスなどが病の原因となります。症状としては、糖尿病や高血圧症、脂質異常症、免疫力低下などが挙げられます。そして、その影響で、眼疾患や脳血管疾患、心臓疾患や睡眠障害などの病気になるのです。急な視覚障害や失神意識障害などは、場所やタイミングを選べません。運転中だとしても起こり得るのです。そして、意識障害で事故を起こしてしまった時、周囲にいる人を巻き込んでしまい、死亡事故となってしまうこともあるのです。 生活習慣病のほとんどは、自覚症状がなかったり、認識はしていても日常生活に大きな支障が出るような症状ではないかもしれません。しかし、放置してしまうと、ある日突然意識障害を起こし、事故によって誰かを死なせてしまいます。誰かの命を奪ってしまった時、「検査が必要だったが放置していた」「忙しくて検査に行けなかった」と遺族の方に言えるでしょうか?相手はそのような理由を聞かされて、大切な人を亡くしたことを受け入れられるでしょうか。場合によっては、意識障害を起こしてしまった本人も、病、あるいはその事故で、亡くなってしまいます。 健康診断等で再検査の診断が出た場合は、必ず再度受診して検査を受けてください。 自覚症状がないからと放置するのではなく、自覚症状がないうちに、健康状態を改善するよう取り組んでください。統計では、脳・心臓疾患が原因の健康起因事故の発生率は、50代の運転者で最も多かったという結果が出ています。50代の方は、特に気をつけて健康管理を行ってください。皆さんが健康起因により亡くなり、事故で相手を死亡させてしまったとします。皆さんの家族は、被害者の遺族ではなく、加害者の遺族になることを忘れないでください。 ※参考:厚生労働省「トラック運転者に係る労災支給決定(認定)事案の調査・分析結果」 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第106回
路面凍結に要注意!冬季事故防止の基本対策](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第106回路面凍結/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。2月は1年間でもっとも気温が下がる時期と言われています。この時期に気をつけなければならないのは、路面の「凍結」です。過去に、北海道の常磐トンネル内で20台がからむスリップ事故が発生しました。スリップ事故では、このように、複数台が絡む事態になってしまうケースがよく見られます。 事故を防ぐために、路面凍結時には普段の2分の1の速度で走行し、車間は普段の2倍の距離を取るようにしてください。 この2つの運転行動を実践することに加え、凍結しやすい場所を把握しておくことも、重要な事故防止対策です。どの地域でも、凍結しやすい「場所」があります。それが「橋の上」と「トンネルの出入口付近」、そして「日中でも日陰になっている場所」です。 橋の上は非常に凍結や積雪しやすい場所です。 構造上、道路の上下を風が吹き抜けるので、路面が冷えやすいのです。川や海の上に架かる橋だけでなく、陸橋も同じです。また、トンネルの出入口付近も、風が吹き抜ける位置であり、凍結しやすい場所です。走行時には速度を落としてより一層車間距離を取るようにしてください。トンネル内では積雪や降雪がないため、気が緩んで速度を上げてしまう運転者がいます。しかし、走行してきた車から水滴や雪などが路面に落ち、吹き抜ける風で凍結している場合もあります。速度は絶対に上げないでください。 さらにもう一か所、気をつけていただきたい場所は、「日中でも日陰になっている場所」です。 凍結が起こりやすいのは、深夜から明け方の気温が下がる時間帯です。日中は太陽光のおかげで、その凍結はほとんどの場所で溶けてしまいます。しかし、日陰の場所では、日中でも凍結したままになっています。日陰になっている道路を走行する場合には、速度を落として慎重に運転するようにしてください。路面が凍結する時期には、「急のつく運転をしない」という方もいると思います。急ハンドル、急発進、急ブレーキの3点です。これはもちろん当然のことなのですが、重要なのは「急のつく運転をしなくてよい状態の運転」を心がけることです。この状態で運転をすることこそが、交通事故防止対策です。そしてそれは、普段の2分の1の速度で、普段の2倍の車間距離を保持して運転することなのです。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。2月は1年間でもっとも気温が下がる時期と言われています。この時期に気をつけなければならないのは、路面の「凍結」です。過去に、北海道の常磐トンネル内で20台がからむスリップ事故が発生しました。スリップ事故では、このように、複数台が絡む事態になってしまうケースがよく見られます。 事故を防ぐために、路面凍結時には普段の2分の1の速度で走行し、車間は普段の2倍の距離を取るようにしてください。 この2つの運転行動を実践することに加え、凍結しやすい場所を把握しておくことも、重要な事故防止対策です。どの地域でも、凍結しやすい「場所」があります。それが「橋の上」と「トンネルの出入口付近」、そして「日中でも日陰になっている場所」です。 橋の上は非常に凍結や積雪しやすい場所です。 構造上、道路の上下を風が吹き抜けるので、路面が冷えやすいのです。川や海の上に架かる橋だけでなく、陸橋も同じです。また、トンネルの出入口付近も、風が吹き抜ける位置であり、凍結しやすい場所です。走行時には速度を落としてより一層車間距離を取るようにしてください。トンネル内では積雪や降雪がないため、気が緩んで速度を上げてしまう運転者がいます。しかし、走行してきた車から水滴や雪などが路面に落ち、吹き抜ける風で凍結している場合もあります。速度は絶対に上げないでください。 さらにもう一か所、気をつけていただきたい場所は、「日中でも日陰になっている場所」です。 凍結が起こりやすいのは、深夜から明け方の気温が下がる時間帯です。日中は太陽光のおかげで、その凍結はほとんどの場所で溶けてしまいます。しかし、日陰の場所では、日中でも凍結したままになっています。日陰になっている道路を走行する場合には、速度を落として慎重に運転するようにしてください。路面が凍結する時期には、「急のつく運転をしない」という方もいると思います。急ハンドル、急発進、急ブレーキの3点です。これはもちろん当然のことなのですが、重要なのは「急のつく運転をしなくてよい状態の運転」を心がけることです。この状態で運転をすることこそが、交通事故防止対策です。そしてそれは、普段の2分の1の速度で、普段の2倍の車間距離を保持して運転することなのです。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。2月は1年間でもっとも気温が下がる時期と言われています。この時期に気をつけなければならないのは、路面の「凍結」です。過去に、北海道の常磐トンネル内で20台がからむスリップ事故が発生しました。スリップ事故では、このように、複数台が絡む事態になってしまうケースがよく見られます。 事故を防ぐために、路面凍結時には普段の2分の1の速度で走行し、車間は普段の2倍の距離を取るようにしてください。 この2つの運転行動を実践することに加え、凍結しやすい場所を把握しておくことも、重要な事故防止対策です。どの地域でも、凍結しやすい「場所」があります。それが「橋の上」と「トンネルの出入口付近」、そして「日中でも日陰になっている場所」です。 橋の上は非常に凍結や積雪しやすい場所です。 構造上、道路の上下を風が吹き抜けるので、路面が冷えやすいのです。川や海の上に架かる橋だけでなく、陸橋も同じです。また、トンネルの出入口付近も、風が吹き抜ける位置であり、凍結しやすい場所です。走行時には速度を落としてより一層車間距離を取るようにしてください。トンネル内では積雪や降雪がないため、気が緩んで速度を上げてしまう運転者がいます。しかし、走行してきた車から水滴や雪などが路面に落ち、吹き抜ける風で凍結している場合もあります。速度は絶対に上げないでください。 さらにもう一か所、気をつけていただきたい場所は、「日中でも日陰になっている場所」です。 凍結が起こりやすいのは、深夜から明け方の気温が下がる時間帯です。日中は太陽光のおかげで、その凍結はほとんどの場所で溶けてしまいます。しかし、日陰の場所では、日中でも凍結したままになっています。日陰になっている道路を走行する場合には、速度を落として慎重に運転するようにしてください。路面が凍結する時期には、「急のつく運転をしない」という方もいると思います。急ハンドル、急発進、急ブレーキの3点です。これはもちろん当然のことなのですが、重要なのは「急のつく運転をしなくてよい状態の運転」を心がけることです。この状態で運転をすることこそが、交通事故防止対策です。そしてそれは、普段の2分の1の速度で、普段の2倍の車間距離を保持して運転することなのです。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第105回
事故防止は「運転習慣」を変えることから始まる](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第105回事故防止/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。私は年間400件以上のセミナーを、全国で行っています。これだけの回数を重ねていると、中には「効率よく事故防止をしたい」と言う経営者や管理職の方もいます。断言しますが、効率よく事故防止をするのは、無理です。 事故防止をするためには、安全ではない運転をする運転者の「習慣を変える」ということです。 人の習慣を変えるのは、自分の習慣を変えることよりもはるかに難易度が高く、時間がかかることです。このコラムを読んでくださっている多くの方も、運転をするようになって何年も、何十年も、経っているでしょう。慣れた道であれば、特別な緊張もなく、特に意識することもなく、いつも同じような動きで運転をしているのではないでしょうか。「習慣」になると、身体が動きを覚えてしまっているので、無意識にその動きをしてしまいます。身体が覚えてしまっている動きを変えるためには、新しい動きを強く意識して何度も繰り返し行わなければなりません。新しい動きを身体が覚えて、ようやく「習慣が変わる」のです。これは、とても「効率よく」できるものではありません。 もう一つ、「効率」と「安全」が結びつかない理由があります。 そもそも、安全運転は、非効率な動きをしてこそ実現できるものだからです。例えば、効率よく何かをしようとする時、人はいくつかの行動を同時にしたり、端折ったりすると思います。運転で例えると、この効率を求めた動きは、周囲を確認しながらハンドル操作を行うということになります。つまり、安全かどうか判断ができていないにも関わらず、車を動かして前進、あるいは後退してしまうのです。事故は、その時に起こります。非常に多いケースが、右左折をする際に、進行方向を向きながらハンドル操作をしてしまい、歩行者や自転車、二輪車などに衝突してしまう事故です。運転者の中には、「突然目の前に出てきた」と話す人もいます。突然出てきたような印象になるのは、進行方向に顔を向けた瞬間にはもう自分の車が動いていて、歩行者や自転車に気づいた時には衝突してしまっているからです。安全な運転というのは、しっかりと認知して、安全であることを確実に判断して、それからようやくハンドル操作やアクセルの踏み込みをするという、非効率なやり方をしなければならないのです。安全運転を身につけるためには、習慣を変える根気強さと、非効率な運転行動が必要です。そのことを踏まえて、交通事故防止に取り組んでください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。私は年間400件以上のセミナーを、全国で行っています。これだけの回数を重ねていると、中には「効率よく事故防止をしたい」と言う経営者や管理職の方もいます。断言しますが、効率よく事故防止をするのは、無理です。 事故防止をするためには、安全ではない運転をする運転者の「習慣を変える」ということです。 人の習慣を変えるのは、自分の習慣を変えることよりもはるかに難易度が高く、時間がかかることです。このコラムを読んでくださっている多くの方も、運転をするようになって何年も、何十年も、経っているでしょう。慣れた道であれば、特別な緊張もなく、特に意識することもなく、いつも同じような動きで運転をしているのではないでしょうか。「習慣」になると、身体が動きを覚えてしまっているので、無意識にその動きをしてしまいます。身体が覚えてしまっている動きを変えるためには、新しい動きを強く意識して何度も繰り返し行わなければなりません。新しい動きを身体が覚えて、ようやく「習慣が変わる」のです。これは、とても「効率よく」できるものではありません。 もう一つ、「効率」と「安全」が結びつかない理由があります。 そもそも、安全運転は、非効率な動きをしてこそ実現できるものだからです。例えば、効率よく何かをしようとする時、人はいくつかの行動を同時にしたり、端折ったりすると思います。運転で例えると、この効率を求めた動きは、周囲を確認しながらハンドル操作を行うということになります。つまり、安全かどうか判断ができていないにも関わらず、車を動かして前進、あるいは後退してしまうのです。事故は、その時に起こります。非常に多いケースが、右左折をする際に、進行方向を向きながらハンドル操作をしてしまい、歩行者や自転車、二輪車などに衝突してしまう事故です。運転者の中には、「突然目の前に出てきた」と話す人もいます。突然出てきたような印象になるのは、進行方向に顔を向けた瞬間にはもう自分の車が動いていて、歩行者や自転車に気づいた時には衝突してしまっているからです。安全な運転というのは、しっかりと認知して、安全であることを確実に判断して、それからようやくハンドル操作やアクセルの踏み込みをするという、非効率なやり方をしなければならないのです。安全運転を身につけるためには、習慣を変える根気強さと、非効率な運転行動が必要です。そのことを踏まえて、交通事故防止に取り組んでください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。私は年間400件以上のセミナーを、全国で行っています。これだけの回数を重ねていると、中には「効率よく事故防止をしたい」と言う経営者や管理職の方もいます。断言しますが、効率よく事故防止をするのは、無理です。 事故防止をするためには、安全ではない運転をする運転者の「習慣を変える」ということです。 人の習慣を変えるのは、自分の習慣を変えることよりもはるかに難易度が高く、時間がかかることです。このコラムを読んでくださっている多くの方も、運転をするようになって何年も、何十年も、経っているでしょう。慣れた道であれば、特別な緊張もなく、特に意識することもなく、いつも同じような動きで運転をしているのではないでしょうか。「習慣」になると、身体が動きを覚えてしまっているので、無意識にその動きをしてしまいます。身体が覚えてしまっている動きを変えるためには、新しい動きを強く意識して何度も繰り返し行わなければなりません。新しい動きを身体が覚えて、ようやく「習慣が変わる」のです。これは、とても「効率よく」できるものではありません。 もう一つ、「効率」と「安全」が結びつかない理由があります。 そもそも、安全運転は、非効率な動きをしてこそ実現できるものだからです。例えば、効率よく何かをしようとする時、人はいくつかの行動を同時にしたり、端折ったりすると思います。運転で例えると、この効率を求めた動きは、周囲を確認しながらハンドル操作を行うということになります。つまり、安全かどうか判断ができていないにも関わらず、車を動かして前進、あるいは後退してしまうのです。事故は、その時に起こります。非常に多いケースが、右左折をする際に、進行方向を向きながらハンドル操作をしてしまい、歩行者や自転車、二輪車などに衝突してしまう事故です。運転者の中には、「突然目の前に出てきた」と話す人もいます。突然出てきたような印象になるのは、進行方向に顔を向けた瞬間にはもう自分の車が動いていて、歩行者や自転車に気づいた時には衝突してしまっているからです。安全な運転というのは、しっかりと認知して、安全であることを確実に判断して、それからようやくハンドル操作やアクセルの踏み込みをするという、非効率なやり方をしなければならないのです。安全運転を身につけるためには、習慣を変える根気強さと、非効率な運転行動が必要です。そのことを踏まえて、交通事故防止に取り組んでください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [Nauto Japan、AIによる危険運転検知で、即時フィードバックを可能にする「コーチング機能」を提供開始
ー同時に、重大な事故リスクを迅速に共有する「管理者向けリスクアラート機能」を拡充ー](https://nauto.co.jp/release/nauto-japan、aiによる危険運転検知で、即時フィードバッ/) - 安全管理者によるタイムリーなリスク把握と適切なドライバー対応を実現し、「事故ゼロ経営」を現場レベルの実装フェーズへ AI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」を展開するNauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井祐記、以下 ナウト)は、2026年1月22日より提供開始予定の、AIが検知した危険運転に対し管理者が即座に適切なフィードバックを行える「コーチング機能」を1月15日に発表しました。同時に、重大な事故リスクを迅速に管理者に共有する「管理者向けリスクアラート機能」を発表しました。 今回のアップデートの主要な柱とメリット 1.発生直後の対応を可能にし、指導の実効性を高める「コーチング機能」 AIが検知したわき見、眠気、車間距離不保持などのリスクイベントに対し、発生直後に管理者がフィードバックできる「コーチング機能」を提供します。これにより、従来は運行後や後日になりがちだった安全指導を、記憶が新しいうちに行うことが可能となり、指導の実効性を高めます。 即時性による指導効果の向上: 発生直後に運転映像とあわせて指導を行うことで、ドライバー自身の気づきを促し、行動改善につなげます。 指導の標準化: 過去のデータに基づいた適切な指導メモを活用し、管理者の経験に依存しない一貫した安全教育が可能です 一括指導による工数削減: 同様の違反に対し、複数イベントをまとめて指導でき、日常運用の負担を軽減します マルチデバイス対応: ウェブアプリに加え、モバイルアプリ「ナウトコネクト」からも指導が可能です 2. 重大リスクを逃さない「管理者向けリスクアラート機能」の拡充 これまでの衝撃検知等に加え、事故に直結する以下の重大リスクイベント発生時に、管理者の端末へリアルタイムで通知を行います。 先進複合検知の通知: 「前方衝突予測×わき見」や「歩行者警報×わき見」など、重大事故リスクが極めて高い状況を即座に知らせます 通知対象の拡大: 眠気、前方衝突予測警報、歩行者警報、およびニアミス Nauto Japan合同会社 代表執行役員社長 赤井祐記のコメント 居眠りやわき見などの危険を検知するだけでは、事故は減りません。重要なのは、そのリスクをいかにタイムリーに把握し、適切な行動につなげられるかです。今回のコーチング機能と管理者向けリスクアラート通知機能の拡充により、安全管理者はリスクを見逃すことなく把握し、発生直後の振り返りや早期の対応を行えるようになります。これにより、現場での安全指導は「後から振り返るもの」から、「行動変容につなげるもの」へと進化します。ナウトは、テクノロジーの力で安全管理を現場レベルで実装し、事故ゼロを目指す経営を支える基盤を、これからも提供してまいります アップデートの概要 提供開始日: 2026年1月22日(木)以降順次展開 対象プラン: プレミアムプラン(眠気・ニアミスの通知はスタンダードプランにも適用) 動作環境: iOS 16以上、Android 7.0以上 Nauto(ナウト)について 2015年に米シリコンバレーで設立。最先端の予測AIで交通事故を防止するソリューションを提供しています。独自の採点基準で運転を可視化し、日本国内でも700社以上の企業に導入され、事故率の劇的な低減に貢献しています。 社名: Nauto Japan合同会社 所在地: 東京都千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワー9階 代表者: 代表執行役員社長 赤井祐記 製品サイト: https://www.nauto.jp <本件に関するお問い合わせ> Nauto Japan合同会社 マーケティングチーム Email: infojpn@nauto.com Web: https://www.nauto.co.jp 安全管理者によるタイムリーなリスク把握と適切なドライバー対応を実現し、「事故ゼロ経営」を現場レベルの実装フェーズへ AI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」を展開するNauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井祐記、以下 ナウト)は、2026年1月22日より提供開始予定の、AIが検知した危険運転に対し管理者が即座に適切なフィードバックを行える「コーチング機能」を1月15日に発表しました。同時に、重大な事故リスクを迅速に管理者に共有する「管理者向けリスクアラート機能」を発表しました。 今回のアップデートの主要な柱とメリット 1.発生直後の対応を可能にし、指導の実効性を高める「コーチング機能」 AIが検知したわき見、眠気、車間距離不保持などのリスクイベントに対し、発生直後に管理者がフィードバックできる「コーチング機能」を提供します。これにより、従来は運行後や後日になりがちだった安全指導を、記憶が新しいうちに行うことが可能となり、指導の実効性を高めます。 即時性による指導効果の向上: 発生直後に運転映像とあわせて指導を行うことで、ドライバー自身の気づきを促し、行動改善につなげます。 指導の標準化: 過去のデータに基づいた適切な指導メモを活用し、管理者の経験に依存しない一貫した安全教育が可能です 一括指導による工数削減: 同様の違反に対し、複数イベントをまとめて指導でき、日常運用の負担を軽減します マルチデバイス対応: ウェブアプリに加え、モバイルアプリ「ナウトコネクト」からも指導が可能です 2. 重大リスクを逃さない「管理者向けリスクアラート機能」の拡充 これまでの衝撃検知等に加え、事故に直結する以下の重大リスクイベント発生時に、管理者の端末へリアルタイムで通知を行います。 先進複合検知の通知: 「前方衝突予測×わき見」や「歩行者警報×わき見」など、重大事故リスクが極めて高い状況を即座に知らせます 通知対象の拡大: 眠気、前方衝突予測警報、歩行者警報、およびニアミス Nauto Japan合同会社 代表執行役員社長 赤井祐記のコメント 居眠りやわき見などの危険を検知するだけでは、事故は減りません。重要なのは、そのリスクをいかにタイムリーに把握し、適切な行動につなげられるかです。今回のコーチング機能と管理者向けリスクアラート通知機能の拡充により、安全管理者はリスクを見逃すことなく把握し、発生直後の振り返りや早期の対応を行えるようになります。これにより、現場での安全指導は「後から振り返るもの」から、「行動変容につなげるもの」へと進化します。ナウトは、テクノロジーの力で安全管理を現場レベルで実装し、事故ゼロを目指す経営を支える基盤を、これからも提供してまいります アップデートの概要 提供開始日: 2026年1月22日(木)以降順次展開 対象プラン: プレミアムプラン(眠気・ニアミスの通知はスタンダードプランにも適用) 動作環境: iOS 16以上、Android 7.0以上 Nauto(ナウト)について 2015年に米シリコンバレーで設立。最先端の予測AIで交通事故を防止するソリューションを提供しています。独自の採点基準で運転を可視化し、日本国内でも700社以上の企業に導入され、事故率の劇的な低減に貢献しています。 社名: Nauto Japan合同会社 所在地: 東京都千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワー9階 代表者: 代表執行役員社長 赤井祐記 製品サイト: https://www.nauto.jp <本件に関するお問い合わせ> Nauto Japan合同会社 マーケティングチーム Email: infojpn@nauto.com Web: https://www.nauto.co.jp - 安全管理者によるタイムリーなリスク把握と適切なドライバー対応を実現し、「事故ゼロ経営」を現場レベルの実装フェーズへ AI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」を展開するNauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井祐記、以下 ナウト)は、2026年1月22日より提供開始予定の、AIが検知した危険運転に対し管理者が即座に適切なフィードバックを行える「コーチング機能」を1月15日に発表しました。同時に、重大な事故リスクを迅速に管理者に共有する「管理者向けリスクアラート機能」を発表しました。 今回のアップデートの主要な柱とメリット 1.発生直後の対応を可能にし、指導の実効性を高める「コーチング機能」 AIが検知したわき見、眠気、車間距離不保持などのリスクイベントに対し、発生直後に管理者がフィードバックできる「コーチング機能」を提供します。これにより、従来は運行後や後日になりがちだった安全指導を、記憶が新しいうちに行うことが可能となり、指導の実効性を高めます。 即時性による指導効果の向上: 発生直後に運転映像とあわせて指導を行うことで、ドライバー自身の気づきを促し、行動改善につなげます。 指導の標準化: 過去のデータに基づいた適切な指導メモを活用し、管理者の経験に依存しない一貫した安全教育が可能です 一括指導による工数削減: 同様の違反に対し、複数イベントをまとめて指導でき、日常運用の負担を軽減します マルチデバイス対応: ウェブアプリに加え、モバイルアプリ「ナウトコネクト」からも指導が可能です 2. 重大リスクを逃さない「管理者向けリスクアラート機能」の拡充 これまでの衝撃検知等に加え、事故に直結する以下の重大リスクイベント発生時に、管理者の端末へリアルタイムで通知を行います。 先進複合検知の通知: 「前方衝突予測×わき見」や「歩行者警報×わき見」など、重大事故リスクが極めて高い状況を即座に知らせます 通知対象の拡大: 眠気、前方衝突予測警報、歩行者警報、およびニアミス Nauto Japan合同会社 代表執行役員社長 赤井祐記のコメント 居眠りやわき見などの危険を検知するだけでは、事故は減りません。重要なのは、そのリスクをいかにタイムリーに把握し、適切な行動につなげられるかです。今回のコーチング機能と管理者向けリスクアラート通知機能の拡充により、安全管理者はリスクを見逃すことなく把握し、発生直後の振り返りや早期の対応を行えるようになります。これにより、現場での安全指導は「後から振り返るもの」から、「行動変容につなげるもの」へと進化します。ナウトは、テクノロジーの力で安全管理を現場レベルで実装し、事故ゼロを目指す経営を支える基盤を、これからも提供してまいります アップデートの概要 提供開始日: 2026年1月22日(木)以降順次展開 対象プラン: プレミアムプラン(眠気・ニアミスの通知はスタンダードプランにも適用) 動作環境: iOS 16以上、Android 7.0以上 Nauto(ナウト)について 2015年に米シリコンバレーで設立。最先端の予測AIで交通事故を防止するソリューションを提供しています。独自の採点基準で運転を可視化し、日本国内でも700社以上の企業に導入され、事故率の劇的な低減に貢献しています。 社名: Nauto Japan合同会社 所在地: 東京都千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワー9階 代表者: 代表執行役員社長 赤井祐記 製品サイト: https://www.nauto.jp <本件に関するお問い合わせ> Nauto Japan合同会社 マーケティングチーム Email: infojpn@nauto.com Web: https://www.nauto.co.jp - [「安全を、自分ごとにする」──Nauto Japanが登壇し、運行管理の自動化・高度化時代における、AIを活用した真の安全教育のあり方を提示](https://nauto.co.jp/nauto-media/「安全を、自分ごとにする」──nauto-japanが登壇し、運/) - Nauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井 祐記、以下「ナウト」)は、2025年12月9日に開催された、日本最大級の物流ニュースサイト「LOGISTICS TODAY」主催のオンラインイベント「運行管理は本当に変われるか、点呼業務から見える安全管理の課題と行方」に、当社セールスマネージャーの堀尾 真允が登壇したことをお知らせいたします。 本イベントでは、遠隔点呼・自動点呼の普及を軸に、テクノロジーが物流現場の運行管理をいかに高度化し、ドライバーの安全をいかに守るべきかについて、深い議論が交わされました。 ■ アーカイブ配信のご案内 本セッションの詳細は、以下のURLよりアーカイブ視聴および詳細記事の確認が可能です。最新の運行管理トレンドと、AIがもたらす安全管理の変革をぜひご覧ください。 ▶イベント詳細レポート(LOGISTICS TODAY)▶ アーカイブ視聴申し込み <本件に関するお問い合わせ> Nauto Japan合同会社 マーケティングチーム Email: infojpn@nauto.com Web: https://www.nauto.co.jp Nauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井 祐記、以下「ナウト」)は、2025年12月9日に開催された、日本最大級の物流ニュースサイト「LOGISTICS TODAY」主催のオンラインイベント「運行管理は本当に変われるか、点呼業務から見える安全管理の課題と行方」に、当社セールスマネージャーの堀尾 真允が登壇したことをお知らせいたします。 本イベントでは、遠隔点呼・自動点呼の普及を軸に、テクノロジーが物流現場の運行管理をいかに高度化し、ドライバーの安全をいかに守るべきかについて、深い議論が交わされました。 ■ アーカイブ配信のご案内 本セッションの詳細は、以下のURLよりアーカイブ視聴および詳細記事の確認が可能です。最新の運行管理トレンドと、AIがもたらす安全管理の変革をぜひご覧ください。 ▶イベント詳細レポート(LOGISTICS TODAY)▶ アーカイブ視聴申し込み <本件に関するお問い合わせ> Nauto Japan合同会社 マーケティングチーム Email: infojpn@nauto.com Web: https://www.nauto.co.jp - Nauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井 祐記、以下「ナウト」)は、2025年12月9日に開催された、日本最大級の物流ニュースサイト「LOGISTICS TODAY」主催のオンラインイベント「運行管理は本当に変われるか、点呼業務から見える安全管理の課題と行方」に、当社セールスマネージャーの堀尾 真允が登壇したことをお知らせいたします。 本イベントでは、遠隔点呼・自動点呼の普及を軸に、テクノロジーが物流現場の運行管理をいかに高度化し、ドライバーの安全をいかに守るべきかについて、深い議論が交わされました。 ■ アーカイブ配信のご案内 本セッションの詳細は、以下のURLよりアーカイブ視聴および詳細記事の確認が可能です。最新の運行管理トレンドと、AIがもたらす安全管理の変革をぜひご覧ください。 ▶イベント詳細レポート(LOGISTICS TODAY)▶ アーカイブ視聴申し込み <本件に関するお問い合わせ> Nauto Japan合同会社 マーケティングチーム Email: infojpn@nauto.com Web: https://www.nauto.co.jp - [トヨタ輸送 重大事故につながりかねない覚醒低下(覚低)運転防止に「ナウト」を採用](https://nauto.co.jp/release/トヨタ輸送 重大事故につながりかねない覚醒低/) - トヨタ輸送株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:福井 弘之、以下「トヨタ輸送」)は、Nauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井 祐記、以下「Nauto Japan」)が提供する、AI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」を、車両運行の安全推進および管理体制強化を目的に採用しました。 トヨタ輸送では、重大事故につながりかねない覚醒低下(以下「覚低」)状態での運転防止を重要課題の一つとして捉え、AIドライブレコーダーの導入を検討してきました。 今回、眠気検知機能が高度化したAIドラレコを活用することで、覚低運転のリスクを早期に検知し、運転行動の改善につなげることで、覚低運転の撲滅を目指します。 「ナウト」は、居眠り兆候やわき見等のリスク行動を捉え、運行管理を支援します。得られた情報を教育・指導、是正といった安全活動に結び付けることで、事故の未然防止とコンプライアンスの徹底を後押しします。 背景 トヨタ輸送は、車両輸送事業において安全を最優先に、日常の点検・教育・指導を継続的に強化してきました。一方で、眠気(覚醒低下)を含むヒューマンファクター起因のリスクは、個人差や状況により顕在化の仕方が異なるため、兆候を早期に捉えて未然防止につなげる仕組みが重要であると考えています。 こうした背景から、重大事故につながりかねない覚低運転防止を目的にAIドライブレコーダーの導入を検討。各種ソリューションを比較した結果、眠気検知の精度に加え、検知結果を安全活動に結び付ける運用の拡張性を評価し、「ナウト」の採用を決定しました。 今後の取り組み トヨタ輸送は、「ナウト」の活用により、覚低運転の未然防止を推進するとともに、以下の取り組みを段階的に強化していきます。 覚低(眠気)兆候の早期把握と未然防止眠気兆候を含むリスクを早期に捉え、事故の未然防止につなげます。 眠気以外の検知結果も含めた“傾向値”の活用眠気はもちろん、わき見等の眠気以外の検知結果についても、個別事象の確認に留まらず、時間帯・条件・発生傾向などの傾向値を踏まえた分析を行います。 乗務員への指導・教育への接続(方法は検討中)分析した傾向をもとに、乗務員への指導・教育に役立て、より実効性の高い再発防止・未然防止につなげていく方針です。 Nauto(ナウト)について 2015年に米シリコンバレーで設立。Nautoは、世界で初めてAIドライブレコーダーを実用化した企業として、最先端の予測AIにより危険運転をリアルタイムで検知・警告し、運転行動そのものの改善までを支援する安全運行管理ソリューションを提供しています。高精度なAIによって、わき見やながらスマホ、居眠りに至る前段階の兆候を捉え、事故削減と運行管理の効率化を同時に実現。日本国内でも700社以上の企業に導入され、安全運行管理の高度化と企業価値の向上に貢献しています。詳しい商品情報や導入事例は弊社ウェブサイト https://www.nauto.jp をご覧ください。 トヨタ輸送株式会社について トヨタ輸送株式会社は、トヨタ自動車の輸送部門が分離独立して1952年12月25日に設立(旧社名:トヨタ陸送株式会社、1967年に現社名へ改称)された、自動車物流を中核とする企業です。主力の「車両輸送事業」では、トヨタ自動車の新車輸送をはじめ、海外メーカー・国内他メーカーの新車、輸入車、中古車等の幅広い車両を取り扱い、陸上・海上輸送を組み合わせた総合物流ネットワークで全国へ輸送しています。車両輸送の取扱台数は年間377万台(2024年度実績)と国内トップクラスで、全国50拠点以上の事業所網を通じて安定したサービス提供体制を構築しています。また、車両輸送に加え、新車周辺事業、部品事業、整備・警備等の自動車関連業務にも取り組み、サプライチェーン全体の品質・安全・効率の向上に貢献しています。詳しいサービス内容はトヨタ輸送株式会社ウェブサイト https://www.toyotayusou.co.jp/ をご覧ください。 - [メディア掲載: LOGISTICS TODAY「運行管理特集」に、AI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」が紹介されました](https://nauto.co.jp/nauto-media/メディア掲載-logistics-today「運行管理特集」に、ai搭載安/) - 物流業界最大級のニュースサイト「LOGISTICS TODAY」の運行管理特集において、弊社のAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」が紹介されたことをお知らせいたします。 本記事では、物流業界が直面する「2024年問題」や「ドライバー不足」といった深刻な社会課題を背景に、弊社セールスマネージャーの堀尾が、ナウトがいかにして「事故削減」と「業務効率化」を両立させるのか、その具体的な活用法と導入効果について詳しく解説しています。 ■ 掲載メディア:LOGISTICS TODAY(ロジスティクス・トゥデイ) 特集内容:運行管理特集 掲載記事タイトル:大手物流会社が認めた“うるさい警告”の実力 「論よりナウト」AIドラレコが導く死亡事故ゼロ 記事全文はこちら:https://www.logi-today.com/883435 物流業界最大級のニュースサイト「LOGISTICS TODAY」の運行管理特集において、弊社のAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」が紹介されたことをお知らせいたします。 本記事では、物流業界が直面する「2024年問題」や「ドライバー不足」といった深刻な社会課題を背景に、弊社セールスマネージャーの堀尾が、ナウトがいかにして「事故削減」と「業務効率化」を両立させるのか、その具体的な活用法と導入効果について詳しく解説しています。 ■ 掲載メディア:LOGISTICS TODAY(ロジスティクス・トゥデイ) 特集内容:運行管理特集 掲載記事タイトル:大手物流会社が認めた“うるさい警告”の実力 「論よりナウト」AIドラレコが導く死亡事故ゼロ 記事全文はこちら:https://www.logi-today.com/883435 - 物流業界最大級のニュースサイト「LOGISTICS TODAY」の運行管理特集において、弊社のAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」が紹介されたことをお知らせいたします。 本記事では、物流業界が直面する「2024年問題」や「ドライバー不足」といった深刻な社会課題を背景に、弊社セールスマネージャーの堀尾が、ナウトがいかにして「事故削減」と「業務効率化」を両立させるのか、その具体的な活用法と導入効果について詳しく解説しています。 ■ 掲載メディア:LOGISTICS TODAY(ロジスティクス・トゥデイ) 特集内容:運行管理特集 掲載記事タイトル:大手物流会社が認めた“うるさい警告”の実力 「論よりナウト」AIドラレコが導く死亡事故ゼロ 記事全文はこちら:https://www.logi-today.com/883435 - [【交通安全ニュース解説コラム】第104回
「普通に運転しているだけ」があおり運転を招く理由](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第104回「普通に/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。今年もこのコラムでは、日々報じられる交通事故について、事故原因や傾向、そして事故を起こさないための対策についてお伝えしていきたいと思います。今月初旬、あおり運転をきっかけとする、暴力行為等処罰に関する法律違反と傷害の疑いで、一人の運転者が逮捕されました。きっかけとなった事案は、昨年11月に三重県津市で起こりました。逮捕された運転者は、軽トラックを運転中、後方にいた大型トラックを停車させ、その運転者を長さおよそ70センチのバールで脅したそうです。停車させた理由等については、軽トラックからあおり運転を受けた大型トラックの運転者が、スマートフォンで軽トラックを撮影し、それに逆上した軽トラックの運転者が車を停止させ、自車から降りてつめ寄ったと報じられています。 あおり運転は、犯罪行為です。絶対にしてはならない運転行動です。 しかし実は、「被害者側」にあおり運転の原因があるケースも少なくありません。私は20年以上、ドライブレコーダーの映像から事故分析をしています。あおり運転の映像も数多く見ていますが、長年見続けていると、ある共通点が見えてきます。それは、あおり運転を「受けやすい運転行動」が存在するということです。 大きなポイントは、3つあります。 1つ目は「近い車間距離で走行する」運転行動です。私は常々、事故防止の観点から、一般道においても高速道路においても、「白線4本分」の車間距離を推奨しています。この車間距離であれば、一般道では40メートル、高速道路では80メートルが確保できます。しかし、運転者の中には白線2本分以下といった短い車間距離で、先行車の後ろを走行し続ける人がいます。自分では、普通に走っているだけ、あおり運転のつもりはないと思っていたとしても、それよりも広い車間距離を保持する運転者にとっては、「あおられている」と感じてしまう距離なのです。そして、その誤解が、逆ギレ型のあおり運転につながります。 2つ目は「ウインカーを出さない進路変更」です。ウインカーを出さない、あるいは出しても直前であったり、1度の点滅しかさせなかったり、後方車両との距離が近いまま進路変更をすることは、あおり運転の引き金になりやすい行動です。道路交通法にも定められている通り、3秒前からウインカーを点滅させ、安全な距離が確保できてから進路変更をしましょう。 3つ目は、「追い越し車線を走り続ける」です。これはそもそも道路交通法違反です。左側の車両を追い越したら、すみやかに左側車線に戻るようにしましょう。追い越し車線を走行し続けて後続車の追い越しを妨げてしまうような運転をすると、後続車は強いストレスを感じます。そのストレスが、クラクション、パッシング、車間詰めといったあおり行為に発展するのです。あおり運転対策で最も大切なのは、「相手を変えようとしない」ことです。相手がどんな人かは選べません。しかし、自分の運転行動は選べます。 車間距離をしっかり確保する 早めにウインカーを出す 追い越し車線を長く走らない これだけで、あおり運転に遭う確率は確実に下がります。また、あおり運転を受けた際、相手を撮影する行為は、証拠になる場合もありますが、今回の事件のように相手を逆上させ、危険を拡大させることがあります。最優先すべきは身の安全です。ドアをロックし、相手と直接対峙しないことです。可能であれば人目のある場所やサービスエリア、コンビニなどへ移動してください。そして、速やかに110番通報し、警察の指示に従うことが重要です。感情的な対応はトラブルを激化させ、事故や暴力行為につながる恐れがあります。「撮る」よりも「逃げて通報する」。これがあおり運転への基本的な対処です。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。今年もこのコラムでは、日々報じられる交通事故について、事故原因や傾向、そして事故を起こさないための対策についてお伝えしていきたいと思います。今月初旬、あおり運転をきっかけとする、暴力行為等処罰に関する法律違反と傷害の疑いで、一人の運転者が逮捕されました。きっかけとなった事案は、昨年11月に三重県津市で起こりました。逮捕された運転者は、軽トラックを運転中、後方にいた大型トラックを停車させ、その運転者を長さおよそ70センチのバールで脅したそうです。停車させた理由等については、軽トラックからあおり運転を受けた大型トラックの運転者が、スマートフォンで軽トラックを撮影し、それに逆上した軽トラックの運転者が車を停止させ、自車から降りてつめ寄ったと報じられています。 あおり運転は、犯罪行為です。絶対にしてはならない運転行動です。 しかし実は、「被害者側」にあおり運転の原因があるケースも少なくありません。私は20年以上、ドライブレコーダーの映像から事故分析をしています。あおり運転の映像も数多く見ていますが、長年見続けていると、ある共通点が見えてきます。それは、あおり運転を「受けやすい運転行動」が存在するということです。 大きなポイントは、3つあります。 1つ目は「近い車間距離で走行する」運転行動です。私は常々、事故防止の観点から、一般道においても高速道路においても、「白線4本分」の車間距離を推奨しています。この車間距離であれば、一般道では40メートル、高速道路では80メートルが確保できます。しかし、運転者の中には白線2本分以下といった短い車間距離で、先行車の後ろを走行し続ける人がいます。自分では、普通に走っているだけ、あおり運転のつもりはないと思っていたとしても、それよりも広い車間距離を保持する運転者にとっては、「あおられている」と感じてしまう距離なのです。そして、その誤解が、逆ギレ型のあおり運転につながります。 2つ目は「ウインカーを出さない進路変更」です。ウインカーを出さない、あるいは出しても直前であったり、1度の点滅しかさせなかったり、後方車両との距離が近いまま進路変更をすることは、あおり運転の引き金になりやすい行動です。道路交通法にも定められている通り、3秒前からウインカーを点滅させ、安全な距離が確保できてから進路変更をしましょう。 3つ目は、「追い越し車線を走り続ける」です。これはそもそも道路交通法違反です。左側の車両を追い越したら、すみやかに左側車線に戻るようにしましょう。追い越し車線を走行し続けて後続車の追い越しを妨げてしまうような運転をすると、後続車は強いストレスを感じます。そのストレスが、クラクション、パッシング、車間詰めといったあおり行為に発展するのです。あおり運転対策で最も大切なのは、「相手を変えようとしない」ことです。相手がどんな人かは選べません。しかし、自分の運転行動は選べます。 車間距離をしっかり確保する 早めにウインカーを出す 追い越し車線を長く走らない これだけで、あおり運転に遭う確率は確実に下がります。また、あおり運転を受けた際、相手を撮影する行為は、証拠になる場合もありますが、今回の事件のように相手を逆上させ、危険を拡大させることがあります。最優先すべきは身の安全です。ドアをロックし、相手と直接対峙しないことです。可能であれば人目のある場所やサービスエリア、コンビニなどへ移動してください。そして、速やかに110番通報し、警察の指示に従うことが重要です。感情的な対応はトラブルを激化させ、事故や暴力行為につながる恐れがあります。「撮る」よりも「逃げて通報する」。これがあおり運転への基本的な対処です。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。今年もこのコラムでは、日々報じられる交通事故について、事故原因や傾向、そして事故を起こさないための対策についてお伝えしていきたいと思います。今月初旬、あおり運転をきっかけとする、暴力行為等処罰に関する法律違反と傷害の疑いで、一人の運転者が逮捕されました。きっかけとなった事案は、昨年11月に三重県津市で起こりました。逮捕された運転者は、軽トラックを運転中、後方にいた大型トラックを停車させ、その運転者を長さおよそ70センチのバールで脅したそうです。停車させた理由等については、軽トラックからあおり運転を受けた大型トラックの運転者が、スマートフォンで軽トラックを撮影し、それに逆上した軽トラックの運転者が車を停止させ、自車から降りてつめ寄ったと報じられています。 あおり運転は、犯罪行為です。絶対にしてはならない運転行動です。 しかし実は、「被害者側」にあおり運転の原因があるケースも少なくありません。私は20年以上、ドライブレコーダーの映像から事故分析をしています。あおり運転の映像も数多く見ていますが、長年見続けていると、ある共通点が見えてきます。それは、あおり運転を「受けやすい運転行動」が存在するということです。 大きなポイントは、3つあります。 1つ目は「近い車間距離で走行する」運転行動です。私は常々、事故防止の観点から、一般道においても高速道路においても、「白線4本分」の車間距離を推奨しています。この車間距離であれば、一般道では40メートル、高速道路では80メートルが確保できます。しかし、運転者の中には白線2本分以下といった短い車間距離で、先行車の後ろを走行し続ける人がいます。自分では、普通に走っているだけ、あおり運転のつもりはないと思っていたとしても、それよりも広い車間距離を保持する運転者にとっては、「あおられている」と感じてしまう距離なのです。そして、その誤解が、逆ギレ型のあおり運転につながります。 2つ目は「ウインカーを出さない進路変更」です。ウインカーを出さない、あるいは出しても直前であったり、1度の点滅しかさせなかったり、後方車両との距離が近いまま進路変更をすることは、あおり運転の引き金になりやすい行動です。道路交通法にも定められている通り、3秒前からウインカーを点滅させ、安全な距離が確保できてから進路変更をしましょう。 3つ目は、「追い越し車線を走り続ける」です。これはそもそも道路交通法違反です。左側の車両を追い越したら、すみやかに左側車線に戻るようにしましょう。追い越し車線を走行し続けて後続車の追い越しを妨げてしまうような運転をすると、後続車は強いストレスを感じます。そのストレスが、クラクション、パッシング、車間詰めといったあおり行為に発展するのです。あおり運転対策で最も大切なのは、「相手を変えようとしない」ことです。相手がどんな人かは選べません。しかし、自分の運転行動は選べます。 車間距離をしっかり確保する 早めにウインカーを出す 追い越し車線を長く走らない これだけで、あおり運転に遭う確率は確実に下がります。また、あおり運転を受けた際、相手を撮影する行為は、証拠になる場合もありますが、今回の事件のように相手を逆上させ、危険を拡大させることがあります。最優先すべきは身の安全です。ドアをロックし、相手と直接対峙しないことです。可能であれば人目のある場所やサービスエリア、コンビニなどへ移動してください。そして、速やかに110番通報し、警察の指示に従うことが重要です。感情的な対応はトラブルを激化させ、事故や暴力行為につながる恐れがあります。「撮る」よりも「逃げて通報する」。これがあおり運転への基本的な対処です。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第103回
バック事故防止の鍵は「注意の向け方」にある](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第103回-バック事/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。 12月初旬、長野県のある路地裏で男性が倒れているのが発見され、その場で死亡が確認されました。警察は現場の状況から、ひき逃げ事件として捜査を行っています。 現場はパチンコ店の建物とビルの間にある路地で袋小路になっており、ゴミ収集車がバックで路地に入った際、男性をひいたのではないかと見られています。 バック事故は、注意の配分に偏りがあると発生しやすい 運転者は、バックをする際、状況的・環境的に、ぶつかってしまうのではないかといった心配がある場所には非常に気をつけて、長く注視する傾向があります。そしてその反対側への注意が低下してしまうのです。バック事故では、注意が向いていない側をぶつけてしまうというケースが非常に多いのです。 車両の角度が変わる度に、見える範囲も変わります。 一度の確認ですべての安全確認はできません。こまめにハンドルを切り返して死角を減らし、最終的には真っ直ぐの状態にしてから、バックをしましょう。 事故というのは、認知と動作を同時に行うことで起こりやすくなります。 危険に気づいた時にはすでに運転操作をしているので、停止や回避行動を取る間もなく、衝突してしまうのです。確実に安全を確認してから、発進するようにしましょう。 7・5・3バックで安全に 私がおすすめしている運転行動に、「7・5・3バック」というものがあります。これは、バックをする時に、時速7キロ以下で、5秒に1回、3点を確認するというものです。 時速を落とすのは、異変に気付いた時にすぐに止まれるよう徐行で走行することと、万が一事故を起こしてしまった時に、被害者側の死亡率を下げることが目的です。5秒に1回、3点の確認を行います。確認する3点というのは、左右のサイドミラーと、バックモニターかバックミラーの3箇所です。人が認知に要する時間は1.2秒と言われています。5秒に1回、3点を確認するクセをつけると、バランスよく周囲の確認が行えます。この「バランスの良い確認」がバック事故を防止する最大の方法なのです。 みなさんも、今日から「7・5・3バック」を実践して、バック時の事故を防止してください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。 12月初旬、長野県のある路地裏で男性が倒れているのが発見され、その場で死亡が確認されました。警察は現場の状況から、ひき逃げ事件として捜査を行っています。 現場はパチンコ店の建物とビルの間にある路地で袋小路になっており、ゴミ収集車がバックで路地に入った際、男性をひいたのではないかと見られています。 バック事故は、注意の配分に偏りがあると発生しやすい 運転者は、バックをする際、状況的・環境的に、ぶつかってしまうのではないかといった心配がある場所には非常に気をつけて、長く注視する傾向があります。そしてその反対側への注意が低下してしまうのです。バック事故では、注意が向いていない側をぶつけてしまうというケースが非常に多いのです。 車両の角度が変わる度に、見える範囲も変わります。 一度の確認ですべての安全確認はできません。こまめにハンドルを切り返して死角を減らし、最終的には真っ直ぐの状態にしてから、バックをしましょう。 事故というのは、認知と動作を同時に行うことで起こりやすくなります。 危険に気づいた時にはすでに運転操作をしているので、停止や回避行動を取る間もなく、衝突してしまうのです。確実に安全を確認してから、発進するようにしましょう。 7・5・3バックで安全に 私がおすすめしている運転行動に、「7・5・3バック」というものがあります。これは、バックをする時に、時速7キロ以下で、5秒に1回、3点を確認するというものです。 時速を落とすのは、異変に気付いた時にすぐに止まれるよう徐行で走行することと、万が一事故を起こしてしまった時に、被害者側の死亡率を下げることが目的です。5秒に1回、3点の確認を行います。確認する3点というのは、左右のサイドミラーと、バックモニターかバックミラーの3箇所です。人が認知に要する時間は1.2秒と言われています。5秒に1回、3点を確認するクセをつけると、バランスよく周囲の確認が行えます。この「バランスの良い確認」がバック事故を防止する最大の方法なのです。 みなさんも、今日から「7・5・3バック」を実践して、バック時の事故を防止してください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。 12月初旬、長野県のある路地裏で男性が倒れているのが発見され、その場で死亡が確認されました。警察は現場の状況から、ひき逃げ事件として捜査を行っています。 現場はパチンコ店の建物とビルの間にある路地で袋小路になっており、ゴミ収集車がバックで路地に入った際、男性をひいたのではないかと見られています。 バック事故は、注意の配分に偏りがあると発生しやすい 運転者は、バックをする際、状況的・環境的に、ぶつかってしまうのではないかといった心配がある場所には非常に気をつけて、長く注視する傾向があります。そしてその反対側への注意が低下してしまうのです。バック事故では、注意が向いていない側をぶつけてしまうというケースが非常に多いのです。 車両の角度が変わる度に、見える範囲も変わります。 一度の確認ですべての安全確認はできません。こまめにハンドルを切り返して死角を減らし、最終的には真っ直ぐの状態にしてから、バックをしましょう。 事故というのは、認知と動作を同時に行うことで起こりやすくなります。 危険に気づいた時にはすでに運転操作をしているので、停止や回避行動を取る間もなく、衝突してしまうのです。確実に安全を確認してから、発進するようにしましょう。 7・5・3バックで安全に 私がおすすめしている運転行動に、「7・5・3バック」というものがあります。これは、バックをする時に、時速7キロ以下で、5秒に1回、3点を確認するというものです。 時速を落とすのは、異変に気付いた時にすぐに止まれるよう徐行で走行することと、万が一事故を起こしてしまった時に、被害者側の死亡率を下げることが目的です。5秒に1回、3点の確認を行います。確認する3点というのは、左右のサイドミラーと、バックモニターかバックミラーの3箇所です。人が認知に要する時間は1.2秒と言われています。5秒に1回、3点を確認するクセをつけると、バランスよく周囲の確認が行えます。この「バランスの良い確認」がバック事故を防止する最大の方法なのです。 みなさんも、今日から「7・5・3バック」を実践して、バック時の事故を防止してください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [2026年 年頭所感](https://nauto.co.jp/news/2026年-年頭所感/) - 謹んで新春をお祝い申し上げます。 2025年、Nauto Japanは、日本の商用車両を取り巻く現場全体において、AIによる安全運行管理が企業経営の新たな標準として受け入れられ始めた年となりました。とりわけ、安全に対する感度が高く、事故削減と輸送品質の両立を強く求められる物流・運輸分野において導入が先行し、その成果と知見が、営業車両や各種業務車両へと広がりつつあります。 業界を代表するカンファレンスや公開の場では、ユーザー企業の経営層・現場責任者の皆様と共に登壇し、「事故ゼロ経営」を実現するためのAI活用をテーマに、現場の変化や経営へのインパクトについて議論を重ねてまいりました。その反響を通じて、AIによる安全運行管理が単なる装置導入ではなく、経営戦略の一部として捉えられ始めていることを強く実感しています。 私たちは、単なる運転支援の域を超え、AIが「人の経験や勘」に過度に依存しない安全文化の実装に寄与する時代を迎えていると考えています。従来の点呼や添乗指導といった取り組みを否定するものではなく、それらを補完・高度化する形で、AIによるリアルタイム検知、リスクの定量化、行動変容につなげるフィードバックを通じ、管理者・経営者がデータに基づき意思決定を行える安全運用体制の構築こそが、これからの標準となっています。 2025年はまた、販売パートナー各社様との協業深化に加え、大手事業者との直接的な取り組みが本格化し、日本事業の成長モデルが大きく進化した一年でもありました。その結果、直販および新たなチャネルによる年間経常収益は前年度を大きく上回り、3倍を超える成長を達成しました。 これは単なる販売形態の変化ではなく、安全を「現場任せ」にするのではなく、経営課題として正面から向き合う企業が増えていることの表れであると捉えています。さらに、AI導入を通じて、事故削減にとどまらず、ドライバーの意識変化、教育手法の高度化、管理工数の削減といった副次的な効果も多く確認されるようになりました。現場と丁寧に対話を重ね、労使間の信頼形成を図りながら運用を進めることで、安全への取り組みが「監視」ではなく「納得と改善」のプロセスとして定着しつつあります。世界各地で日々蓄積される膨大な実走行データを基盤に、AIは継続的に学習と進化を重ねており、事故削減にとどまらず、保険コストや運行品質、企業価値といった経営指標への貢献も、より明確になりつつあります。 2026年、Nauto Japanはこれまでの実装成果を礎に、安全運行管理を「先進的な取り組み」から「当たり前の経営基盤」へと定着させるフェーズを本格化させてまいります。お客様の経営課題により深く寄り添いながら、導入から定着、継続的な改善に至るまで、一貫して価値を提供できる支援体制の強化に取り組んでまいります。人だけで判断する時代から、AIが正確かつ継続的に判断を支える時代へ。事故ゼロ経営は、命を守り、資産を守り、ブランドを守るための経営判断として、今まさに求められています。私たちは、HSSE(健康・安全・危機管理・環境保全)への貢献を重要な使命と位置づけ、パートナー企業の皆様と共に、安全を軸とした持続可能な社会の実現と、社会的価値の創出に取り組んでまいります。 最後に、2026年を Nauto Japanにとって、安全の価値を社会に根付かせ、次なる成長への基盤を確かなものとする年と位置づけ、社員一同一丸となって取り組んでまいります。本年も倍旧のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。 2026年1月5日Nauto Japan合同会社代表執行役員社長 赤井 祐記 - [【交通安全ニュース解説コラム】第102回
「冬季に増加する路上横臥事故―運転者に求められる早期発見と危険予測」](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第102回-「冬季に/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。 12月6日、茨城県守谷市のトンネル内で、倒れている男性が発見され、その後死亡が確認されました。警察の捜査により、男性をはねて死亡させ、その場から逃走したとして、男が逮捕されました。男は「物だと思った」と容疑を否認しています。 ひき逃げ事故で非常に多いのが、今回のような「物だと思った」という運転者の供述です。 現場は自動車専用トンネルという情報があり、事故に遭った歩行者がなぜそこを歩いていたかは不明です。トンネル内を人が歩いているとは、普通の運転者であればまず想定しない状況です。視界も悪く、逃げ場もないため、歩行者がいた場合、避けるのは極めて困難だと思われます。だからこそ、万が一に備えて、速度超過はしないでください。 また、想定できないからといって「ひき逃げ」が許されることは絶対にありません。 何かに接触した可能性を感じた時点で、停車して確認し救護する義務が、運転者にはあります。これまでの事故では、数キロ以上、長いものでは数十キロに渡って、被害者を引きずったまま運転したという事故もありました。事故によっては、衝突したすぐ後に確認して救護していれば、助かったと思われるケースもあります。「何かにぶつかった」「何かに乗り上げた」と感じた場合は、直ちに車を停止させ、必ず降りて確認をしてください。 「いないはず」ではなく「いるかもしれない」という意識でこれからの季節は、忘年会なども増える影響で、深夜から早朝にかけて路上で寝込んでしまう人をひいてしまうという「路上横臥事故」の発生が増加します。 何かがあることに気づいておきながら、「人ではないだろう」「ごみか何かだろう」と思い込み、死亡事故を発生させてしまうケースもよくあります。路上に何かあると気づいたら、「人かもしれない」と予測をし、手前で停止して確認をしてください。 また、前照灯は可能な限りハイビームにして、なるべく早く気づけるようにしておきましょう。ハイビームにできない状況でも、対向車が瞬間的にハイビームにして危険を知らせてくれる場合もあります。対向車がハイビームをしたら、徐行して、危険に備えてください。冬場は特に暗い色の服を着ている歩行者も多く、夜間にはさらに発見しにくい状態です。わずかな違和感を抱いたら、楽観的に「大丈夫だろう」と判断してそのまま走行するのではなく、徐行をして安全確認を行うようにしましょう。場合によっては、車を停止させて安全確認を行ってください。 ひき逃げは罪が重くなるだけでなく、救えるはずの命を奪ってしまうことにもつながります。「いないはず」と思い込まず、違和感があれば必ず確認して下さい。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。 12月6日、茨城県守谷市のトンネル内で、倒れている男性が発見され、その後死亡が確認されました。警察の捜査により、男性をはねて死亡させ、その場から逃走したとして、男が逮捕されました。男は「物だと思った」と容疑を否認しています。 ひき逃げ事故で非常に多いのが、今回のような「物だと思った」という運転者の供述です。 現場は自動車専用トンネルという情報があり、事故に遭った歩行者がなぜそこを歩いていたかは不明です。トンネル内を人が歩いているとは、普通の運転者であればまず想定しない状況です。視界も悪く、逃げ場もないため、歩行者がいた場合、避けるのは極めて困難だと思われます。だからこそ、万が一に備えて、速度超過はしないでください。 また、想定できないからといって「ひき逃げ」が許されることは絶対にありません。 何かに接触した可能性を感じた時点で、停車して確認し救護する義務が、運転者にはあります。これまでの事故では、数キロ以上、長いものでは数十キロに渡って、被害者を引きずったまま運転したという事故もありました。事故によっては、衝突したすぐ後に確認して救護していれば、助かったと思われるケースもあります。「何かにぶつかった」「何かに乗り上げた」と感じた場合は、直ちに車を停止させ、必ず降りて確認をしてください。 「いないはず」ではなく「いるかもしれない」という意識でこれからの季節は、忘年会なども増える影響で、深夜から早朝にかけて路上で寝込んでしまう人をひいてしまうという「路上横臥事故」の発生が増加します。 何かがあることに気づいておきながら、「人ではないだろう」「ごみか何かだろう」と思い込み、死亡事故を発生させてしまうケースもよくあります。路上に何かあると気づいたら、「人かもしれない」と予測をし、手前で停止して確認をしてください。 また、前照灯は可能な限りハイビームにして、なるべく早く気づけるようにしておきましょう。ハイビームにできない状況でも、対向車が瞬間的にハイビームにして危険を知らせてくれる場合もあります。対向車がハイビームをしたら、徐行して、危険に備えてください。冬場は特に暗い色の服を着ている歩行者も多く、夜間にはさらに発見しにくい状態です。わずかな違和感を抱いたら、楽観的に「大丈夫だろう」と判断してそのまま走行するのではなく、徐行をして安全確認を行うようにしましょう。場合によっては、車を停止させて安全確認を行ってください。 ひき逃げは罪が重くなるだけでなく、救えるはずの命を奪ってしまうことにもつながります。「いないはず」と思い込まず、違和感があれば必ず確認して下さい。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。 12月6日、茨城県守谷市のトンネル内で、倒れている男性が発見され、その後死亡が確認されました。警察の捜査により、男性をはねて死亡させ、その場から逃走したとして、男が逮捕されました。男は「物だと思った」と容疑を否認しています。 ひき逃げ事故で非常に多いのが、今回のような「物だと思った」という運転者の供述です。 現場は自動車専用トンネルという情報があり、事故に遭った歩行者がなぜそこを歩いていたかは不明です。トンネル内を人が歩いているとは、普通の運転者であればまず想定しない状況です。視界も悪く、逃げ場もないため、歩行者がいた場合、避けるのは極めて困難だと思われます。だからこそ、万が一に備えて、速度超過はしないでください。 また、想定できないからといって「ひき逃げ」が許されることは絶対にありません。 何かに接触した可能性を感じた時点で、停車して確認し救護する義務が、運転者にはあります。これまでの事故では、数キロ以上、長いものでは数十キロに渡って、被害者を引きずったまま運転したという事故もありました。事故によっては、衝突したすぐ後に確認して救護していれば、助かったと思われるケースもあります。「何かにぶつかった」「何かに乗り上げた」と感じた場合は、直ちに車を停止させ、必ず降りて確認をしてください。 「いないはず」ではなく「いるかもしれない」という意識でこれからの季節は、忘年会なども増える影響で、深夜から早朝にかけて路上で寝込んでしまう人をひいてしまうという「路上横臥事故」の発生が増加します。 何かがあることに気づいておきながら、「人ではないだろう」「ごみか何かだろう」と思い込み、死亡事故を発生させてしまうケースもよくあります。路上に何かあると気づいたら、「人かもしれない」と予測をし、手前で停止して確認をしてください。 また、前照灯は可能な限りハイビームにして、なるべく早く気づけるようにしておきましょう。ハイビームにできない状況でも、対向車が瞬間的にハイビームにして危険を知らせてくれる場合もあります。対向車がハイビームをしたら、徐行して、危険に備えてください。冬場は特に暗い色の服を着ている歩行者も多く、夜間にはさらに発見しにくい状態です。わずかな違和感を抱いたら、楽観的に「大丈夫だろう」と判断してそのまま走行するのではなく、徐行をして安全確認を行うようにしましょう。場合によっては、車を停止させて安全確認を行ってください。 ひき逃げは罪が重くなるだけでなく、救えるはずの命を奪ってしまうことにもつながります。「いないはず」と思い込まず、違和感があれば必ず確認して下さい。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第101回
北海道で発生した正面衝突事故から考える「一瞬の油断」](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第101回-北海道で/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。 11月23日、北海道の国道274号で、乗用車同士の正面衝突の事故がありました。3人が病院に運ばれましたが、残念なことに、そのうち2人の死亡が確認されました。見通しの良い片側1車線の国道で、片方の車両が対向車線にはみ出したことが事故原因と見られています。 正面衝突事故は、いずれかの車両が車線を逸脱することで発生します。その背景にあるのは、速度超過や、健康起因による車両の制御不能、居眠り運転、そして近年急増している「ながら運転」です。今回の事故原因についての詳細はまだ分かりません。 しかし、片側1車線の見通しの良い国道で正面衝突が起きたという事実から、なんらかの理由で車両が自分の走るべき場所を外れた可能性があります。 人は、「自分だけは大丈夫」と思いがちですが、ほんの一瞬の油断が❝逆走と同じ状況❞をつくり出します。速度超過や、運転中のスマホ操作や脇見は、その一瞬を確実に生む行為です。 過去には、速度超過によってカーブの際に対向車線にはみ出してしまい正面衝突した事故や、後部座席に乗っている子どもへの対応に気を取られ、後部座席を見た際に対向車線にはみ出してしまい正面衝突した事例などもありました。 内閣府が発表した「令和7年版 交通安全白書」によると、事故の発生件数としては、正面衝突事故全体の3.7%です。 しかし、死亡事故件数で見ると、正面衝突事故における死亡事故は全体で最も多く、34.5%にものぼります。非常に死亡率の高い事故であることがここから分かります。また、逆走事故の半数は高齢運転者と言われていますが、裏を返せば、半数は高齢者以外ということです。 若いから自分には関係ない、という認識を持つのではなく、他人事ではないのだということ、自分も逆走をしてしまい、正面衝突事故を起こしてしまう可能性があるのだということを意識して、運転するようにしてください。 事故は一瞬で起こります。一瞬だから大丈夫、ではないのです。みなさんが運転している車両は、ほんの一瞬で人を死なせてしまうこともある物だということを、改めて認識してください。 軽自動車でも重量は700kgから1tにもなります。 普通乗用車であれば、1.5t以上の重量があります。 その物体が、時速50km以上で衝突するのです。 歩行者や自転車などに衝突してしまえば、簡単に相手の命を奪ってしまうことになるでしょう。事故は相手を巻き込むだけでなく、自分の人生も一瞬で変えてしまいます。 どんなに慣れた道でも、どんなに急いでいても、運転に集中してください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。 11月23日、北海道の国道274号で、乗用車同士の正面衝突の事故がありました。3人が病院に運ばれましたが、残念なことに、そのうち2人の死亡が確認されました。見通しの良い片側1車線の国道で、片方の車両が対向車線にはみ出したことが事故原因と見られています。 正面衝突事故は、いずれかの車両が車線を逸脱することで発生します。その背景にあるのは、速度超過や、健康起因による車両の制御不能、居眠り運転、そして近年急増している「ながら運転」です。今回の事故原因についての詳細はまだ分かりません。 しかし、片側1車線の見通しの良い国道で正面衝突が起きたという事実から、なんらかの理由で車両が自分の走るべき場所を外れた可能性があります。 人は、「自分だけは大丈夫」と思いがちですが、ほんの一瞬の油断が❝逆走と同じ状況❞をつくり出します。速度超過や、運転中のスマホ操作や脇見は、その一瞬を確実に生む行為です。 過去には、速度超過によってカーブの際に対向車線にはみ出してしまい正面衝突した事故や、後部座席に乗っている子どもへの対応に気を取られ、後部座席を見た際に対向車線にはみ出してしまい正面衝突した事例などもありました。 内閣府が発表した「令和7年版 交通安全白書」によると、事故の発生件数としては、正面衝突事故全体の3.7%です。 しかし、死亡事故件数で見ると、正面衝突事故における死亡事故は全体で最も多く、34.5%にものぼります。非常に死亡率の高い事故であることがここから分かります。また、逆走事故の半数は高齢運転者と言われていますが、裏を返せば、半数は高齢者以外ということです。 若いから自分には関係ない、という認識を持つのではなく、他人事ではないのだということ、自分も逆走をしてしまい、正面衝突事故を起こしてしまう可能性があるのだということを意識して、運転するようにしてください。 事故は一瞬で起こります。一瞬だから大丈夫、ではないのです。みなさんが運転している車両は、ほんの一瞬で人を死なせてしまうこともある物だということを、改めて認識してください。 軽自動車でも重量は700kgから1tにもなります。 普通乗用車であれば、1.5t以上の重量があります。 その物体が、時速50km以上で衝突するのです。 歩行者や自転車などに衝突してしまえば、簡単に相手の命を奪ってしまうことになるでしょう。事故は相手を巻き込むだけでなく、自分の人生も一瞬で変えてしまいます。 どんなに慣れた道でも、どんなに急いでいても、運転に集中してください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。 11月23日、北海道の国道274号で、乗用車同士の正面衝突の事故がありました。3人が病院に運ばれましたが、残念なことに、そのうち2人の死亡が確認されました。見通しの良い片側1車線の国道で、片方の車両が対向車線にはみ出したことが事故原因と見られています。 正面衝突事故は、いずれかの車両が車線を逸脱することで発生します。その背景にあるのは、速度超過や、健康起因による車両の制御不能、居眠り運転、そして近年急増している「ながら運転」です。今回の事故原因についての詳細はまだ分かりません。 しかし、片側1車線の見通しの良い国道で正面衝突が起きたという事実から、なんらかの理由で車両が自分の走るべき場所を外れた可能性があります。 人は、「自分だけは大丈夫」と思いがちですが、ほんの一瞬の油断が❝逆走と同じ状況❞をつくり出します。速度超過や、運転中のスマホ操作や脇見は、その一瞬を確実に生む行為です。 過去には、速度超過によってカーブの際に対向車線にはみ出してしまい正面衝突した事故や、後部座席に乗っている子どもへの対応に気を取られ、後部座席を見た際に対向車線にはみ出してしまい正面衝突した事例などもありました。 内閣府が発表した「令和7年版 交通安全白書」によると、事故の発生件数としては、正面衝突事故全体の3.7%です。 しかし、死亡事故件数で見ると、正面衝突事故における死亡事故は全体で最も多く、34.5%にものぼります。非常に死亡率の高い事故であることがここから分かります。また、逆走事故の半数は高齢運転者と言われていますが、裏を返せば、半数は高齢者以外ということです。 若いから自分には関係ない、という認識を持つのではなく、他人事ではないのだということ、自分も逆走をしてしまい、正面衝突事故を起こしてしまう可能性があるのだということを意識して、運転するようにしてください。 事故は一瞬で起こります。一瞬だから大丈夫、ではないのです。みなさんが運転している車両は、ほんの一瞬で人を死なせてしまうこともある物だということを、改めて認識してください。 軽自動車でも重量は700kgから1tにもなります。 普通乗用車であれば、1.5t以上の重量があります。 その物体が、時速50km以上で衝突するのです。 歩行者や自転車などに衝突してしまえば、簡単に相手の命を奪ってしまうことになるでしょう。事故は相手を巻き込むだけでなく、自分の人生も一瞬で変えてしまいます。 どんなに慣れた道でも、どんなに急いでいても、運転に集中してください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [Nauto Japan テレビCM放送開始「すべての業務車両に、AI革命を ─ 事故ゼロ経営、今がその分岐点」](https://nauto.co.jp/release/nauto-japan-テレビcm放送開始「すべての業務車両に、ai革命/) - [年末年始休業のご案内](https://nauto.co.jp/news/年末年始休業のご案内-3/) - Nauto Japan合同会社では、下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。ご多忙の折、ご迷惑をお掛けしますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。 休業期間 2025年12月27日(土)~2026年1月4日(日)期間中にいただいた各種お問い合わせにつきましては、2026年1月5日(月)以降、順次対応いたします。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第100回
ドライバーの健康管理が安全運転の第一歩──増加する「健康起因事故」への備え](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第100回-ドライバ/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。 「健康起因事故」という言葉を、見たり聞いたりしたことがあると思います。文字通り、健康に関することが原因で起こった事故のことです。先日、兵庫県で車13台がからむ非常に大きな事故がありました。事故を起こした乗用車は、最初に衝突した車を押しのけてなお進み続け、そこから約350m先の交差点で信号待ちをしていた車列に突っ込みました。この事故の原因は、運転者の急性心筋梗塞でした。司法解剖の結果、事故直前に心筋梗塞を発症し、運転不能の状態に陥ってしまったとみられています。 突然起こる操作不能の事故統計としては、事業用自動車、いわゆるトラックやバス、タクシーの運転者における健康起因事故件数が発表されているのですが、それによると、年間約300件もの事故が発生しています。事業用自動車だけで、この件数ですから、一般車両も数に入れるとさらに多くの事故が起こっていると思われます。 (図出典:国土交通省「事業用自動車総合安全プラン2025最新の取組状況について」) 平成25年から令和3年までの9年間で、健康起因事故を起こした計2,465人の疾病統計を見ると、心臓疾患、脳疾患、大動脈瘤及び解離の合計が32%となっています。このうち、死亡した運転者の疾病で見ると、心臓疾患が55%、脳疾患が12%、大動脈瘤及び解離が12%です。これらの疾病の根本には、生活習慣病があると言われています。 バランスの悪い食生活や睡眠不足、運動不足やストレスなどの要因により健康状態が悪化し、やがて病気となり、運転中に重大な症状が現れて、健康起因事故を発生させてしまいます。自覚症状のない病などもあるため、健康診断の受診と対策で予防しなければなりません。睡眠時無呼吸症候群(SAS)なども、運転中の居眠り運転を誘発して事故を起こすことがあります。 いずれにしても、健康起因の場合は、突然の意識消失などが起こるため、運転操作が不能になり、甚大な被害を及ぼす危険性があります。 道路交通法第66条では、疲労、病気、薬物、などの影響により「正常な運転ができないおそれがある状態で運転してはならない」と定められています。これは高齢者に限らず、すべてのドライバーに共通する義務です。体調に異変を感じたら、迷わず運転を控えることが鉄則です。 若い人も他人事ではありません。20代でも30代でも、脳梗塞や心臓疾患は起こります。「まだ大丈夫」という楽観的思考は、事故を招きます。ハンドルを握る前に、体調も安全確認の一部だと意識することが大切です。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。 「健康起因事故」という言葉を、見たり聞いたりしたことがあると思います。文字通り、健康に関することが原因で起こった事故のことです。先日、兵庫県で車13台がからむ非常に大きな事故がありました。事故を起こした乗用車は、最初に衝突した車を押しのけてなお進み続け、そこから約350m先の交差点で信号待ちをしていた車列に突っ込みました。この事故の原因は、運転者の急性心筋梗塞でした。司法解剖の結果、事故直前に心筋梗塞を発症し、運転不能の状態に陥ってしまったとみられています。 突然起こる操作不能の事故統計としては、事業用自動車、いわゆるトラックやバス、タクシーの運転者における健康起因事故件数が発表されているのですが、それによると、年間約300件もの事故が発生しています。事業用自動車だけで、この件数ですから、一般車両も数に入れるとさらに多くの事故が起こっていると思われます。 (図出典:国土交通省「事業用自動車総合安全プラン2025最新の取組状況について」) 平成25年から令和3年までの9年間で、健康起因事故を起こした計2,465人の疾病統計を見ると、心臓疾患、脳疾患、大動脈瘤及び解離の合計が32%となっています。このうち、死亡した運転者の疾病で見ると、心臓疾患が55%、脳疾患が12%、大動脈瘤及び解離が12%です。これらの疾病の根本には、生活習慣病があると言われています。 バランスの悪い食生活や睡眠不足、運動不足やストレスなどの要因により健康状態が悪化し、やがて病気となり、運転中に重大な症状が現れて、健康起因事故を発生させてしまいます。自覚症状のない病などもあるため、健康診断の受診と対策で予防しなければなりません。睡眠時無呼吸症候群(SAS)なども、運転中の居眠り運転を誘発して事故を起こすことがあります。 いずれにしても、健康起因の場合は、突然の意識消失などが起こるため、運転操作が不能になり、甚大な被害を及ぼす危険性があります。 道路交通法第66条では、疲労、病気、薬物、などの影響により「正常な運転ができないおそれがある状態で運転してはならない」と定められています。これは高齢者に限らず、すべてのドライバーに共通する義務です。体調に異変を感じたら、迷わず運転を控えることが鉄則です。 若い人も他人事ではありません。20代でも30代でも、脳梗塞や心臓疾患は起こります。「まだ大丈夫」という楽観的思考は、事故を招きます。ハンドルを握る前に、体調も安全確認の一部だと意識することが大切です。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。 「健康起因事故」という言葉を、見たり聞いたりしたことがあると思います。文字通り、健康に関することが原因で起こった事故のことです。先日、兵庫県で車13台がからむ非常に大きな事故がありました。事故を起こした乗用車は、最初に衝突した車を押しのけてなお進み続け、そこから約350m先の交差点で信号待ちをしていた車列に突っ込みました。この事故の原因は、運転者の急性心筋梗塞でした。司法解剖の結果、事故直前に心筋梗塞を発症し、運転不能の状態に陥ってしまったとみられています。 突然起こる操作不能の事故統計としては、事業用自動車、いわゆるトラックやバス、タクシーの運転者における健康起因事故件数が発表されているのですが、それによると、年間約300件もの事故が発生しています。事業用自動車だけで、この件数ですから、一般車両も数に入れるとさらに多くの事故が起こっていると思われます。 (図出典:国土交通省「事業用自動車総合安全プラン2025最新の取組状況について」) 平成25年から令和3年までの9年間で、健康起因事故を起こした計2,465人の疾病統計を見ると、心臓疾患、脳疾患、大動脈瘤及び解離の合計が32%となっています。このうち、死亡した運転者の疾病で見ると、心臓疾患が55%、脳疾患が12%、大動脈瘤及び解離が12%です。これらの疾病の根本には、生活習慣病があると言われています。 バランスの悪い食生活や睡眠不足、運動不足やストレスなどの要因により健康状態が悪化し、やがて病気となり、運転中に重大な症状が現れて、健康起因事故を発生させてしまいます。自覚症状のない病などもあるため、健康診断の受診と対策で予防しなければなりません。睡眠時無呼吸症候群(SAS)なども、運転中の居眠り運転を誘発して事故を起こすことがあります。 いずれにしても、健康起因の場合は、突然の意識消失などが起こるため、運転操作が不能になり、甚大な被害を及ぼす危険性があります。 道路交通法第66条では、疲労、病気、薬物、などの影響により「正常な運転ができないおそれがある状態で運転してはならない」と定められています。これは高齢者に限らず、すべてのドライバーに共通する義務です。体調に異変を感じたら、迷わず運転を控えることが鉄則です。 若い人も他人事ではありません。20代でも30代でも、脳梗塞や心臓疾患は起こります。「まだ大丈夫」という楽観的思考は、事故を招きます。ハンドルを握る前に、体調も安全確認の一部だと意識することが大切です。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [「事故ゼロ経営へ動き出す現場、業務車両にAI革命を」──Nauto Japanが登壇し、AI時代の安全運行を語る](https://nauto.co.jp/nauto-media/「事故ゼロ経営へ動き出す現場、業務車両にai革命/) - ■ 物流業界に広がる“AIによる安全運行管理”の波2025年11月7日(金)に開催される物流業界の大型カンファレンス「LOGI NEXT 25」(主催:LOGISTICS TODAY)に、Nauto Japan合同会社 代表執行役員社長の赤井祐記が登壇いたしました。 ▶記事を読む▶ YouTubeでNautoユーザー様とのパネルディスカッション(パネル開始位置へ)▶ YouTubeで成立したトラック新法と2025年以降の物流の未来(最終セッション) 今回のセッションでは、AIを活用した新しい安全運行管理の形が多くの経営層・現場リーダーの方々に非常に大きな反響を呼びました。特に「人の経験や注意喚起に頼る安全管理」から、「データとAIが補完しあう安全管理」へと移行しつつある潮流を、皆さまが真剣に受け止めておられるのを強く感じました。 AIが運転中の「脇見」「スマホ操作」「居眠り」をリアルタイムで検知し、事故を未然に防ぐ──もはやこれは一部の先進企業だけの取り組みではなく、物流・運輸業界全体が新しい時代へと確実にシフトし始めていると実感しています。 Nauto Japanとしても、この変革の現場を共に歩み、“安全=コスト”から“安全=経営の競争力”へ──そんな未来を現実にするためのパートナーであり続けたいと思います。 ■ SBSロジコム株式会社 常務執行役員 中藤 和生 氏 「事故が減らない現実を変えるには、見たくないデータにも向き合う必要がある。ある支店長から『パンドラの箱を開けるんですね』と言われたが、それでも“可視化”に踏み切った。現場の覚悟と経営の決断が、安全文化の再構築を支えている。」 ■ 丸全昭和運輸株式会社 理事 飯岡 剛 氏 「スマホ中毒やSNS投稿など新たなリスクに対し、テクノロジーの力が不可欠。AI警告は“しゃべるお守り”として、ドライバーの気づきを促し、安全意識を変えつつある。」 ■ Nauto Japan 代表取締役社長 赤井 祐記 AIで現場とデータを結び、教育・評価・経営判断まで一気通貫で支える仕組みが求められている。AIが守る時代へ――人だけで判断する時代は終わる。 <本件に関するお問い合わせ> Nauto Japan合同会社 マーケティングチーム Email: infojpn@nauto.com Web: https://www.nauto.co.jp ■ 物流業界に広がる“AIによる安全運行管理”の波2025年11月7日(金)に開催される物流業界の大型カンファレンス「LOGI NEXT 25」(主催:LOGISTICS TODAY)に、Nauto Japan合同会社 代表執行役員社長の赤井祐記が登壇いたしました。 ▶記事を読む▶ YouTubeでNautoユーザー様とのパネルディスカッション(パネル開始位置へ)▶ YouTubeで成立したトラック新法と2025年以降の物流の未来(最終セッション) 今回のセッションでは、AIを活用した新しい安全運行管理の形が多くの経営層・現場リーダーの方々に非常に大きな反響を呼びました。特に「人の経験や注意喚起に頼る安全管理」から、「データとAIが補完しあう安全管理」へと移行しつつある潮流を、皆さまが真剣に受け止めておられるのを強く感じました。 AIが運転中の「脇見」「スマホ操作」「居眠り」をリアルタイムで検知し、事故を未然に防ぐ──もはやこれは一部の先進企業だけの取り組みではなく、物流・運輸業界全体が新しい時代へと確実にシフトし始めていると実感しています。 Nauto Japanとしても、この変革の現場を共に歩み、“安全=コスト”から“安全=経営の競争力”へ──そんな未来を現実にするためのパートナーであり続けたいと思います。 ■ SBSロジコム株式会社 常務執行役員 中藤 和生 氏 「事故が減らない現実を変えるには、見たくないデータにも向き合う必要がある。ある支店長から『パンドラの箱を開けるんですね』と言われたが、それでも“可視化”に踏み切った。現場の覚悟と経営の決断が、安全文化の再構築を支えている。」 ■ 丸全昭和運輸株式会社 理事 飯岡 剛 氏 「スマホ中毒やSNS投稿など新たなリスクに対し、テクノロジーの力が不可欠。AI警告は“しゃべるお守り”として、ドライバーの気づきを促し、安全意識を変えつつある。」 ■ Nauto Japan 代表取締役社長 赤井 祐記 AIで現場とデータを結び、教育・評価・経営判断まで一気通貫で支える仕組みが求められている。AIが守る時代へ――人だけで判断する時代は終わる。 <本件に関するお問い合わせ> Nauto Japan合同会社 マーケティングチーム Email: infojpn@nauto.com Web: https://www.nauto.co.jp - ■ 物流業界に広がる“AIによる安全運行管理”の波2025年11月7日(金)に開催される物流業界の大型カンファレンス「LOGI NEXT 25」(主催:LOGISTICS TODAY)に、Nauto Japan合同会社 代表執行役員社長の赤井祐記が登壇いたしました。 ▶記事を読む▶ YouTubeでNautoユーザー様とのパネルディスカッション(パネル開始位置へ)▶ YouTubeで成立したトラック新法と2025年以降の物流の未来(最終セッション) 今回のセッションでは、AIを活用した新しい安全運行管理の形が多くの経営層・現場リーダーの方々に非常に大きな反響を呼びました。特に「人の経験や注意喚起に頼る安全管理」から、「データとAIが補完しあう安全管理」へと移行しつつある潮流を、皆さまが真剣に受け止めておられるのを強く感じました。 AIが運転中の「脇見」「スマホ操作」「居眠り」をリアルタイムで検知し、事故を未然に防ぐ──もはやこれは一部の先進企業だけの取り組みではなく、物流・運輸業界全体が新しい時代へと確実にシフトし始めていると実感しています。 Nauto Japanとしても、この変革の現場を共に歩み、“安全=コスト”から“安全=経営の競争力”へ──そんな未来を現実にするためのパートナーであり続けたいと思います。 ■ SBSロジコム株式会社 常務執行役員 中藤 和生 氏 「事故が減らない現実を変えるには、見たくないデータにも向き合う必要がある。ある支店長から『パンドラの箱を開けるんですね』と言われたが、それでも“可視化”に踏み切った。現場の覚悟と経営の決断が、安全文化の再構築を支えている。」 ■ 丸全昭和運輸株式会社 理事 飯岡 剛 氏 「スマホ中毒やSNS投稿など新たなリスクに対し、テクノロジーの力が不可欠。AI警告は“しゃべるお守り”として、ドライバーの気づきを促し、安全意識を変えつつある。」 ■ Nauto Japan 代表取締役社長 赤井 祐記 AIで現場とデータを結び、教育・評価・経営判断まで一気通貫で支える仕組みが求められている。AIが守る時代へ――人だけで判断する時代は終わる。 <本件に関するお問い合わせ> Nauto Japan合同会社 マーケティングチーム Email: infojpn@nauto.com Web: https://www.nauto.co.jp - [Nauto Japan 赤井祐記が当社ユーザーのSBSロジコム様、丸全昭和運輸様と「LOGI NEXT 25」に登壇](https://nauto.co.jp/nauto-media/nauto-japan-赤井祐記が当社ユーザーのsbsロジコム様、丸全/) - 2025年11月7日(金)に開催される物流業界の大型カンファレンス「LOGI NEXT 25」(主催:LOGISTICS TODAY)に、Nauto Japan合同会社 代表執行役員社長の赤井祐記が登壇いたします。 本セッションでは、「すべての業務車両に、AI革命を──事故ゼロ経営、今がその分岐点」をテーマに、当社ユーザーであるSBSロジコム株式会社丸全昭和運輸株式会社の、安全・品質管理と経営意思決定の両面をリードされるお二方とともに、AIドライバー管理プラットフォーム「Nauto」を活用した安全運行管理の実践事例や、物流業界における事故ゼロ経営の最新動向について議論いたします。 ■ セッション概要テーマ:すべての業務車両に、AI革命を──事故ゼロ経営、今がその分岐点日時:2025年11月7日(金)12:00~12:40登壇者: 赤井 祐記(Nauto Japan合同会社 代表執行役員社長) 中藤 和生 氏(SBSロジコム株式会社 常務執行役員 管理本部長・経営企画部長) 飯岡 剛 氏(丸全昭和運輸株式会社 物流品質管理部 理事) ■ 参加方法以下の公式サイトよりイベント詳細をご確認のうえ、事前登録(参加無料)をお願いいたします。オンライン視聴申込(参加無料)https://forms.gle/moaQYXSteKTBmyWi9 ※会場参加は満席のため、オンライン視聴をご利用ください。詳細記事(LOGISTICS TODAY) ■ このセッションの詳細紹介はこちら 物流専門メディア LOGISTICS TODAY にて、当セッション内容と参加者の想いを紹介する記事が公開されています。 「安全から“攻めの物流”へ——AIがもたらす“安全と評価”の新常態に迫る内容です。」 記事を読む 「AIドライブレコーダーは、もはや事故防止の道具ではなく、経営戦略の鍵となる存在だ。」「ドライバーの安全管理は今、まさに歴史的な分岐点を迎えている。」 <本件に関するお問い合わせ> Nauto Japan合同会社 マーケティングチーム Email: infojpn@nauto.com Web: https://www.nauto.co.jp 2025年11月7日(金)に開催される物流業界の大型カンファレンス「LOGI NEXT 25」(主催:LOGISTICS TODAY)に、Nauto Japan合同会社 代表執行役員社長の赤井祐記が登壇いたします。 本セッションでは、「すべての業務車両に、AI革命を──事故ゼロ経営、今がその分岐点」をテーマに、当社ユーザーであるSBSロジコム株式会社丸全昭和運輸株式会社の、安全・品質管理と経営意思決定の両面をリードされるお二方とともに、AIドライバー管理プラットフォーム「Nauto」を活用した安全運行管理の実践事例や、物流業界における事故ゼロ経営の最新動向について議論いたします。 ■ セッション概要テーマ:すべての業務車両に、AI革命を──事故ゼロ経営、今がその分岐点日時:2025年11月7日(金)12:00~12:40登壇者: 赤井 祐記(Nauto Japan合同会社 代表執行役員社長) 中藤 和生 氏(SBSロジコム株式会社 常務執行役員 管理本部長・経営企画部長) 飯岡 剛 氏(丸全昭和運輸株式会社 物流品質管理部 理事) ■ 参加方法以下の公式サイトよりイベント詳細をご確認のうえ、事前登録(参加無料)をお願いいたします。オンライン視聴申込(参加無料)https://forms.gle/moaQYXSteKTBmyWi9 ※会場参加は満席のため、オンライン視聴をご利用ください。詳細記事(LOGISTICS TODAY) ■ このセッションの詳細紹介はこちら 物流専門メディア LOGISTICS TODAY にて、当セッション内容と参加者の想いを紹介する記事が公開されています。 「安全から“攻めの物流”へ——AIがもたらす“安全と評価”の新常態に迫る内容です。」 記事を読む 「AIドライブレコーダーは、もはや事故防止の道具ではなく、経営戦略の鍵となる存在だ。」「ドライバーの安全管理は今、まさに歴史的な分岐点を迎えている。」 <本件に関するお問い合わせ> Nauto Japan合同会社 マーケティングチーム Email: infojpn@nauto.com Web: https://www.nauto.co.jp - 2025年11月7日(金)に開催される物流業界の大型カンファレンス「LOGI NEXT 25」(主催:LOGISTICS TODAY)に、Nauto Japan合同会社 代表執行役員社長の赤井祐記が登壇いたします。 本セッションでは、「すべての業務車両に、AI革命を──事故ゼロ経営、今がその分岐点」をテーマに、当社ユーザーであるSBSロジコム株式会社丸全昭和運輸株式会社の、安全・品質管理と経営意思決定の両面をリードされるお二方とともに、AIドライバー管理プラットフォーム「Nauto」を活用した安全運行管理の実践事例や、物流業界における事故ゼロ経営の最新動向について議論いたします。 ■ セッション概要テーマ:すべての業務車両に、AI革命を──事故ゼロ経営、今がその分岐点日時:2025年11月7日(金)12:00~12:40登壇者: 赤井 祐記(Nauto Japan合同会社 代表執行役員社長) 中藤 和生 氏(SBSロジコム株式会社 常務執行役員 管理本部長・経営企画部長) 飯岡 剛 氏(丸全昭和運輸株式会社 物流品質管理部 理事) ■ 参加方法以下の公式サイトよりイベント詳細をご確認のうえ、事前登録(参加無料)をお願いいたします。オンライン視聴申込(参加無料)https://forms.gle/moaQYXSteKTBmyWi9 ※会場参加は満席のため、オンライン視聴をご利用ください。詳細記事(LOGISTICS TODAY) ■ このセッションの詳細紹介はこちら 物流専門メディア LOGISTICS TODAY にて、当セッション内容と参加者の想いを紹介する記事が公開されています。 「安全から“攻めの物流”へ——AIがもたらす“安全と評価”の新常態に迫る内容です。」 記事を読む 「AIドライブレコーダーは、もはや事故防止の道具ではなく、経営戦略の鍵となる存在だ。」「ドライバーの安全管理は今、まさに歴史的な分岐点を迎えている。」 <本件に関するお問い合わせ> Nauto Japan合同会社 マーケティングチーム Email: infojpn@nauto.com Web: https://www.nauto.co.jp - [【交通安全ニュース解説コラム】第99回
「たった4秒の油断で、人生が変わることがある」](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第99回-「たった4/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。昨年、安芸高田市でトラックと路線バスの正面衝突事故が発生し、バスの運転士と乗客の合わせて3人が重軽傷を負いました。 この事故の判決が先日出たのですが、第一当事者であるトラックの運転者は、執行猶予付きの有罪となりました。事故原因は、落としたペットボトルを拾おうとした、わずか4秒のわき見運転でした。4秒というのは、ほんの一瞬といえる時間です。 しかし、時速60kmで走行していたら、その4秒で約70mも進みます。前を見ていなかったその70m先に、人や車がいたら、衝突してしまうでしょう。一瞬の油断は、誰にでも起こりえます。だからこそ、車内には「落ちるような状態で物を置かない」「取りたくなる物を手の届く範囲におかない」ことが大切です。 止められないとっさの行動で事故が起こる 私はこれまでに、3万件を超える事故映像の分析をしてきました。中には、この事故と同じような状況で起こった事故がいくつもありました。ダッシュボードの上に置いていた日報が落ちそうになり、思わずそれを取ろうとしてハンドル操作を誤り、 信号待ちの自転車に衝突した事故。運転中に吸っていたタバコを落としてしまい、 それを探して取ろうとして、停止中のトラックに衝突した事故。 どれも本当に一瞬の出来事でした。しかし、その一瞬の操作ミスで、事故を起こしてしまい、人が亡くなってしまうことがあるのです。 落ちたものを拾おうとするのは、とっさの行動です。これは本能的な動きでもあるため、制御するのは難しいことでもあります。だからこそ、とっさの行動が出ない環境を整えて、運転しなければならないのです。 準備で事故を防止する ダッシュボードの上に物を置かない。助手席に置いた荷物が落ちないように固定する。スマートフォンなどは、運転中にさわないようマナーモードにするか、手の届かない所に置く。そういった準備が必要です。 なるべくなら、荷物は助手席ではなく後部座席において、運転中はさわらないようにするのが望ましいでしょう。安全運転は、「技術」ではなく「準備」です。何も起こらない環境を整えることが、最大の防衛策なのです。 事故は、不注意だけでなく、準備不足からも生まれます。明日は我が身だという意識を持って、運転をするようにしてください。準備不足や一瞬の行動が、誰かの一生を奪ってしまわないように。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。昨年、安芸高田市でトラックと路線バスの正面衝突事故が発生し、バスの運転士と乗客の合わせて3人が重軽傷を負いました。 この事故の判決が先日出たのですが、第一当事者であるトラックの運転者は、執行猶予付きの有罪となりました。事故原因は、落としたペットボトルを拾おうとした、わずか4秒のわき見運転でした。4秒というのは、ほんの一瞬といえる時間です。 しかし、時速60kmで走行していたら、その4秒で約70mも進みます。前を見ていなかったその70m先に、人や車がいたら、衝突してしまうでしょう。一瞬の油断は、誰にでも起こりえます。だからこそ、車内には「落ちるような状態で物を置かない」「取りたくなる物を手の届く範囲におかない」ことが大切です。 止められないとっさの行動で事故が起こる 私はこれまでに、3万件を超える事故映像の分析をしてきました。中には、この事故と同じような状況で起こった事故がいくつもありました。ダッシュボードの上に置いていた日報が落ちそうになり、思わずそれを取ろうとしてハンドル操作を誤り、 信号待ちの自転車に衝突した事故。運転中に吸っていたタバコを落としてしまい、 それを探して取ろうとして、停止中のトラックに衝突した事故。 どれも本当に一瞬の出来事でした。しかし、その一瞬の操作ミスで、事故を起こしてしまい、人が亡くなってしまうことがあるのです。 落ちたものを拾おうとするのは、とっさの行動です。これは本能的な動きでもあるため、制御するのは難しいことでもあります。だからこそ、とっさの行動が出ない環境を整えて、運転しなければならないのです。 準備で事故を防止する ダッシュボードの上に物を置かない。助手席に置いた荷物が落ちないように固定する。スマートフォンなどは、運転中にさわないようマナーモードにするか、手の届かない所に置く。そういった準備が必要です。 なるべくなら、荷物は助手席ではなく後部座席において、運転中はさわらないようにするのが望ましいでしょう。安全運転は、「技術」ではなく「準備」です。何も起こらない環境を整えることが、最大の防衛策なのです。 事故は、不注意だけでなく、準備不足からも生まれます。明日は我が身だという意識を持って、運転をするようにしてください。準備不足や一瞬の行動が、誰かの一生を奪ってしまわないように。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。昨年、安芸高田市でトラックと路線バスの正面衝突事故が発生し、バスの運転士と乗客の合わせて3人が重軽傷を負いました。 この事故の判決が先日出たのですが、第一当事者であるトラックの運転者は、執行猶予付きの有罪となりました。事故原因は、落としたペットボトルを拾おうとした、わずか4秒のわき見運転でした。4秒というのは、ほんの一瞬といえる時間です。 しかし、時速60kmで走行していたら、その4秒で約70mも進みます。前を見ていなかったその70m先に、人や車がいたら、衝突してしまうでしょう。一瞬の油断は、誰にでも起こりえます。だからこそ、車内には「落ちるような状態で物を置かない」「取りたくなる物を手の届く範囲におかない」ことが大切です。 止められないとっさの行動で事故が起こる 私はこれまでに、3万件を超える事故映像の分析をしてきました。中には、この事故と同じような状況で起こった事故がいくつもありました。ダッシュボードの上に置いていた日報が落ちそうになり、思わずそれを取ろうとしてハンドル操作を誤り、 信号待ちの自転車に衝突した事故。運転中に吸っていたタバコを落としてしまい、 それを探して取ろうとして、停止中のトラックに衝突した事故。 どれも本当に一瞬の出来事でした。しかし、その一瞬の操作ミスで、事故を起こしてしまい、人が亡くなってしまうことがあるのです。 落ちたものを拾おうとするのは、とっさの行動です。これは本能的な動きでもあるため、制御するのは難しいことでもあります。だからこそ、とっさの行動が出ない環境を整えて、運転しなければならないのです。 準備で事故を防止する ダッシュボードの上に物を置かない。助手席に置いた荷物が落ちないように固定する。スマートフォンなどは、運転中にさわないようマナーモードにするか、手の届かない所に置く。そういった準備が必要です。 なるべくなら、荷物は助手席ではなく後部座席において、運転中はさわらないようにするのが望ましいでしょう。安全運転は、「技術」ではなく「準備」です。何も起こらない環境を整えることが、最大の防衛策なのです。 事故は、不注意だけでなく、準備不足からも生まれます。明日は我が身だという意識を持って、運転をするようにしてください。準備不足や一瞬の行動が、誰かの一生を奪ってしまわないように。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第98回 ながら運転を見逃すな─警察庁が強調する“映像精査”の徹底](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第98回-ながら運/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。 先日、警察庁が各都道府県警察の交通部に宛てて、ある文書を事務連絡として出しました。それが、ドライブレコーダー映像等の客観証拠の精査を徹底することでした。 文書には、容疑者の供述だけに頼らず、客観証拠を精査すること、映像に音声がない場合、設定上のものか、再生ソフトによるものかを確認すること、携帯電話使用中の事故が増えているため、通信履歴も確実に確認すること、などの内容が含まれていました。 見逃された事故原因 通達が出された背景には、1件の交通事故があります。2019年1月、千葉県内で横断歩道上の歩行者が乗用車にはねられて死亡する事故が発生しました。この事故では、ドライブレコーダーの映像も証拠として提出されていました。乗用車の運転者は、「遠方の交差点の信号を見ていた」と供述し、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで書類送検され、2021年6月、禁錮2年、執行猶予4年の有罪判決が下されました。ところが、刑事裁判の判決確定後、遺族が民事裁判のために証拠の開示を請求した後、新たな事実が判明したのです。事故時のドラレコ映像を再生したところ、運転者が、同乗者のいない社内で誰かと会話をしているような音声が聞こえてきたそうです。つまり、「ながら運転」をしていた可能性があったということです。刑事裁判の際にも、当然ドラレコ映像は再生されたのですが、千葉県警は、再生ソフトの互換性の問題で音声データの存在に気づかないまま、捜査を進めてしまったということでした。そのため、「ながらスマホ」の有無については捜査が尽くされなかったのです。 客観的事実は別の側面を明らかにする 私は20年以上、事故防止の現場でドラレコ映像を見続けてきました。その中で痛感するのは、運転者の主観とドラレコの客観は、まったく別の世界にあるということです。今回の「ながらスマホ」について発覚したような事案だけでなく、事故の状況も、運転者の主観とドラレコの客観では、まったく違う状況が見えてくることが多々あるのです。運転者が「止まった」「避けた」と感じていても、映像ではブレーキが遅れていたり、ハンドル操作が足りていなかったりします。また、歩行者あるいは自転車が「飛び出して来た」と証言する運転者もいます。しかし、映像を見ると、飛び出していないどころか、かなり前から視界に入る位置に歩行者や自転車がいることもあります。主観は”心の記録”、ドラレコは”事実の記録”です。どちらか一方では、真実は見えてきません。だからこそ、私たちはその動画を教育に使っています。映像は責めるためではなく、学ぶために使うべきものです。客観的な記録を冷静に分析し、主観と照らし合わせることが、再発防止の第一歩です。このコラムを読んでいるみなさんも、もし日常の運転の中でヒヤリハットの場面があったら、ぜひ帰宅してからその映像を見直してみてください。おそらく、ヒヤリとしたその場で感じた衝撃や感覚とは、少し違った印象を受けるのではないかと思います。また、その映像を見直した時に、自分の運転行動を振り返ることもできます。事故防止のためにこそ、ドラレコ映像を活用してください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第97回 無灯火停車とシートベルト未着用が招く重大事故](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第97回-無灯火停/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。9月13日午前3時頃、長崎市の女神大橋で大型トレーラーと乗用車が衝突する事故が発生しました。通報があった当初、衝突したトレーラーは、先頭部分が橋の欄干を突き破った状態で停止し、フロントガラスは割れて運転者は行方不明でした。トレーラーの運転者が車外に出た理由は、分かっていません。シートベルトの未着用、あるいは正しく装着していなかったことによる車外放出の可能性もありますが、衝突の影響で意識が朦朧としたまま、避難しようとして車外に出た可能性もあります。残念ながら約1時間後に運転者は海上で発見され、死亡が確認されました。事故当時、乗用車は無灯火で駐停車禁止の車線に停車し、電話をしていたとのことでした。 交通ルールを守る 今回の事故では、そもそも乗用車が駐停車禁止の場所に約30分にわたって停車していたことが、事故の大きな原因として挙げられます。事故後の調査では、乗用車が停車して15分程度は、前照灯やハザードランプを点けていましたが、トレーラーが衝突するまでの15分ほどは、全てのライトを消していたことが分かりました。深夜の橋の上に無灯火で停車している車を発見するのは、困難なことだとは思います。停車していた理由が通話のためだったようですが、電話をする際は、駐車場等の安全な場所に停車して行うようにしましょう。これは基本的なルールです。ながら運転はもってのほかですが、だからといってどこに止めてもいいわけではありません。このコラムを読んでいる方は、安全意識の高い方ばかりだと思いますので、駐停車禁止区域に車両を停車させることはないと思いますが、止まっている車がいるかもしれないという想定は持つようにしてください。また、万が一、故障などで停車せざるを得ない場合でも、必ず安全対策を取るようにしましょう。ハザードランプの点灯はもちろん、三角停止表示板などの停止表示器材を設置し、発炎筒を使用して後続車に緊急事態であることを知らせましょう。車両に三角停止表示板が常備してあるか、発炎筒の期限は切れていないかを、確認しておきましょう。 シートベルトの着用と安全確認後の避難 シートベルトの着用率は年々向上しており、運転席での着用率は、一般道路でも高速道路でも99%に達しています。助手席での着用率も増加しており、98%を超えています。しかし、後部座席では着用率が低く、一般道路においてはわずか45%の着用率です。後部座席とはいえ、追突事故などの衝撃で亡くなるケースも多々あります。一般道路であっても、車に乗る場合は必ずシートベルトを着用するようにし、命を守るようにしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【掲載情報】物流ニッポン 9月1日付  1面「Game Changer」に掲載](https://nauto.co.jp/nauto-media/【掲載情報】物流ニッポン-9月1日付-1面「game-changer」に/) - 「物流ニッポンに掲載されたNauto JapanのAIドラレコは、居眠り運転・脇見運転・急加速などの危険運転をAIで検知し、その場で警告。ドライバー教育や事故防止に役立ち、物流業界の安全対策や効率的な車両管理を強力に支援する最新のAIソリューションです。」 - [【交通安全ニュース解説コラム】第96回 「夕暮れの交通安全 ― 子どもと高齢者の特性を理解して」](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第96回-「夕暮れ/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。暦のうえでは秋を迎えていますが、まだまだ暑い日が続いています。とはいえ、日暮れの時間は徐々に早まってきていますね。これからの季節は、日没前後の時間帯の事故が増加していきます。「薄暮時間」というのですが、午後17時から19時までの2時間は、特に歩行者との事故が多く発生します。これは、辺りが暗くなる時間帯と、人々の帰宅時間が重なることも影響していると思われます。 17時台は、子ども達の帰宅時間帯のため、急な飛び出しに注意をして走行してください。子どもは大人に比べて危険感受性が低いため、歩道から突然車道に飛び出すことがあります。突然飛び出してくるため、子どもとの事故では運転者の左側から出てきて衝突するケースが非常に多いです。友達と一緒に歩いている子どもは、遊びながらや悪ふざけしながら、急に車道に出てきます。子どもが歩道にいるのを確認したら、可能な限り徐行をして、いつでも停止できるようにブレーキの上に足を置く「構えブレーキ」で走行してください。 一方、高齢歩行者との事故では、運転者の右側から出てきた歩行者と衝突するケースがほとんどです。これは危険感受性が低いということではなく、目先のリスクに強く、次のリスクには配慮が行き届かないという、高齢者ならではの傾向があるからです。そのため、高齢歩行者は、歩行者から見て手前になる、右から来る車両に注意を払って道路を渡り始めるのですが、対向車線になる左側から来る車両との距離感を把握できずに衝突してしまうのです。一説には、体の衰えによって歩行速度が落ちていることを、自分自身が正しく認識できていないために、思ったよりも道路を横断するのに時間がかかってしまい、車両と接触してしまう、という要因もあると言われています。また、高齢歩行者は最短距離を移動しようとするためか、横断歩道が設置されていない場所にも関わらず、道路を横断しようとする傾向もあります。 これからの季節、薄暮時間帯に生活道路を走行する時は、事故の傾向として歩行者との接触が増えるということを意識し、それに合わせた運転行動を取るようにしてください。17時台に学校や公園の近くを走行する時は、子どもの突然の飛び出しに特に気をつけてください。19時台までは、駅やバス停、病院やスーパーや公共施設の近くでは、横断歩道以外の場所でも高齢歩行者が道路を横断している可能性があることに気をつけて走行してください。もちろん、大人や高齢者の場合は、19時台以降も注意が必要ですが、暗くなり始めたこの時間帯は、視認性が落ち始めているために、より一層の安全運転行動が求められます。早めのライト点灯を心がけましょう。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [Nauto Japan テレビCM放送開始「すべての業務車両に、AI革命を ─ 事故ゼロ経営、今がその分岐点」](https://nauto.co.jp/release/東海エリアにてテレビcm放送開始~すべての業務車/) - [【交通安全ニュース解説コラム】第95回 通学路の安全を守る運転マナー ―事故を未然に防ぐために―](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第95回-通学路の/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。8月も終わりを迎え、新学期が始まる季節となりました。この時期には、やはり子どもとの交通事故に気をつけなければなりません。約一カ月ぶりの登校となりますが、子ども達にとっては「慣れた通学路」という認識です。「慣れた場所」では警戒心が薄れます。また、久しぶりに友達に会うということもあり、話に夢中になったりはしゃいだりと、登下校時には注意力が散漫になっていることが考えられます。 ひし形マークと一時停止線 子どもとの事故を防ぐためには、運転者から見て左側の歩道からの飛び出しや、対向車線の車列の間からの横断があることを想定して、走行してください。子どもは大人に比べて危険感受性が低いため、思わぬタイミングで車道に飛び出してくることがあります。子どもが歩道にいることに気づいたら、急な飛び出しに備えて必ずブレーキの上に足を置く「構えブレーキ」をして、できれば、あらかじめ速度を落として通過してください。小学校や公園の近くには、信号機のない横断歩道も数多く設置されています。そのような横断歩道の手前には、必ずひし形マークの道路標示も路面に設置されています。マークは2つ続けて設置されていますので、1つ目のマークでアクセルオフにし、2つ目のマークでは、歩行者がいる場合、もしくは、歩行者がいるか分からない場合は、減速を完了して、すぐに止まれるように準備をしておきましょう。生活道路に設置されている一時停止線の場所では、必ず停止線の手前で止まってください。「停止線の手前で止まると合流先の車線の車両が見えない」という運転者がいますが、一時停止線は「安全を確認する場所」ではありません。「出会い頭の事故を防ぐための場所」です。特に子ども達は、脇道がある場所で安全確認をせずに駆け抜けていくことが多いので、通学路での一時停止線では絶対に線を超えて止まることのないようにしてください。 子どもが去っても必ず通報を 春先のコラムでも書きましたが、子どもとの接触事故で度々起こるのが、「ひき逃げ事件」への発展です。これは、「子どもが大丈夫と言ったから」といって、警察への事故報告をせずに運転者が現場を離れてしまうことで、ひき逃げ事件となってしまうのです。子どもは、恐怖心や後ろめたさ等の感情から、擦り傷程度の軽傷事故や無傷の場合に、すぐに現場から去ってしまうことがあります。しかし、子どもの家族が警察に通報し、ひき逃げ事件に発展することが稀に起こるのです。子どもが立ち去ってしまったとしても、運転者は必ず警察に通報し、事故の報告をしてください。そうすることで、「ひき逃げ事件」になることを防げます。何より、事故後の報告は道路交通法において運転者の義務として定められています。必ず110番通報をするようにしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第94回 「猛暑下の車内リスクに備える!熱中症と発火事故を防ぐポイント」](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第94回-「猛暑下/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。今年は全国的に梅雨明けが早く、地域によっては6月からすでに35度を超える猛暑日となりました。猛暑日が当たり前のようになった昨今、みなさんも熱中症にならないように十分気をつけていると思います。 しかし、室内でも熱中症になるという意識を持っている人はどのくらいいるでしょうか。これは、車内でも同じです。外ではないから、直射日光が当たらないから、ということから意外と意識をしていない人が多いのが現状です。エアコンが効いている場所でも、油断をすると熱中症になります。予防のために、こまめに水分補給をしてください。日中、長時間の運転をする人の中には、トイレ休憩を減らすために水分を摂らないようにしている人もいるようですが、それでは脱水症状を引き起こし、熱中症のリスクを高めます。一度に大量の水分補給をするのではなく、定期的に少量ずつの水分を摂ると、頻尿も比較的抑えることができるので、20分に1回、コップ一杯程度の水分を補給するようにしましょう。飲むのは、水かお茶をおすすめします。スポーツドリンクやコーヒー、ジュースでは、糖分が高いため、別の健康被害を引き起こしてしまいます。 運転中に、脱水症状や熱中症の症状が出てしまうと、漫然運転をしてしまったり、場合によっては意識が朦朧として事故を起こしたりと非常に危険なので、十分注意をしてください。夏場には、熱中症と同様に気をつけなければならないことがあります。それが、車内温度の上昇です。走行中はエアコンを稼働させているので、涼しい状態を維持できますが、エンジンを停止すると、急激に車内温度が上昇します。JAF(日本自動車連盟)の行った実験によると、8月の晴天時、外気温が35度の状況で窓を閉め切った場合、エンジンを停止させてわずか30分で車内温度は45度を記録しました。その後も車内温度は上昇を続け、3時間で50度を超え、さらに、ダッシュボードの上では、79度にまでなりました。特に、黒い車体で何も対策を取らなかった場合、車内温度の推移が最も高く、また、対策をしても抑制効果が低く、温度の上昇は防げませんでした。(参考:真夏の車内温度 JAFユーザーテスト) =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [日経メッセ 主催オンラインセミナーに登壇(2025/7/30)](https://nauto.co.jp/news/日経メッセ-主催オンラインセミナーに登壇2025-7-30/) - 2025年7月30日(水)に開催される、日経メッセ プレミアム・カンファレンス・シリーズ社用車・営業車管理DXで実現する経営力強化~安全運行とコンプライアンスの最前線~に、Nauto Japan カスタマーサクセス部長の村野が登壇いたします。 以下の公式サイトにてセミナーの詳細をご確認いただき、事前登録の上ご参加ください(参加費無料)。 公式サイトはこちら - [【交通安全ニュース解説コラム】第93回 「遠くに見えた」は命取り 右直・左折時の二輪事故を防ぐために](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第93回-「遠くに/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。7月と8月に増加する事故を、みなさんご存じでしょうか。この時期は、バイク事故が多くなります。特に、中高年の運転者によるバイク事故が増加します。警察庁の発表した「二輪車乗車中死者・重傷者数の推移」によると、死亡事故で最も多い年代は50歳から54歳でした。令和2年から令和6年の合計で280人が亡くなっています。事故原因として最も多いのは、二輪車が直進しているときの右折対直進の事故で、次に多いのは出会い頭の事故です。 距離の誤認で衝突 右直事故では、いわゆる「サンキュー事故」と言われるものが多いと思われます。これは対向車線の車に進路を譲ってもらったとき、あるいは対向車線の車列が交差点を挟んで停止している状態のときに、右折しようとした車両が、直進してきたバイクと衝突してしまう事故です。右直事故のように、そもそも直進するバイクに気づかずに衝突するケースとは別に、非常に特徴的な事故原因があります。事故を起こした運転者に話を聞くと、ほとんどの人が「バイクがもっと遠くにいると思った」と答えるのです。いわゆる「距離の誤認」です。距離の誤認が起こってしまうのは、そもそも人間は「動きながら動く物を見て正しく認識する」のが不得意であるためです。また、目の錯覚により二輪車が実際より遠くに、そして速度も遅く見えてしまいます。さらに、左折時に関することですが、ミラー越しでは正確に距離を測れないということも挙げられます。過去に、運転席に座った状態で、ミラーに映る二輪車との距離を答えてもらうという実験をしたことがあります。15m後方に二輪車を設置したのですが、8割以上の人が、実際よりも遠い距離で回答しました。ほぼ倍の距離と答えた運転者もいました。ミラー越しに二輪車との距離を正確に測ることは非常に困難であることを、覚えておいてください。 右折時の二輪車との事故を防止するためには、対向車の左車輪の延長線上に停止線があることを想定して、そこで一時停止をして安全確認を行ってください。左折時の事故を防止するためには、ミラーを確認するまでハンドル操作はせず、ミラーに二輪車が映っていたら、そのまま停止してください。いずれの場合でも、二輪車の姿を認知したら、二輪車が通過するまで停止して待ちましょう。 時々、車両の左側をすり抜けて行くのは違反ではないか、と言う運転者がいますが、これは違反ではありません。この行為は「追い抜き」にあたります。追い抜きに関しては、道路交通法に禁止事項は書いていないのです。だからこそ、左折時には道路交通法第34条で定められているように、「あらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、かつ、できる限り道路の左端に沿つて徐行しなければならない」という左折のルールを守ってほしいのです。そして、事故を防ぐために、停止して確認すること、バイクが通過するまで右左折をしないことを徹底してください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第92回 「自分だけは大丈夫」その油断が事故を招く ─年齢を問わず見直すべき運転意識─](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第92回-「自分だ/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。私は今、Yahoo!のエキスパートコメンテーターとして、交通事故に関するコメントを書いています。先日、免許返納に関するニュースにコメントしました。この記事では、80代の父親に免許返納を促す方が取材され、説得の難しさについて語っています。高齢者になるとやはり身体能力が衰えますから、事故を起こすリスクも高まります。しかし実は、この身体能力の衰えというのは、「高齢者」と呼ばれる年齢になってから起こるものではないのです。もっと早い時期に、肉体は衰え始めます。視力は20歳前後をピークに後は徐々に低下していくと言われています。老眼になるかどうかだけではなく、動体視力や周辺視野なども当然衰えていきます。また、反射神経も同様に20歳前後をピークに、衰えていきます。普段の生活の中では、その変化にあまり気がつくことはないかもしれません。20代の頃と変わらないだろうと考えている方は、一度、20代の頃にしていたスポーツやゲームなどをしてみると、若い頃との違いに気がつくのではないでしょうか。 認識を改めて事故防止を そしてもう一つ、事故を起こすリスクが高い人に共通する特徴があります。私はこれまで、交通事故を繰り返す運転者と、数え切れないほど面談をしてきました。その中で、必ず共通しているのが、「自分だけは大丈夫」という認識を持っていることです。高齢者の事故は、社会問題となっています。しかし、高齢者すべてが、事故を起こすわけではありません。事故を起こす人は、自分の能力を正確に捉えず、その自覚がない方です。これは高齢者に限らず、すべての年代に当てはまることです。身体能力や視力の衰えは、止めることはできません。しかし、その身体能力や視力に合わせた運転をすることで、事故を起こす確率は下げられるのです。能力の衰えを受け入れず、自分だけは大丈夫という認識を持つ運転者は非常に危険です。長年、交通事故を起こしていない運転者は、特に、根拠のない自信を持ってしまう危険性があります。今まで大丈夫だったからこれからも大丈夫、という根拠のない自信は捨ててください。さらに、いつ事故を起こすかわからないという意識を持ち続け、以前よりも慎重な運転を心がけることで、事故を防止できる可能性が上がります。まだ高齢者ではないから、これまで事故を起こしたことはないから、というのは、何の根拠にもなりません。高齢者が起こした交通事故のニュースなどを見て、「自分は高齢者ではないから関係ない」と思う人ほど、危険であることを認識してください。その思い込みがある以上、自身の身体能力の変化に気づくことはないからです。でも、加齢とともに確実に変化はしています。能力は日々衰えていくのだと認識して、車間距離を確保し、時間にゆとりを持って運転をするようにしましょう。歳を重ねるごとに、集中力も長続きしなくなります。長時間の運転は避け、適度に休憩を挟むようにしてください。今の能力に合わせた運転を、心がけてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [メディア掲載: 物流ニッポン 6月3日付 1面 丸全昭和運輸株式会社様 全トラックにAIドラレコ](https://nauto.co.jp/nauto-media/メディア掲載-物流ニッポン-6月3日付-1面-丸全昭和/) - 2025年6月3日付の「物流ニッポン」紙の1面に、ナウト導入企業様である丸全昭和運輸株式会社様がAIドラレコ導入活用事例としてご紹介されました。「物流ニッポン」は物流業界向け専門新聞として、運送業、及び荷主企業に幅広く購読されている新聞です。 全トラックにナウトを装着 物流大手の丸全昭和運輸様は、グループ全トラック822台にナウトを装着し、ながら運転や危険運転の防止を強化しました。今後社用車を含む全1,500台に装着を行う予定です。 AIがドライバーの運転行動をリアルタイムで検知・警告し、安全運転を促進。運転データはスコア化され、教育や評価にも活用されています。 導入後は多くのドライバーが運転意識の変化を実感しており、事故リスクの低減にも寄与。管理者はウェブアプリ上で運転状況を即時確認でき、点呼指導や安全活動にもつながるツールとして評価されています。 丸全昭和運輸株式会社様はこちらhttps://www.maruzenshowa.co.jp/ 物流ニッポン 購読はこちらhttps://logistics.jp/ - [【交通安全ニュース解説コラム】第91回 「その一瞬が、すべてを変える」追突事故の現実と対策](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第91回-「その一/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。6月8日、愛知県名古屋市の一般道路で、路肩に停車していたトラックに自家用車が追突し、路上作業をしていたトラックの運転者が意識不明の重体となる事故がありました。その2日前、6月6日には、名古屋市中川区の交差点で、信号待ちの車が追突されて炎上し、追突された車両の運転者は全身にヤケドを負って亡くなりました。さらに、5月20日には、神奈川県伊勢原市の高速道路で、停車中のキャリアカーに大型トラックが追突し、キャリアカーの運転者が亡くなるという重大事故が、そして5月7日には、愛知県清須市の高速道路で、停車中のトラックに別のトラックが追突するという事故が発生しました。いずれの事故も、追突原因については詳細が報道されていないのですが、しっかりと前方と確認していれば、防げた可能性の高い事故だったのではないでしょうか。 一瞬のわき見が命を奪う 停車中の車両に追突する事故の原因は、大きく分けて2つ、想像ができます。1つ目は、ながら運転などのわき見による追突事故です。ほんの一瞬だから大丈夫だと思い、運転中にスマートフォンや書類を見る人がいます。しかし、その1、2秒で事故は起こります。こういった事故を、これまでに事故分析を行った3万件以上の映像で、たくさん見てきました。ながら運転で起こす事故は「過失」ではなく「故意」であり、つまりそれは事故ではなく事件なのです。人の命を奪ってからでは、その一瞬を後でどれだけ悔やんでも遅いのです。「ほんの少しだから」という思いは捨て、運転中は運転に集中してください。 思い込みが間違った世界を見せる 2つ目の原因は、動静不注視です。動静不注視とは、他の車や歩行者などを認識はしているのに、危険性を軽視あるいは危険がないと判断して注視を怠ることです。今回のように、停車中の車両に追突する事故には、相手車両が停車しているにもかかわらず、「走行している」と思い込んでしまい、衝突してしまうケースがあります。特に高速道路ではこのような状態になりやすいと言えます。それは、信号や右左折をする場所もなく、走行し続けるのが前提となっている道路のため、「車が止まっていることがある」という想定をしていない人が多いからです。高速道路であっても、故障や運転者の不調などで車両が停止している場合もあります。停止中の車両があるかもしれないと想定をして、しっかりと前方の車両を見るようにしてください。一般道路では、路肩での作業や宅配便の配達などのために、路上駐車をしている車がいることを想定してください。また、やむを得ず自分が道路上で駐車をしなければならなくなった時には、追突事故に巻き込まれないためにも、必ずハザードランプを点灯し、後続車両への注意喚起を行ってください。最後に、ながらスマホの事故によって、大切な息子さんを亡くされた則竹崇智さんのドキュメンタリー映像をご紹介します。ぜひご覧ください。「最愛なる家族を失った被害者家族の今 この動画を見ても、あなたは、ながらスマホしますか?」 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【開催報告】NautoDay 2025 〜すべての業務車両に、AI革命を。~](https://nauto.co.jp/news/【開催報告】nautoday-2025-〜すべての業務車両に、ai革命を/) - 2025年5月23日、Nauto Japanは「NautoDay 2025」を開催いたしました。 当日は、運輸・物流業界をもちろん、製造業、食品、医薬、通信など多様な業種のお客様にご参加いただき、AIを活用した事故ゼロ経営について、事例紹介・講演・ネットワーキングを通じて活発な交流が行われました。会場、Zoomにてご参加を頂きました皆様、誠にありがとうございました。100名を超えるお客様からお申込みを頂き、多くのお客様にご来場、Zoomにてご参加を頂くことができました。 主なプログラム オープニングメッセージ Nauto Inc. CEO ステファン・ヘック(ビデオ登壇) Nauto Japan代表 赤井祐記 「すべての業務車両に、AI革命を。」 ナウトのビジョン、他社と圧倒的に異なるナウトのAIが支える事故ゼロ経営の未来について、創業者兼CEO ステファン・ヘック、ナウトジャパン 代表執行役員社長の赤井よりご紹介させて頂きました。 基調講演 国土交通省 安全政策課 奥平賢治 様 「事業用自動車の安全対策と運行管理におけるDXの活用」 事業者様向けの安全対策において、ドラレコをはじめとするDXツールを活用し、効果的に指導、安全推進を行うステップを国策の観点からご紹介を頂きました。 ロードマップビデオ Nauto Inc. Vice President of Product, Andrew Kaneshiro(ビデオ登壇) Nauto Japan 赤井 祐記 ナウトの製品開発責任者から、今後のナウトの製品ビジョン、現在開発を進めている製品コンセプトをご紹介させて頂きました。 丸全昭和運輸株式会社様(ナウト導入企業様)による実践事例紹介 実際にNautoを導入された丸全昭和運輸株式会社様より、AIによる事故削減・現場改善の具体的な成果をご共有いただきました。 ネットワーキング・展示ブース 製品デモ、導入相談ブースでは多くの具体的な対話が交わされました。 ネットワーキング(会場限定)の時間では、各社様、それぞれのナウトの活用方法であったり、安全運行管理の方法について積極的な情報交換がなされ、新たな発見をお持ち帰りになられたお客様も多数いらっしゃいました。 まとめ 今回のNautoDayを通じて、AI技術によるフリートマネジメントの革新と安全性の向上に対する高い関心を改めて実感いたしました。 今後も日本国内におけるさらなる安全運転支援の普及に努めてまいります。 イベントにご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。第二回も開催できるよう、弊社一丸となって努力してまいります。今回ご参加頂けなかった皆様におかれましては、是非次回ご参加ください。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第90回 逆走事故の実態と私たちにできる対策](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第90回-逆走事故/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。最近、逆走事故のニュースが後を絶ちません。今月中旬には、三重県の新名神高速道路の下り線で、乗用車が14kmにもわたって逆走し、何人ものけが人を出しました。数日前には、静岡県掛川市内で、逆走車が軽自動車に衝突するという事故がありました。 高齢者特有ではない逆走事故 国土交通省の発表によると、逆走事案は2017年以降、年間で約200件発生しており、そのうち約2割が事故に発展しています。みなさんは、逆走というと高齢運転者特有の事案だというイメージを持っているかもしれませんが、約200件の逆走事案のうち、3割が65歳未満の運転者によるものなのです。そして実は、事故にまで発展してしまった件数だけで見ると、65歳未満の運転者によるものが5割にものぼります。決して「高齢者特有の事故」ではないのです。逆走をしてしまうきっかけの多くは、道を間違えたことによるものです。これは事案全体の約6割を占めています。一般道から高速道路に誤進入したケースや、高速道路の出口に誤進入したケースなどがあります。そのため、高速道路の出入口やインターチェンジ、ジャンクションなどの付近では、逆走車に遭遇する率が上がります。万が一、高速道路で目的のインターチェンジを通り過ぎてしまったら、Uターンやバックをするのではなく、そのまま走行して次のインターチェンジで降りるようにしてください。出口の料金所に着いたら、一般レーンに進み、料金所のスタッフに目的のインターチェンジを通り過ぎてしまったことを相談してください。料金所の構造等によっては対応ができないこともありますが、場所によっては、スタッフの方によって、目的のインターチェンジまで戻れるよう対応してもらえることもあります。間違ったからといって、あわててUターンをして逆走というのは、絶対にしないでください。 速度を守り、走行車線を走る 逆走事故から身を守るためには、速度超過をしないことが大前提です。当然、速度を上げると死亡率は上がりますが、相手の速度はコントロールできません。少しでも被害を軽減するためには、自分自身が速度超過をしないことです。また、高速道路では、【逆走車あり】という掲示もされることがありますので、掲示板を必ず見るようにして、このような表示を見たら速度を落とし、逆走車との遭遇に備えてください。さらに、走行車線を必ず走行するようにしてください。原則として左側の車線を走行することは、道路交通法で定められていることでもありますが、多くの逆走車は、追い越し車線を逆走して来るからです。逆走車との正面衝突を避けるためにも、左側の車線を走行しましょう。相手の逆走を止めることはできませんが、自分の運転によって身を守ることを心がけてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [“事故ゼロ経営”を実現する最先端AIとは?第1回 Nauto主催 無料セミナーご案内](https://nauto.co.jp/news/nauto-japan-安全運行管理セミナー「nauto-day」-開催のご案内/) - 突然の事故、上がり続ける保険料、手間のかかる指導・管理…。しかし、これからの「安全運転」は、もはや“根性”や“注意力”だけに頼る時代ではありません。物流トラック、営業車、連絡車、カスタマーサポート車…すべての業務車両にAI革命をもたらす—それが、Nauto(ナウト)です。 わき見運転、ながらスマホ、居眠りに至る前の眠気、歩行者、前方衝突、をその場で検知し警告 AIが危険運転をスコア化し、人事・教育にも活用 映像で事故の原因が明確に、保険対応もスムーズに 本セミナーでは、世界初のAIドラレコ「Nauto」が、なぜ数多くの企業に選ばれ、事故削減・ブランド強化に貢献しているのか。その理由と導入事例を、余すことなくお伝えします。 【開催概要】 主催: Nauto Japan合同会社対象: 輸送トラックを保有する物流企業様 営業車・業務連絡車・サポートカーなどの白ナンバー社用車を運用されている企業様参加費:無料(要事前申込)形式: オンライン(Zoom)/現地(選択可) 【登壇者】 Nauto Japan 合同会社 代表執行役員社長 赤井 祐記 国土交通省 物流・自動車局 安全政策課 専門官 奥平 賢治 様 丸全昭和運輸株式会社 物流品質管理部 飯岡 剛 様 【アジェンダ】 14:30 開場・受付開始15:00 第一部 講演16:00 第二部 講演17:15 ネットワーキング(立食) (アジェンダは変更になる場合があります) 【会場のご案内】 ■日時:2025年5月23日(金)15:00〜18:30■場所:Wovn Technologies株式会社 セミナールーム 東京都港区南青山2-26-1 D-LIFEPLACE南青山9F https://maps.app.goo.gl/AC5X5rgjYKsqHugk7 【こんな企業様におすすめ】 とにかく社用車の重大事故を無くしたい 社用車を多く運用しているが、運転管理に不安がある 属人的な安全指導に限界を感じている 安全体制を「見える化」したい コンプライアンスを徹底してリスク管理を行いたい 保険料の高騰や事故の損失を削減したい ※本イベントは終了いたしました。たくさんのご参加ありがとうございました。 ※同業・競合他社様のお申し込みはご遠慮ください。ご参加をお断りすることがあります。 ご案内資料はこちらからダウンロードできます。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第89回 踏み間違い事故は誰にでも起こる──年齢に関係ないリスク](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第89回-踏み間違/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。5月7日、鹿児島県で踏み間違いによる事故が起きました。自宅の駐車場にバックで止めようとした運転者が、ブレーキとアクセルを踏み間違えてしまい、自宅に併設されたサンルームに衝突してそのまま突き破り、中にいた母親を車と家の間に挟んでしまいました。母親は、残念ながら出血性ショックで亡くなりました。 全年齢で起こる踏み間違い事故 みなさんは、この事故を起こしてしまった運転者が何歳くらいだと想像したでしょうか。ニュースではよく「高齢者の踏み間違い事故」という見出しで報道されているため、踏み間違いの事故は高齢者が起こすものだ、と思っていないでしょうか。実は、この鹿児島で起きた事故の運転者は、40代でした。踏み間違い事故は、高齢者特有の事故ではなく、全年齢において起こっています。公益社団法人 交通事故総合分析センターの調査によると、2018年から2020年の3年間で9,738件(車対列車含む)の踏み間違い事故が起こっています。このうち、車両相互の事故件数を見ると、24歳以下が最も多い1,538件となっています。次いで75歳以上が多く、1,315件です。24歳以下と75歳以上は、他の年代に比べて運転者数が少ないにも関わらず、多くの事故が起こっているのです。また、車両相互、車両単独、そして人対車両の事故類型で見ると、いずれも直進時の踏み間違いが多いのですが、人対車両においては、後退時の踏み間違いも多く起こっています。駐車場等で後退する場合には、ペダルの確認はもちろんですが、いきなり強く踏み込まないようにして、事故を防止してください。人が通行している場合は運転操作をやめ、通過後に車両を動かすようにしましょう。 「若さ」は保証にならない 事故分析をする中で、踏み間違い事故を起こした運転者に話を聞く機会も度々ありました。多くの人が「自分は踏み間違えていない。車の故障だ」と言います。踏み間違えるはずなどない、という思い込みがあると、実際に踏み間違いを起こした際にも行動を省みることができずに、ブレーキだと思って何度もアクセルを強く踏み込んでしまいます。そのため、暴走してしまい、場合によっては人を巻き込んで死亡事故を起こしてしまうのです。踏み間違いは、誰でもしてしまう可能性があります。そのことを念頭に置いているかどうかで、踏み込む力をとっさに弱められるかどうかが変わってきます。自分も踏み間違いをするかもしれない、と想定して運転をしてください。このコラムを読んでいる方の中には、管理職の立場にあり、社員教育を担当されている方もいると思います。交通事故には、「若いから大丈夫」というものはありません。むしろ、その思い込みがある方が危険であるということを、しっかり伝えて、事故防止につなげてください。(資料出典:イタルダインフォメーション 2022 No.139) =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第88回 止まっている車に追突?意外と多いその原因とは?](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第88回-止まって/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。千葉県柏市で起こったとある衝突事故の映像が、先日、ニュース番組で取り上げられ、Yahoo!ニュースで公式コメントをしました。渋滞中で停止していた車に、後ろの車両が追突してしまった映像です。追突した車両の運転者は、走行してきて止まらずにそのまま衝突したのではなく、止まっている状態から、先行車が動いていないにも関わらず発進してしまい、追突してしまったのです。 先行車が動いたかを確認してからアクセルを 実はこういった事故は、追突事故の典型的なパターンでもあります。渋滞や信号待ちで、止まった状態で手元のスマートフォンなどを見ている時によく発生します。目の前の車両が進んだかではなく、横の車が動いたことで自分も進めると勘違いをして、発進してしまうためです。実際に、千葉の事故では、追突した側の運転者は「隣の車線にいた車が動き出したので、わき見をしたまま発進したらぶつかった」と証言しています。隣の車線の車両が動き出しても、顔を上げて自分の前にいる車両が動くのを確認するまでは、アクセルを踏まないようにしましょう。 だろう運転による追突 話は変わりますが、もう一つ、追突事故でよくあるパターンが、「だろう運転」による事故です。これは、先行車両が右左折をする時に起こりやすいケースです。先行車の指示器を見て「自分が右左折をする場所に到達する頃には、先行車は曲がり終えているだろう」といった予測をして、スピードを落とすことなく走行し、予測通りに相手が動かなかった場合に追突してしまうのです。だろう運転というのは、相手がたまたま自分の予測通りに動いた時にしか成立しない、ということを理解しなければなりません。だろう運転の判断基準は、「自分ならこうする」というものです。しかし、この基準による予測に合致する動きをするには、相手が自分と同じ判断能力があり、自分と同じ認知をしている必要があります。しかし、相手は自分と同じだけの運転経験があるとは限りません。また、相手の視界に入っている歩行者や自転車が、自分には見えていないこともあります。そうするとその予測は、いとも簡単に外れてしまいます。先行車が「自分にとって予想をしていなかった動き」を取ったことになり、事故へと発展するのです。 これからゴールデンウィークが明けるまで、全国各地で渋滞が起こりやすくなります。普段運転をしない人が運転をして、遠出をすることもあるでしょう。走行時だけでなく停車時にも車間距離を空けるようにしましょう。また、長時間の運転では適度に休憩を挟み、リフレッシュするようにしてください。注意力が散漫になると、隣の車が動いた時に、思わず自分も発進してしまいます。休憩を挟んだり、運転を交代したりして、事故防止に努めてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第87回 もしも高速道路で車が止まったら…あなたの命を守る行動とは?](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第87回-もしも高/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。3月末、山形自動車道上り線で、歩行者がはねられて死亡するという事故がありました。付近には、歩行者のものとみられる乗用車が止まっていたそうです。警察は、車の故障で降車し、事故にあったとみて調べています。実はこういった事故は、意外と起こっています。令和5年における、高速道路での人対車両の事故は、83件も起こっているのです。その多くは、今回のように何らかの理由で車外に出ていたところを、後続の車両にはねられるというものです。 停車してからの運転者の行動 みなさんは、高速道路で車両が故障してしまった場合や事故を起こしてしまった場合、きちんと対処できるでしょうか。まず、ハザードランプを点灯して、路肩に寄せてください。次に、同乗者がいる場合は、車から降りてもらいガードレールの外側に避難させましょう。その際、停止させた車両よりも後方に立つようにしてください。万が一、停止させた車両に後続車が追突した場合、車両より前方に立っていると巻き込まれてケガをします。同乗者の避難がすんだら、三角停止表示板などの停止表示器材を設置し、発炎筒を焚きましょう。設置し終わったら、運転者もガードレールの外側に避難します。その後、高速道路に設置されている非常電話か、携帯電話で110番か道路緊急ダイヤル(#9910)に通報しましょう。危険なので、絶対に高速道路上を歩き回ったりしないでください。現在は、停止表示器材が車両に標準装備されていませんので、自分の車両に装備していない場合は、購入して車両に載せておきましょう。また、発炎筒には使用期限がありますので、あわせて確認をしておきましょう。 かもしれない運転 高速道路を走行している時でも、路上に停止車両がいるかもしれない、という意識で運転することで防止できる事故があります。高速道路とはいえ、さまざまなタイプの事故が発生しています。出口を間違えた車両が前方で急停止したり、中にはUターンをしてしまう車両もいます。料金所でレーンを間違えた車両が、急な割り込みをしたあげくに、急停止することもあります。こういった車に追突してしまう事故が、少なからず起こっているのです。私のYouTube番組を視聴してくださっている方は、これらの事故に覚えがあると思います。法定速度を守ることや、かもしれない運転をすることはもちろんですが、少しでも違和感を抱く車がいたら、すぐに速度を落として車間距離を空けるようにしてください。おかしいな、変な運転をするな、と思いながらも、車間距離を詰めたまま走行していては、予想外の運転行動を取られた時に、対応ができません。事故防止のために、白線4本分の車間距離は常に確保し、自分とは感覚の違う運転をする車両に対しては、さらに車間距離を空けて、事故をもらわないようにしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [次世代社用車管理DXセミナー登壇(2025/3/14)](https://nauto.co.jp/news/次世代社用車管理dxセミナー登壇2025-3-14/) - 2025年03月14日(金)に開催される、SBクリエイティブ株式会社(ビジネス+IT)主催「AIドラレコ、アルコールチェック、コンプラ強化まで 事故防止と業務効率を両立する、次世代社用車管理DXセミナー」に、Nauto Japan マーケティング部 部長の村野が登壇いたします。 以下の公式サイトにてセミナーの詳細をご確認いただき、事前登録の上ご参加ください(参加費無料)。 公式サイトはこちら - [【交通安全ニュース解説コラム】第86回 新年度に増える子どもの交通事故 ー 安全運転のポイントと対応策](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第86回-新年度に/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。まもなく新年度が始まります。この時期から多くなる交通事故がありますが、みなさんはどのような事故か分かりますか。それは、子どもとの事故です。4月から6月にかけて、子どもとの交通事故が増加します。特に多いのが小学校1年生、2年生の低学年との接触事故で、下校時間にあたる15時から17時の間に死亡事故が多発しています。 子どもは危険感受性が低い 大人に比べて、子どもは危険感受性が低く、急に車道に飛び出すことがあります。左側の歩道に子どもの姿を確認したら、構えブレーキにしましょう。私は子どもがいることに気づいたら、あらかじめブレーキを踏み、徐行するようにしています。飛び出してきてからブレーキを踏んでいては、間に合わないことがあるからです。また、歩道からだけでなく、止まっている車両の陰から突然飛び出してくることもあるので、反対車線に停車中の車がある場合は、構えブレーキで走行してください。子どもたちの通学路になっている生活道路は、幅員が狭く建物もあるので見通しの悪い場所があちこちにあると思います。通学や帰宅時間、放課後の時間帯には、よりいっそう速度を落として走行してください。 必ず警察に通報を 万が一、子どもとの接触事故を起こしてしまった時は、救護と報告の義務を果たしてください。よくあるケースなのですが、事故を起こしてしまった子どもは、なんともないからといってその場を立ち去ってしまうことがあります。「大人に怒られる」という恐怖心から、少しでも早くその場を離れてしまいたくなるのです。たとえ相手の子どもが立ち去ったとしても、警察に事故の報告をしてください。これは道路交通法で定められている義務だから行わなければならないのですが、同時に、ひき逃げ事件にしないためにも必要なことです。子どもが自分から立ち去ったからといって、運転者も通報をせずにその場から離れてしまうことがあります。しかし、事故に遭った子どもが、帰宅後に親に怪我の理由を聞かれ、その親が警察に通報した場合、事故を起こした運転者はひき逃げの容疑者として捜索されます。事故を起こしたら、相手が立ち去ったとしても警察に通報して事故の報告をし、自分の連絡先を伝えるようにしましょう。そうすれば、事故が「ひき逃げ」として扱われることは避けられます。私のYouTubeチャンネル「上西一美のドラレコ交通事故防止」でも、子どもの飛び出し事故の映像を取り上げています。ぜひ視聴して、事故防止のための想定を増やしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第85回 ながら運転の実態と危険性 ー その一瞬が命を奪う](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第85回-ながら運/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先日、令和6年の交通事故の発生状況に関する統計が、警察庁から発表されました。年初めにこのコラムでも書いたように、死者数は2663人と前年から減ってはいますが、今回発表されたデータを見ると、「ながら運転」による死亡・重傷事故が増加していることが分かりました。「ながら運転」とは、いわゆる携帯電話等を使用しながら運転をすることです。統計では、道路交通法が改正された翌年の令和2年には一時的に減少したのですが、その後増え続け、令和6年には136件の事故が発生し、32人が亡くなっています。統計の残る平成19年以降で最多となりました。そして、厳罰化されて以降の、令和2年から令和6年の間に起こった「ながら運転」による死亡・重傷事故の運転者の50%以上が、20代から30代であることも分かりました。 ほんの1、2秒が命取りに 私がこれまでに事故分析をしたドライブレコーダーの映像の中には、ながら運転によるものも多く含まれていました。そしてそのほとんどが、ほんの1、2秒、スマホに目を向けた時に、事故を起こしているのです。みなさんも、「ちょっとだから」という意識で、スマホを手にしていませんか。その数秒で、人を死なせてしまうかもしれません。ながら運転というと、携帯電話の操作がまず思い浮かぶかもしれませんが、事故を起こしてしまう「ながら行動」はそれだけではありません。最近分析した映像では、タバコが原因の事故もありました。運転者がタバコを吸っていたのですが、そのタバコを落としてしまったのです。運転しながら落としたタバコを探していて、事故を起こしてしまいました。ほかにも、お菓子を食べていてこぼしてしまったり、飲み物を置く時に倒してしまったことに気を取られて事故を起こしたという事例もありました。 ながら運転中は、反射的に行動してしまう 過去にタクシーの運転者が「ながら運転」で事故を起こした映像がありました。運転者は、ハンズフリーで通話中でした。カーブに差しかかった時、助手席に置いていた書類が落下し、とっさにそれを取ろうと体が動いてしまいました。そして、ハンドル操作を誤り、交差点で信号待ちをしていた自転車の人に衝突したのです。運転に集中していれば、カーブに差しかかった時に落ちたものを拾うなどという危険な行動はしなかったでしょう。「何か」に意識が向いている時、人は反射的に行動してしまうことがあります。その「何か」が運転以外のことにならないよう、運転者は責任を持たなければなりません。年度末になると、交通量が増え、渋滞なども多くなります。渋滞の影響などで遅れてしまうと、どうしても交通情報や地図、また、資料を見ながら運転する運転者が増えます。ながら運転は非常に危険な行為であることを認識し、いかなる理由があっても、絶対に行わないようにしてください。信号待ちでしか地図や資料は見ていないという人の中にも、確認や操作が完全に終わる前に車を発進させてしまうなど、本人が自覚していない状態でながら運転をしてしまうケースもあります。このような無自覚な「ながら運転」を防止するために、AIで客観的に教えてくれるドライブレコーダーを活用するのも良いと思います。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第84回 飲酒運転の危険性とアルコールチェックの重要性](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第84回-飲酒運転/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。2月14日、静岡県浜松市で、暴走した車両が中央分離帯を乗り越えてタクシーに衝突するという事故が起こりました。幸い死者は出ませんでしたが、3人が怪我を負いました。事故が起こったのは午後2時20分頃だったのですが、車を運転していた運転者の呼気からは、基準値を超えるアルコールが検出されました。警察の調べに対して、酒を飲んで事故を起こしたと話しているそうです。また、2月22日には、福岡県古賀市で2トントラックが原付バイクと衝突する事故が発生しました。このトラックの運転者は、バイクとの接触事故後逃走し、約7時間後に別の当て逃げ事件で再度目撃され、さらに4キロ離れた場所で警察によって発見されました。トラックの運転者の呼気からは、基準値の9倍近いアルコールが検出されたとのことです。 アルコールチェックの義務化 浜松市の事故は、時間帯を考えると慢性的に酒気帯び運転を行っていた可能性もあると考えられます。多少の酒気帯び運転でも、検挙されなかったり、事故にならなかったという成功体験を積み重ねてしまうと、それが当たり前となり、どんどん行動はエスカレートしていきます。福岡の事故に関しては、トラックということですが、運送会社かどうかは報道では明らかにされていませんでした。運送会社かどうかは分かりませんが、通常、業務において車両を運転するほとんどの企業では、アルコールチェックが義務付けられています。これは、2023年12月1日から義務化されたのですが、運転者の酒気帯びの有無の確認を、アルコール検知器を用いて行わなければなりません。また、そのチェックの記録は1年間保存する必要があります。この運転者の会社ではアルコールチェックがされていたのか、出庫後の飲酒だったのかなど、事故の経緯が気になります。いずれにしても、基準値の約9倍のアルコールが検出されていますから、常習的に行っていた可能性と、依存症の可能性についても疑われます。 アルコール1単位の分解時間は4~5時間 一般的に、アルコールが分解される時間は、男性で1単位あたり4~5時間かかると言われています。この「1単位」とは、純アルコールが20g含まれる量で、ビールであれば500ml(1缶)。日本酒は160ml(0.8合)、チューハイは350ml(1缶)と、お酒の種類によって量も変わってきます。体格や体重、性別や年齢によっても分解時間は変わりますが、目安として覚えておいてください。時折、「一晩寝たから大丈夫」と言う人がいますが、アルコールの分解速度は睡眠中は遅くなります。4~5時間というのは、あくまで覚醒状態での時間であることを忘れないでください。車を運転する予定がある方は、何時間後であれば確実にアルコールが分解されるのか計算をして、お酒を飲むようにしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [Nauto Japan、元セールスフォース・ジャパン 取締役副社長 古森 茂幹 氏が名誉会長に就任](https://nauto.co.jp/release/nauto-japan、元セールスフォース・ジャパン-取締役副会/) - ナウトジャパン合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井祐記、以下「ナウトジャパン」)は、2025年2月1日付で、元セールスフォース・ジャパン 取締役副社長 古森茂幹氏がナウトジャパン合同会社 名誉会長に就任したことをお知らせいたします。 古森氏は、長年にわたりIT技術を活用し、エンタープライズ市場の成長を牽引してきました。株式会社セールスフォース・ジャパンでは取締役副会長、取締役副社長を歴任し日本法人の営業組織全体の統括責任者として日本市場の事業拡大をリードし、多くの大手企業との連携を推進。日本ヒューレット・パッカード株式会社では代表取締役副社長を務め、幅広い業界の経営リーダーとともに事業戦略の策定・実行を手掛けました。その豊富なネットワークと知見は、エンタープライズ市場における課題解決の推進において大きな影響力を持っています。 ナウトジャパンは、AI技術を活用した安全運行管理プラットフォーム「ナウト」を提供し、交通事故の低減やモビリティ全般の安全性向上に取り組んでいます。古森氏の就任により、ナウトジャパンはこれまでの日本市場での導入実績に加え、様々な業界のエンタープライズ企業への展開を加速し、日本市場におけるリーダーシップを強化します。古森氏が培ってきた顧客へのアプローチ方法や経営視点を活かすことで、より多くの企業に「ナウト」の価値を届けるとともに、社会全体に貢献する新たなソリューションの提供を進めてまいります。 古森 茂幹 氏のコメント 「ナウトジャパン合同会社の名誉会長に就任することを大変光栄に思います。『ナウト』は最先端の映像解析AI技術を活用し、交通事故の未然防止だけでなく、企業の安全管理を進化させ、事故リスクを削減し、運行効率を高める強力なプラットフォームです。このような革新的な技術を、より多くの企業と社会全体に届けるため、私のこれまでの経験とネットワークを活かし、ナウトジャパンのさらなる成長に貢献し、安全で持続可能なモビリティ社会の実現に尽力してまいります。」 古森 茂幹 氏 略歴 1982年 日本ヒューレット・パッカード株式会社 入社。2009年 同社取締役に就任、エンタープライズビジネス営業統括兼中部・西日本担当。2012年 専務執行役員に就任、エンタープライズグループ営業統括。2014年 代表取締役 副社長執行役員に就任、エンタープライズグループ事業およびソフトウェア事業を統括しながら、日本HP ファイナンシャルサービス株式会社 代表取締役社長を兼任。2015年 株式会社セールスフォース・ドットコムの副社長に就任。エンタープライズ事業部門のリーダーとして、大手企業、公共部門および関東圏以外の地域における事業を統括。2018年 同社取締役 副社長に就任。2024年 同社取締役 副会長に就任。2025年2月 ナウトジャパン合同会社 名誉会長に就任。 代表執行役員社長 赤井祐記のコメント 「2024年はNauto Japanにとり大きな飛躍の年となりました。しかし2025年以降の当社の更なる事業拡大計画の実行のためには、古森氏のIT業界及びSaaSビジネスにおけるエンタープライズ営業での圧倒的実績とエグゼクティブネットワーク力が必要と考え古森氏に当社名誉会長就任を要請しました。このたび、古森氏をナウトジャパンの名誉会長として迎えられることを、大変嬉しく思います。また古森氏は、長年にわたり企業変革の最前線に立ち、多くの顧客の成功を支えてきたリーダーです。彼の知見とリーダーシップがNauto Japanが加わることによりNautoの圧倒的価値のマーケットへの浸透と顧客の経営課題解決を加速します。そしてより安全で安心なモビリティ社会を実現にむけて更に成長して参ります。」 ナウトジャパン合同会社について ナウトジャパン合同会社は、米国シリコンバレーに本社を置くNauto, Inc.の日本法人として、2017年6月に設立されました。高度な映像解析AI技術を活用した安全運行管理プラットフォーム「ナウト」の開発・提供を通じて、交通事故の低減やモビリティ全般の安全性向上に取り組んでいます。2018年の日本国内での販売開始以来、700社以上の企業に導入されており、AIの精度に直結する実走行データ量は46億km分(2025年2月時点)を超えています。今後も、エンタープライズ企業を含むさまざまな規模の顧客とともに、業界を超えた価値を提供し続けてまいります。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第83回 冬の運転注意喚起:凍結路面で事故を防ぐために](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第83回-冬の運転/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。ここ最近、全国的に厳しい寒さに覆われていますね。17日からはまた寒波と大雪の予報が出ています。気象庁が「早期天候情報」を発表したのですが、これは10年に1度程度しか起きないような天候の可能性があるときに発表するそうです。このような時季の運転では、やはり路面の「凍結」に気をつけなければなりません。 速度を落とし、車間距離を広く 凍結した路面によって車がスリップしてしまう事故では、複数台が絡む事態になってしまうケースがよく見られます。事故を防ぐためには、普段の1/2の速度で走行してください。また、車間距離も、普段の2倍の距離を取るように意識してください。走行中はこの2点の運転行動を実践することで、事故防止の効果は大きく出ます。これに加えて、凍結しやすい場所を把握しておくことも、重要な事故防止対策です。地形の関係で、凍結しやすい地域とそうでない地域というのがありますが、どの地域でも同じように凍結しやすい場所というのがあります。それは、「橋の上」「トンネルの出入口付近」そして「日陰になっている場所」です。 橋の上は、その構造上、道路の上下を風が吹き抜けるので路面が冷えやすく、凍結や積雪しやすくなっています。これは陸橋でも同じです。そして、トンネルの出入口付近も風が吹き抜ける位置であり、加えて日陰になりやすいため、凍結しやすくなっています。トンネルに入ると降雪がないため、つい速度を上げてしまう人がいますが、これは非常に危険です。走行する車から落ちた雪や水滴で、路面はトンネルの外と同じように濡れています。そしてトンネル内を吹き抜ける風によって、水分が凍り、路面は滑りやすくなっています。速度は絶対に上げないでください。 街中で特に気をつけていただきたいのは、「日陰になっている場所」です。凍結が起こりやすいのは深夜から明け方にかけての時間帯ですが、日陰になっている場所は、日中でも路面が凍っているため注意が必要です。時速20kmの走行でも、日陰の凍結でスリップしてしまってハンドル操作ができなくなり、衝突してしまったという事故も起きています。日陰になっている場所を走行する際には、路面が凍結しているかもしれないという意識で運転をしてください。 急のつく運転をしないために 路面凍結に対する事故防止では「急のつく運転をしない」ということがよく言われます。急ハンドル、急発進、急ブレーキの3つです。これらはもちろん当然のことなのですが、さらに重要なのは、「急のつく運転をしなくてよい状態」で運転をすることです。普段の1/2の速度で、普段の2倍の車間距離を保持して運転をしてください。そして、時間に余裕を持って出発をしてください。まだまだ寒い日が続きます。スリップ事故を起こさないよう、安全運転を心がけてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【アーカイブ配信開始】第5回 日本を変える中小企業リーダーズサミット](https://nauto.co.jp/news/【アーカイブ配信開始】第5回-日本を変える中小企/) - 2025年1月22日(水)~1月24日(金)の3日間にわたって開催された、弊社代表赤井祐記も登壇いたしました、Sansan株式会社・株式会社朝日新聞社・朝日インタラクティブ株式会社主催「第5回 日本を変える 中小企業リーダーズサミット」のアーカイブ配信が開始されています。 1月22日(水)12:10~12:25 の枠最先端AIと経営リーダーシップにより実現する最高峰のモビリティDX 〜交通事故ゼロの社会をめざして〜単なる車両運行管理を超え、社有車の安全管理を経営者が自らの経営課題と認識し、企業価値の向上と持続可能な社会の実現に向けて如何に社会的責任を果たしていくかについてお伝えします。 以下の公式サイトにてアーカイブ配信の詳細をご確認いただき、ご登録の上ご視聴ください。(参加費無料)2/12 18:00まで 公式サイトはこちらアーカイブ視聴ご登録はこちら(公式サイト)(ご視聴には視聴サイト下部より新規ご登録(無料)が必要です) - [【交通安全ニュース解説コラム】第82回 一時停止のわずかな違反が、大きな悲劇を生む](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第82回-一時停止/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。1月下旬に、兵庫県加古川市の県道の交差点で、車同士の衝突に自転車が巻き込まれるという事故がありました。この事故で、自転車に乗っていた18歳の高校生は意識不明の重体となりました。事故は信号のない交差点で起こりました。乗用車と軽自動車が出会い頭に衝突し、横転した軽自動車が対向車線にいた自転車に衝突したのです。警察は、乗用車の運転者を逮捕し、詳しい事故原因について調査中です。 事故の記事には、原因は調査中と書かれていましたが、一部では「乗用車側に一時停止の標識があり、調べに対して容疑を認めている」という記載や報道がありました。正式発表ではないので、あくまで推測にはなりますが、乗用車が一時停止義務違反をした可能性が伺えます。 一時停止の目的は出会い頭の事故防止 このコラムで何度もお伝えしていますが、一時停止地点では必ず「一時停止線の直前で」止まってください。一時停止の目的は、車道の往来を確認するためのものではありません。出会い頭の事故を防ぐためのものです。車や歩行者、自転車などの往来を見ようとすると、一時停止線を越えないと確認ができません。しかし、それでは出会い頭の事故を起こしてしまいます。冒頭で取り上げた事故では、衝突した相手の車が横転をしています。かなりの速度で衝突したのではないでしょうか。今回の事故のような状況では、優先道路を走行している車両の速度が比較的出ている可能性もあり、側面衝突によって車が大きく破損したり、横転や歩道に乗り上げてしまう事故を、ドラレコの事故分析でも多く見ます。優先道路側の車両も、事故に巻き込まれないためには、交差点付近に来たらスピードを落とし、ブレーキに足を置く「構えブレーキ」で走行するようにしてください。 事故の大小は、当事者には決められない 交通事故の大小は、事故を起こす運転者が選べることではありません。一時停止で止まらなかった時、車やバイク、自転車、そして歩行者がいなければ、交通事故にすらなりません。しかし、加古川の事故のように、一時停止で止まらなかったために車両と衝突し、たまたま通りかかった自転車まで巻き込んでしまうこともあるのです。事故を起こした時に、どこにどんな風に衝突して、誰を巻き込むかは、事故を起こした運転者は選べません。ですから、事故の結果だけを見て「軽傷で済んだから大丈夫」と思い、事故を起こした運転行動を改めずにいると、いつかまた必ず事故を繰り返します。被害者の命を奪わないためにも、どんなに軽微と思われる事故でも、「事故を起こした」という事実を重く受け止め、運転行動を改めなければなりません。それは、どこかに「軽くぶつけた」だけでも同じです。事故には違いがありません。ぶつけた原因を解明し、運転行動を改めてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第81回 2024年交通事故死者数2663人:減少傾向も依然残る課題](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第81回-2024年交通事/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。今年もこのコラムでは、交通事故防止のポイントについてお伝えしていきます。事故を起こさないため、そして事故に巻き込まれないために、安全走行ができる運転習慣を身につけましょう。 2024年の死者数は2663人 先日、2024年の交通事故統計を警察庁が発表しました。全国の交通事故死者数は2663人(前年比-15人)でした。2年ぶりの減少となり、統計が残る1948年以降、3番目に少ない死者数でした。最も多かったのは東京都で146人。次いで愛知県が141人、そして千葉県が3番目で131人でした。最も少なかったのは島根県で、死者数は9人でした。 ここからは、11月末までの統計になりますが、死者が出た事故における第1当事者の法令違反で最も多かったのが、「漫然運転」です。慣れた道の走行では、慣れているがゆえについつい他のことを考えてしまったり、ぼんやりとしてしまう危険性があります。慣れた道では気が緩みやすいということを意識して、運転してください。また、長時間にわたる運転では、集中力が途切れてしまい、安全確認をしないまま走行してしまう危険性があります。こまめに休憩を取るようにしてください。最低でも1時間半から2時間程度に1回、車を止めて休憩をしてください。眠気がある時には、時間にこだわらず、すぐに安全な場所に車を止めて、仮眠を取るようにしてください。ガムを噛んだりして眠気と戦いながら運転をする人がいますが、眠気には勝てません。非常に危険なので、必ず休憩して仮眠を取るようにしてください。 そして、飲酒運転もいまだなくなってはいません。令和6年11月末の時点で、119件の飲酒運転による死亡事故が発生しています。厳罰化されて早数年が経ちますが、いまだ、お酒を飲んだにも関わらずハンドルを握り、人を死なせてしまっている運転者がいるのです。 横断中と出会い頭の事故が多発 事故類型別で死亡事故を見ると、横断中の歩行者と車両との事故が目立って多く起きています。横断している場所で見ると、最も多いのが「その他」と分類される事故でした。これは、横断歩道上でもその付近でもないということです。横断歩道以外の場所、例えばコンビニやスーパー等の近くでは、横断歩道がなくても道路を横断しようとする歩行者がいます。また、子供たちの生活圏にある小学校等の施設の近くでも、横断歩道のない場所を横断してしまう子がいます。運転する場合は、十分に配慮して安全な速度で走行してください。 車両相互の事故では「出会い頭」の事故が最も多く起こっています。一時停止線では、必ず線の手前でいったん止まって安全確認をしてください。車両の往来が見える所まで止まらずに進んでしまうと、出会い頭の事故を起こしてしまいます。直進側を走行している人も、一時停止線で止まらずに車が出てくるかもしれないと想定して、運転をしてください。 毎日どこかで7人が亡くなっている 死者2663人。過去3番目の少なさではありますが、1日に約7人、3時間20分に1人、全国のどこかで亡くなっているということです。そう考えると、決して少ない数字ではありません。車社会を営む私たちにとって、死亡事故はまだまだ身近なものなのです。交通事故は交通に関わるすべての人が、より注意し、慎重な行動を取ることで防止できます。一時期と比べると減少したとは言え、まだ減少させる要素はたくさんあるのではないでしょうか。加害者にも被害者にもならないために、安全を軽んじることなく日々の運転を行うようにしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【未公開記事】 新機能の紹介:社内規定違反(シートベルト未装着)イベント検知](https://nauto.co.jp/news/【未公開記事】 新機能の紹介:社内規定違反(/) - AI搭載通信型の法人向けドライブレコーダー(ドラレコ)を開発・販売するナウトは2018年に日本に上陸して以降、物流企業様などを含む500以上の法人さまの商用車・社用車の運行管理・ドライバーの運転指導を人工知能(AI)の力でご支援してきました。わき見、居眠りなどのながら運転をAIが検知し、その場でドライバーに危険運転を警告すると同時に、運行管理者や営業所長などにはメールで危険運転が行われたことを通知します。この度、ナウトのドラレコに新たにシートベルト未装着検知を追加しました。従来より運転中の携帯電話の使用や喫煙をナウトは検出していましたが、シートベルト未装着に関する厳しい安全規定を追加することで、さらなる事故のリスクを低減します。 社内規定違反検知機能が必要な理由 運転中の携帯電話の使用禁止の徹底や車内禁煙などの社内規定は、各法人さまの商用車・営業車における事故のリスクや、事故が起こってしまった際の保険金請求処理にかかる費用を抑えることができ、非常に重要です。アメリカにおけるある機関の調査によると車内での携帯電話使用禁止を厳格に規定している車両は、規定がない、あるいは使用禁止を強制できない車両に比べて、衝突事故の発生率が低いと判明しています。(参照:Network of Employers for Traffic Safety ) 車両向け安全規定の現状 他の映像を使用したテレマティクスなどのソリューションでも、ドライバーによる違反行為の特定は可能です。しかし、このようなソリューションは、急加速、急ブレーキ、急ハンドルなどの激しい運転操作時に取得された映像を第三者が確認し、携帯電話の操作や喫煙、シートベルト未装着を探している形が一般的です。 この方法ではドライバーのプライバシーが奪われるだけでなく、第三者によって分析された映像だけでは全体像が把握できません。下記の映像のように激しい運転操作が行われなった場合は検知は難しいのではないでしょうか。 ナウトは激しい車両の動きがなくても、エッジAIでわき見運転を検知 ナウトの規定違反検知機能 従来のドラレコなどのソリューションは激しい運転操作を分析のトリガーとしているのに対し、ナウトは、車載器に搭載されたAIが自動で車内の映像を分析するため、ドライバーの危険な挙動 をリアルタイムに直接検知する他社にはないソリューションを提供します。 この度、ナウトのAIアルゴリズムに、運転中の携帯電話の使用や喫煙、シートベルト未装着を検知する社内規定違反検知機能を学習させました。アルゴリズムが車内の画像センサーで社内規定違反を認識したら、ナウト車載器がナウトウェブアプリケーションに映像をアップロードし、運行管理者にデータを提供します。 ナウトの携帯電話使用検知AIによるラベル付け ナウトの喫煙検知AIによるラベル付け ナウトのシートベルト未装着AIによるラベル付け ナウトウェブアプリケーションの社内規定違反検知機能 運行管理者はナウトウェブアプリケーションでドライバーによる携帯電話の保持や喫煙行為、シートベルト未装着を特定し、人事レポート用に違反の映像証拠を作成できます。社内規定違反イベントは、自動で作成されすべてのお客様がご利用できます。社内規定違反を含む危険運転の回数や頻度が一覧で表示され、運行管理者は危険挙動の詳細情報や画像を確認可能です。 新機能「社内規定違反検知機能」 ナウトは、わき見運転などのながら運転検知機能からスタートし、現在は事業の過程で解析した14億km相当の広範な映像データを基に、ドライバー席の携帯電話とたばこを識別するアルゴリズムを開発しました。これはまだ始まりに過ぎません。アルゴリズムを継続的に改善することで、画像認識技術はさらに進化を遂げ、検知対象を拡大していきます。[曽篠6] 検知対象に関するご提案がございましたら、ぜひお知らせください。デモのリクエストも受け付けております 。 ‍ - [2020年の振り返りと2021年のご挨拶](https://nauto.co.jp/release/2020年の振り返りと2021年のご挨拶/) - 新年あけましておめでとうございます。今年も何卒、よろしくお願い申しあげます。昨年はナウトジャパンにとっては飛躍の年となりました。商品発売から約2年で、導入企業様も日本国内で500社を超え、多くのお客様の車両の安全な運行をサポートさせて頂いております。ご採用いただきました企業様、及び販売・保守に関っていただいている皆様に心より御礼申し上げます。 また、導入から1年以上たったお客様の数も増加しており、その中の多くのお客様にて効果を実感いただいております。実際に、昨年中に導入事例インタビューをさせていただいた企業様からは下記のようなお声をいただきました: “ナウトを導入してすぐに、前年比60%まで事故を減らすことができました” (株式会社 日東フルライン、井の下社長)※インタビュー記事はこちら “弊社で最初にナウトを5台導入した際、過去5年で数回程度の事故歴がある従業員数名に積極的に活用しました。導入後は、そのうち1人も事故を起こしていません。これは偶然ではなくて、確実に事故防止効果があることの証左であると考えています。” (株式会社エス・ティー・エス、篠崎社長)※インタビュー記事はこちら “ナウトでの管理を徹底したことにより、事故は削減し保険料も大幅ダウンしました。フリート保険の割引率も30%進行し(単年度の進行幅の最大値)、1000万円近いコスト削減効果がありました。” (株式会社サントス、山本社長)※インタビュー記事はこちら ナウトを導入した企業様全体においても、2019年11月のドライバーの1時間あたりのわき見件数と、同じドライバーの2020年11月のわき見件数比較したところ、実に45%の減少を確認しています。確実に事故の原因となるわき見運転を、リアルタイムに警告音で指導することにより、確実な効果を導入企業様に実感いただいております。 また、上記のわき見運転への警告による事故削減に加えて、ナウトでは喫煙、シートベルト未着用、携帯電話保持など、複数の検出を同時並行的に行うことができるAIソリューションを次々に開発し、実装してきました。 車載器の設計製造から、AIの開発までを一気通貫で行うナウトならではのスピーディーな機能追加により、2021年にも多くの機能をご案内していきたいと考えています。 安全なトランスポーテーションを実現する、というナウトのミッションを、今年もより一層、全社員一丸となり推進して参りますので、本年も変わらぬ御愛顧、また御指導を賜わりますよう、宜しくお願い申し上げます。 ‍ - [走行中のシートベルト未装着状態を検出する機能、遮蔽された車内カメラを検出する機能を追加し、正式に日本国内の法人向けに提供を開始](https://nauto.co.jp/release/走行中のシートベルト未装着状態を検出する機能/) - 人工知能(AI)搭載型安全運行管理プラットフォーム『ナウト』が、走行中のシートベルト未装着状態を検出する機能、遮蔽された車内カメラを検出する機能を追加し、正式に日本国内の法人向けに提供を開始 Nauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区神田小川町、代表:井田 哲郎、以下「Nauto」)は現在販売中の人工知能(AI)搭載型安全運行管理プラットフォーム「ナウト」に新機能として、1. 走行中にシートベルト未装着状態を検出する機能、2. 車内カメラが何らかの要因で遮蔽された場合に検出する機能を試行的に提供しておりましたが、この度2021年3月10日にソフトウェアのバージョンアップをはかり、正式に日本国内へ提供を開始しましたのでお知らせします。 2017年のローンチ以降(日本国内は2018年8月)、わき見運転の検出・警告を行うナウトのAI搭載型安全運行管理プラットフォームは日本国内でも500社以上で採用されてきました。ナウトは、導入後も定期的にインターネット経由で機能追加を行うことにより、顧客への提供価値を高めていきます。今回の新機能の追加により、ナウトは今後より一層社用車・商用車の事故防止と効率的な管理を促進してまいります。 1. 走行中にシートベルト未装着状態を検出し管理者へ通知する機能 ナウトではこれまでも、車内のリアルタイム画像分析による喫煙行為や携帯電話の保持・通話といった行為の検出を行なってまいりました。今回、新たに走行中にシートベルトの未装着状態を検出できる機能を半年間の試行期間を経て正式に追加しました。ナウトはシートベルト未装着に対して車載機側での画像認識によるリアルタイム検出機能を搭載した初めてのドライブレコーダーです。(*1) 国土交通省の発表によりますと、シートベルト非装着者の致死率は装着者の14倍となっており、改めてシートベルト装着の重要性が浮き彫りとなっております。ナウトの新機能では、画像解析により、リアルタイムにシートベルト装着状態を判別し、未装着の場合は運行管理者や安全管理者がウェブ上で状況を確認いただくことができるようになりました。これにより自社のドライバーに効果的な安全指導を行うことが可能となります。 AIによる検知:ナウトのリアルタイム検知機能により、映像をSDカードなどで取り出すことなく、車載機本体でシートベルトの装着状況を確認することができます。 管理者による指導:シートベルト未装着状態が検出された際には、ナウトのウェブシステム経由でその画像が自動的に運行管理責任者に送付され、効果的な安全運転指導を行うことができます。 2. 遮蔽されたカメラを検出する機能 ナウトの車内カメラはリアルタイム画像分析により、わき見運転や喫煙などの社内規定違反を検出します。一方で、車内カメラがサンバイザーや何かしらの理由で遮蔽されていると、危険挙動を検出できないこととなります。また、事故が発生した場合に車内カメラが遮蔽されていると、詳細な状況の確認が困難であり、ドライバーに過失がないことの証明ができない事例もあります。そのような状況を避けるため、ナウトはAI検出により車内カメラが遮蔽されている状況を検出し、管理者が確認できる機能を試行的に提供しておりましたが、今回ソフトウェアのバージョンアップに伴い正式に提供を開始しました。 AIによる検知:ナウトのAIは、車内カメラの状況をリアルタイムに確認します。もし車内カメラがサンバイザーや何かしらの遮蔽物によりさえぎられている場合、管理者に通知を行います。 今後もナウトは危険運転の検知力、管理者向けウェブシステムの機能向上を行っていくことで、日本の社用車・商用車における安全性の更なる向上・管理の効率化に貢献してまいります。 *1 Nauto調べ。 Nauto Inc.概要 設立:2015年3月 株主:SoftBank Vision Fund, Toyota AI Ventures, General Motors Ventures, BMW i Ventures, Allianz X, Greylock Partners, Index Ventures, Playground Global, Draper Nexus 主な事業内容:人工知能を活用した技術により、既存商用車と将来の自動運転車の安全向上に貢献すること Nautoについて Nautoは、AIを用いてリアルタイムにドライバーの運転行動改善を促す唯一のプラットフォームです。モビリティのエコシステムの中で、危険なイベントを予期し、予防することで、危険な運転行為を減少させます。16億キロを超える走行データを分析することによって、ナウトのマシーンラーニングアルゴリズムは常に進化しています。そして、事故が起きる前にドライバーの運転行動改善に貢献しています。Nautoは、世界でも有数の商用車保有企業に導入され、多くの事故を回避し、大幅なコスト削減を達成してきました。 ‍ - [オンラインセミナー「なぜ、従業員は運転中のながらスマホがやめられないのか」を開催(2021/10/19)](https://nauto.co.jp/news/10月19日1330より、ウェビナー「なぜ、従業員はスマホ/) - 「なぜ、従業員は運転中のながらスマホがやめられないのか」 〜従業員の事故がなくなる20のヒント、知りたくないですか?〜 休憩所に“あるもの“を置いただけで、全従業員の運転が変わったコンビニ向けの配送業者 運転の“ここ“を変えただけで、奥さんから「安心して隣に乗れるようになった」と言われた男性 わき見運転の原因は、スマホ、カーナビ、そして... 詳しくは、下記のオンラインセミナーで解説します。 「運転中のスマホ利用をやめさせるためのポイントとは」 セミナー概要 開催日時:2021年10月19日(火) 13:30~14:30 開催形式:Zoomを使ったオンラインセミナー ※受講形式のセミナーですので、カメラやマイクは必要ありません 参加費:無料 ※事前のお申込が必要です お申し込み方法:こちらからお申し込みください セミナー当日の流れ 1.セミナー開催前 お申し込み後、メールアドレス宛にセミナーのURLが送付されます。 URLをクリックすると、Zoomアプリが立ち上がり、受講可能な状態になります。この状態で開始時間までお待ちください。 パソコン、スマホでZoomの接続確認やアプリのインストールをお願いします。 2.セミナー開催中 モニタとスピーカー/イヤホンで受講してください 受講者は、音声での発言はできませんが、チャットで発言することができます。 質疑応答の時間(10分程度)を用意しています。 途中入場、途中退場が可能です。 3.セミナー開催後 簡単なアンケートがあります。今後の参考のためにご協力ください。 ‍ - [オフィス移転のお知らせ](https://nauto.co.jp/news/オフィス移転のお知らせ/) - 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 さて、このたび弊社は業務拡大および業務効率化を目的として、下記の住所内「THE COLLECTIVE GranTokyo South Tower(ザ・コレクティブ グラントウキョウサウスタワー)」に事務所を移転することとなりましたのでご案内申し上げます。 「THE COLLECTIVE GranTokyo South Tower 」は、利用者がこの空間で過ごす「時間」が洗練され、ライフスタイルもより上質なものとなることを目指して、エクスペリエンス、アメニティ、サービス、そしてウェルネスの4つの要素を徹底して磨き上げた、新しい人材戦略の拠点となる空間です。https://justcoglobal.com/thecollective/tokyo/jp/ 移転後も、弊社は「モビリティをもっと安全に、もっと効率的に」というミッションのもと、業界最先端のテクノロジーをご提供し、より一層の顧客サービスの向上をしてまいります。引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。 【新オフィス住所】〒100-6611東京都千代田区丸の内1丁目9−2グラントウキョウサウスタワー 9階 【移転先業務開始日】2025年2月1日(土) なお、電話番号に変更はございません。 引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。 - [第5回 日本を変える中小企業リーダーズサミットに登壇(2025/1/22)](https://nauto.co.jp/news/第5回-日本を変える中小企業リーダーズサミットに/) - 2025年1月22日(水)~1月24日(金)の3日間にわたって開催される、Sansan株式会社・株式会社朝日新聞社・朝日インタラクティブ株式会社主催「第5回 日本を変える 中小企業リーダーズサミット」にて、ナウトジャパン合同会社 代表執行役員社長 赤井 祐記が登壇致します。 1月22日(水)12:10~12:25最先端AIと経営リーダーシップにより実現する最高峰のモビリティDX 〜交通事故ゼロの社会をめざして〜企業活動を取り巻くリスクが多様化・深刻化する中、交通事故がもたらす影響は、企業の社会的責任や従業員保護、及び安全意識向上など多方面に波及します。本講演では、これらの経営課題に対する最先端のAIを活用した取り組みと、経営者の取るべきリーダーシップについて実例を交えながらご紹介していきます。そして単なる車両運行管理を超え、経営者が自らの経営課題と認識し、企業価値の向上と持続可能な社会の実現に向けて如何に社会的責任を果たしていくかについてお伝えします。 以下の公式サイトにてセミナーの詳細をご確認いただき、事前登録の上ご参加ください(参加費無料)。 公式サイトはこちら - [【交通安全ニュース解説コラム】第80回 動物との衝突事故を防ぐために知っておきたいこと](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第80回 動物との/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。12月17日の夜、静岡県藤枝市の新東名高速で車が炎上するという事故がありました。乗用車にイノシシが衝突したことが原因でした。幸い、車両に乗っていた人は全員無事に脱出し、大きな怪我もなかったようです。このような、動物と衝突する事故は、ドライブレコーダーの映像でよく見ます。そして、その多くは、回避が非常に難しい状況で起こっているのです。 年間7万件の事故 車との衝突による動物の死亡事故を「ロードキル」と言います。令和4年度のロードキルは、国土交通省直轄の国道だけで7万件起こっています。冒頭の事故もそうですが、イノシシやシカ、そしてクマなど比較的大型の動物と衝突した場合は、車両に乗っている人が怪我をしたり、車両が大破したりすることもあります。 野生動物が道路上に出没しやすい場所には、動物注意の標識が設置されています。「警戒標識」の一種で、正式には「動物が飛び出すおそれあり」という名称がつけられています。描かれている動物はその地域によって様々ですが、黄色に黒枠というデザインは共通で、危険な地点の30m〜200m手前に設置されています。動物の絵柄が書かれた黄色の標識を見たら、速度を落とすようにしてください。また、可能であればハイビーム走行をしてください。夜間であれば、動物の目が光るので、気づきやすくなります。 動物との事故でも通報を 万が一、動物と衝突してしまった場合は、通常の事故時と同じく警察に連絡してください。動物は「物」として扱われるため、物損事故になりますが、道路交通法第72条で定められているように、いかなる事故であろうとも、報告を行うのが運転者の義務です。衝突した動物がそのまま逃げてしまった場合でも、通報をしてください。事故で動けなくなった動物には、素手で触らないようにしてください。衛生面だけでなく、怪我を負った動物が暴れることもあり、大変危険です。死亡した動物は、道路の管理者や自治体が対処するように定められています。そのため、事故を起こした道路の管理者にも連絡しなければなりません。どこへ連絡すればよいか分からない場合は、国土交通省が設置した「道路緊急ダイヤル(#9910)」に電話をしてください。 動物との衝突事故は、避けるのが難しい状況で起こるのがほとんどです。しかしながら、ごく稀に、道路交通法違反をしていなければ防げた事故もあります。速度超過はせず、可能な限りハイビーム走行をしてください。動物の飛び出しに遭遇した時でも、急ハンドルで避けようとすると危険です。ブレーキで回避するようにしてください。ブレーキが間に合わない場合は、そのまま衝突するしかありません。 ハンドル操作で避けようとすると、他の車両と衝突してより大きな事故になってしまいます。特に衝突事故の多いタヌキは夜行性動物です。深夜・早朝は速度を守り、ハイビームで少しでも早く発見できるようにしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [Nauto Japan、業界最先端のAI技術による「先進複合リスク検知」機能の日本導入を開始](https://nauto.co.jp/release/nauto-japan、業界最先端のai技術による「先進複合リスク/) - AIドライブレコーダーの先駆者であるNauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井祐記)は、AI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」において、業界最先端のAI技術による「先進複合リスク検知」機能の日本での導入を開始します。 これにより、例えば「運転中にながらスマホをしている際に、前方に歩行者が横断歩道を横断している」など、重大事故が想定される場面でのリスクを軽減します。 同時に、これまで日本市場でご要望の多かった「一時不停止の検出機能」、「ドライバー向けアプリ(Nauto Connect)」もリリースします。 これまでも交通事故削減に定評のあったナウトのソリューションに、これらの機能を追加することで、重大事故の回避にさらに貢献してまいります。 ナウト独自開発の画期的技術「先進複合リスク検知」:交錯する危険を即座に察知し、瞬時にアラート ナウトが新たに導入した「先進複合リスク検知」機能は、運転中の車内リスク(わき見、携帯電話使用など)と車外リスク(前方衝突の可能性、歩行者や自転車の接近、車間距離の不足など)をAIが同時並行で解析する独自技術です。 これにより、「わき見運転中に前方の車両との衝突が差し迫る状況」や、「携帯電話に注意が奪われている間に歩行者や自転車が接近する状況」、「車間距離不足の状態でわき見運転をしている状況」など、複数のリスクが交錯した瞬間をリアルタイムで検知。単独のリスク行動への警告より早いタイミングでアラートを発報し、ドライバーに回避行動を起こさせることを可能にします。 ナウト独自の解析アルゴリズムが、これまで見逃されがちだった「危険の交差点」を捉えることで、事故防止の新たな可能性を切り開きます。 既存のAIによるリスク検知との違い 「わき見をしている」だけ、よりも「わき見運転をしている車の前に歩行者がいて、ドライバーが気づいていない」ときは、事故リスクは2,500倍以上に跳ね上がることがナウトの研究から分かっています。現在の一般的なAIドライブレコーダーやその他車両管理ソリューションでは、このように複数・同時並行的に発生するイベントから複合的な要素を解釈することはできません。 ナウトは、圧倒的な学習走行距離によって強化された独自のアルゴリズムにより、車内/車外の状況変化を同時並行的に処理・評価し、単独リスクへのアラートよりも早いタイミングでドライバーに警告します。これにより、他の多くのAIドライブレコーダーに比べて、事故削減効果を大幅に向上させ、高次元の安全運行の実現をサポートします。 「一時不停止の検出」:ルールを守る文化の定着を支援 新たに追加された「一時不停止の検出」機能は、一時停止が必要な交差点でドライバーが停止せずに通過した場合、その状況を検知し、該当シーンの映像をクラウドに自動でアップロード。重大事故リスクの高い交差点におけるルール遵守を促します。 ナウトの「一時不停止の検出」機能は、従来の地図情報による一時不停止の検出に留まらず、今後は、最先端の映像解析AIによる一時停止の認識を追加していきます。 この機能追加及び強化により、交通ルールの遵守徹底を支援し、事故防止だけでなく社内の安全運転文化の普及にさらに貢献してまいります。 「Nauto Connect(ドライバー向けアプリ)」:運転を振り返り、自発的な改善を促進 新たに提供されるドライバー向けアプリにより、ドライバー自身が危険運転イベントをアプリ上で確認できるようになります。 これにより、運転行動を振り返り、自発的な改善を促進。管理者からの指導と併せて、安全運転に向けたコミュニケーションが一層強化されます。このアプリは、ドライバーの「気づき」を支援し、自己改善を促す新たなツールです。 ※画面内のドライバーの顔にはプレスリリース用にモザイク処理をしています。 ソフトウェアアップデート、ドライバー向けアプリ配信の概要 「複合リスク検出」、および「一時不停止の検出」は、対象となるナウト車載機に対しOTAアップデート機能によって順次自動的に適用されます。更新の具体的なタイミングは、各車載機の稼働状況により異なります。 Nauto ConnectはApple Store(iOS版)もしくはGoogle Play Store(Android版)よりダウンロードが可能になります。 すべてのアップデート機能は2025 年1月上旬より順次展開・配布を開始します。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第79回 道路交通法改正から1年:電動キックボードの危険行動と安全教育の必要性](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第79回 道路交通/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先日、ヤフーニュースに、電動キックボードの交通違反検挙数が高止まりであるという記事が出ていました。2023年7月に道路交通法が改正され、条件を満たした電動キックボードについては、「特定小型原動機付自転車」とされ、運転免許証がなくても乗れるようになりました。しかしながら、改正から1年以上が経った今でも、使用条件や法律を正しく理解している人が少ないように感じます。 交通事故防止コンサルタントとして、ドライブレコーダーの事故映像を分析しているのですが、この1年間で電動キックボードの事故映像を何度も見てきました。多くの場合は、車両側の過失ではなく、電動キックボード側の過失でした。いわゆる道路交通法違反による過失です。気軽にレンタルできるということを、誰でも手軽に、そして気楽に乗って良い物だと曲がった解釈をしているのではないかと感じてしまいます。 1年間で25,000件以上 今年9月には、警察庁が「特定小型原動機付自転車施行後1年間の状況」について発表しました。それによると、交通違反の検挙数が25,156件、交通事故発生件数が219件(死者0人、負傷者226人)でした。検挙件数が25,000件を超えていますが、たまたま検挙されなかった違反を含めるとさらに多くの違反者がいると思われます。 検挙された違反において、最も多かったのは通行区分違反です。全体の55%、13,842件でした。通行区分違反というのは、走行してはならない場所を走行したという違反です。電動キックボードは、基本的に車道を走行しなければなりません。電動キックボードは、時速20kmを超えて加速できない構造になっていますが、たとえ20kmでも歩行者からすればかなりのスピードです。歩道を走行して歩行者と衝突すれば、軽い怪我ではすみません。打ち所が悪ければ、死亡事故になる場合も十分にあり得るのです。 1番目に多かった違反は、信号無視です。全体の31%、7,725件でした。信号無視をして横断した結果、車両と衝突すれば、重大事故になる可能性もあります。警察庁のアンケート調査では、電動キックボードの運転中、ヘルメットを着用していると回答した人は2割しかいませんでした。信号無視をして車両と衝突をすれば、その勢いで投げ出されて路面に頭を打ち付けてしまいます。ヘルメットを着用していなければ、頭部強打で外傷を負うでしょう。 自己防衛で事故防止を 今後の交通安全対策として、関係事業者からいくつも案が出ているようですが、最も大切なのは電動キックボードの利用者に、交通ルールを理解し守ってもらうことです。その教育をこれからどのように行っていくのか、それが要ではないでしょうか。車両を運転する方も、電動キックボードに乗る人を見たら、自己防衛のために車間距離を十分に取るようにしてください。また、追い越しをする際も、減速をしたうえで車間距離を取りつつ追い越すようにしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [年末年始休業のご案内](https://nauto.co.jp/news/年末年始休業のご案内-2/) - Nauto Japan合同会社では、下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。ご多忙の折、ご迷惑をお掛けしますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。 休業期間 2024年12月28日(土)~2025年1月5日(日)期間中にいただいた各種お問い合わせにつきましては、2025年1月6日(月)以降、順次対応いたします。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第78回 右折が命を奪う時:知っておくべきルールと致命的なミス](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第78回 右折が命/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。11月19日、埼玉県で、右折しようとした乗用車が対向車線の直進車と衝突し、そのはずみで別の乗用車にも衝突してしまう事故が起こりました。残念ながら、右折車両の運転者は亡くなりました。 大回り右折と徐行 道路交通法第34条には、右折のルールが明記されています。 「自動車、一般原動機付自転車又はトロリーバスは、右折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の中央に寄り、かつ、交差点の中心の直近の内側(道路標識等により通行すべき部分が指定されているときは、その指定された部分)を徐行しなければならない。」 右折をする時には、この条文に書かれているように、「大回り右折」をすること、「徐行」をすること、を徹底してください。 大回り右折とは、右の図に青で示したルートで右折する方法です。赤で示したルートは、いわゆるショートカット右折です。ショートカット右折をすると、ミラーやピラーで死角になってしまう範囲が広く、時間も長くなってしまうため、非常に危険です。 徐行の速度については、このコラムで何度もお伝えしていますが、みなさんは覚えていますか。速度10km程度での走行です。厳密に言うと、道路交通法の第2条20項では、具体的な速度は記載されておらず、「車両等が直ちに停止することができるような速度で進行することをいう。」と書かれています。 しかし、歩行者と接触した場合の死亡率を見ると、時速10km程度まで落とすのが望ましいことが分かります(下図参照)。時速20kmを超えると、死亡率は倍になります。30km以上だとそこからさらに3倍も死亡率があがるのです。 冒頭で取り上げた右直事故に関しては、歩行者は絡んでいません。続報がまだないため、事故原因についてははっきりしていません。しかし、これまでの事故分析の経験から言えるのは、右折車と直進車の事故では、法定速度内だったとしても、死亡事故という大きな事故になる可能性が非常に高いということです。なぜなら、直進車の速度が出ていることが多く、ぶつかった時の衝撃が大きくなるからです。 右折車は進行妨害をしてはならない 道路交通法第37条には、「車両等は、交差点で右折する場合において、当該交差点において直進し、又は左折しようとする車両等があるときは、当該車両等の進行妨害をしてはならない。」と定められています。 右折を行う際は、直進車との距離と相手の速度をしっかりと見極めて、確実に安全なタイミングで交差点内に進入してください。もちろん、アクセルを踏み込むのではなく、時速10km程度の、直ちに停止できる速度で進入するように心がけてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第77回 冬タイヤ交換後に注意!脱輪事故を防ぐ「増し締め」と点検の重要性](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第77回 冬タイヤ/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。11月に入ってから、北海道で車輪の脱落事故が相次いで起こっています。脱落した車輪は、信用金庫の入口に突っ込んだり、他の車両に衝突したりしています。時には脱落したタイヤが、物ではなく、通行人に衝突することもあります。実際、北海道で昨年起きた軽自動車の脱輪事故では、歩道にいた当時4歳の子供にタイヤがぶつかりました。1年経った今も、意識不明の重体のままだそうです。事故の多くは、冬用タイヤに交換したばかりの頃に起こっています。 脱輪事故で外れるのは、圧倒的に左側の車輪が多いです。これは路面の形状やナットの回転方向が関係していると言われています。道路は通常、排水のために中央から左右に向かってやや傾斜がつけられています。つまり、どちら向きに走行していても、常に車の左側が若干傾いた状態になり、左側車輪に負荷がかかります。さらには、左側の車輪というのは、走行中はナットが緩む方向にタイヤが回転しているため、外れやすいのです。 タイヤ交換後に増し締めを 自宅で冬用タイヤに交換したり、社用車であれば、整備士だけでなく普段その車を使用している運転者が冬用タイヤに交換したりすると思います。タイヤ交換をした後は、必ず「増し締め」をしてください。増し締めというのは、タイヤ交換をしてしばらく走行した頃に、再度ナットを締める作業です。タイヤ交換直後はしっかりとナットが締められていると思いますが、走行している間に、錆やほこりが落ちることなどの影響もあってナットが緩んできます。タイヤ交換後、50キロ程度走行した後に、全てのタイヤのナットがしっかり閉まっているか再度確認をしてください。この行動だけで、脱輪事故を防げます。 違和感を放置しない タイヤの重さは車種によって異なりますが、軽自動車で約5kg、普通車で10kg、大型自動車では50kgもあります。脱輪する時には、ホイールがついたまま外れるためさらに重さがあり、走行時のスピードが乗ったまま転がっていくため、衝突時の衝撃はかなり大きくなります。脱輪事故では死者が出ることもあります。タイヤ交換後には、走行中の違和感や異音に気がついたらすぐに安全な場所に車を止めて、ナットが緩んでいないか確認をしてください。事故を起こした運転者の中には、走行中に異音を聞き、走行時の違和感にも気がついていたというケースもありました。「何かおかしい」と思いながら走行するのは、絶対にやめてください。脱輪事故に限らず、その少しの違和感を放置して事故をおこしてしまうケースが非常に多いのです。季節に合わせてタイヤを交換するのは、安全な走行をするためです。交換後のメンテナンスも定期的に行って、安全走行を維持するようにしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [日経メッセ 主催オンラインセミナーに登壇(2024/11/8)](https://nauto.co.jp/news/日経メッセ-主催オンラインセミナーに登壇2024-11-8/) - 2024年11月8日(金)に開催される、日経メッセ プレミアム・カンファレンス・シリーズ企業の「経営力強化」を実現する社用車・営業車管理DX~安全・安心な運行管理とコンプライアンス強化に向けて~に、Nauto Japanアライアンスセールス部長の村野が登壇いたします。 以下の公式サイトにてセミナーの詳細をご確認いただき、事前登録の上ご参加ください(参加費無料)。 公式サイトはこちら - [【交通安全ニュース解説コラム】第76回 身近な薬が事故の原因に? 副作用と安全運転のポイント](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第76回 身近な薬/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。10月15日、大阪府で16台が絡む事故がありました。事故を起こしたトラックは、しばらくの間片側2車線の中央で蛇行運転を続け、立て続けに15台の車やバイクに衝突したそうです。追突された車両は、いずれも大きな損傷を受けていました。この事故で11人がけがを負いました。運転者は、何らかの薬物を使用しており、意識がもうろうとした状態で運転をしていたようです。 薬の副反応にも要注意 道路交通法の第66条では、「何人も、前条第一項に規定する場合のほか、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない。」と定められています。過労による居眠り運転や脳・心臓疾患などの病気が原因で事故を起こしてしまうケースがあるのは、みなさんもよく知っていると思います 最後の「薬物」ですが、これは「違法薬物」を指しているわけではありません。医薬品、いわゆる市販薬や処方薬の中に、眠気を引き起こしたり反応が鈍くなったりするなどの副作用が出るものがあります。飲み薬だけでなく、注射や貼り薬、目薬などでも同様の副作用が出るものがあります。こういった医薬品は、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください」などと説明書に記載されていたり、医師からその行為を禁止されたりします。花粉症の時期や風邪が流行する季節には、特に注意が必要です。今は眠気を誘発しないアレルギー薬や風邪薬も販売されていますが、自分が普段服用している薬にどのような副作用があるかは、服用前にきちんと確認するようにしてください。 走行中は車間距離保持と安全確認を 今回の事故に当てはまるかは事故の詳細が出ていないため断言できませんが、追突をされた場合に二次被害を出さないためにも、車間距離は必ず保持するようにしてください。車間距離が短い状態で連なって走行すると、追突された衝撃で被害車両がその前方車両に追突してしまう、という玉突き事故に発展してしまいます。速度超過をせずに、制限速度に応じた車間距離を取るようにしてください。時速60キロで走行する場合は、前方車両との間は白線4本分(約40メートル)空けましょう。 また、走行中であっても、バックミラーやサイドミラーでの安全確認は定期的に行ってください。確認をした際に何らかの異変を感じた場合は、速度を落として車間距離を空け、いざという時に避けたり停止したりといった対応を取れるようにしましょう。窓を少し開けておくことも、安全のためには重要な運転行動です。車両の性能も上がり、遮音性が高くなっています。外部からの音をいち早く拾い、危険を感知するためにも、窓を少し開けた状態で走行しましょう。オーディオの音も小さめにしておきましょう。 私のYouTube番組でも、音の情報による事故防止について配信していますので、ぜひご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=5Bno5vUJmuU =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [ジェイアール東日本物流 車両運行の安全推進・強化に「ナウト」を採用](https://nauto.co.jp/release/ジェイアール東日本物流 車両運行の安全推進・/) - 株式会社ジェイアール東日本物流(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:野口 忍)は、Nauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井 祐記)が提供する、業界のパイオニアであるAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」を、自社配送車両の安全推進と強化のために採用しました。 ナウト独自の最先端機能である高精度なわき見検知、居眠りに至る前の眠気の検知、ながらスマホの検知等の機能により、ドライバーの運転行動を改善し、事故の削減とコンプライアンス遵守を実現します。 さらに、歩行者/自転車の検出、前方衝突のリスク検出等の先進機能を追加していきながら、業界最高水準の安全運行管理を目指します。 背景 首都圏のJR駅構内キオスクやコンビニエンスストアNewDaysに商品配送を行うジェイアール東日本物流では、かねてよりドライブレコーダー内蔵デジタルタコグラフを活用した強固な安全運転指導を実施していましたが、より高度な安全推進を実現するべく手段を模索していました。各種AIドラレコや、車両管理ソリューションと比較した結果、「ナウト」でのみ上記目的が実現可能であると判断し、全車両への導入を決定致しました。 今後の取り組み 年内中の全車両への導入を目標に進め、事故の原因を正しく究明して再発防止を図るとともに、事故の予兆をリアルタイムに把握して未然防止を図ります。また、「ナウト」のAIドラレコによる危険検知の映像を活用した「KYT」の実施や、撮影された映像をAIで解析し、数値化したベラスコアを参考に効率的・効果的な指導、議論をおこなうなど、従業員とのコミュニケーションの手段として活用し、ジェイアール東日本物流の更なる安全文化を醸成することで、お客さま、社会全体への「安全・安心」の貢献を目指していきます。 Nauto(ナウト)について 2015年3月に米シリコンバレーで設立されたNauto, Inc.は、最先端の予測AI(人工知能)で商用車の危険運転及び交通事故を防止するソリューションを提供しています。急制動やあおり運転などの車両挙動を検出するだけでなく、わき見、居眠り、眠気、ながらスマホなどドライバーの危険行為にもリアルタイムで警告。さらには独自の採点基準で運転を「見える化」し、運転行動そのものの改善に貢献します。NautoのAIは、43億kmを超える実走行データ(2024年9月現在)とマシンラーニング(機械学習)によって常に進化し続けており、米Forbes誌による2022年度版「AI 50」にも選出されています。日本には2017年6月に上陸。すでに国内700社以上の企業に導入され、事故率や関連コストの大幅な削減を実現しています。詳しい商品情報や導入事例は弊社ウェブサイト https://www.nauto.co.jp をご覧ください。 株式会社ジェイアール東日本物流について 日本国有鉄道の小荷物輸送を担う会社を母体に、1988年にJR東日本グループの物流会社として設立されました。現在の主な業務としては、駅構内のコンビニや飲食店舗向けの商品の店舗別仕分けおよび駅構内店舗への配送業務、駅ビルの館内キャリー業務、JR東日本のレール等の資材輸送業務や制服等の事業用品配送業務、物流改善のコンサルタント、自治体の庁舎や一般企業のオフィス移転や病院移転などグループ内外から業務を請け負っています。また、新幹線をはじめとした列車荷物輸送サービス「はこビュン・はこビュンQuick」の展開や、駅をご利用になるお客さまの手荷物預かり・ホテル配送など、JR東日本グループならではの物流サービスも展開しています。JR東日本グループの物流を担う会社として、車両運行の安全推進・強化へ向けた取り組みを積極的に進めていきます。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第75回 事故が増える季節 夕方の『魔の時間』に備えよう](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第75回 事故が増/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。10月になって、朝晩の気温が少し下がって過ごしやすくなってきたように思います。これからは徐々に日没の時間が早まってきます。そしてその日没の時間帯に、事故が増えてくるのがこの季節の特徴でもあります。 下図は警察庁が発表した、令和元年から令和5年の5年間における時間帯別・月別の死亡事故件数の統計ですが、日の入り時刻と重なる17時から19時、そして10月から12月にかけて多く発生していることが見て取れます。 私が交通安全サポーターを務めている愛知県警察では、「夕方の"5~7"は魔の時間」というポスターを作成して啓発活動を行っています。愛知県警察のホームページからダウンロードもできるので、ご活用ください。 薄暮時間帯は視力が低下する 日没の前後1時間(通算2時間)を「薄暮時間帯」というのですが、10月から12月にかけては、この時間における事故が増加します。なかでも自動車と歩行者の死亡事故は、昼間と比較して3.3倍にもなります。これは、周囲が見にくくなる日没時間と、人々の帰宅などの移動が同じタイミングになることが影響していると考えられます。 周囲が薄暗くなると、視力も低下します。一説では、1.0の視力がある人でも、夜間になると0.6程度にまで低下してしまうといわれており、この現象は「夜間視力」と呼ばれています。年齢を問わず、辺りが薄暗くなることでコントラストがなくなり、物が見にくくなる状態になります。加齢や白内障などの病気が原因となって、夜間の視力がさらに低下することも考えられます。いずれにしても、薄暮時間帯で視力が低下し、歩行者の発見が遅れて接触をしてしまうのです。前照灯を早めに点けてコントラストを強め、歩行者を見やすい状態にしてください。 横断中の事故が8割 薄暮時間帯の自動車と歩行者の衝突事故の8割は、横断中に起こっています。そしてその横断場所は、横断歩道以外が7割、さらにその歩行者の7割に法令違反があったことが統計から明らかになりました。 最も多い歩行者の法令違反は「走行車両の直前直後横断」となっています。これは、停止している車両の前後の横断や、車列の間を縫うようにして横断することを指します。夜間視力で見えにくいうえに、死角となっている場所から横断者が出てくるため、運転者からすると「突然目の前に出てきた」という状態になりかねません。 薄暮時間帯に運転をする場合は、たとえ横断歩道のない場所でも、生活道路や歩行者が多い場所では、横断歩行者がいるかもしれないという意識で運転をしてください。特に反対車線の車両が停止している場合などは、そのすき間から歩行者が出てくることも想定して、徐行しながら走行してください。暗くなって「見えない」と自覚してから前照灯を点けるのではなく、日が傾いてあたりが薄暗くなってきたら、前照灯を点けるようにしてください。夕方5時になったら前照灯を点ける、と決めている企業もあります。「まだ見える」から点けないのではなく、「日が暮れ始めたら」点けるようにしてください。それだけで、防げる事故があるのです。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [Logistics Conference ~DXによるロジスティクスイノベーション~ に登壇(2024/11/6)](https://nauto.co.jp/news/logistics-conference-~dxによるロジスティクスイノベーション~/) - 2024年11月6日(水)に開催される、Tebiki株式会社(現場改善ラボ)主催の Logistics Conference ~DXによるロジスティクスイノベーション~ に、Nauto Japanアライアンスセールス部長の村野が登壇いたします。 村野は、12:50より最先端の「AIドラレコ」による安全運行管理のDXについて講演し、社有車が注意すべき安全運行推進のポイントを解説します。 さらに、最近の機能アップデートや実際の活用事例を交え、効果的かつ効率的な安全運行管理の実現に向けた取り組みをご紹介します。 オンライン(Zoom)にて参加可能な無料セミナーになります。 詳細は以下の公式サイトをご覧いただき、事前登録の上、ご参加ください。 公式サイトはこちら - [【交通安全ニュース解説コラム】第74回 交通事故防止のための一時停止と減速の重要性](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第74回 交通事故/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。9月23日、青森県六戸町で軽トラックとワンボックスカーが出合い頭に衝突する事故がありました。現場は信号機のない片側1車線の十字路交差点で、軽トラックは南から北に、ワンボックスカーは西から東に直進していました。一時停止の標識は軽トラック側の道路にありましたが、一時停止をせずに猛スピードで衝突してきたという証言も出ています。残念ながらこの事故で3人の方が亡くなりました。 事故が多い場所、あるいはリスクの高い場所 一時停止義務があるということは、その交差点がリスクの高い交差点であるということです。一時停止の標識がある場所では、必ず停止線で止まってください。通行車両が少ないから止まらないとか、相手車両が止まるだろうからそのまま直進するとか、そういった判断はせずに、一時停止線のある場所では必ず止まってください。このコラムでも何度もお伝えしていますが、一時停止線は、出合い頭の事故を防ぐためのものです。止まる時は、停止線の手前で止まってください。確認ができないからと停止線を越えて止まると、出合い頭の事故を引き起こしてしまいます。出合い頭の事故を防止するために停止線の手前で止まって、その後、徐行しながら少しずつ車を進めて、安全確認ができる場所でまた停止してください。そして、左右の安全を確認してから、交差点内に進入しなければなりません。 減速路面標示 冒頭の青森での事故現場を見ると、一時停止義務がある側の路面には、左右に点線が表示されています。これは、減速路面表示というもので、過去に事故が多く発生した場所やリスクの高い場所に表示されています。減速路面標示にはいくつか種類があり、右の画像はその一例です。いずれにしても、これらの標示がある場所では事故の危険がありますので、速度を落とすようにしてください。 一時停止義務がない側の、優先道路を走行する場合でも、相手が一時停止するはずだという考えで徐行せずに交差点に進入するのは、リスクが高いです。優先道路とはいえ、見通しの悪い交差点では徐行義務が発生しますし、見通しが良い交差点であったとしても、車両の存在に気づいたら速度を落としてください。法令上優先であっても、被害に遭うと乗員が死亡するような事故になるからです。事故に巻き込まれないためにも、防衛運転をするよう心がけてください。 ひし形の路面標示 もう一つ、気をつけて欲しい路面標示についてお話ししたいと思います。下の画像にあるひし形の路面標示は、横断歩道の手前に表示されているものです。ひし形を見たら、減速をするようにしてください。歩行者がいると想定して、横断歩道手前で停止できる速度で走行してください。学校の近くや住宅地の中では、子どもたちが横断歩道を駆け抜けてくることもあります。私のYouTube番組で何度か取り上げている事故動画では、このような横断歩道のある場所で、渡ってきた子どもたちをはねてしまう映像があります。事故が起こった時、対向車線に車列ができていたため、走行していた車の運転者は、横断歩道を渡り始めていた子どもたちに気がついていなかったと思われます。「見えないからいない」と判断するのではなく、路面標示があるから止まれる速度で走行する、という習慣を身につけてください。 (ディ・クリエイトでは、歩行者優先を定めた道路交通法第38条を広める活動をしています。 Respect the low 38) =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [メディア掲載: 物流ニュース Lnews](https://nauto.co.jp/nauto-media/メディア掲載-物流ニュース lnews/) - 株式会社物流ニュースが運営するLnewsのトップインタビューに、ナウトを掲載いただきました。 物流最前線/Nautoの圧倒的な先進性に絶対的な自信 AI搭載型安全運行管理PF この度、当社のAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」が、物流業界専門誌「Lnews」に掲載いただきました。 記事では、Nautoの圧倒的なAI技術の優位性や、国内外での導入実績について詳しく紹介されています。社長の赤井と村野が、事故防止に特化した最先端の技術と、ドライバーの安全確保に対する絶対的な自信を語っています。 今後もNautoは、物流の未来を支えるソリューションとして進化を続けます。 記事全文はこちらでご覧いただけます。 https://www.lnews.jp/2024/09/q0918310.html - [LNEWS主催オンラインセミナーに登壇(2024/9/3)](https://nauto.co.jp/news/lnews主催オンラインセミナーに登壇2024-9-3/) - 2024年9月3日(火)に開催される、LNEWSセミナー『サプライチェーン最適化の方程式-物流編-』に、Nauto Japanアライアンスセールス部長の村野が登壇いたします。 以下の公式サイトにてセミナーの詳細をご確認いただき、事前登録の上ご参加ください(参加費無料)。 https://www.lnews.jp/2024/08/q0801801.html - [【交通安全ニュース解説コラム】第73回 緊急自動車への対応と最新技術の活用方法](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第73回 緊急自動/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。9月8日未明、埼玉県で警察署から緊急走行で発進したパトカーが、軽自動車と衝突する事故がありました。翌9日には、三重県で救急搬送中の救急車と乗用車が衝突し、救急車が田んぼに落ちるという事故がありました。いずれも詳しい状況と事故原因については調査中です。 緊急自動車が近づいてきたとき、みなさんはどのように対応していますか? 道路交通法の第39条と第40条において、緊急自動車が接近してきたときは、車両は交差点を避け、かつ道路の左側に寄って、一時停止をして進路を譲らなければならない、と定められています。一方通行などで、左側に寄ることが緊急自動車の通行を妨げてしまうような場合は、道路の右側に寄って一時停止しなければなりません。いずれにしても、運転者は必ず一時停止をして、進路を譲らなければならないのです。しかし、緊急自動車の接近に気づかずに交差点内に進入したり、左に寄ることなく道を塞いだ状態で走行、あるいは停止したりしている車両が少なくありません。 外部の音が聞こえる状態で運転する 車両の遮音性があがり、以前より外部の音が車内に届きにくくなっているという現実もあり、それが、運転者が緊急自動車の音に気づきにくい要因になっているとも考えられます。夏や冬にはエアコンを使用しているため、窓を閉めている車も多いでしょう。エアコンを使用している時期でも、数センチで構わないので窓を開けて走行することで、緊急自動車の音にいち早く気づくことができます。 また、車内で音楽やラジオを聴いたりしていて外部の音に気づかないこともあります。オーディオの音量は、外部の音が聞こえる程度にまで下げるようにしてください。外の情報が取れないほどオーディオの音量を上げるのは、道路交通法の安全運転義務(第70条)違反にもなります。なにより、外部の音に反応できる状態で運転することは、緊急自動車への対応以外にも、多くの場面で事故防止に大きく影響する運転行動でもあるのです。 最新技術の活用 最近では、「ITS Connect」を搭載している車両もあります。ITSとは高度道路交通システムのことであり、「ITS Connect」を緊急車両と一般車両が相互に搭載していると、一般車両の車載モニターに緊急自動車の接近が表示されるようになっています。おおよその距離と接近して来る方向まで表示されるため、運転者が緊急自動車の鳴らすサイレン等の音に気づいていなくても、モニターでその存在が把握できるのです。緊急自動車を視認できない状況でも、一時停止をして通行に備えられます。標準装備されている車両も増えてきていますが、まだまだ一般的ではありません。「ITS Connect」が装備されていない車両に乗っている運転者は、もしも自分の車両の近くで停止する車両に気づいたら、オーディオを止め、窓を開けて外部の音を確認するように心がけてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [日経メッセ 主催オンラインセミナーに登壇(2024/9/3)](https://nauto.co.jp/news/日経メッセ-主催オンラインセミナーに登壇2024-9-3/) - 2024年9月3日(火)に開催される、日経メッセ プレミアム・カンファレンス・シリーズ社用車・営業車管理DXの本質~効率的な運行・安全管理とは~ に、Nauto Japanアライアンスセールス部長の村野が登壇いたします。 以下の公式サイトにてセミナーの詳細をご確認いただき、事前登録の上ご参加ください(参加費無料)。 https://seminar.nikkei.co.jp/e/684205 - [【交通安全ニュース解説コラム】第72回 シートベルトの正しい着用と重要性](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第72回 シートベ/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。8月18日、福岡市で軽自動車が中央線をはみ出して、対向車線を走行する路線バスと正面衝突する事故が起きました。なぜ中央線をはみ出して衝突したのか、その事故原因は現時点では調査中です。この事故で、軽自動車の後部座席に座っていた7歳と5歳の子供が亡くなりました。子供たちはシートベルトは着用していましたが、チャイルドシートやジュニアシートは使用していませんでした。そして、この事が、死亡事故になってしまった要因とも言えるのです。 正しい着用でなければ意味がない 一般道路におけるシートベルトの装着率は、運転席が99.2%、助手席が97.1%なのですが、後部座席になると43.7%にまで下がります。チャイルドシート着用率を見てみると、1歳未満では92%と高い使用率ではあるものの、5歳の子では使用率は55.5%しかありません。(シートベルト着用状況全国調査結果)平成12年4月1日から、道路交通法により6歳未満の子供にはチャイルドシートの使用が義務付けられていますが、実際にはまだ使用していないケースも見られます。 車に装備されているシートベルトは、大人の身体に合わせて適正に装着できるように作られています。ですから、子供や体格の小さな大人だと、正しい位置にシートベルトを装着できない場合があります。正しい位置に装着できないと、事故の衝撃で内臓を損傷して、それが原因で死亡してしまうおそれがあるのです。怪我を防ぐためにも、チャイルドシートとジュニアシートの使用が必要なのです。 シートベルトを着用する時には、首にかからないよう、鎖骨から胸骨にかけて通るようにしてください。また横向きに通す部分のベルトは、腹部ではなく左右の腰骨にかかるように通してください。腰骨にベルトがかかっていると、衝撃で内臓を傷つけるリスクを下げられます。正しい姿勢で座って、正しい位置にベルトが来るようにしてください。 シートベルトをしないと車外放出される 後部座席でのシートベルト着用率は50%に満たないのですが、このコラムを読んでいるみなさんは、家族や同僚の運転する車の後部座席や、タクシーに乗る時に、シートベルトを装着しているでしょうか。 シートベルトを正しく着けないと、怪我をする恐れがありますが、そもそもシートベルトを着けないと、衝突の際にドアが開き、車外放出されてしまいます。 事故分析映像で何度も車外放出の映像を見てきました。運よく怪我で済むこともありますが、放出された勢いで中央分離帯やガードレールなどに激突して亡くなることもあります。また、後続車によってひかれてしまうこともあるのです。 シートベルトをしていないと、衝撃によって体が飛ばされ、前席や隣に座る人を押しつぶしてしまい、同乗者を死なせてしまうこともあります。(JAFユーザーテスト)自分のためだけでなく、同乗者を守るためにも、どの席に座ったとしても必ずシートベルトを着用してください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [メディア掲載: テレビ愛知『5時スタ』](https://nauto.co.jp/nauto-media/メディア掲載-テレビ愛知『5時スタ』-2/) - テレビ愛知のニュース番組『5時スタ』で、ナウトが紹介されました。 運転手のわき見や居眠りをAIが認識 最新ドライブレコーダーも展示 物流業界の課題解決目指す展示会 | 愛知のニュース2024年8月8日https://news.tv-aichi.co.jp/single.php?id=5436 - [Nauto Japan、都築電気と相互代理店契約を締結](https://nauto.co.jp/release/nauto-japan、都築電気と相互代理店契約を締結/) - Nauto Japan合同会社(日本法人 代表執行役員社長:赤井 祐記、本社:東京都千代田区、以下Nauto)と都築電気株式会社(代表取締役社長:江森 勲、東京オフィス:東京都港区、以下都築電気)は、相互のサービスにおける代理店契約を締結し、パートナーとして協業を開始しました。 NautoのAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」および、都築電気の物流業向け総合クラウドサービス「TCloud for SCM」の拡販を連携し、「安心かつ効率的な運転業務環境」を社会に広く提供していきます。また、将来的には両サービスの機能連携についても検討し、さらなる価値の創出を目指します。 背景 物流業などの運転業務を伴う企業では、CO2排出量削減/交通事故防止/災害対策/人材不足/高齢化等の多くの社会課題のなか、「効率性」と「安全・安心」を両立したサービス提供が求められています。 Nautoと都築電気はそれぞれ、上記の社会課題に向き合いながらICTでお客様に対する解決策を提供してきました。サービスに親和性があり、かつ相互が目指す社会に共感したことから、この度の発表に至っています。 今後の取り組み 相互のお客様に対し「ナウト」および「TCloud for SCM」の展開を連携して行います。そのなかで得た知見やニーズを汲み取り、今後の機能連携を検討していきます。 具体的には、「ナウト」が持つ高精度AIを通した危険運転分析機能と、「TCloud for SCM」が持つドライバーの作業情報の収集・分析機能を連携させることで、さらなる「安全・安心かつ効率的な運転業務環境」に寄与するサービスを、業種を問わず提供することを目指します。 相互のサービス ナウトhttps://nauto.jp/特長1:AIとドライブレコーダーを組み合わせた交通事故削減ソリューション *2017年、世界初の実用化特長2:危険運転をリアルタイムで検知・警告するとともに、運転の傾向を分析・数値化特長3:居眠り運転に至る前の「眠気」と、運転中のスマートフォンの使用を、車載機単体で検知できる唯一のサービス *2024年2月現在 TCloud for SCMhttps://tsuzuki.jp/jigyo/scm/特長1:スマートフォンを活用し、配送情報のリアルタイム管理を手軽かつ低コストで実現特長2:ナビや写真・メッセージ送信、温度警告や到着時刻予測の支援機能により、ドライバーの業務負荷を低減特長3:クラウドサービスによる定期的な機能向上に加え、APIにより他システムとのスムーズなデータ連携が可能 Nauto(ナウト)について 2015年3月に米シリコンバレーで設立されたNauto, Inc.は、最先端の予測AI(人工知能)で商用車の危険運転及び交通事故を防止するソリューションを提供しています。急制動やあおり運転などの車両挙動を検出するだけでなく、わき見、居眠り、ながらスマホなどドライバーの危険行為にもリアルタイムで警告。さらには独自の採点基準で運転を「見える化」し、運転行動そのものの改善に貢献します。 NautoのAIは、38億kmを超える実走行データ(2024年2月現在)とディープラーニング(深層学習)によって常に進化し続けており、米Forbes誌による2022年度版「AI 50」にも選出されています。 日本では2018年8月の発売開始以降、600社以上に導入され、事故率や関連コストの大幅な削減を実現しています。 https://www.nauto.co.jp/ 都築電気株式会社について パーパス「人と知と技術で、可能性に満ちた“余白”を、ともに。」を掲げ、ICTを通してお客様の企業価値向上・社会課題解決を行う企業です。デジタルトランスフォーメーションの推進や、サステナブルな社会構築への貢献を通して、グループ一丸となり社会への価値提供を行っています。 2023年、私たちは創業100周年となる2032年に向けた「長期ビジョン」を策定しました。 「Growth Navigator(成長をナビゲートし、ともに創りあげる集団)」への変革に努め、豊かな社会の実現と、持続的な企業価値向上への挑戦を続けていきます。 https://www.tsuzuki.co.jp/ - [メディア掲載: 起業LOG SaaS](https://nauto.co.jp/nauto-media/メディア掲載-起業log-saas-2/) - AIポータルメディア「AIsmiley」に、ナウトのPR記事が掲載されました。 法人向けAIドライブレコーダー「ナウト」|Nauto Japan合同会社|IoT|AI製品・サービスの比較・検索・資料請求メディア「AIsmiley」2024年4月22日 https://aismiley.co.jp/product/nauto_nauto/ - [メディア掲載: 起業LOG SaaS](https://nauto.co.jp/nauto-media/メディア掲載-起業log-saas/) - プロトスター株式会社が運営するマーケティングメディア『起業LOG SaaS』に、ナウトのPR記事が掲載されました。 法人向けドライブレコーダー比較10選!おすすめ・選び方も紹介 - 起業LOG SaaS2024年4月18日 https://kigyolog.com/service.php?id=528 - [メディア掲載: キャククル](https://nauto.co.jp/nauto-media/メディア掲載-キャククル/) - Zenken株式会社が運営するマーケティングメディア『キャククル』に、ナウトのPR記事が掲載されました。 法人向け通信型ドライブレコーダーを徹底比較!費用・料金、口コミ評判も踏まえたおすすめを紹介 | 集客・広告戦略メディア「キャククル」2024年6月25日 https://www.shopowner-support.net/attracting_customers/shipping_car/transport/communication-drive-recorder-for-company/ - [ビジネス+IT主催オンラインセミナーに登壇(2024/8/6)](https://nauto.co.jp/news/ビジネスit主催オンラインセミナーに登壇2024-8-6/) - 2024年8月6日(火)に開催される、ビジネス+IT Webセミナー『企業活動のカギを握る社用車・営業車管理DXセミナー 〜AIドラレコ、アルコールチェック、車両管理まで、AIとデジタルで実現するテレマティックスDX〜』に、Nauto Japanアライアンスセールス部長の村野が登壇いたします。 以下の公式サイトにてセミナーの詳細をご確認いただき、事前登録の上ご参加ください(参加費無料)。 https://www.sbbit.jp/eventinfo/79841 - [【交通安全ニュース解説コラム】第71回 夏休みは子供たちに一層の注意を](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第71回 夏休みは/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先日から「大暑」に入りました。1年で最も暑さが厳しくなる時期ですね。小中学校も夏休みとなり、これから約1か月の間、子供たちの生活リズムが変わります。街中で子供たちを見かける時間帯も変わってくるということです。今回は、夏休みに入った子供たちとの交通事故を防止するために、気をつける点をお話ししたいと思います。 日中の時間も子供たちに注意が必要 学校がある間は、子供たちを巻き込んでしまう交通事故というのは、登下校の時間帯の15時から16時頃や、下校後に友達と遊び、自宅へと帰る17時頃に集中します。しかし、夏休みになると、子供たちは日中も出かけるようになります。生活道路を走行する場合は、昼間の時間帯も含めて、注意が必要となります。特に、信号のない交差点では、子供が飛び出してくる可能性があります。このようなリスクが高い場所では、ブレーキに足を置いて通過する、いわゆる構えブレーキで走行するようにしてください。生活道路でよく見かける、ひし形(◇)の路面表示を見たら、すぐに徐行をして構えブレーキをしてください。 子供は危険感受性が低い。だからこそ、大人が気をつけてあげる 飛び出し行動の原因として挙げられるのが、子供の危険感受性の低さです。運転者から見ると左側からの飛び出しが非常に多いのも、子供との事故の特徴の一つです。ドライブレコーダーの事故映像を見ていて、この3~4年で特に多く感じるのが、歩道からの飛び出しです。歩道から車道に飛び出して横断する子や、友達と歩道を歩いている時に押し合いっこなどをして車道に飛び出してしまう子もいます。子供たちを守るためにも、運転者は歩道の確認を怠らず、ガードレールの切れ目から子供が飛び出してくることも想定して運転するようにしてください。反対車線に車列があって見通しが悪い場合は、車の間から子供が出てくるかもしれないことも想定してください。 また、自転車に乗っている子供たちも、歩いている時と同じ感覚で車道に飛び出してしまったり、安全確認をせずに進路変更をして車の前に突然出てきてしまったりします。自転車との衝突の場合は、お互いにスピードが出ているため死亡事故になりやすいという危険性があるので、自転車に乗る子供の動向には十分注意をしてください。 7月23日には、中央線がない道幅の狭い生活道路の法定速度を時速30キロに制限するという、改正道路交通法施行令が閣議決定されました。2026年9月に施行される予定です。実際に施行されるのはまだ先ですが、今すぐにでも意識を変えて、子供たちの命を守るために、生活道路での走行は時速30キロ以下にしてください。たとえ時速が10キロだったとしても、死亡率は0.4%もあるのです。「法律的にはまだ大丈夫だから」と考えるのではなく、いついかなる時でも、命を守る運転を心がけるようにしてください。 みなさんが、加害者にも被害者にもならないことを、願っています。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第70回 道路交通法第38条について改めて](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第70回 道路交通/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。7月5日、佐賀県の国道で、自転車に乗っていた高校生が軽乗用車にはねられる事故が起きました。運転者は、過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕されました。事故が起こったのは、午後7時半頃で、高校生は自転車で横断歩道を渡っていました。横断歩道には信号機がありませんでした。 以前、このコラムでもお伝えしたことがありますが、信号機のない横断歩道の手前にはダイヤマーク(ひし形の路面表示)があります。 このマークを見たら、必ず運転行動を変えてください。私がいつもセミナーなどで伝えているのは、1つ目の◇マークでアクセルオフ、2つ目の◇マークで減速、をすることです。いつでも停止できるような運転行動を行うようにしてください。 歩行者優先の法律 道路交通法第38条には、「歩行者又は自転車がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前で停止することができるような速度で進行しなければならない。」と書かれており、横断歩道における歩行者や自転車の優先が定められています。時折、歩行者のみが優先されていると勘違いをしている人がいますが、38条には自転車も明記されています。 ◇マークを見たら、「歩行者や自転車が渡って来るかもしれない」と考え、減速してください。徐行をしたら、そのまま構えブレーキ(ブレーキに足を置き、いつでも止まれるように準備すること)で走行してください。歩行者や自転車が横断歩道付近にいる場合は、停止してください。 ディ・クリエイトでは、この道路交通法第38条に規定されている「歩行者等優先」を守り、広めるプロジェクト「Respect the Law 38」を推進しています。実はこの法律の認知度は、「誰もが知っている」と言えるほどには高くありません。2023年にJAF(日本自動車連盟)が行った全国調査では、信号機のない横断歩道で歩行者が横断しようとしている時に停止した車は、45.1%(全国平均)でした。半数以上の車が、歩行者が横断歩道脇に立っているにもかかわらず、停止しなかったのです。 第38条を広げるために 私たちはこの法律、第38条を、一人でも多くのドライバーに知ってもらい、歩行者を守る車社会を日本に築くべく、活動を続けています。この活動には、個人の方でも賛同登録ができますので、ぜひ一度「Respect the Law 38」のウェブサイトをご覧ください。活動に賛同登録をされなくても、日々の暮らしの中で、各々が歩行者を守る運転行動を取り、それを「当たり前」にしていくことは可能です。もしもこれまで、信号機のない横断歩道で停止していなかったのであれば、日本を「歩行者に優しい」国にするために、あなたの運転行動を変えてください。 参考動画日本の国を歩行者優先の国に変えたい ドライブレコーダー 事故の瞬間から学ぶ(05:23〜) =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第69回 身体の衰えを自覚しよう](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第69回 身体の衰/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先日、テレビで高齢運転者の免許返納について報道がありました。5年前までは増加傾向にあった高齢者の免許返納が、年々減少しており、昨年の自主返納件数は38万2957件で、前年から6万件以上も減っていたそうです。75歳以上の返納は、全体の68%を占める約26万件だったと警察庁は発表しています。 高齢者による事故では、アクセルとブレーキの踏み間違いや逆走などがその原因として挙げられます。勘違いしてはいけないのは、高齢だから危ない、ということではありません。高齢で、自分の運転の技量を理解できていない運転者が、危ないのです。高齢になると身体能力が衰えます。視力の衰えはもちろんですが、特に反射時間が長くなることや、認知に時間がかかることが特徴として挙げられます。重要なのは、その体の衰えに合わせた運転をすることです。これは、免許返納で取り沙汰される75歳以上だけに言えることではありません。 運転に重要な「目」は、40代から衰える 車の運転には様々な身体能力が必要ですが、その最たるものが視覚です。しかし、目の機能は40歳から老化が始まります。それは単純に「老眼になって近くの物が見にくくなる」ということではありません。目の老化によって、「明暗順応」に時間がかかるようになります。明暗順応とは、明るい所から急に暗い場所に入った時に目が慣れる「暗順応」と、その逆の暗い所から明るい所へ出た時の「明順応」のことです。この調節能力が、衰えてきます。そして、焦点を合わせるための調節機能も衰えます。いわゆる「眼精疲労」です。すでに老眼の自覚がある人は、その現象に心当たりがあると思います。手元の物から遠くの物を見る時、あるいはその逆の場合に、焦点が合うまでに時間がかかりますよね。眼精疲労がひどくなると、目がかすんだり、物がダブって見えたり、普段よりも光が眩しく感じたりします。その影響で、頭痛や肩こり、疲労やめまい、吐き気などを感じることもあると言われています。そして、さらに「深視力」も衰えます。深視力とは、両目でバランスよく距離を把握する力です。この力も加齢により衰え、両目ではなくどちらか一方の目を中心に物を見てしまい、距離感がつかめなくなります。大型自動車免許や二種免許の取得や更新時には、この深視力検査が行われます。 今の身体能力に合った運転を ここで取り上げた目の衰えは、誰しもに訪れるものです。老眼になっていないから、まだ高齢者ではないから、ということではなく、40代になったらもう衰え始めているのだと認識してください。スマホやパソコンの使用などの影響により、目の老化は若年化しています。30代であっても「体は衰えていく」という認識を持つようにしてください。目だけでなく、認知能力や判断力、反射神経も衰えていきます。年を経るごとに認知や判断、反射に時間がかかるようになります。若い時と同じような運転をしているのであれば、意識を改めてください。気づかない間に、標識や歩行者、自転車などを見落としているかもしれません。ブレーキを踏むまでの時間が伸びているかもしれません。ヒヤリとした経験に心当たりがある人は、今一度自分の身体能力と、運転行動を振り返ってみてください。一時停止場所では白線で正しく止まり、安全確認をしてから行動してください。車間距離は適正距離を取るようにしてください。 「まだ高齢者ではないから大丈夫」「毎日運転しているから大丈夫」これらは安全運転において、何の根拠にもなりません。事故防止のために、事故の加害者にならないために、客観的にご自身の能力を判断してみてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第68回 起きるまでは実力、起きてからは運](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第68回 起きるま/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。私は「交通事故防止コンサルタント」という肩書で仕事をしています。この仕事を始めて、もう20年になります。20年前は、交通事故防止のコンサルティングという業界自体がなくて、自分でその道を切り拓いて作っていくということも大きなやりがいになっていました。自分が作り出した仕事で成果があがり、お客様からコンサルティング料として報酬もいただけるまでになり、私は運が良いと思っています。 私はいま、「運が良い」と表現しましたが、みなさんは「運が良い」「運が悪い」という言葉を、日常で使うことがありますか?セミナーや研修などで交通事故防止の話をする時も、私は「運」の話をよくします。 交通事故の動画などを見た時や、あるいは交通事故を起こした経験がある人はその事故の瞬間に、「運が悪かった!」と考えることがあるでしょうか。事故を起こす人と起こさない人の差というのは、運の良し悪しではありません。自分の運転の実力が原因で、事故は起こります。 事故の原因は自分の実力、事故の結果は運 例えば、確認を怠ってしまったり、車間距離が不十分であったり、そもそも交通ルールを守っていなかったりと、様々な「やらなかったこと」や「やってはいけないのにやってしまったこと」が原因で事故は起こるのです。 しかし、起こしてしまった事故の結果には、運が影響することがあります。事故を起こした車が歩道に進入してしまい、その先に歩行者がいるかもしれない。事故を起こしたことに慌てて、ハンドルを操作した時、目の前に自転車やバイクがいるかもしれない。事故を起こすか起こさないかは運転者の実力ですが、その結果は、事故を起こした運転者が選ぶことはできないのです。 過去に分析をした事故映像の中に、非常に「運が悪かった」と思ってしまう映像がありました。それは、運転者が左折時に歩行者を発見して停止し、再度車を発進させた直後の事故でした。発見した歩行者とは反対側から歩行者が来ていたことに気づいておらず、接触してしまったのです。発進直後なので、時速は2~3キロ程度です。接触した相手は78歳の女性でした。女性は接触後に転んでしまったのですが、その拍子に地面に頭をぶつけてしまいました。たまたま打ち所が悪くて、3日後に亡くなられてしまいました。その事故は運転者にとって生まれて初めて起こしてしまった事故で、しかも定年退職の数か月前という時期でした。 この事故の原因は、運転者による歩行者の見落としですが、結果として死亡事故になってしまうかどうかは、運転者にはどうすることもできないことなのです。 だからこそ、運が上がるような運転をしなければなりません。車間距離は速度に合わせた適切な距離を確保し、法定速度を守り、確認動作を多く行う。これが「運が上がる」運転行動です。事故防止に繋がる運転行動を日頃から行って、運の悪さを引き寄せないようにしてもらいたいと思います。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [Nauto Japan、歩行者衝突警報、前方衝突警報、後退検知機能をAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」に追加](https://nauto.co.jp/release/nauto-japan、歩行者衝突警報、前方衝突警報、後退検知機/) - Nauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井 祐記)は、現在販売中のAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」に「歩行者衝突警報(PCW)」、「前方衝突警報(FCW)」、および「後退検知」の機能を追加しました。 従来の高精度なわき見検知、携帯電話検知、眠気検知等の先進機能に加え、今回の追加機能により外部環境のリスクを即時に認識しドライバーに警告することで、更なる交通事故削減に貢献します。 また、ドライバーが自らの運転を振り返って運転行動を改善するための「Nauto Connectアプリ」、ならびに一時不停止検知機能も、近日リリース予定です。 歩行者衝突警報(PCW)について ナウトの歩行者衝突警報(PCW)は、進行方向の路上および道路脇にいる歩行者等を検知すると、自車両および歩行者等の動きを予測し、衝突の危険がある場合にリアルタイムで警告音を鳴らします。 検知の対象となる歩行者等は以下のとおりです。 歩行者 自転車 キックボード スケートボード 車椅子 オートバイ 近年では自転車やキックボードによる交通ルール違反も社会問題となっていますが、万が一衝突してしまった場合は、車対車の事故と比べ、重大事故につながりやすく、なおかつ過失割合でも不利になりやすいため、リスク対策が一層重要となってきています。ナウトの歩行者衝突警報(PCW)は、歩行者だけでなく自転車やキックボードも認識し、衝突のリスクを適宜警告します。 前方衝突警報(FCW)について 前方衝突警報(FCW)は、前方の走行車両または停止車両に衝突する危険がある場合にリアルタイムで警告音を鳴らします。 前方衝突を防ぐためのシステムは、自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)の義務化に伴い完成車メーカー各社が取り組んでおり、搭載車両は年々増えてきています。一方、特にトラックにおいては、登録車両の9割が中古車によって占められていることや、車両入れ替えのサイクルが長いことなどから、普及が進んでいるとは言い難い状況です。さらには、意図せぬ急ブレーキによる荷崩れを嫌って自動ブレーキ機能をオフにしているドライバーの存在も指摘されています。ナウトの前方衝突警報(FCW)であれば、車両を入れ替えることなくこれらの先進運転支援機能を導入でき、自動ブレーキをオフにしていても危険な状況については適宜警告を受け取ることができるため、事業者にとって大きなメリットがあります。 後退検知について ナウトの後退検知機能は、車外カメラの映像を分析することによって、車両が後退した際の場所(GPSによる位置情報)と状況(カメラ映像)を記録します。 自動車の運転中に後退をしている時間は、ごくわずかです。にもかかわらず、後退事故は交通事故全体の約5%も占めています(出典:公益財団法人交通事故総合分析センター「交通統計 令和3年版」)。つまり、後退時は、走行時間に対して事故率が高く、そのような事情からバックモニターも近年義務化されています。 運送業においては、「後退時の事故」が「荷役5大災害」のひとつとして挙げられており、社内規定で後退を制限している事業者も少なくありません。 ナウトの後退検知機能は、後退時に適切な安全確認が行われていること、そして後退に関する社内規定が遵守されていることを、確認するための有効な手段となり得ます。 Nauto Connectアプリについて Nauto Connectアプリは、ドライバー向けのアプリで、ナウトによって記録された危険運転の映像を任意に確認し、振り返るためのものです。映像には運行管理者がコメントを記入することもでき、ドライバーが運行管理者との面談を待たずに自習できるため、よりタイムリーに運転行動を改善していくことができます。これにより運行管理者の負担も軽減されます。 一時不停止検知機能について 一時不停止検知機能は、地図データ、GPS情報、および加速度情報を組み合わせることによって、一時停止を遵守しなかった際の場所と状況を記録します。本機能は、日本のお客様からの要望に応えるべく開発したものです。 ソフトウェアアップデートの概要 歩行者衝突警報(PCW)、前方衝突警報(FCW)、および後退検知については、本日より、対象となるナウト車載機に対し、OTAアップデート機能によって順次自動的に適用されます。更新の具体的なタイミングは、各車載機の稼働状況により異なります。なお、更新に際して費用はかかりません。 Nauto Connectアプリおよび一時不停止検知機能にの提供時期については後日改めてお知らせします。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第67回 運転は適切な服装で](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第67回 運転は適/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。ずいぶん暖かくなってきました。地域によってはすでに夏日のような、暑い日が続く所もあるようですね。服装も冬から春、夏物へと替わっているのではないでしょうか。みなさんは、車を運転する時の服装が、道路交通法によって定められているのをご存じでしょうか。正確に言うと、道路交通法では、「この服装は駄目である」「この履物で運転してはならない」と明記されているわけではありません。 道路交通法第70条の、安全運転の義務を定める条文には「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。」と記載されています。これによって、かかとのないサンダルやスリッパ、そしてハイヒールの靴などでの運転では、安全義務違反として検挙される可能性があります。 かかとのないサンダルやスリッパなどは、運転中に脱げてしまう恐れがあります。脱げた際に操作を誤ってしまう危険性や、脱げた履物がペダルの間に挟まってしまい、ブレーキが効かずに事故を招いてしまう可能性があるのです。また、ハイヒールの靴が違反とされるのも、正しいペダル操作ができないためです。 続く第71条では「車両等の運転者は、次に掲げる事項を守らなければならない。」と定め、その6項において「前各号に掲げるもののほか、道路又は交通の状況により、公安委員会が道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要と認めて定めた事項」と記載しています。各都道府県の公安委員会が定める「道路交通法施行細則」で、違反となる履物を明記している都道府県もあり、これによって明らかな違反として検挙される場合があるのです。 たとえば東京都では「木製サンダル、げた等運転操作に支障を及ぼすおそれのあるはき物をはいて車両等(軽車両を除く。)を運転しないこと。」と定めています。このほかにも、大阪府では「げた又は運転を誤るおそれのあるスリッパ等を履いて、車両(軽車両を除く。)を運転しないこと。」としており、栃木県では、「自動車又は原動機付自転車を運転するときは、木製サンダル、下駄等を用い、又は運転操作に支障を及ぼすおそれのある姿勢をし、若しくは服装をしないこと。」と、姿勢や服装についても定めています。 服装について詳細を定めている細則はあまりありませんが、着物での運転については、道路交通法に抵触する可能性があります。かつて福井県で僧衣を着用して運転していた人が検挙されたことがありました。当時の福井県警では、検挙理由として「袖がシフトレバーなどに引っかかる」「足が動かしづらくブレーキ操作が遅れる」という判断をしたことを挙げていました。これは全国的にもニュースとなり、SNSでは「#僧衣でできるもん」というハッシュタグをつけ、様々な動画が投稿されたりもしました。 いずれにしても、運転に支障をきたすような服装や履物での運転は、しないようにしてください。外出先でハイヒールなどを履く必要がある場合は、運転時にはスニーカーなどに履き替えて、安全運転に努めるようにしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第66回 交差点での車両相互事故を防ぐには](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第66回 交差点で/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。滋賀県大津市で保育園児たち16人が死傷した事故を、覚えている方はどれくらいいるでしょうか。あの事故から、先日で丸5年になりました。月日が経つのは本当に早いものですね。でも、きっと、亡くなった子供たちの親は、心のどこかで時間が止まったままなのではないかと思います。 事故は、大津市の琵琶湖沿いの交差点で起こりました。右折しようとした車と、直進していた車が衝突し、そのはずみで直進車が歩道に乗り上げ、散歩中だった子供たちをはねました。園児2人が亡くなり、保育士3人を含む14人が重軽傷を負いました。右折車の運転者は、過失運転致死傷などの罪で起訴され、2020年2月に禁錮4年6か月の判決が下されています。現場の交差点には事故対策としてガードレールが設置されたそうです。 右直事故は年間2万6千件以上 このような、右折車と直進車が衝突をする事故は右直事故(うちょくじこ)と言われるもので、非常に多く起こっています。令和5年の事故統計では、車両相互の右折時事故は26,188件も起こっています。このすべてが右折車と直進車との事故とは限らないのですが、片方の車両が右折しようとしていた際に起きた事故であることは間違いありません。 右直事故にはいくつもの原因があります。対向車線の右折レーンにいる車によって死角が発生し、直進してくる車両に気づかないまま右折してしまい衝突するケース。俗に「サンキュー事故」と言われる、直進車が譲ってくれたので右折しようとして、その陰から出てきた二輪車と衝突してしまうケース。そして、無理に右折しようとして、直進車と衝突してしまうケースなどです。直進車の速度を見誤って、まだ大丈夫だと思って右折をしたら、危険な状態になってしまうこともあると思います。時折、信号が変わった直後に、右折していく車を見ることもあります。このような行為は法律違反であることはもちろん、非常に危険なので、絶対にしないでください。 命を守る運転を そもそも、直進車が見えているにも関わらず右折を行う行為は、道路交通法違反なのです。「だろう運転」ではなく「かもしれない運転」をするようにいつもお伝えしていますが、法律で定められていることもあり、直進車の運転者が「まさか強引な右折はしないだろう」と思うのも当然のことだと言えます。そのため、直進車の多くは、減速をせずに交差点に進入します。一方で、強引な右折をしようとする車両の運転者は、隙をついて右折をしようとしていることもあり、アクセルを踏み込んだ状態で交差点に進入するのではないかと思います。どちらも速度が出たまま衝突をすると、その衝撃で車はあらぬ方向へと突進し制御ができなくなります。大津市での事故のように、歩道に乗り上げ、第三者を巻き込むような重大事故となるのです。 子供に先立たれる親の悲しみは計り知れません。事故の後遺症に苦しむ子供たちもいると思います。子供たちの命と人生を守るためにも、安全に徹した運転をしてください。危険を顧みず、人の命を犠牲にしなければならないほど急がなければならないことがあるのでしょうか。時間に余裕のない運転をしてしまう人は、早めに家や会社を出るようにしてください。交差点への進入時は、直進であれ右左折であれ、速度を落としてください。道路上に子供たちの姿を認めたら、構えブレーキで走行してください。 交通事故は、一瞬で人生を変えてしまいます。後悔しても遅いのです。あなたとあなたの大切な家族が、交通事故の加害者にも被害者にもならないために、私たちはこれからも事故のない社会の創造を目指して活動していきます。どうか一緒に、安全な世の中を創ってください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [メディア掲載: 日本経済新聞](https://nauto.co.jp/nauto-media/オリックス自動車・ナウトジャパン・ソフトバン/) - 日本経済新聞にて、ナウトの国内販売開始についてご紹介いただきました。 オリックス自動車・ナウトジャパン・ソフトバンク、AI搭載型通信ドライブレコーダー「ナウト」を日本国内の法人向けに提供開始2018年7月20日https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP485723_Q8A720C1000000/ - [メディア掲載: 産経ニュース](https://nauto.co.jp/nauto-media/オリックス自、aiで危険運転検出するドラレコ/) - 産経ニュースにて、ナウトの国内販売開始についてご紹介いただきました。 オリックス自、AIで危険運転検出するドラレコを8月販売 企業の安全運転を支援 - 産経ニュース2018年7月20日https://www.sankei.com/article/20180720-MKHPLKIC6BJXXK5D53R2JLN4EE/ - [メディア掲載: レスポンス](https://nauto.co.jp/nauto-media/aiを搭載したドラレコを法人向けにオリックス自動/) - 日本最大級の自動車総合ニュースサイト『レスポンス』にて、ナウトの国内販売開始についてご紹介いただきました。 AIを搭載したドラレコを法人向けにオリックス自動車が国内販売 ソフトバンクが協力 | レスポンス(Response.jp)2018年7月20日https://response.jp/article/2018/07/20/312151.html - [メディア掲載: ニュースイッチ](https://nauto.co.jp/nauto-media/トヨタやbmwも出資する米ナウトのaiドラレ/) - 日刊工業新聞が運営するニュースサイト『ニュースイッチ』にて、ナウトの国内販売開始についてご紹介いただきました。 トヨタやBMWも出資する米ナウトのAIドラレコ、国内販売を開始|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社2018年07月23日https://newswitch.jp/p/13790 - [メディア掲載: TECHBLITZ](https://nauto.co.jp/nauto-media/ai搭載のドライブレコーダーで運転の安全性を高め/) - 世界のスタートアップ情報を発信するメディア『TECHBLITZ』にて、Nauto Inc.創業者兼CEO・Stefan Heckのインタビューが掲載されました。 AI搭載のドライブレコーダーで運転の安全性を高めるNauto – TECHBLITZ2018年12月14日https://techblitz.com/nauto/ - [メディア掲載: NewsPicks](https://nauto.co.jp/nauto-media/商用車だけでなく一般の自動車にも普及が進むド/) - NewsPicksにて、Nauto Japan代表・井田哲郎の対談記事が掲載されました。 もはや「ドライブレコーダー」ではない。次代のドライバー安全システムの正体2019年3月29日https://newspicks.com/news/3770118/body/ - [メディア掲載: 物流ウィークリー](https://nauto.co.jp/nauto-media/サントス(山本秋彦社長、東京都多摩市)は、1/) - ナウト導入企業であるサントス株式会社様の紹介記事で、ナウト導入の経緯や効果について言及いただきました。 サントス ナウトジャパンのDR「ナウト」、実証実験で意識改革|運送会社|物流ウィークリー|物流・運送・ロジスティクス業界の総合専門紙2019年4月5日https://weekly-net.co.jp/company/44543/ - [メディア掲載: LOGISTICS TODAY](https://nauto.co.jp/nauto-media/ナウトジャパン(東京都千代田区)は21日、販売中/) - 国内最大級の物流ニュースサイト『LOGISTICS TODAY』にて、本日リリースしたナウトの新機能についてご紹介いただきました。 ナウト、AIドラレコに「煽り・喫煙・携帯」検知機能2019年11月21日https://www.logi-today.com/358855 - [メディア掲載: 西日本新聞](https://nauto.co.jp/nauto-media/北九州市営バスは2月から、人工知能(ai)を活用/) - 西日本新聞にて、北九州市によるナウトの実証実験開始についてご紹介いただきました。 AIでバス事故防止 運転手の脇見や眠気に警告音 北九州市が実証実験|【西日本新聞me】2020年1月23日https://www.nishinippon.co.jp/item/n/577806/ - [メディア掲載: 物流ウィークリー](https://nauto.co.jp/nauto-media/「nauto-japan ドラレコに新機能を追/) - 物流ウィークリーにて、ナウトの導入効果、および先日実施されたアップデートについてご紹介いただきました。 Nauto Japan ドラレコに新機能を追加、シートベルト未装着状態を検出など|製品・IT|物流ウィークリー|物流・運送・ロジスティクス業界の総合専門紙2021年5月10日https://weekly-net.co.jp/logistics/117213/ - [メディア掲載: LOGISTICS TODAY](https://nauto.co.jp/nauto-media/鴻池運輸は21日、同社グループが保有するすべての/) - ナウト導入企業である鴻池運輸株式会社様の紹介記事で、ナウトの導入計画について言及いただきました。 鴻池運輸、全トラックにナウトのAIドラレコ導入へ2021年5月21日https://www.logi-today.com/435635 - [メディア掲載: トラック流通センター](https://nauto.co.jp/nauto-media/トラック流通センター/) - 中古トラック専門の販売サイト『トラック流通センター』に弊社の取材記事が掲載されました。 事故を未然に防ぐ「ナウト」の特徴や機能とは?トラックへの普及率や今後の展開をご紹介2022年11月30日https://www.kaitoriou.net/page/other/interview/12503/ - [AI搭載型安全運⾏管理プラットフォーム『ナウト』が⾛⾏している 道路の制限速度超過を検出する機能を国内向けへ提供開始](https://nauto.co.jp/release/ai搭載型安全運⾏管理プラットフォーム『ナウト』/) - Nauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区神田小川町、代表:井田 哲郎、以下「ナウト」)は現在販売中のAI搭載型安全運行管理プラットフォーム「ナウト」に新機能として制限速度超過を検出する機能を追加し提供を開始しましたのでお知らせします。この機能ではナウトを搭載した車両が走行している道路の制限速度を一定量超過した際、車両の速度、道路の制限速度、速度超過をおこなった場所、車両ならびにドライバーを自動的にWebアプリケーション上に保存します。2017年のローンチ以降(日本国内は2018年8月)、わき見運転の検出・警告を行うナウトのAI搭載型安全運行管理プラットフォームは日本国内でも500社以上で採用されてきました。ナウトは、導入後も定期的にインターネット経由で機能追加を行うことにより、顧客への提供価値を高めていきます。今回の新機能の追加により、ナウトは今後より一層社用車・商用車の事故防止と効率的な管理を促進してまいります。 制限速度超過検知機能について ナウトはこれまでも、車両の急制動だけでなく、ドライバーのわき見や携帯電話保持、喫煙、シートベルト未装着などを自動検知し、管理者が閲覧できるWebアプリケーション上に車内外の映像を自動アップロードしてきました。今回のリリースでは、車両に取り付けられた車載機のGPS情報と地図情報を用いて制限速度超過を自動検知できるようになりました。このリリースにより、管理者は制限速度超過が発生した車両、ドライバーを把握できるようになるだけではなく、制限速度超過が発生した場所、時間も把握できるようになります。すでにナウトを導入していただいている企業は自動的に本機能が適用され、Webアプリケーションから制限速度超過イベントを確認することができます。 速度超過による事故 警察庁が発表した「令和2年における交通事故の発生状況等について」によると、2020年に時速60キロ以上で発生した死亡事故の98%以上が規制速度超過であることがわかっています。また、規制速度超過の事故は規制速度内の事故と比べ死亡事故率(事故件数のうち死亡事故件数の割合)が約12倍に及びます。ナウトは規制速度超過を新たに検知することで、交通事故の削減、交通事故による死者数の削減に取り組んでいます。 Nauto Inc.概要 設立:2015年3月 株主:SoftBank Vision Fund, Toyota AI Ventures, General Motors Ventures, BMW i Ventures, Allianz X, Greylock Partners, Index Ventures, Playground Global, Draper Nexus 主な事業内容:人工知能を活用した技術により、既存商用車と将来の自動運転車の安全向上に貢献すること。 Nautoについて Nautoは、AIを用いてリアルタイムにドライバーの運転行動改善を促す唯一のプラットフォームです。モビリティのエコシステムの中で、危険なイベントを予期し、予防することで、危険な運転行為を減少させます。16億キロを超える走行データを分析することによって、ナウトのマシーンラーニングアルゴリズムは常に進化しています。そして、事故が起きる前にドライバーの運転行動改善に貢献しています。Nautoは、世界でも有数の商用車保有企業に導入され、多くの事故を回避し、大幅なコスト削減を達成してきました。 より詳しい内容は弊社ホームページ:https://www.nauto.co.jp/ をご覧ください。 ‍ - [2021年の振り返りと2022年のご挨拶](https://nauto.co.jp/release/2021年の振り返りと2022年のご挨拶/) - 新年あけましておめでとうございます。今年も何卒、よろしくお願い申しあげます。昨年はコロナ禍の影響もあり、多くの事業者様にとってご心配の絶えない一年だったのではないでしょうか。そのような中、ナウトジャパンとしてできることとしては、引き続き多くのお客様の車両の安全な運行をサポートさせて頂くことと考え邁進してまいりました。新規にご採用いただきました企業様、ご利用中のお客様、及び販売・保守に関っていただいている皆様に心より御礼申し上げます。また、昨年に導入事例インタビューをさせていただいた企業様からは下記のようなお声をいただきました。 “昨年の推移と比較して自損事故が半分近くまで減っています。やはり危険運転時の画像が残るというのが非常に効果的なようで、初めは「危険運転なんてしていません」と主張していたドライバーも、画像と一緒に指摘すると認めて、きちんと反省してくれます” ※株式会社クスリのアオキ様:インタビュー記事はこちら “経営計画書の中に交通安全に関する方針を立て、ベラスコアを評価の対象にしています。ドライバーの中から優秀者を3名選出し、金一封と私から直筆の手紙を贈り表彰を行っています。” ※エネジン株式会社、代表取締役社長 藤田様:インタビュー記事はこちら “それまではベラスコアが平均90点以上の営業所は2ヵ所しかなかったのですが、今ではほとんどの営業所が90点以上を獲得しています。だからといって安心せず、平均点以下のドライバーにはきちんと指導をするよう伝えていますが。このようにデータを容易に管理・書式化できるので、非常に活用しやすいと感じています。” ※株式会社ディ・エス物流、安全管理部 統括本部長 大林様:インタビュー記事はこちら 昨年は、弊社のリアルタイム警告(走行中のわき見運転に対するAIによる警告)の効果検証を行いました。走行1時間あたりの危険運転件数を、わき見に対する警告音を適用していない期間(1ヶ月)とわき見に対する警告音を提供している期間(6ヶ月)で比較した結果、警告を提供した場合わき見運転はもとより、その他のすべての危険運転行為が減少していることが分かりました。同時にこの検証で車両に乗車したドライバーのうち95%のドライバーに関して改善が見られたことも分かりました。これはリアルタイム警告だけで多くのドライバーが運転行動を改善できたことを示しており、管理者の手間を省きながら安全運転を促すことができることを意味しています また、ナウトのAIはあおり運転、わき見運転、喫煙、シートベルト未着用、携帯電話保持など、複数の検出を同時並行的に行うことができるAIソリューションを次々に開発し、実装しています。 日本の事業者様のお客様の要望をお伺いし、これに合わせて車載機の設計製造から、AIの開発までを一気通貫で行うナウトならではのスピーディーな機能追加により、2022年にも多くの機能をご案内していきたいと考えています。 安全なトランスポーテーションを実現する、というナウトのミッションを、今年もより一層、全社員一丸となり推進して参りますので、本年も変わらぬ御愛顧、また御指導を賜わりますよう、宜しくお願い申し上げます。 ‍ - [Nauto Japan合同会社、新社長に赤井祐記が就任](https://nauto.co.jp/release/nauto-japan合同会社、新社長に赤井祐記が就任/) - リアルタイム人工知能(AI)搭載型安全運行管理プラットフォームを提供するNauto, Inc.(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、CEO:ステファン・ヘック)は 本日、2022年8月22日付で、Nauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区)の代表執行役員社長に赤井 祐記(あかい ゆうき)が就任したことをお知らせいたします。 赤井はSalesforce、Amazon、Dell等のIT企業にてFinance、Strategy、Business Operationの分野で要職を歴任。直近では外資系再生可能エネルギー大手の日本法人にて最高財務責任者を務め、事業の急成長を支えてきました。Nauto Japanは新体制のもと、日本におけるパートナーシップとサポート体制の一層の強化を図ってまいります。 Nauto, Inc.創業者・CEO のステファン・ヘックは、次のように述べています。 「このたびの赤井の任命は、我々の日本戦略にとって大きな一歩です。日本は、Nautoにとって非常に重要な市場です。高度に洗練された市場で、テクノロジーと安全性においては多くの面で世界を牽引しており、特に交通安全の観点ではAIや最先端技術への需要が高まっている市場だと言えます。赤井の経験は、日本市場におけるNautoの強力なプレゼンスと、現地パートナー企業たちとの関係性を、より強化してくれるものと確信しています。」 新社長となる赤井は就任にあたり、次のように述べています。 「シリコンバレーで開発されたトップレベルのAI安全テクノロジーにより車両の安全運行を実現するNautoのミッションを日本で達成するため、このたび任命されたことを光栄に思います。Nautoの最先端のプラットフォームは、日本でも既に協力パートナー様を通じ多くのお客様にご活用いただいておりますが、今後更に事業基盤とパートナーシップを強化しながらビジネスを拡大・推進し、産業の血液ともいうべき商用車両の安全運行を支え日本の産業の発展に大きく貢献してまいります。」 ‍ ■赤井 祐記 プロフィール 慶應義塾大学経済学部卒業後、Dell、Amazon等のIT企業でFinance、Business Operationの分野で要職を歴任。Trend Microではグローバルセールスオペレーション担当シニアディレクターとして世界42か国の営業及びマーケティング活動の生産性の向上を指揮した後、執行役員経営戦略本部長に就任し、中長期経営計画を指揮。またSalesforceでは常務執行役員として日本法人の財務責任者に就任。米国本社のベストプラクティスを日本へ導入しつつ、タイムリーかつ効果的な投資意思決定を指揮し、ビジネスを加速・推進。直近では外資系再生可能エネルギー大手の日本法人にて最高財務責任者に就任。戦略的財務管理の導入と実行を指揮し、急速な成長を支援。 ‍ ■Nautoについて ‍2015年3月に米シリコンバレーで設立されたNauto, Inc.は、最先端の予測AI(人工知能)で商用車の危険運転及び交通事故を防止するソリューションを提供しています。急制動やあおり運転などの車両挙動を検出するだけでなく、わき見、居眠り、ながらスマホなどドライバーの危険行為にもリアルタイムで警告。さらには独自の採点基準で運転を「見える化」し、運転行動そのものの改善に貢献します。 NautoのAIは、27億kmを超える実走行データ(2022年8月現在)とマシンラーニング(機械学習)によって常に進化し続けており、米Forbes誌による2022年度版「AI 50」にも選出されています。 日本には2017年6月に上陸。すでに国内500社以上の企業に導入され、事故率や関連コストの大幅な削減を実現しています。 詳しい商品情報や導入事例は弊社ウェブサイト https://www.nauto.co.jp をご覧ください。 ‍ - [2023年 年頭所感](https://nauto.co.jp/release/2023年-年頭所感/) - 2023年1月6日Nauto Japan合同会社代表執行役員社長 赤井 祐記年頭所感謹んで新春をお祝い申し上げます。2022年のNauto Japanは、半導体不足が続く中、資源価格の高騰と円安による材料確保の問題も加わり、デバイスの安定供給に悩まされましたが、販売パートナー各社様のご尽力もあり導入実績は600社を超え、稼働台数も前年比150%超と、素晴らしい成果を上げることができました。また、米国本社であるNauto, Inc.におきましては、米国大手自動車会社グループやトラック製造の国際ブランドとのパートナーシップ締結による販売チャネル網の拡大や、大手多国籍自動車メーカーとOEMによる新たな協業を推進して参りました。2022年は、Business Intelligence Groupによる「Artificial Intelligence Excellence Award 2022」の受賞、米Forbes誌による「AI 50 2022」への選出など、運転時のリスクをリアルタイムで検知・分析・警告・フィードバックする弊社の高度なAI技術が改めて脚光を浴びた1年でもありました。2023年のNauto Japanは、AI搭載安全運行管理プラットフォームの世界的先駆者として蓄積してきた圧倒的な実走行データ(2022年末時点で30億km分)を基に、ディープラーニングによって進化し続ける最先端のAIによる安全ソリューションを、更に多くの日本のお客様にご活用いただけるよう、事業基盤を強化・拡大しながら品質保証プロセスの更なる維持・向上とサプライチェーンマネジメントの強化、カスタマーサポートの充実化を進めます。また、「100年に一度の大変革の時代」を迎えているモビリティ業界の中で、将来の自動運転社会の実現に向けて確固たる役割を果たしていくとともに、HSSE(健康・安全・危機管理・環境保全)の社会的取り組みやサステナビリティ経営へ貢献すべく、既存パートナー様との関係を更に深化・拡大させながら、より多様な業種・ビジネスモデルのパートナーシップやアライアンスも模索していく所存です。最後に、2023年はNauto Japanにとって大きな飛躍の年と位置付けております。従業員一同一丸となって取り組んで参りますので、本年もどうぞよろしくお願いします。‍ - [Stellantis VenturesがNautoへの出資を表明](https://nauto.co.jp/release/stellantis-venturesがnautoへの出資を表明/) - 本記事は、2023年6月15日(現地時間)にNauto, Inc.が掲載した記事の日本語版です。原文はこちら。 ‍ Stellantis(ステランティス)N.V.のコーポレートベンチャーファンドであるStellantis Ventures(ステランティスベンチャーズ)が、最初の主要投資先の1つとしてNautoを選出してくださったことを、大きな喜びと共にお伝えいたします。AIとディープラーニングの応用を加速させ、ドライバーの安全を守り、交通事故を減らそうと、Nautoを起業したのが昨日のことのように感じられます(実際には2015年のことだったのですが)。今やNautoは、フリートや道路を、あらゆる人にとってより安全なものにすることをミッションとしています。お客様や、保険業界や自動車業界のパートナー、そして投資家の皆様とのこれまでのご縁には感謝の気持ちしかありません。シリコンバレーに本社を構え、グローバルに展開しているNautoは、2億1500万ドルを調達し、800以上ものフリートに信頼されるまでに至りました。 1950年代から60年代にかけて交通事故死傷者を20%以上減少させたシートベルト。そのシートベルトを超える成果をAI車両安全ソリューションで達成するという、当初の目標を、私たちはすでに大きく上回り、急速にそのさらに先へと突き進んでいます。現在、アメリカ、日本、ヨーロッパ、そしてカナダでは、日々何万人ものドライバーや運行管理者が、Nautoの実績豊富なソリューションを活用し、衝突事故や死傷者を半数未満に減らしています。しかしそれでもまだ、交通事故とその被害者をゼロにするという最終目標への道のりは、まだまだ先が長いのです。 Nautoのイノベーションは、常に顧客を中心に考えられています。この1年間で私たちがリリースしてきたものからもそれは明快でしょう。 まず、歩行者、自転車、オートバイを検知し、リアルタイムで警告を発する「歩行者衝突警告」「歩行者衝突警告+わき見検知」。歩行者との事故は急増しており、特に市街地においては対応が急務となっています。 次に「Nauto Connectモバイルアプリ」(iOSおよびAndroid)。ドライバーや運行管理者が、いつでもどこでもNautoの安全運行管理プラットフォームフリートセーフティにアクセスできるようになり、ドライバーは自己採点して自らの運転を改善できるようにもなりました。 そして、衝突の第一の原因である、さまざまな形態の「不注意」を解消するためのさらなる取り組みとして、眠気、携帯電話使用、シートベルト未着用、喫煙に関する新しい車載アラートを実装しました。 弊社のウェブサイトや各種メディアでもたびたび言及してきたように、自動車の安全はこれまでにない変革の時を迎えています。交通事故死者数が過去20年間で最多になってしまった中で、ステランティスのように膨大な経験とネットワークを持ち合わせた大手グローバル自動車メーカーがNautoに関心を示してくれたのは、業界が最先端の安全システムを取り入れていこうと真剣に考えていることのなによりもの証左です。乗用車からSUV、ピックアップトラック、バン、スポーツカー、高級車まで、幅広い車種を世界中に供給しているステランティスとのパートナーシップにより、より多くの小型商用車に、そして将来的には一般車両にも、Nautoの安全ソリューションを効率的に展開していくことができるでしょう。Nautoでは、ドライバーに犠牲を強いることなく、道路をすべての人にとってより安全な環境にしたいと考えています。私たちの安全システムは、ドライバーのプライバシーは尊重しつつ、ドライバーの挙動と路上の状況のリスクを同時に診断し、リアルタイムな警告と指導で漫然運転や接触事故を防ぎます。Nautoのソリューションにおいて、動画による記録は必須ではありません。録画をしてもしなくても、NautoのAIはわき見や眠気をしっかりと検知します。ドライバーたちはNautoのソリューションを信頼しており、ポジティブなフィードバックを多く寄せてくれています。ドライバーが車載器からの警告に対して「おっと、ありがとう」とつぶやいたり、うなずいたりする様子は日常的に記録されています。私たちが目標としているのは、ドライバーに十分な余裕を与え、ブレーキやハンドル操作による危険回避や、休憩や仮眠を取る判断がちゃんと間に合うようにしてあげることなのです。 Nautoの取り組みが正しいことは、数字が示しています。私たちの顧客は、業界を問わず衝突事故を4〜8割減らすことに成功しており、件数としては30,000件以上の衝突事故を防いできたことになります。 Nautoを相棒として頼りにしてくださっている世界800社以上の数万人のドライバーの皆様、引き続きNautoをよろしくお願いいたします。そして、弊社の事業を支えてきてくださった投資家の皆様、Nautoを信じてくださってありがとうございます。 ‍ Nauto創業者兼CEO ステファン・ヘック ‍ - [Nauto Japan合同会社、AI搭載安全運行プラットフォーム「ナウト」に機能追加、居眠り運転に至る前の眠気も検知可能に](https://nauto.co.jp/release/nauto-japan合同会社、ai搭載安全運行プラットフォーム「/) - Nauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井 祐記)は、現在販売中のAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」のソフトウェアを9月下旬より順次アップデートし、居眠り運転の前段階である「眠気」を検知、警告する機能を追加いたします。 眠気検知機能について ナウトは2017年のローンチ当初(日本国内では2018年8月)から、わき見運転、居眠り運転を検知、警告することによって数多の交通事故を未然に防いできました。このたび提供するソフトウェアアップデートでは、ナウト車載機に搭載されているAIに新たな検知アルゴリズムが追加され、「居眠り」になってしまう前の「眠気」の段階から検知、警告が可能となります。 眠気の検知には様々な方法が提案されていますが、ナウトでは瞼(まぶた)の動きに注目し、PERCLOS(一定時間における閉眼時間の割合)、瞼開度、瞬きの速度、閉眼時間などを常時モニタリング。眠気とみなされる状態が30秒以上続いた場合にリアルタイムで警告音を鳴らし、居眠り運転に至る前に、早めの対応を促します。 このたびのアップデートについて、Nauto Japan合同会社の代表執行役員社長、赤井祐記は次のように述べています。 「近年たびたびメディアに取り上げられていますが、日本は世界の中でも睡眠時間が短く、睡眠不足大国と揶揄されることもあります。先日発表されたフィリップスによる調査(*1)では、89%もの人が日中に眠気を感じると回答しており、そのせいで運転中に危ない思いをしたり、実際に交通事故を起こしてしまった人も多いようです。 居眠り運転はこれまでもナウトで検知できましたが、居眠り運転時の事故は、回避行動を取る間もなく衝突してしまうため重大な事故になりやすく、実際に居眠りをし始めてから警告するのでは遅いのではないかという思いがありました。このたびのアップデートで追加される眠気検知機能は、すでに米国で多くの事故を未然に防いでおり、これを日本のお客様にもご利用いただけるようになることを大変喜ばしく思います。Nautoが目指す、誰にとっても安全、安心なモビリティ社会に向けて、また一歩前進できたのではないでしょうか。」 ソフトウェアアップデートの概要 提供時期:2023年9月下旬対象商品:2020年6月に出荷開始されたハードウェアバージョンN3以降のナウト車載機更新費用:無償更新方法:ナウト車載機のOTAアップデート機能により自動的に適用。更新の具体的なタイミングは、各車載機の稼働状況により異なります。 Nautoについて 2015年3月に米シリコンバレーで設立されたNauto, Inc.は、最先端の予測AI(人工知能)で商用車の危険運転及び交通事故を防止するソリューションを提供しています。急制動やあおり運転などの車両挙動を検出するだけでなく、わき見、居眠り、ながらスマホなどドライバーの危険行為にもリアルタイムで警告。さらには独自の採点基準で運転を「見える化」し、運転行動そのものの改善に貢献します。 NautoのAIは、35億kmを超える実走行データ(2023年9月現在)とディープラーニング(深層学習)によって常に進化し続けており、米Forbes誌による2022年度版「AI 50」にも選出されています。 日本では2018年8月の発売開始以降、600社以上に導入され、事故率や関連コストの大幅な削減を実現しています。 詳しい商品情報や導入事例は弊社ウェブサイト https://www.nauto.jp をご覧ください。 *1: フィリップス「睡眠に関する調査2023」https://www.philips.co.jp/a-w/about/news/archive/standard/about/blogs/healthcare/20230903-sleep-suvey-japan-2023.html ‍ - [Nauto Japan合同会社のAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」、クラウド型アルコールチェックサービスとの連携を開始](https://nauto.co.jp/release/nauto-japan合同会社のai搭載安全運行管理プラットフォー/) - Nauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井 祐記)は、現在販売中のAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」と鈴与シンワート株式会社(代表取締役 社長執行役員 德田康行、本社所在地:東京都港区)が提供する「運転前アルコールチェック&検温※クラウドサービス「あさレポ」」とのサービス連携を発表しました。 このサービス連携にあたって新しく提供される運転日報作成ツールでは、ナウトから出力された走行データと、アルコールチェックサービスから出力された検査記録を統合し、アルコール検査結果入りの運転日報を簡単に作成することができます。 乗車前後のアルコールチェックは、白ナンバーの事業用車両についても2023年12月から義務化されており、検査結果は1年間保持する必要があります。このたびリリースされた新機能を利用することにより、車両の走行データとアルコールチェックの記録を一元管理できるようになるため、管理コストの削減が期待できます。 Nautoは今後もさまざまなクラウド型アルコールチェックサービスとの連携を進めていきます。 運転前アルコールチェック&検温※クラウドサービス「あさレポ」について 「あさレポ」は、運転前のアルコールチェックと検温※記録を専用のクラウドサーバで一元管理するサービスです。運転前に利用することで酒気帯び運転や発熱時運転を予防します。道交法のアルコール検知器使用義務、2024年4月1日施行の旅客自動車運送事業運輸規則改正などに対応します。 <「あさレポ」の特長>1. 小型携帯用デバイスとスマホでいつでもどこでもアルコールチェック&検温※2. AI顔認証、GPS位置測定でなりすましを防止3. 測定データはクラウドサーバで一元管理4. 月額基本料0円の従量課金プランも用意 運転前アルコールチェック&検温※クラウドサービス「あさレポ」のサービス詳細は以下からご覧ください。https://saas.shinwart.co.jp/asarepo/ ※検温はXENSE 82BT利用時に可能 AI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」について 国内600社以上の導入実績を誇る「ナウト」は、わき見運転、運転中の携帯電話使用、居眠り運転やその前の段階の「眠気」など、さまざまな危険運転を検知してリアルタイムに警告するAI搭載ドライブレコーダーと、ドライバーの運転習慣を分析、数値化して効果的な安全運転指導を実現するウェブアプリケーションを組み合わせた、交通事故削減ソリューションです。 「ナウト」のサービス詳細は以下からご覧ください。https://nauto.jp/ 鈴与シンワートについて 鈴与シンワートは、鈴与グループ唯一の上場企業として大規模情報システムの開発、物流ITコンサルティングサービス、人事・給与・会計などの業務ソリューション及びアウトソーシングの提供、そしてデータセンター&クラウドサービスを展開しております。https://www.shinwart.co.jp/ Nautoについて Nauto(ナウト)は、米シリコンバレーに本社を置くAI(人工知能)開発企業です。わき見運転をリアルタイムで検知できるシステムを2017年に世界で初めて実用化して以来、AIを活用した安全運行管理のパイオニアとして業界を牽引しています。AIの力を活かし、まずは交通事故を低減させ、将来的には都市環境も含むモビリティ全般をより安全にすることによって、誰もが安心して暮らせるサステイナブルな暮らしの実現に向けて貢献していきます。https://nauto.co.jp/ - [Nauto Japan合同会社のAI搭載安全運行管理プラットフォーム『ナウト』、新たに100機種以上のアルコール検知器に対応](https://nauto.co.jp/release/nauto-japan合同会社のai搭載安全運行管理プラットフォー-2/) - Nauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井 祐記、以下「Nauto」)は、現在販売中のAI搭載安全運行管理プラットフォーム『ナウト』と株式会社AIoTクラウド(本社:東京都江東区、代表取締役社長:松本 融、以下「AIoTクラウド」)が提供するアルコールチェック管理サービス『スリーゼロ』とのサービス連携を開始しました。 このたびのサービス連携では、Nautoが2024年2月1日にリリースした運転日報作成ツールをアップデートし、ナウトから出力された走行データと、スリーゼロから出力された検査記録を統合した、アルコール検査結果入り運転日報の作成を実現。スリーゼロがサポートする65社117機種(2024年3月4日時点)のアルコール検知器を使用したアルコールチェックのデータを統合できるようになりました。 アルコール検知器を使用した運転前後のアルコールチェックは、2023年12月から白ナンバーの事業用車両についても義務化されており、検査結果は1年間保存する必要があります。対象企業は、アルコールチェックの記録を車両走行データと一元管理することによって、管理コストの削減を期待できます。 Nautoは、日本のお客様をより一層サポートすべく、今後もさまざまなサービスとの連携を進めていきます。 アルコールチェック管理サービス『スリーゼロ』について 市販のアルコール検知器で、運転者の酒気帯びの有無をチェックし、スマホアプリ経由で検査結果をクラウドに送信・保管できるサービスです。運転者が出張や直行・直帰により外出先での検査であっても、遠隔からリアルタイムに管理することができます。100機種以上のアルコール検知器に対応しているので、導入中のアルコール検知器とは別の機種しか購入できない場合や、複数の機種のアルコール検知器を導入している場合でもすぐにご利用いただけるサービスです。https://alc.aiotcloud.co.jp/ AI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」について 国内600社以上の導入実績を誇る「ナウト」は、わき見運転、運転中の携帯電話使用、居眠り運転やその前の段階の「眠気」など、さまざまな危険運転を検知してリアルタイムに警告するAI搭載ドライブレコーダーと、ドライバーの運転習慣を分析、数値化して効果的な安全運転指導を実現するウェブアプリケーションを組み合わせた、交通事故削減ソリューションです。https://nauto.jp/ AIoTクラウドについて AIoTクラウドは、シャープ株式会社の100%子会社として、AI×IoT×クラウド分野のソフトウェア統合開発力を活かし、クラウドサービスの開発・運用によるBtoB向けソリューションを提供しています。 アルコールチェック管理サービス『スリーゼロ』、AIとIoTの活用により工場設備の巡回・点検業務の効率化を実現する『WIZIoT(ウィジオ)遠隔監視サービス』などのSaaSプロダクトを主力事業として展開することで、業務効率化や法令遵守、環境問題や人手不足などの社会課題の解決に貢献していきます。https://www.aiotcloud.co.jp/ Nautoについて Nauto(ナウト)は、米シリコンバレーに本社を置くAI(人工知能)開発企業です。わき見運転をリアルタイムで検知できるシステムを2017年に世界で初めて実用化して以来、AIを活用した安全運行管理のパイオニアとして業界を牽引しています。AIの力を活かし、まずは交通事故を低減させ、将来的には都市環境も含むモビリティ全般をより安全にすることによって、誰もが安心して暮らせるサステイナブルな暮らしの実現に向けて貢献していきます。https://nauto.co.jp/ - [メディア掲載: 新古車専科](https://nauto.co.jp/nauto-media/交通事故を予測、予防できる「ナウト」というド/) - 未使用トラック専門の販売サイト『新古車専科』に弊社の取材記事が掲載されました。 事故を未然に防ぐ「ナウト」の特徴や機能とは?トラックへの普及率や今後の展開をご紹介 – 新古車専科2022年11月30日https://shinkosenka.com/blogs/magajine/%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%82%92%E6%9C%AA%E7%84%B6%E3%81%AB%E9%98%B2%E3%81%90-%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%83%88-%E3%81%AE%E7%89%B9%E5%BE%B4%E3%82%84%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%81%A8%E3%81%AF-%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%99%AE%E5%8F%8A%E7%8E%87%E3%82%84%E4%BB%8A%E5%BE%8C%E3%81%AE%E5%B1%95%E9%96%8B%E3%82%92%E3%81%94%E7%B4%B9%E4%BB%8B - [メディア掲載: Impress Watch](https://nauto.co.jp/nauto-media/メディア掲載-impress-watch/) - ナウト導入企業であるイオンネクスト株式会社様の紹介記事で、ナウトについて言及いただきました。(記事中ほどの、配送バンについてのセクション) イオン、ネットスーパー「Green Beans」本格稼働 買い物体験を変える「誉田CFC」 - Impress Watch2023年7月12日https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1515563.html - [メディア掲載: 日経MJ](https://nauto.co.jp/nauto-media/メディア掲載-日経mj/) - 2023年12月15日発行の日経MJ 第7087号にナウトの紹介記事が掲載されました。 - [メディア掲載: FNNプライムオンライン、他](https://nauto.co.jp/nauto-media/メディア掲載-fnnプライムオンライン、他/) - FNNプライムオンライン、産経ニュース、izaのフジサンケイグループ3媒体に、Nauto Japan代表執行役員社長・赤井祐記とNewsPicks Studios代表取締役CEO・金泉俊輔様とのPR記事が掲載されました。 眠気も検知する!?Nauto JapanのAIドラレコは事故予防から運転習慣の改善までできる|FNNプライムオンライン2024年1月9日https://www.fnn.jp/articles/-/622417 ドラレコが眠気、ながらスマホまで検知 AIの活用で事故予防の先行くNautoのソリューション - 産経ニュース2024年1月9日https://www.sankei.com/article/20240109-ON6KRJHRCFHANCMV7V3226Y5BI/ なぜ眠気、ながらスマホまで検知するのか AIドラレコの先駆者Nauto Japanの社長が語る安全・安心なモビリティー社会 - イザ!2024年1月9日https://www.iza.ne.jp/article/20240109-R2HIXFDSAVFX7J7QVRAN4DNPGA/ - [メディア掲載: テレビ愛知『5時スタ』](https://nauto.co.jp/nauto-media/メディア掲載-テレビ愛知『5時スタ』/) - テレビ愛知のニュース番組『5時スタ』で、ナウト、ならびに導入企業の丸全トランスポート様が紹介されました。 コーヒーにAI あの手この手で居眠り運転を防げ NEXCO中日本管内では深夜の死亡事故が多発中 | 愛知のニュース2024年3月22日https://news.tv-aichi.co.jp/single.php?id=4487 - [メディア掲載: 読売新聞](https://nauto.co.jp/nauto-media/メディア掲載-読売新聞/) - 読売新聞の記事で、「ながら運転」の防止策としてナウトが紹介されました。 「ながら運転」厳罰化5年、規範意識に緩みか…スマホ原因の事故が再び増加 : 読売新聞2024年3月22日https://www.yomiuri.co.jp/national/20240324-OYT1T50025/ - [社会課題・わき見運転の解消](https://nauto.co.jp/tips/社会課題・わき見運転の解消/) - 米国では2016年だけで、わき見運転による自動車衝突事故によって3,500名近くの命が失われました。わき見運転にはさまざまな原因が考えられますが、代表的な要因は、スマートフォン・携帯電話の使用です。実際、携帯電話使用によって、事故の危険があると認識しているにも関わらず、ドライバーの半数が運転中に携帯電話を使って通話しているという調査も出ています。35%近くのドライバーは、ショートメッセージやEメールを送信していました。 Distracted Driving Awareness Month(わき見運転防止啓発月間)とは、すべての人々に、わき見運転の危険性に注目させ、”未然に防げるであろう衝突・負傷・死亡事故”をなくす責任があることを改めて認識させるための期間です。 商用車の安全性向上に取り組む企業として、Nautoは衝突事故を未然に防ぎたいと考えています。まずは、わき見運転の問題を解決することから着手しています。高まる交通安全問題に取り組むため、ナウトは先般、わき見運転の実態を検証するため、大手商用自動車向け保険会社であるアトラス・ファイナンシャル・ホールディングス(Atlas Financial Holdings)と提携を結びました。ナウト車載機から収集したリアルタイムのデータを基に、4カ月に渡り、17社、ドライバー1,450人以上による衝突事故を分析しました。 調査期間中に発生した衝突事故を、わき見運転をしがちのドライバーによる事故と、集中しているドライバーによる事故に分類しました。次に、調査期間中にドライバーが急加速、急ブレーキ、急ハンドルを行った平均回数に基づき、それらの衝突事故を急制動の激しいドライバーによる事故と、スムーズなドライバーによる事故に分類しました。さらに、わき見運転について詳しく評価するため、Strategic Highway Program(戦略的高速道路研究プログラム;SHRP)2のNDS Crash Severity Classification Scale(自然な運転に関する研究ための衝突事故の深刻度分類)の定義に従い、深刻度によって衝突事故の分類を行いました。結果は、以下のとおりです。 完全版のレポートをダウンロードするには、こちらをクリックしてください。 ‍ わき見運転が増加している社会にて、どうすれば危険な行為を特定し、その証拠を収集することができるでしょうか。Nautoは現在、アトラスとの提携の下で、衝突事故の削減と車両の安全性向上のための取り組みを行っています。ナウトのシステムによって、ドライバーの危険挙動をリアルタイムに把握して、わき見運転を検知するだけでなく、そのデータを自動的にウェブアプリケーションにアップロードし、ドライバーの危険度を相対的に評価を行うことが可能になります。これにより、運行管理者や安全運転管理者が指導すべきドライバーを特定し、どういった危険運転をしているのか、またその人たちをを指導するにあたっての証拠映像を手に入れることが可能です。一方で、褒めるべき安全運転ドライバーも特定が可能です。ナウトは今後も発展を続ける商品ですが、すでにナウトの知見が企業の安全運転につながっていることを確認しています。 お客様の成功事例完全版(英語のみ)は、こちらをクリックしてください。 携帯電話を操作する、ラジオやカーナビを操作する、下を向いて食べ物を口に入れるなどの行為にそこまで危険でないようにも思えますが、どれもドライバーの安全運転を大きく阻害する行為です。すべての人に、道路上の安全を守る責任があります。4月の安全啓発月間のみ運転に対する意識を向上させるのではなく、恒常的に安全運転を意識し、このような危険挙動はやめましょう。それが、よりよい社会に繋がると信じています。 - [「ナウトのリアルタイムアラート」の紹介:危険な瞬間をリアルタイムに指導するシステム](https://nauto.co.jp/tips/「ナウトのリアルタイムアラート」の紹介:危険/) - 現在、わき見運転が横行しています。米国では2016年だけでも、3,500名近くの人がこの危険行為による自動車衝突事故で命を落としています。ナウトのミッションは、商用車のドライバーの安全運転の意識を向上させ、交通事故を未然に防ぐための支援することです。2017年に、提供開始した安全運転支援システム「ナウトソリューション」と共に、このミッション達成に向けて第一歩を踏み出しました。それ以降、ドライバーの運転挙動について、さまざまなことを学びました。具体的には、深刻な衝突事故の70%以上がわき見運転が多いドライバーによって起こされていることが判明しています。71%: わき見運転が多いドライバー29%: 運転に集中するドライバー衝突事故の内訳(出所:2018 Driver Safety Study in partnership with Atlas Financial Holdings Inc.))‍また、ドライバーの挙動をリアルタイムに把握できる技術により、運行管理者や安全運転管理者が、ドライバーに指導すべき点を把握することを容易にしました。運行管理者が危険性の高いドライバーを特定できれば、そのドライバーの運転を向上させるための指導を行うことができます。結果的に、過失のある衝突事故の危険性を減少させます。また、実際に安全性が向上していることも確認しています。ナウトのシステムが搭載されたアトラス社の保険対象車両に対して、保険金請求件数が35.5%減少しました。導入前導入後出所:Reduction in claims in Atlas-insured fleets equipped with Nauto (2018)現在、ナウトのリアルタイム警告を利用し、さらなる安全運転のための取り組みを進めています。ナウトのリアルタイム警告により、商用車ドライバーをその場で指導し安全性を高める車載機として活用いて頂くことができます。現段階では、わき見運転を警告する機能ですが、年内に他の危険運転に関するアラートも追加する予定です。(*2019年10月時点)衝突事故の3分の2以上がわき見運転に起因していることから、自動アラートによってドライバーをリアルタイムに指導し、衝突事故を未然に防げるようにすれば、わき見運転という危険運転を大幅に改善できるでしょう。ナウトでは、わき見削減のために2つのアプローチが可能です。1つ目は、最先端インテリジェント安全運転システムで、双方向カメラ、コンピュータビジョン、そしてナウト独自のアルゴリズムを活用して、危険な状況の評価や、わき見運転の深刻度の判断を行います。ナウトを搭載すれば、急ブレーキや急加速など、他の危険性の高いイベントとは別にわき見運転のみを検知することが可能となります。2つ目は、運転中のわき見時間(通常、2~5秒)に従って行う警告によって、ドライバーの注意を前方に戻します。高い精度のアラートを出すことによって、ドライバーがアラートへ懐疑心をもたず、安全運転技術が向上し、危険挙動や潜在的な衝突事故の可能性を削減します。まだ登場したばかりの機能で今後も精度向上しますが、現時点でナウトのシステムを搭載しているお客様において、1時間あたりのわき見運転が54%削減しています。中には、70%以上削減したドライバーもいました。わき見運転は、発生した瞬間にやめさせることが極めて重要です。しかし、それを目的として、ドライバーのプライバシーを犠牲にするべきではありません。そのため、ナウトは早い段階からドライバーファーストの方法で進めることを意識的に選択し、現在もそのスタンスを守っています。AIを搭載した車載機を使って、わき見運転を検知し、瞬時にドライバーに警告することができます。わき見運転やその他の危険性の高いイベントが発生した場合は、数秒の運転映像がクラウドにアップロードされ、運行管理者がウェブアプリで危険運転状況を閲覧できるようになります。この方法により、重要性の高い安全運転指導に資するデータは確保しつつ、ドライバーのプライバシーを守ることができます。自動車事故をなくし、安全な道路環境をつくるためには、わき見運転という最も危険な習慣を改善する必要があります。ドライバーの運転挙動を適切に理解し、運行管理者や、ドライバー自身にも証拠に基づいた安全教育を行うナウトのシステムが、危険運転を検知し、削減することをご支援します。 - [自動運転車への過度の期待が冷めようとも、テクノロジーは自動車の安全性を高める](https://nauto.co.jp/tips/自動運転車への過度の期待が冷めようとも、テク/) - 自動運転車の技術や社会的な課題に関する最近のレポートからはっきりと分かるように、自動運転テクノロジーはまだまだ開発段階です。1,000万マイルを超える自律走行データを持ち、業界でいち早く取り組みを進めたWaymoでさえ、レベル5の完全自動運転の実現化が数十年先であることを認めています。 確かにその通りなのですが、自動運転の遠い将来が過度に注目されています。コンピュータビジョンや機械学習といった自動運転を支える同様のテクノロジーが、既に交通安全や道路環境の改善に貢献しているという事実が見逃がされています。 自動運転業界における初期のブレークスルーの多くは、最適な気象条件の下で一定のルートを走行させるテスト内で発生したものです。しかしながら、自動運転システムの信頼性を99.9%まで向上させるためには、さまざまなスピード、気象条件、渋滞レベルで自動走行させた2,000億マイル分(約3,200億km分)のデータを集める必要があると推定されています。自動運転システムの開発は、まだまだこのレベルに達していません。 とはいえ、安全のキーテクノロジーは、すでに自動車の安全性を高めており、完全自動運転テクノロジーのための土台作りは進んでいます。 コンピュータビジョン(画像認識)によってドライバーの集中度を計測し、運転支援システムの切り替え時のわき見等の課題に適用できます。 エッジコンピューティングの進歩により、ソフトウェアベースのデバイスがローカルでデータを収集し、そのデータをクラウドに保存する必要なく、処理や分析できるようになりました。デバイス上でアルゴリズムを実行し、わき見運転やその他のリスクを検知するなどの重要な機能を担わせることができます。 AIやディープラーニングによって、道路状況や他の走行車、またドライバーの行動を評価することができます。それによって、安全性を高めるリアルタイムアラートが可能となります。 まだ業界全体でのデータではありませんが、ナウトはリアルタイムの警告を伴う試験運転プログラムにおいて、わき見運転が平均54%減少したことを確認しました。 今後の展望:将来、道路上に人間が運転する車両、運転支援テクノロジー、開発段階の自動運転車が混在するようになるに伴い、”未来の進化した自動運転車”には、さまざまな車両が混在する環境に対応させるために、人間の運転行動を理解することが極めて重要になるでしょう。 ‍— 本ブログについて:本記事は、元々アクシオス(Axios)に掲載されました。イメージは、ヤンデックス社(Yandex)の自動運転タクシーの車内の様子です(写真:Yegor Aleyev/TASS via Getty Images) - [ナウトのエンジニアリング:わき見運転の検知を可能とするディープラーニング](https://nauto.co.jp/tips/ナウトのエンジニアリング:わき見運転の検知を/) - 人工知能(AI)がさまざまな業界に変革をもたらし始めています。その中で最も著しい変化が見られるのが自動車業界です。自動運転車が数多くの見出しを飾っていますが、人間のドライバーが不要になるのはまだ何年も先のことである、というのが大多数の専門家の共通した見解です。NHTSAによると、アメリカでは2017年だけで37,000人以上の人が自動車衝突事故で命を落としています。ナウトは目の前の命を救う一助となる、次世代型インテリジェント安全運転システムの開発を目標の1つに掲げています。 わき見運転の検知 効果的かつインテリジェントな安全運転システムは、ドライバーの道路に対する集中度を、非常に高い精度で検知します。従来、このようなタスクは、顔や目の動きを追跡するアルゴリズムの開発でまかなわれてきました。ところが、このようなアルゴリズムは、ドライバーの眼の形や光の状態、アクセサリやオクルージョンなど、実環境に潜むさまざまな条件に対応することが難しく、多くの場合苦戦を強いられてきました。近年ではディープラーニングが登場し、イメージ分類やコンピュータビジョン関連タスクの飛躍的な進歩を支えています。ディープラーニングモデルは通常、「教師あり学習」に設定され、大量のラベルや学習用データを使ってトレーニングされています。精度の高いモデルを作成する際、最も重要となるのがデータです。ナウトは、コネクテッドカメラのネットワークを進化させ続けることで、大量かつ多様な実環境データに対応し、対象データの抽出を可能にしています。 データの重要性 機械学習プロジェクトを導入する場合、必要なデータ量、その収集方法、ラベル付けに関するガイドラインなどについて決めておく必要があります。実環境でのプロジェクトの成功は、多くの場合、モデルやアルゴリズムの選択のほか、使用するデータに依存します。わき見運転のリアルタイム検知など、データの一貫性が低いタスクの場合(たとえば、「止まれ」の標識を検知する場合とは異なり)、特にデータが重要となります。ナウトのカメラネットワークでキャプチャし、AI処理された映像データ(1億5千万マイルに相当)を利用することで、収集すべきデータやラベル付けの方法など、導入時に必要な重要事項についてインサイトを得ることができます。その効果を上げるためには、アクティブ・ラーニング・メソッドを採用することが重要です。 アクティブラーニングを使った比較的シンプルな方法として、モデルを使用して予測信頼度が低いインスタンスを特定する、というものがあります。生徒(モデル)が先生(人間のラベル付け担当者)に分からない問題の解き方を質問するようなイメージです。さらに、多様なデータが最適な方法でキャプチャされるよう、データをサンプリングする方法を検討します。同じ区間を周回している自動車のデータだけで自動運転車をトレーニングすべきでないのと同様に、ドライバーを限定してわき見運転検知モデルを開発すべきではありません。多様なドライバーから等しくデータをサンプリングすることが、非常に重要になるのです。 マルチラベル分類 汎用性の高い視線/顔追跡プログラムを開発することは、ディープラーニングにとっても難しい課題です。視線方向を正確に把握してラベル付けするには、サングラスや帽子で目が覆われている場合について検討する必要があります。合成データを使用することもできますが、眼の形、体格、カメラの位置など、異なる条件を備えたドライバーを一般化することは簡単ではありません。ナウトはこれらを踏まえ、この課題をよりシンプルにとらえて分類しています。つまり、リアルタイムわき見運転検知に使用する区分を利用するのです。「下を見る」や「左/右を見る」などの区分は、定義が明確でラベル付けも簡単なため、ディープニューラルネットワークのエンドツーエンドのトレーニングに使用することが可能です。また、わき見運転検知を視線の動きに限定せず、携帯電話の使用やコンソールの操作など、その他の兆候にも拡大することも重要です。マルチタスクラーニングは、共通のニューラルネットワークを使うことで、同時にさまざまな結果を予測することができます。実際、ラベルを増やすことでトレーニング全体を改善するだけなく、他の関連ラベルの精度も向上させることができるのです。 時間と共に変化するコンテクストの学習 ドライバーのわき見運転は、直観的に、一定時間に発生する複数の行動をもとに定義されます。1枚のフレームだけでは、得られる情報が限られているからです。人間のラベル付け担当者も、映像を巻き戻して複数のフレームを確認し、基準値を決めています。現在では、回帰型ニューラルネットワーク(Recurrent Neural Networks;RNN)や長期短期記憶(Long Short-Term Memory;LSTM)ネットワークなど、一部の一般的な時間モデル向けディープニューラルネットワークはさまざまな用途に適用され、成功しています。主な適用例は、音声信号を使った音声認識です。ところが、これらのネットワークを視覚データに適用することは、さらに難しく、特に、演算リソースが制限されたリアルタイムアプリケーションでは一層困難といえます。 Siamese(シャム)ネットワークという、知名度は低いものの、時間情報の埋め込みが可能なネットワークがあります。このネットワークは重み共有を利用し、イメージ間の類似性を予測することで、2つのイメージを一緒にトレーニングすることができます。類似性は、学習したタスクに最も関連性のある特徴ごとに定義します。 「ドライバーは運転中、常時道路に目を向けている」という想定に基づき、推測時にランダムな2枚のフレームをペアリングします。Siameseネットワーク設定では、ほぼすべての重みが共有されるため、出力される特徴量ベクトルの演算は1回だけです。その結果が、追加される最小限の演算オーバーヘッドになります。また、ロバスト性を向上させるため、過去にペアリングした複数のフレームペアから予想した結果をもとに、平均化させることができます。このアプローチは、過去にペアリングしたフレームペアNセットにサイズ2の1D畳み込みを適用するとも考えることができます。ナウトの実験から、LSTMまたはSiameseネットワークを使用することで、精度が著しく向上することが分かりました。Siameseネットワークのアプローチの方が、演算効率が良く、シンプルなトレーニング方法です。 今後の展望 ナウトのインテリジェント安全運転システムは、2017年4月に発売されて以来、ドライバーの安全教育やアラートを強化し、道路の安全を日々守っています。近年のAIの進化によりナウトは著しい成長を遂げていますが、やるべきことは、まだまだたくさんあります。ナウトは積極的に新機能を追加することで、精度、効率性、運転体験など全体的な機能向上を目指しています。実環境に影響する複雑な問題を解決したい方、またAIを使った交通安全に興味をお持ちの方は、ナウトの採用ページをご覧ください! - [Nautoの2018年を振り返って:交通の安全のためにナウトがもたらした効果](https://nauto.co.jp/tips/nautoの2018年を振り返って交通の安全のためにナウトが/) - Nauto(ナウト)のミッションはドライバーをもっと安全にスマートにすることです。2018年を振り返り、多くのお客様とパートナー企業様にこのミッション実現のためのご協力を頂いたことに心から感謝しています。私たちの製品ドライバーセーフティシステム「ナウト」は2017年の4月に米国で販売開始しました。そして現在までに米国、日本、欧州で250社を超える企業様に導入され、ナウト搭載車両の走行距離は240万km(150万マイル)を超えました。この実績からいくつかの傾向が分かってきました。 車両の衝突や事故の多くは「わき見運転」が関係している 証拠映像を活用した安全指導は事故・衝突を削減し、安全運転向上に繋がる 安全意識は会社そのものの文化にも良い影響をもたらす リアルタイムのアラートはさらに安全を向上させる 70% の事故・衝突はわき見運転が関係しています。 Nautoとパートナーであるアトラス・ファイナンス・ホールディングスは共同実証実験(*will add Link to Atlas study result)を行い、1,400人以上のドライバーがナウト搭載車を6ヶ月間運転しました。実験結果の発見として発生した事故・衝突のうち70%以上はわき見運転が関係していたことが分かりました。この発見自体は車両運行に従事している人たちには驚きではないかもしれません。しかし、やはりこの発見には大きな価値があります。何故ならこれまでは想像して理解していたことが、わき見運転の証拠映像という事実のデータが統計的に収集され現実のこととして証明されたからです。これまではドライバーが事故発生後にわき見をしていたか正直に申告しているのかどうか知る術はありませんでした。 ナウトを活用した安全運転指導は35.5%の事故を削減しました。 私たちがナウトを販売開始した時には、ナウトが検出する危険な運転挙動の映像や安全傾向の分析データは法人の安全運転指導に大きな効果を示すと仮説を立てていました。そしてこの仮説は上記同様にアトラス社と行った実証実験で証明されました。実験の結果、事故・衝突の頻度が35.5%削減されました。この結果は車両を保有する企業にとっては良い経済効果をもたらすもので、さらに道路の上の全ての人たちにとっても良いことです。‍ 安全意識は変化を起こします。私たちが安全担当者やドライバーの皆様とお会いすると安全がどれだけ大切なことなのかというお話をいつもお聞きします。運転する人たちには様々な目的があり、配達や運送、住宅やオフィスのメンテナンス、乗客を乗せるタクシー、自動運転のためのテスト車両など多岐に渡ります。その皆様に共通して言えることは交通安全は従業員にとっても、会社のブランドや評価にとっても重要なことで、業務の根幹であるということです。アトラス社との研究では安全意識を持つことは変化をもたらすことが分かりました。実際に、ナウトを一部導入した企業では、ナウト未搭載の車両を運転するドライバーにも効果が現れ申告される事故・衝突発生頻度が20.7%下がりました。それはナウトが会社としての安全意識の向上のきっかけになったとも考えられます。‍ リアルタイムの安全警告はさらに安全を高めます。 2018年の前半にナウトは米国でリアルタイムアラートの提供開始をしました。運転中にドライバーがわき見運転をする瞬間を検出し、リアルタイムに警告音で注意を促す機能です。これまでに17キロに1回以上の頻度でわき見運転を検出し、記録映像を安全担当者向けのウェブツールに送信していました。頻繁に検出する危険な運転挙動に対して、映像を活用した事後指導に加えリアルタイムに警告することで安全運転はさらに向上すると考えました。実際にお客様からは事故や衝突が発生する前に未然防止が出来たという声を多数いただきました。結果としてわき見運転の発生頻度は1時間あたり54%の削減が実現しました。 2019年に目指すこと。 私たちはパートナーやお客様と共に道路上で何が起こっているのか学び続けたいと思っています。交通安全のために私たちが出来ることを努力し続けたいと思っています。例えばナウトの人工知能はわき見運転検出のアルゴリズムを高度化させています。わき見にも様々なパターンがあり、様々な状況を人工知能が理解し検出出来るようになります。また、米国で最も多く発生する事故・衝突は前方車両への衝突ですが、その対策にも取り組んでいます。2018年は様々な場面でナウトが評価される機会に恵まれました。アマゾン ウェブサービスのHot Startups for 2018、 TU-Automotiveの Best Connected Product/Service for Commercial Market 、そしてWall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)では Top 25 Tech Companies to Watch 2018としての記事掲載など、このようにご紹介いただけることに感謝しています。しかしながら交通安全実現への道は長く、私たちの挑戦はまだまだ続きます。 - [ナウトの研究で、AIによってドライバーのわき見運転の頻度、時間、距離が40%以上減少したことが判明](https://nauto.co.jp/tips/ナウトの研究で、aiによってドライバーのわき見運/) - ナウトのリアルタイムアラートでわき見運転のあらゆる指標において40%~47%減少 米国カリフォルニア州、パロアルト — 今日の商用車および未来の自動運転車両の安全性向上を目指すAIテクノロジー企業のNauto®は本日、商用車ドライバーのわき見運転についての研究結果を公開しました。その結果、ほぼすべてのドライバー(99%)が1回以上わき見運転を行っていた一方、車内でナウト車載機のリアルタイムアラートによってわき見運転習慣が劇的に改善され、わき見運転の頻度だけでなくわき見時間やわき見走行距離も減少したことが分かりました。 交通安全に関するニュースが毎日のように新聞の見出しを飾る昨今、わき見運転が社会問題化しつつあるという共通認識となっています。事実、アメリカ国家道路交通安全局 (NHTSA)によると、わき見運転によって毎日約9人が死亡し、わき見運転したドライバーが関与したと伝えられる事故が毎日1,000件発生しています。しかし、弊社ではこれは過小評価であるととらえています。弊社が2018年に行った調査研究では、衝突事故の70%以上にわき見運転が関係していることが分かっています。 一方、弊社がさまざまな業種の車両を調査した結果、ナウトのリアルタイムアラート機能利用後には、5人中4人近くのドライバーにおいてわき見運転の頻度や時間、走行距離に改善が見られました。平均すると、こうしたドライバーのわき見運転の頻度は40%減少(運転時間1時間につき4.8回から2.9回へ)、時間は43%減少(運転時間1時間につき15.4秒から8.8秒へ)、そして走行距離は47%減少(運転時間1時間につき0.15マイルから0.08マイルへ)しました。 業界全体で減少が見られる調査期間中、ほぼすべてのドライバー(99.6%)において、最低1回のわき見運転が見受けられました。ナウトでは複数の業界のお客様を対象に調査を行いました(旅客輸送、サービス業、物流、配送、石油&ガス)。それによると、Nauto のリアルタイムアラートが導入される前には客員輸送車両において1時間につき5件以上という頻度のわき見運転が発生し、次いでサービス業(4.4件)、その他業界(3.1件)という結果になりました。¹ サービス業車両におけるわき見運転の件数は当初2番目の多さでしたが、リアルタイムアラートの導入によりその頻度は大幅に減少し、全体で最大の改善が見られました。頻度は65%以上減少し、そのあとにその他業種の39%、客員輸送業の27%が続きます。 わき見運転がほとんどのドライバーで大幅に減少平均して、調査対象の全ドライバーのう下位10%の人は1時間につき平均25.3回のわき見運転をしており、1時間につき85.6秒および1時間ごとに約1マイルもの距離をわき見運転で走行していました。中には、1時間ごとに2.5マイル相当のわき見運転を行っているドライバーもいました。これは目隠しをした状態でマンハッタンを走行しているのとほぼ変わらない状態です。しかし、リアルタイムアラートによる警告によって、こうしたドライバーの85%近くでわき見運転の習慣が改善されました。 「わき見運転は重大な問題であり、すでに蔓延していることです。また、それとは別に、商用車の運転行動を劇的に変え安全性を改善する具体的な解決策を見つけることができるという事実も確認できました。」と、NautoのCOOのジェニファー・ハルーンは述べています。「この調査では、ナウトのリアルタイムアラートにより、わき見運転の回数、頻度、時間を減らすことができると分かりました。今日の問題になっているわき見運転への対策により、車両運行の安全性を向上させるだけでなく、車両の損傷や事故による賠償請求の削減が見込まれ、さらには人命を救うことや事故による怪我を減らすことができる可能性が大いにあります。」 ナウトは2017年以降、2億5,000万マイルにわたり、これまでに2100万件のわき見運転をよる検知しました。ナウトのAI搭載通信型ドライブレレコーダーは、コンピュータビジョンとディープラーニングアルゴリズムをエッジ(車載機)に導入することにより、急制動イベントトリガーによる検知やスマホのアプリによる検知・予防に頼ることなくわき見運転をリアルタイムに検知できる唯一のソリューションです。これにより、ナウトのデータサイエンティスト、エンジニア、そして弊社のお客様は、わき見運転が世界のいたるところで行われており、携帯電話の使用に関連したわき見だけに限定されないことを理解が可能となります。 関連情報Infographic: ナウトによるわき見削減効果Blog: ナウトのリアルタイムアラート」の紹介:危険な瞬間をリアルタイムに指導するシステムBlog: ナウトのエンジニアリング:わき見運転の検知を可能とするディープラーニングVideo: リアルタイムアラートの実際の動画 わき見運転の調査:ナウトリアルタイムアラートでドライバーの習慣を改善ナウトのデータサイエンティストは、わき見運転に警告を発するナウトリアルタイムアラートの作動前後におけるわき見運転の挙動の変化について調査を実施しました。複数業種にわたるナウトのお客様からいただいたサンプルをもとに分析が行われました(旅客輸送、サービス、流通、運輸&交通機関、石油&ガス¹)。また、210万件のわき見運転イベント、1,350万マイルにおよぶ696,000回の運転、そして1,376名のドライバーが調査対象となりました。2018年9月1日から2019年4月30日までのドライバーの運転を調査し、ナウトリアルタイム警告の導入前のベースライン期間からのわき見運転と、導入の2週間後からのわき見運転の挙動を比較しました。 ナウトについてNautoは、AIでリアルタイムにドライバーの行動改善する唯一のプラットフォームです。モビリティのエコシステムの中で、危険なイベントを予期して、予防して、結果として減少させます。6億キロを超えるデータポイントを分析することによって、ナウトのマシーンラーニングアルゴリズムは常に進化します。そして、事故が起きる前に未然に防ぐために、ドライバー行動改善に貢献しています。Nautoは、世界でも有数の商用車保有企業に導入され、多くの事故を回避し、大幅なコスト削減を達成してきました。¹ 正確な統計を取得するため、ナウトは物流、流通、石油&ガス業界の車両を「その他」カテゴリーにグループ化しています。Nauto、Nauto Coach、Nauto Prevent は、Nauto, Inc.およびその世界展開済み子会社の登録商標です。### - [ナウトの事故レポート機能リリース連載(第1回) 衝突事故の傾向を考察する](https://nauto.co.jp/tips/ナウトの事故レポート機能リリース連載(第1回/) - Nautoは、より安全かつスマートな運転の実現をミッションとしています。弊社は「自動車事故ゼロ」の達成に向けて尽力していますが、それでも事故は発生し、それによって多くの犠牲をもたらすと認識しています。運行管理者は、タイムリーな保険金請求処理から未報告の衝突事故の管理ができるようなソリューションを求めています。それによって、車両を運行可能な状態にし続けて稼働率を高め、過度な過失割合を負うことからドライバーを守り、さらにドライバーの安全性を確保します。 2億5,000マイルの映像をAIが分析・計測することによって、弊社は新たな危険運転(あおり運転など)の検知アルゴリズムを作るとともに、既存機能(衝突事故検知などを含む)を常に進化させています。今回の3つの連載ブログでは、ナウトのデータサイエンス、AI、プロダクトのチームから独自の視点とインサイトを提供します。いかに衝突事故を検知するのか、世界中の商用車に装備してドライバーの安全と車両の生産性を維持する方法を紹介します。まずは今日の道路における衝突事故に関する学びからご紹介します。 Gフォースで衝突事故を検知‍ 従来、衝突事故はGフォース単位で計測された速度変化に基づいて検知されてきました。高速走行時の衝突事故では通常2Gをはるかに超える値となり、テレマティクスソリューションの多くではGフォースを衝突事故の唯一の指標として、センサーを使用した機器によって検知を行っています。 しかし、低速走行時の追突事故や接触事故など小規模な衝突事故の場合、衝撃の多くはバンパーまたは車両のフレームに吸収され、車内のセンサーベースの機器に伝わらない可能性があります。こうした小規模な衝突事故では通常、Gフォースは2G未満になり、多くの場合で1G未満となっています。 衝突事故におけるGフォースの分布‍ こうした小規模かつGフォースの低い衝突事故の割合をより明確に把握するため、弊社は2018年中にナウトを搭載した車両で発生したすべての衝突事故でのGフォースの分布についてまとめました。 ナウトが2018年に検知した全衝突事故における調査 ‍ ナウトが検知した衝突事故の43%でGフォースが2G未満、16%で1G未満であることが分かりました。言い換えれば、ナウトが検知した衝突事故のほぼ半分は、駐車場に入るときの段差など(この例でのGフォースは0.953 g)通常の運転操作でも発生するような小さなGフォースしか伴わない衝突事故でした。 では、小さな衝突事故が実際に発生した場合、運行管理者がすばやく認識するにはどうすればよいのでしょうか。次回、ナウトがAIおよび機械学習を活用してすべてのGフォースレベルでリアルタイムに衝撃(衝突事故)を検知している方法についてお伝えします。また、こちらからお問い合わせいただければ、無料デモのご予約も可能です。 -- このシリーズの他の記事をお見逃しの方は、ナウトのAIによる自動事故レポート機能について、こちらから詳しくお読みいただけます。 第2回:ナウトの衝撃検知におけるAI活用 第3回: ナウトの自動事故レポート機能とは? - [ナウトの事故レポート機能リリース連載(第2回) ナウトの衝撃検知におけるAI活用](https://nauto.co.jp/tips/ナウトの事故レポート機能リリース連載(第2回/) - 衝撃検知に関するこのシリーズの前回の投稿では、2018年にナウト搭載車両においてナウトが検知した衝撃(衝突事故)から収集されたデータに基づく学習結果と傾向を公開しました。また、衝突事故はGフォースの大小に関係なく発生し得ることも明らかにしました。しかし、衝突でないイベントでも高いGフォースレベルに達することがあり、それによってGフォースを唯一の衝突事故の指標として使用すると誤検出が引き起こされる場合があります。そこで弊社は、人工知能(AI)のサブセットであるエッジtoクラウド型機械学習モデルの開発に踏み切りました。危険挙動に関するセンサーデータを使用して、実際の衝突事故の高精度かつリアルタイムな検知を支援するものです。 よくある事故のセンサーパターンを発見 ナウトの衝撃検知では、まずはGフォース値を元に事故の可能性のあるイベントとして検知します。そこから、車載機のAI事故検知モデルが、イベント前中後のセンターデータを分析し、ナウト車載機上で衝突事故を高い精度でリアルタイムに検出します。 当モデルの仕組みを理解するべく、実際に発生した2件のイベントとセンサー値の動きの映像をご覧ください。どちらのイベントでも約2GのGフォースが観測されましたが、実際の衝突事故イベントは1件のみでした。 ‍ 各イベントのセンサー値の動きを見る限り、人間の目では実際の衝突事故イベントと誤検出の衝突事故イベントを見分けることはできません。そこで、ディープラーニングによるニューラルネットワーク、つまりパターンを自動的に認識する一連のアルゴリズムがその能力を発揮します。弊社の衝撃検知モデルでは、増え続ける走行距離のデータベースを活用することで、実際の衝突事故のセンサーデータのパターンを認識するトレーニングが継続的に行われます。運行管理者が迅速に事故に対処できるように、事故発生の瞬間にAIが高い精度でデータを連携します。 ‍ 衝突事故検知モデルのトレーニング ナウトでは、イベント検知機能の自動化によって、多くの車両を保有している企業においても、安全性を実現することを目標としています。ナウト車載機では、衝突事故、わき見運転、あおり運転といったイベントを、リアルタイム検知するエッジtoクラウドのAIモデルがすでに搭載されています。こうしたモデルを開発し自動化を実現するには、まず実世界のデータと人が提供する分類を使用してトレーニングすることで、学習と継続的な改善を行う必要があります。 ナウト車載機は衝撃検出モデルをエッジで実行してリアルタイムの衝突事故検知を強化する一方で、発生した疑いのあるすべての衝突事故に関する(初期Gフォース値に基づいた)センサーデータをナウト独自イベント分析ツール(クラウド上)に引き続きアップロードしています。そこから人間のレビューによって衝突事故発生の有無の確認が行われ、これがモデルのフィードバックループとして機能します。また、レビューはビジュアルコンテキストに基づいてイベントにラベル付けを行い、よりきめ細やかなイベントの識別を行うための衝撃検知AIモデルのトレーニングも継続的に行っています。 ナウト搭載車両の走行距離が伸びるのに伴って弊社モデルのトレーニング用データベースも増加し、弊社の衝突事故検知モデルの学習と性能は継続的に向上していきます。これにより、実際の衝突事故の自動検知の精度が上がり、ナウト導入企業の事故対応迅速化とドライバー支援も向上します。 弊社では、衝撃を検知したことの通知や事故レポートなど、衝撃検知モデルを活用したお客様に役立つ機能をすでに提供しています。現在、ご利用いただける自動事故レポート機能について、引き続きご期待ください。また、こちらからお問い合わせいただければ、無料デモのご予約も可能です。 ‍ -- このシリーズの他の記事をお見逃しの方は、ナウトのAIによる自動事故レポート機能について、こちらから詳しくお読みいただけます。 第1回:衝突事故の傾向を考察する 第3回: ナウトの自動事故レポート機能とは? - [ナウトの事故レポート機能リリース連載(第3回) ナウトの事故レポート機能のご紹介](https://nauto.co.jp/tips/ナウトの事故レポート機能リリース連載(第3回/) - ナウトの自動事故レポート機能とは? 前回までの投稿において、商用車における衝突事故の検知について、衝突事故データからの考察、および事故発生時の衝突検知を高い精度で自動化するためのエッジ・クラウドベースの機械学習モデルの構築方法についてご説明しました。このシリーズの最終回では、ナウトがどのように、運行管理者/安全運転管理者に対して、衝突事故や保険金請求の処理の迅速化のご支援をするかについて解説します。 衝突事故の自動検知および映像アップロード(ナウトの機械学習検知モデルを使用) 衝撃通知メールにより、事故発生後可能な限りはやく運行管理者に通知 自動化された事故レポートの事故状況データ(AI推測)で、保険金請求管理プロセスを迅速化 衝撃の自動検知と通知 運行管理者/安全運転管理者が求めているのは、社有車で衝突事故が発生した際にいち早く状況を把握し、問題の対処とドライバーの支援をできるだけ迅速に行うことです。Gフォースのみで衝突事故検知するソリューションでは、Gフォースの低い衝突事故を見逃したり、逆に車両運行管理者に多くの誤検出データ(ノイズ情報)を提供する可能性があります。 あるいは、発生した疑いのある衝突事故の各イベントを人が分析するソリューションでは、運行管理者に通知を行うまでに数時間または数日間かかる場合もあります。ナウトでは、AI技術を使って実際に発生した衝突事故を分析・検知し、他のソリューションでは最初に人が行う確認作業を自動化するため、発生した疑いのある事故について事故発生から1時間以内(※スペック上は24時間ですが、大半は1時間以内)で車両運行管理者に通知することができます。 衝撃が検知されると、弊社の自動通知システムが車両運行管理者にメールやSMSで通知します。 ‍ 衝撃確認の通知:映像がアップロードされ、弊社イベント分析ツールが衝突事故の発生を確定すると、衝撃確認メールが運行管理者に送信され、映像、イベントデータ、事故レポートの確認を促します。 自動化された衝撃レポート ナウト車載機が生成した衝突事故の映像とデータ、そして弊社独自イベント分析ツールが収集した状況のラベルを使用して、ナウトは包括的な事故レポートをお客様に直接配信し、保険金請求処理及び車両復旧の迅速化を支援します。 ‍ 車両運行管理者/安全運転管理者は、ナウトのウェブアプリケーションから事故レポートをダウンロードし、内部資料または保険会社との共有書類として保存することができます。ナウトの事故レポートには、運転者情報や怪我の状態、運転環境など、内部および保険金請求の管理に必要とされる重要かつ詳細な情報が含まれています(AIの推測情報)。 弊社の自動化された衝撃レポートは、ナウトのすべてのお客様にご利用いただけます。AI対応の自動化を活用した社有車の安全性の改善、および車両事故への迅速な対処にご興味がございましたら、お気軽に無料デモをお申し込みください。 ‍ -- このシリーズの他の記事をお見逃しの方は、ナウトのAIによる自動事故レポート機能について、こちらから詳しくお読みいただけます。 第2回:衝突事故の傾向を考察する ‍ 第2回:ナウトの衝撃検知におけるAI活用 - [自動車保険が値上げ?値下げ?どうやって自動車保険コストを下げていく?](https://nauto.co.jp/tips/自動車保険が値上げ?値下げ?どうやって自動車/) - 車両管理コストの中でも大きな割合を占める自動車保険については、2020年に保険料率の変更があります。料率変更に加えて、改めて法人のフリート保険の割引制度を解説するとともに、如何にして自動車保険のコストを下げていくのかご説明します。 自賠責保険は値下げ、任意自動車保険は値上げ 2020年4月より自賠責保険料が平均で16.4%値下げとなります。値下げの要因としては、自動ブレーキなど車両の安全装備が普及し、交通事故が削減していることが原因です。 その一方で、任意の自動車保険について複数の大手損害保険会社が、2020年1月に保険料を3%前後値上げしました。値上げの理由としては、消費税率の引き上げ、自動ブレーキ等の普及で、車両の修理コストが高額化等が挙げられます。 結果的に、トータルの保険料増減は、自社契約の補償内容やフリート割増引率次第となります。 フリート保険の割増引率が決まる仕組みを 保険の更新タイミング等で、確認されているかと思いますが、改めてフリート割増引の仕組みについてご説明します。 割増引を決定する要素 総契約台数 契約者が所有し自ら使用する車について、自動車保険にご加入している合計台数のことです 損害率 保険会社に支払っている保険料と保険会社が支払った保険金の割合のことです。毎年決定され、損害率を下げることによって、割引を進行させることができます 前年度の優良割引率 次年度の割増引率は前年度の優良割引率が基礎となります。なお、前年がノンフリート契約だった場合は平均無事故率が適用されます これらの要素に基づいて計算されますが、計算する期間と割引が適用される期間については注意が必要です。多くの場合は、成績計算期間が終了し、半年が経過してから新しい割引率が適用されます。つまり、安全運転実態(事故実績)が保険料割引に適用されるには”タイムラグ”が存在します(下図参照)。 継続した事故削減の取り組みが、コスト削減の鉄則 保険料コストを主体的に下げるとなると、”保険金削減=事故削減”が必須です。ただし、上記の通り、事故削減の取り組みはじめても、保険料割引実感するまでにはタイムラグがあり、安全運転活動が停滞するといったことがあります。 ナウトはAI搭載通信型ドライブレコーダーとして、販売しておりますが、導入頂いたユーザー様から、「もはやドライブレコーダーでなく、運転習慣を改善するツールである」とご好評を頂いております。 危険運転の習慣などを可視化し、5分もあればどのドライバーが危険で、どんな危険運転をしているかをみることができます。結果的に、”継続的に指導すべきドライバーを特定し、指導すべき内容を把握”ができます。 自社の運転習慣を継続的に改善し、自動車保険料削減をナウトと一緒に始めてみませんか? AI対応の自動化を活用した社有車の安全性の改善、および車両事故への迅速な対処にご興味がございましたら、お気軽に無料デモをお申し込みください。 - [ドラレコのプロが教える“法人向けドライブレコーダー選びのポイント”](https://nauto.co.jp/tips/ドラレコのプロが教える法人向けドライブレコ/) - 巷で大流行のドライブレコーダー。多くの企業でも導入を検討されていますが、種類や機能が多くてどう選んだらいいのか迷われるかと思います。ドライブレコーダーの専門家(年間400以上の交通安全に関するセミナーを実施)に、企業においてどのようにドライブレコーダーを選ぶのか?指導に活用するのかをご紹介いただいております。ぜひ、ドラレコ選びのご参考にして下さい。 事故時の証拠なのか?事故を減らしたいのか? ドライブレコーダーは近年、あおり運転問題などの影響で、車を運転する際の必需品となりました。その目的は、万が一のトラブルの時の証拠になるからという理由が大きいと思います。しかしながら、企業がドライブレコーダーを社用車に導入する目的はこれだけではありません。10年以上前から主にタクシー業界から広がったドレイブレコーダーの導入ですが、その目的は事故の抑止効果が望めるからです。 事故を減らしたいなら映像を運転者にフィードバック では、ドライブレコーダーの導入でなぜ事故が減少するのでしょうか?私は自身がタクシー会社の社長時代から導入し、事故を減少させ、今は交通事故防止コンサルタントとして多くの企業様でコンサルティングやセミナー講師活動を行っております。私たちのセミナーの特徴は、ずばり、このドライブレコーダーで取得された映像でのセミナーです。今までの交通事故防止の現場では、統計に基づく講話や、安全意識を高めるという精神論的な講話が多く、事故を起こさない運転者は、それを他人事と捉えてきました。ドライブレコーダーの映像は、自身の運転に置き換え、また、映像を見る事で交通事故を疑似体験できます。しかも実際の事故映像は、他人事から自分事へと意識を変化させてしまうのです。弊社のクライアントで100台近く車を所有する運送会社が4年間無事故という記録を達成しました。この実績は驚異的ですが、もっと驚くのは、このクライアントはドライブレコーダーを導入していない事です。弊社所有の事故映像による教育を2か月に1度行い、社内でも安全教育を行っていただけで、事故はなくなる企業もあるのです。 映像は自分事に置き換えるものが一番いい では、単純に事故映像を見せれば、事故はなくなるのか?もし、それが効果的であれば、YouTubeなどで見れる死亡事故や悲惨な事故を見せ続けると事故はなくなるでしょう。しかし、それでは事故はなくなりません。理由は1つ、あまりにも大きな事故は、日常の運転と置き換えるどころか自分は死亡事故はしないから、自分には関係ないとまで意識してしまうからです。よって、その映像を自分事に置き換える事はできず、自身の運転も変える事はできません。 だからヒヤリハット(危険運転映像) 私はタクシー会社時代、事故映像ではなく、自社内で発生したヒヤリ・ハット映像を、毎月、教育の場で見せ続けました。その結果、前年に比べて、7割もの事故が削減できました。それはなぜなのか?単純に事故よりも、ヒヤリ・ハット映像の方が運転者が体験しているからです。自分が普段体験しているような映像を客観的に見て、どれだけ自分の運転が危ないか?理解していったから運転が変わっていったのです。 ヒヤリハット映像の注意点 監視にならないこと このヒヤリハット映像ですが、私は不定期に運転者のドライブレコーダーの映像をチェックし、危険と思われる映像を取り出し、それを研修で使っていきました。弊社では、今、このヒヤリハット映像を抽出する作業の請け負いをさせて頂いております。管理者の手間を少しでも取り、教育する時間を多く取って頂く為です。しかし、このヒヤリハット映像は、使い方を間違えると管理から監視へと変化していきます。多くの企業で失敗しているのはこの監視をしてしまう事だと思います。ヒヤリハットは、運転者が確認不足などの不安全な行為をしている時に発生します。当然、運転者に話す時、指摘(ダメ出し)になるので、言い方を間違えると、ただの説教になる事もあるからです。 監視にならない為には褒めること 実はドライブレコーダーの最大の武器は、ブレーキや速度の質がわかることです。どういう状況で、ブレーキを踏んだのか?がわかるという事は、そのブレーキが仮に歩行者の飛び出しであれば、そのブレーキは良く止まって事故を回避できたという解釈です。仮に運転者のわき見であれば、その行為を指摘し、改善すべきですが、事故を回避したのであれば、それは質の良いブレーキですから、まずは褒めるべきなのです。私は歩行者が飛び出したような映像があれば、運転者の名前を公開し、「だから〇〇さんは長年事故がないんだよ、見習って下さい」と褒めていましたし、今、クライアントでのセミナーでも、ヒヤリハット映像を使いますが、まずは褒める映像を探し積極的に使っています。ドライブレコーダーは指摘だけではなく、褒める道具として使えば、さらに事故抑止効果は高まると思います。 ドライブレコーダー選びのポイント 色々なメーカーがあり非常に迷うと思います。私もよくこの質問をされますが、答えは1つです。『まずは運用を決め、その運用に合う機種を選定する事です』私の場合は、とにかくヒヤリハットなど危険運転映像のチェックが簡単に行える事が第一条件です。正直、ドライブレコーダー自体の機能はあまり気にしません。それはなぜか?目的は事故の減少が第一です。私が事故を減らした15年前のドライブレコーダーは、日付も時間もわからない映像しか取れない機種でした。それでも事故を7割も減らせたからです。今では、通信型でSDカードを抜き出す必要もなく簡単に映像確認をできるものもあり、管理者の負担も軽減できます。もちろん、多くの機能はあれば良いとは思いますが、重要なのは機能ではなく、いかに簡単に映像をチェックすることを継続できるかです。 ‍ 上西一美(交通事故防止コンサルタント) 株式会社ディ・クリエイト代表、一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長。タクシー会社の社長時代にドライブレコーダーをいち早く導入し、交通事故削 減率70%を実現。その経験も元に、交通事故防止コンサルタントとして独立。15年間、交通事故削減のコンサルティングを行い年間400回のセミナーをこなす。YouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日配信中。 Twitter:上西一美@ ドラレコ交通事故防止 Youtube:上西一美のドラレコ交通事故防止 - [広範囲に亘る事故の損害 - 法人の交通事故の損害額を正確に捉えていますか?](https://nauto.co.jp/tips/広範囲に亘る事故の損害-法人の交通事故の損害/) - 交通事故の損害といえば、皆様は何が思い浮かびますか?事故の相手への損害賠償、車両の被害、従業員の怪我の治療費などが思い浮かぶと思います。そして、「保険に入っているから大丈夫」とお考えではないでしょうか?あるいは、「事故が多いと保険料の割引が変動してしまうことを懸念して、保険料の割引率を目標値として追いかけています」でしょうか?交通事故による損害は、保険でカバーされないものも多くあります。支出が分散し、日々のコストの中に紛れるものもあります。これによって、企業が交通事故の損害の全容を把握できないことに繋がっています。この投稿では、交通の事故の費用(支出)について、全体像とその特徴をご説明します。そして、最新技術をどう活用すれば、経済的損失を減らすことが出来るかを解説しています。 交通事故が起きた際の企業の費用を洗い出し 交通事故の費用は、車両の修理や損害賠償の他にもたくさんあります。ここでは、「企業における自動車事故による費用損失に関する研究」の内容に沿って費用を洗い出してみます(費用の詳細についてはNauto Japanにて修正)。まず、大きな分類で見ると、「賠償責任損失」「財物の損失」「人(従業員)の損失」「利益減少・支出の増大」の4つになります。更に、発生するコストを細かく見ると下表のようになります。 自動車事故の損害として、車両損害や治療というのは想像がしやすいと思いますが、間接的に生じる損害も多くあります。保険によって補償されるものもありますが、売上機会の減少や社員の時間ロスなどは、保険ではカバーされいません。また、会社によっては、車両保険を未付保にしている、補償に免責(自己負担)設定している会社もあるかと思います。 ”目に見えてキャッシュがなくなるわけではない”ことが実態を把握しづらくする 交通事故が起きた際の支出はどのようにでていくのかでしょうか?様々な分け方があるかと思いますが、ここでは以下の4つに分けて説明します。1)いま、目に見えるキャッシュアウト、2)将来、キャッシュアウト、3)目に見えないキャッシュアウト、4)キャッシュイン機会損失です。具体的な例を用いて以下でご説明します。‍ 自社の状況:賠償責任保険、傷害保険は保険を付保しているものの、車両保険は以前保険料があがったことをきっかけに未付保にしていた。‍ 事故の状況:自社車両が、信号待ちをする車両に追突。過失は、自社:相手 = 100:0であり、双方の車両に損害があるものの、けが人はゼロの事故。‍ 損害状況:自社の車両は、約80万円の修理費と相手車両は100万円の修理費が必要となった。‍ 事故対応:翌日には、総務部長・営業所長で相手に謝罪に行く。保険請求を行い、修理費や間接損害は保険会社から相手に振り込み。自社の修理は、修理工場にて10日で完了。その間、代車はなく、他社に当該ルートの配送を依頼することにした。‍ キャッシュフロー:上記の状況を総合すると、下図のようにキャシュフローに影響があります。 保険料については、将来の保険料がアップします。また、社員の時間ロスについては、通常のオペレーション費用(人件費)に埋没することで、事故のコストを全体を捉えることは困難になっています。実際、全貌を把握せず、保険金データのみで管理している企業が多い印象です。 また、事故による損害全体が捉えづらいことは、事故削減プログラムを推進の障害にもなりえます。事故削減プログラムを導入しても、目に見える事故削減効果がなく、継続しないということが起きてしまいます。更には、事故削減プログラム(安全運転推進)の効果が見えづらいという状況は、安全運転を推進する車載機やコンサルティングの導入をためらう一因になっています。 先行指標として、最新機器の運転データを使う 一方、最近では車載機の機能は急激に進化しています。こうした機器をうまく使うことで、日々効果を感じながら、安全運転推進をしている企業が増えています。事故によるコスト削減に至るには、当たり前ですが事故を削減する必要があり、事故を削減するために日々の運転習慣を改善する必要があります。このようにして、運転習慣が事故によるコスト増加の原因と捉え、アプローチが明確になります。最近のソリューションでは、通信を伴う車載機器がセンシング(挙動や画像など)したデータをもとに、日々の運転データを可視化し、安全運転指導に活かすサービスを提供しています。日々、スコアや危険運転映像をウェブ経由で確認することで、具体的な指導が可能となります。また、スコアの推移も追うことで継続指導に繋がり、運転習慣を改善していきます。 「日々の指導が運転が改善する→毎月の事故が減る→結果的に、年1回の保険更新時に保険料が下がっている」といったように、日々コントロールできるところまでブレイクダウンして、結果的に損失を減らしている企業も多くいます。‍ ナウトなら、事故と相関が高い運転習慣も改善可能 AIを搭載するナウトは、その中でも原因を徹底的に追求できるソリューションです。急ブレーキを検知できるソリューションは多くありますが、その原因となるスマホによるわき見、車間距離不足、喫煙、食事といった行為までを検知できるのナウトの強みであり、多くのお客様にご評価頂いております。弊社が実施した米国の実証では、わき見運転習慣者と事故の高い相関が確認できています。ナウトならドライバーの危険な習慣をAIが自動的に検知し、管理者がすぐに確認できるウェブ画面が日々の安全運転指導をサポートします。いち早く導入した企業では、習慣改善、事故削減、保険料削減の効果を出しています。 自社の運転習慣を継続的に改善し、自動車保険料削減をナウトと一緒に始めてみませんか?AI対応の自動化を活用した社有車の安全性の改善、および車両事故への迅速な対処にご興味がございましたら、お気軽に無料デモをお申し込みください。 - [withコロナ時代に求められる車両運行管理・安全運転推進](https://nauto.co.jp/tips/withコロナ時代に求められる車両運行管理・安全運/) - 新型コロナによる社用車への影響は様々2020年年初来、猛威を奮う新型コロナウィルス(新型コロナ)は、営業車・社用車を利用される法人さまに様々な影響を与えています。物流業界への業績への影響という意味では、一概に業績ダウンということはなく、例えば、自宅での消費が増えたことによって、日配品などの配送している企業は業績アップを達成しております。物流業界の皆様とお話すると、異口同音に「物流はインフラであり、止めるわけにはいかない。そのため、感染対策はしっかりと行い、業務を続ける。」とお話されます。一方、新型コロナの営業車などの法人が有する車両の運行管理に対する影響は各社によって異なります。そんな物流企業さまを含む商用車・営業車を有する法人さまの皆様に参考になればと思い、日本トラック協会のガイドラインや企業様の取り組みから、法人さまにおける商用車・営業車使用時における新型コロナ感染予防対策をご紹介します。また、新型コロナの安全運転推進対策・運行管理への影響についても触れます。新型コロナにおける対策ガイドラインでは、基本方針と具体策が提示新型コロナ感染予防対策については、各業界団体・協会が各法人が実施すべきガイドライン等を掲示しています。例えば、日本トラック協会の「 トラックにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン(第2版)」を見てみると、「感染防止のための基本的な考え方」と「講じるべき具体的な対策」を提示しています。「感染防止のための基本的な考え方」には以下の通り書かれています。事業者は、事業所の立地や運行形態等を十分に踏まえ、事業所内、事業用 自動車内、運行経路、立寄先や通勤経路を含む周辺地域において、従業員等 2 の感染を防止するよう努めるものとする。このため、「三つの密」が生じ、ク ラスター感染発生リスクの高い状況を回避するため、最大限の対策を講じる。具体的な対策は14項目があり、その中から一部をご紹介をします。「車両・設備・器具」の項目では、車両点検用工具などついては、使用後にこまめに手洗い手指消毒を行うよう努める。 設備や器具の消毒は、次亜塩素酸ナトリウム溶液やエタノールなど、当該設備・器具に最適な消毒液を用いるといった記載があります。また、「運転者に対する点呼」においては、対面時には距離を保つ・アクリル板を設置などで3密を避けることを推奨しています。また、体温測定の結果や体調の報告も求めています。また、点呼時にマスクの着用や手洗いの励行等の感染予防対策が取れていることを確認するようにも記載されています。なお、点呼については、ガイドラインに記載はありませんが、国交省は新型コロナ感染対策の観点からリモート点呼の普及を促進しています。2020年度補正予算に「ICTを活用した自動車運行管理等の非接触化・リモート化」の費用として1億円が計上されています。忘れてはならない事故対策新型コロナ対策には、十二分に気を使う必要がありますが、一方で、ながら運転等の運転中の危険行為を減らすための安全運転推進も継続して取り組むことが重要となってきます。外出自粛によって、全体の交通事故数は減少しておりますが、配送や宅配などにおいては、コロナ禍における業務量の増加に伴い、ドライバーさまが疲労しており、死亡事故等の重大事故リスクも高まっている可能性もあります。一方で、上述したように安全運転において重要な役割を果たす日々の点呼の形が3密等を避ける観点からリモート点呼やソーシャルディスタンスを取った形での実施へと変わってきており各法人さまの安全運転管理者さまからは「ドライバーさまへの運転指導などが難しくなってきている。」との声も多く聞きます。加えて、新型コロナによって、物流業界における業務においてもデジタルトランスフォメーションが加速しています。しっかりとした運転指導をしていない場合、車内の機器やスマホによる業務アプリの使用頻度が増えると、ドライバーさまが「ながら運転」をしてしまう可能性が高くなり、事故を起こす原因ともなります。安全運転の世界にもデジタルトランスフォメーションをAI搭載通信型企業向けドライブレコーダー(ドラレコ)のナウトは2018年に日本に上陸して以降、とりわけ多くの物流企業様などを含む法人さまの社用車の運行管理・ドライバーの運転指導をAIの力でご支援してきました。わき見、居眠りなどのながら運転をAIが検知し、その場でドライバーに危険運転を警告すると同時に、運行管理者や営業所長などにはメールで危険運転が行われたことを通知します。実際のわき見、居眠りなどの映像すぐに確認ができ、運転指導においても映像ベースでドライバーを教育することができます。お客さまからも「何度、口頭でスマホを注意するより、実際の自身の映像を見せることが効果的」との声を頂戴しています。映像の証拠ベースなら、コロナ禍におけるリモート点呼であっても非常に効果的な指導ができます。皆様も、ナウトとともに安全運転のデジタルトランスフォメーションを始めませんか?‍ - [ドライバーファーストでアプローチする車両安全](https://nauto.co.jp/tips/ドライバーファーストでアプローチする車両安全/) - ドライバーも安全運転の指導者も車両運行管理者も、もちろん商業車・社有車を所有する法人も、皆同じように事故を回避して損害を減らすことを目指しています。そのためには、以下のような機能を備えた安全運行管理プラットフォームの活用が不可欠です。事故を未然に防ぐためのアラート:事故が発生したことを知らせるものではなく、事故が発生する前に警告する仕組みドライバーの運転技術向上を助ける仕組み:統計的に運転経験が浅いドライバーは数倍、衝突事故に巻き込まれやすい。ドライバーのプライバシーやプロ意識を損なうことなく、正しいタイミングで正しい情報を提供することは大きな課題です。そのためには、「事後報告&事後指導」ではなくドライバー自身にアプローチすることが不可欠です。幸運なことに、AIはこれを可能にします。AIが事故が発生する前にドライバーに対して警告することで、ドライバーは事故を避ける行動を取ることができます。これはすでに起きてしまった事故を検知したり、報告するという従来のものからは大きく異なったアプローチとなります。なぜ通信型ドラレコやSDカード方式のドラレコでは事故を防ぎきれないのか現在の通信型ドラレコやSDカード方式のドラレコでは、わき見運転などのながら運転の検出には、運転動画をクラウドにアップロードし、人の目による分析などをし、ながら運転かどうか判定する方法が多く採用されています。このようなアプローチには、以下のような重大な欠点があります。車両とクラウド間のデータ送受信にはタイムラグがあり、リアルタイムのアラートを発報できないため、ドライバーの事故を未然に防ぐことができません。さらに、現在市場は出回っている多くのシステムでは、データが収集されたことがリアルタイムにドライバーに通知されないため、本来、自身のながら運転を認識すべきドライバーよりも先に、上司にながら運転をしているという情報が伝わることになります。車載カメラの映像が不正な形で使用されることを危惧するドライバーもおり、システムが正常に動作しないようにカメラのレンズを隠す等細工する可能性さえ考えられます。このようなことが起こると、自分に過失がない衝突事故であっても、それを証明するチャンスが奪われるだけでなく、事故から学び今後の運転を改善するチャンスすら失ってしまいます。そうならないためには、ドライバーが危険運転を改善し、危険を回避ができる可能性がある間に、リアルタイムに危険を知らせることが重要です。通信型ドラレコの業界では、車両内の映像が、24時間ライブストリーミング配信ようにの閲覧可能な場合があったり、「抜き打ち検査」のように動画を取り出したりされています。これは最も憂慮すべき傾向の一つで、このような機能やプライバシーの侵害に対して、ドライバーや組合は強く反発してきました。先日、Freightwavesがまさにこのトピックに関する記事を公開していることを見ても、これは大きな問題だと言えるでしょう。適切なツールを使用すれば、人が常時監視したり、監視カメラを使用することなく、ドライバーと車両の安全を守ることができるはずです。車載AIによるメリット車載AIドラレコを使用すれば、ドライバーの動き、視線や注目している方向、車両の動き、交通状況、その他の重要なデータを自動で検出することができ、差し迫った危険に対してリアルタイムにドライバーに危機を通知することが可能です。これにより衝突事故が平均40%~60%軽減されるだけでなく、衝突事故により発生する経費の削減にもつながります。車載AIのセンサーやリアルタイムアラートによって、上司が介入することなく、5人中4人のわき見運転が減少しました。ナウトのような車載AIを活用したドラレコでは、人の目での危険挙動の発掘や映像全体へのアクセスは一切必要ないため、ドライバーのプライバシーを確実に保護することができます。もちろん、録画映像のアップロードがドライバーにとって有利になる場合もあります。例えば、虚偽の請求や自身に過失のない事故の場合、証拠として活用することができます。このように運転中の録画の活用場面について、ドライバー自身が選択できることこそ望ましいと言えるでしょう。路上実地試験済みのナウト車載AIナウトの車載AIドラレコによって、ドライバーはリアルタイムに正確かつ革新的な自動音声アラートを受け取ることができるため、映像による監視を受けることなく、運転に集中することができます。必要な場合は、画面表示も可能です。正しいソリューションの選択ドライバーと車両を守る安全運転システムにはさまざまな製品があります。それらの性能を評価するには、技術的な欠陥をあたかも便利な機能であるかのように言い替えてしまうようなベンダーに注意することが重要です。そのようなベンダーを利用し、ドライバーのプライバシー保護をないがしろにすると、ドライバーの採用の妨げになったり、ドライバーからの信頼を失うことにつながりかねません。ドライバーのながら運転やとっさの衝突事故を未然に検知するためには、クラウドに録画映像をアップロードするプラットフォームではなく、車両内でリアルタイムにイベント検出が可能な、AI搭載型ドラレコ等のプラットフォームを提供できるベンダーが最適です。ナウトの安全運行管理プラットフォームは、マルチタスク型の畳み込みニューラルネットワークモデルを活用した唯一の車載技術です。ドライバーの行動、交通状況、および車両の動きなどの重要コンテキストデータを同時に、そして完全かつリアルタイムに評価し、リスクの高い運転イベントを予測、予防します。その結果、商用車にかかる経費を削減し、ドライバーの命を守ります。ナウトは、ドライバーファーストを生み出すインサイトを提供いたします。また、ナウトのドラレコはドライバーがいち早くフィードバックを得られるよう、ドライバーがながら運転などの危険運転をしている場合、車載端末からリアルタイムに音声アラートを発報します。これによりドライバーは、上司よりも先に必要な情報を受け取ることができます。ナウトは、ドライバーのプライバシーを犠牲にすることなく安全を保証します。参考文献:米国運輸省道路交通安全局NautoおよびAtlas Financial Holdings, Inc.によるドライバーの安全に関する報告(2018)Nautoによるドライバーの安全に関する報告 車載AIを活用したわき見運転の削減(2019)‍ - [機能の紹介:あおり運転検知および車内アラート](https://nauto.co.jp/tips/機能の紹介:あおり運転検知および車内アラート/) - ナウトはながら運転だけではなく、あおり運転(車間距離不保持)に対してもリアルタイムに検出し、車内で警告を出す事ができます。人工知能(AI)をドラレコに搭載し、車内と社内の両方でのドライバー指導ソリューションを提供しています。 自動指導(車内での指導):車内でのアラート「リアルタイム警告」でドライバーに指導を行うことにより、運転方法をリアルタイムで修正します。 高度な指導(社内での指導):ナウトのウェブアプリ(安全運転管理アプリ)にあるイベント画面において、あおり運転の内容(車間時間や継続秒数)と画像を確認することができ、運転管理者の効果的な指導をサポートします。 あおり運転:ナウトのリアルタイム警告 あおり運転の現状 米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、2016年に発生した自動車衝突事故の47%が追突事故であると公表しています。ドライバーが安全運転を心がけ、前方車両との車間距離を安全に保つことで事故の多くを防ぐことができました。 エッジAIでリアルタイムの安全運転管理 ナウト車載機は、コンピュータービジョンと独自の機械学習アルゴリズムが組み込まれている取り付けも簡単な車載機です。危険性の高い挙動をリアルタイムで検知し、警告することで直ちにドライバーを指導します。2018年にわき見運転に対するリアルタイム警告を提供してからは、 車種を問わず、わき見運転を50%以上削減しています。現在は、車両前方向けカメラに機械学習(ML)アルゴリズムを搭載し、検知機能を強化することであおり運転の防止に取り組んでいます。ナウト車載機の組み込みAIアルゴリズムはセンサーフュージョンを活用し、ドライバーの前方車両との距離を認識および測定します。測定した距離とリアルタイムのスピードデータを基に、アルゴリズムが車間時間、または2台の車両が同一基準点を通過する際の時間間隔を動的に算出します。その後、算出された時間や間隔を基に、車内でリアルタイム警告を発することで後続車両との距離を安全に保つように促します。 あおり運転:安全運行管理アプリのあおり運転イベントレポート 安全運転管理インサイトの強化 ナウト車載機は、車内リアルタイム警告によるドライバー指導のほか、運行管理者に向け、危険挙動をナウトのウェブアプリ(安全運転管理者アプリ)に自動アップロードします。運行管理者に実用的なインサイトとあおり運転挙動を反映した独自のベラスコア(視覚強化型のリスク評価スコア)を提供することで、運行管理者は必要に応じた車両の安全管理と、指導の機会を迅速に特定することができます。 ナウトは、車内と車両前方の運転リスクをリアルタイムで把握する先進的なセンサーフュージョン技術を活用し、車両安全の向上における技術革新に継続的に取り組んでいきます。今後もインターネットを経由したシステムアップデートによる、機能の強化を予定しておりますので、引き続きご注目ください。ナウトのリアルタイム危険運転検知機能および指導にご興味がある方は、お気軽にこちらまでお問い合わせください。 ‍ - [AIでドライバー安全プログラムを改善できるのか?](https://nauto.co.jp/tips/aiでドライバー安全プログラムを改善できるのか?/) - 自動運転の完全な実現までにはまだ数十年かかるかもしれませんが、安全運転のテクノロジー企業ではすでにAIの導入が始まっています。AIの実装例は、エッジ(この場合は自動車)やクラウド、またエッジとクラウドの双方向など、多岐にわたります。このようなドライバーと車両の安全を守るAIソフトウェアを正しく評価するにはどうすればよいか、順を追って見ていきましょう。 ドライバーの行動を確実に改善し、衝突事故による損失を減らすには、適切なソリューションの選択が重要です。代表的な評価基準を以下にご紹介します。 そのAIモデルは熟練ドライバー並に衝突事故のリスクを識別できるか?課題 車両の増加やドライバーの入れ替わりが激しさを増す中、同乗研修や個別研修をこれまで通り実施するのは難しくなってきています。そんな中でも、車両運行管理者/安全管理者が、ドライバーを指導し、熟練ドライバー並の安全な運転をできるようにするにはどうすればいいでしょうか? 求められる技術: マルチタスク型畳み込みニューラルネットワーク(CNN)と複数のセンサーのよる複合的なデータ分析 AIによるドライバーサポートには、人間の指導者と同じようにドライバーの行動を識別し、介入できることが必要です。 そのAIモデルは現実世界ででうまく機能するか?課題 AIが人間のコーチと同じように、ドライバーの行動、周囲の情報、車両の挙動におけるリスクを認識できるようになったら、次はさまざまな運転状況の中で同じ行動を認識できるように学習させる必要があります。ドライバーの外見、服装、車内の広さ、照明条件、道路状況、交通パターンなどの要素がこれに含まれます。 求められる技術: CNNモデルの継続的な学習 人間の目や脳と同様に、AIも常に新しい実際の運転データを使った訓練を継続しなければ、このような多様な状況で活用できるようにはならないでしょう。 ドライバーの行動に最も効果的に影響を与えるには、AIモデルをどのように展開すればよいか?課題 最終的にAIの理解力がドライバーの行動、周囲の情報、車両の挙動や運転状況全体における重大なコンテキストデータに対して、信頼できるレベルに達したとしても、最も必要な場面でドライバーをサポートできるように車両へ展開されていないと、うまく機能しません。 求められる技術: エッジツークラウドのソフトウェアアーキテクチャ エッジコンピューティングや高速モバイルネットワーク通信によるIoT技術が発達したおかげで、車両へAIを展開して、高リスクのイベントが検出されるとすぐにドライバーにアラートを発報し、衝突事故を予防・回避することができるようになりました。 ディープラーニングによるニューラルネットワーク構築 ドライバーや車両の安全を守る適切で強力なAIソフトウェアを作るには、まずディープラーニングを用いたニューラルネットワークを開発する必要があります。これは、人間の脳のような正確性と計算速度を備えたパターン認識を、効率的かつ自動的に行うアルゴリズムです。 ディープラーニングシステムに多くの時間や資金を投資したうえで、高品質の映像と専門知識を活用しなければ、複雑な運転状況の中でパターンと傾向を認識することはできません。 ナウトは創業以来ニューラルネットワーク科学をその技術に取り入れ、以下のようなさまざまな交通情報のインプットを用いてパターン認識を行っています。 ドライバーの行動: わき見運転、眠気、疲労、携帯電話の使用、食事などのリスクの高い行動(照明条件、車種、ドライバーの外見・服装にかかわらず認識可能) 周囲の情報: 先行車の位置や速度、停止標識の有無や信号機の状態、歩行者、自転車などの車両や交通の状況 車両の挙動: 急加速、急ブレーキ、急ハンドル、スピード違反などの危険な運転を含む挙動 コンテキストデータ: ドライバーの反応速度、天候、交通パターン、衝突事故履歴など、日々蓄積される実際の交通データからの継続的な学習 マルチタスク型畳み込みニューラルネットワーク (CNN) 多くのAIソリューションがディープラーニングを用いたニューラルネットワークの使用を謳っていますが、より高度に進化したのがマルチタスク型畳み込みニューラルネットワーク (CNN)です。ドライバーの行動や交通パターンの分析を行うアルゴリズムができたら、マルチタスク型の畳み込みを実現するために、ニューラルネットワークで作成した既存のモデルをより進化させる必要があります。 CNNはニューラルネットワーク科学の中でも専門的な分野ですが、簡単に言えば、これを利用すると映像を解析して、車内や前方の道路、そして車両自体に何が起きているのかを、車内にいるドライバーそして、クラウド上の車両安全管理ソフトウェアに伝達することが可能になります。 車内のイメージセンサーを例にとると、CNNモデルでは映像を解析して、以下のようなドライバーのわき見行動を判別・特定することができます。 わき見運転、眠気 携帯電話の使用 喫煙 シートベルトの着用不備 その他多数の行動 CNNモデルでは、ディープラーニングによるニューラルネットワークのパターン認識に基づいて映像を解析して、リスクレベルを推測します。 マルチセンサーデータフュージョンを活用したCNN ひとつの映像に対してパターン認識に基づいた解釈を行い、判定結果が導き出せるようになったら、CNNモデルの層を増やし複数のセンサーのインプットを同時に処理できるようにするのが自然な流れです。CNNモデルには、ドライバーの行動、周囲の情報、車両の挙動などの複数の映像を融合させ、リスクをより包括的に理解できる高度な知能が求められています。この技術を利用すれば、人間の頭脳よりも的確かつ迅速なリスクの推測が可能です。 現在ナウトでは、ドライバーの行動、交通状況、車両の挙動、重要なコンテキストデータをCNNモデルの下に融合させ、隠れた衝突の危険回避を目的とした衝突事故予測アラート(ニアミスアラート)と、リアルタイムに車内でのコーチングを行うリアルタイムアラートにおいて、状況の重大度を判定するためにCNNを利用しています。 例えば、わき見運転を防止するナウトのドライバー行動アラートは革新的な音声アラートですが、わき見の時間(ドライバーの行動評価)と車速(車両の挙動評価)に基づいて発報されます。また、安全運転管理者や運行管理者向けに完全なコンテキストデータを提供し、ドライバーのセルフコーチングや管理者による個別研修に役立てることができます。 CNNモデルのトレーニング 高精度で強力なパターン認識能力を備えたAIベースのソリューションを開発するには、多様性に富んだ実際のデータと、特別なクラス分類を用いてCNNモデルをトレーニングし継続的な学習と改善を可能にすることが不可欠です。 ラベル付けされた学習データを基にするだけのCNNモデルは、数学を学ぶ生徒と同じで、教師よりも優秀になることはありません。CNNモデルに高リスクイベントの識別と予測を効果的に学習させるために、ナウトでは独自の分析ワークフローを採用し、以下のような複雑な実際のシチュエーションの分析や、高リスクな運転イベントの予測因子の特定を行っています。 ドライバーのさまざまな外見と服装(顔の形、サングラス、マスク、帽子など) 車内の広さ(乗用車から大型トラックまで) 時刻(朝、夜、その他の照明条件など) 天候条件(雨、曇りなど) 道路の種類 その他 CNNモデルの開発において、このような大きくばらついた要素を考慮しながらも高い精度が得られているのは、世界中のナウトのお客様車両から得られた多様で高品質な大量のドライバー行動データに支えられているからです。 - [AIを活用してドライバーの安全を強化する4つの方法](https://nauto.co.jp/tips/aiを活用してドライバーの安全を強化する4つの方/) - 全米安全評議会(NSC)の推計によると、コロナ禍による外出自粛の影響があったにもかかわらず、 2020年上半期、米国での自動車事故による死亡率は20%上昇しており、半年ベースの実績としては1999年以来、最大の上げ幅となっています。 この指標には車社会の実情が投影されているため、多くの車両運行管理者や安全運転指導者にとって自社ドライバーや路上の第三者の安全確保が、ますます重要かつコストのかかる課題となっていることが読み取れます。 全米安全評議会(NSC)による2020年度の死亡事故率の推定値:上半期は20%増加 これまで、車両保有者である法人のニーズを満たす市販ソリューションは多くありませんでした。しかし、人工知能(AI)を搭載した新技術を活用することで、ドライバーのプライバシーを守りつつ、運転状況をリアルタイムで把握し、指導できるようになります。この革新的な AI搭載型の安全運行管理ソリューションを活用することで、より安全でスマートな運行管理を実現し、ドライバーや周辺車両の安全を守ると共に、損害賠償責任を最小限に抑えることができます。 車両の安全運行管理を支援するナウトのAI搭載型ソリューションで、ドライバーに安全運転を促す4つの方法をご紹介します。 1.衝突事故の芽を摘む わき見運転は、メール、通話、食事、眠気、さらには書類に目をやるなど様々な形で発生します。商用車のドライバーによるわき見運転の撲滅は、路上の安全に不可欠な要素です。すべての車両に同乗してドライバーを監視できない車両運行管理者に代わり、完全リアルタイム対応の安全運行管理プラットフォームがわき見運転を瞬時に検知し、運転に集中するようドライバーを指導します。 2. 高リスクドライバーを特定し、指導 車両運行管理者が有リスクイベントの全体像を理解することができれば、運転指導の質は格段に改善されます。安全運転の推進に活用できるリソースは複数あり、運転に集中するよう自動警告するリアルタイムアラートのほか、車両運行管理者はクラウド上にアップロードされた映像や関連イベントデータ(速度、位置情報、イベントの重篤度、ドライバー情報)も利用することができます。わき見運転行動、安全スコア、実際に起こった高リスクイベントのデータを積極活用し、危険な瞬間を「指導の機会」に変えることで、ドライバーの再発防止意識を高めることができます。 3. ドライバーを褒め、インセンティブを与える 車両運行管理実績のさらなる底上げを図るには、インセンティブプログラムも効果的です。ドライバーが切磋琢磨してランキングを競い合い、日々の運転習慣を振り返ることで、意識を高めることができます。車両運行管理者は、個人やチームごとの成績、類似車種グループごとの成績を比較できるため、週次、月次、年次レポートでの分析に役立てることもできます。 4. 安全運転企業としてのブランドを確立する 安全運転の輝かしい記録を樹立し、ドライバーの安全を自社の中核理念に掲げることで、ドライバーの採用・人材維持、お客様からのリピート増につながるブランド力を得られます。修理回数や損害賠償の件数を減らし、より多くの車両を走行させることが、車両運行管理の理想形です。「安全第一」を標ぼうする企業としてその記録を公表し、長期にわたる信頼とロイヤルティにもとづく関係性を顧客と構築することが、競合他社との差別化につながります。 適切な情報と車載のテクノロジーがあれば、わき見運転や無謀運転の防止という目標を達成できます。ナウトの安全運行管理プラットフォームは、マルチタスク型の畳み込みニューラルネットワーク(CNN)モデルを活用した唯一の車載のテクノロジーです。ドライバーの運転行動、交通状況、車両の挙動、その他の重要コンテキストデータにもとづくリスクを同時に、完全かつリアルタイムに評価し、リスクの高い運転イベントを予測、予防します。その結果、商用車にかかる経費を削減し、ドライバーの命を守ります。 ドライバーの安全強化に関する詳しい情報は弊社までお問い合わせください。 ‍ - [車両安全性に変革、新時代を牽引へ](https://nauto.co.jp/tips/車両安全性に変革、新時代を牽引へ/) - ※本記事は弊社HQのCEO、Stefan Heckからのメッセージです。新型コロナウィルスの流行等で先行きが不透明ななか、刻々と変化する状況に対応するため、各企業は様々なビジネスプロセスの適応を進めています。2020年はじめに世界中にて出された外出自粛命令・要請は世界各国でドライバーの安全な運転をサポートしてきたナウトにとっても他人事ではありません。そこで今回は、弊社のビジョンと最重要テーマ である「命を守ること、そしてすべての人々をご家族の待つご自宅まで毎晩安全に送り届けること」を振り返り、お伝えしたいと思います。2020年現在、運転には騒音や渋滞、複雑性、さらに時として危険性が伴います。そしてそれはコロナ禍においても変わりはありません。 新型コロナウイルスの影響で一人当たりの道路移動距離は 米国を例に取ると、米国全土で50%以上減少しているものの、トラック輸送については、変動こそありますが移動距離に大きな変化はありません。トラック等の運輸業界を取り巻く環境の変化や必要物資の輸送という業務によって増すプレッシャーは、わき見運転等のながら運転増加の要因となっています。つまり、コロナ禍においても、ドライバーのながら運転等の危険運転は他の車両や被害者となりやすい歩行者などの脅威であることに変わりはないのです。ナウトは、このながら運転等のリスクに焦点を当てることが、ひとりでも多くの命を守り、各企業の事故にまつわる経費節約につながることを理解しています。弊社のドラレコを介して収集した運行中のデータは、匿名化され、弊社の経験豊富なAIエンジニアとデータサイエンティスト からなるチームによって、より多くのドライバーを事故から未然に防ぐためのAIアルゴリズムへと活用されます。弊社は高い目標を掲げ、すべてのお客様に命を守る技術を提供できるよう努力しています。既存の危険挙動アラートとエッジツークラウドAI機能をベースに、リスクアセスメントの対象を拡げ、他の車両や自転車、歩行者など、分散したデータポイントを相関付けています。弊社の目標はナウトのAIを進化させることで、モビリティの未来を予測することにあります。現時点でのドライバーの行動を基に、例えば5秒後に事故が起こる可能性が高いと予測が出来れば、そのリスクの高い運転挙動を認知し、事故を未然に防ぐことができます。そして数時間後に事故が起こる可能性が高い交通事象が予測できるのであれば、その情報を有意義に活用することで、職場へ向かうドライバー、駐車スペースを探す買い物客、路上をキックボードで駆け回る子どもたち、歩道を歩く家族連れなど、すべての人々の安全や利便性、生活の質の向上につなげることができます。ナウトが追求するものは今もこれからも変わることなく、AIによって道路を利用する人々の命を守ることです。すべてのドライバー、道路を利用するすべての人々が等しく安全運行管理プラットフォーム を活用していただけるよう支援すると同時に、安全で容易かつ、より速く効率的な、そして公正で利便性の高い移動を実現することが弊社の努めであると考えています。道のりは決して楽ではありませんが、第一人者としてナウトは、弊社の製品が車両の安全性に新時代をもたらすことを待ち遠しく思っています。 詳しい情報についてはこちらからお問い合わせください。‍ - [AI搭載車載機管理ダッシュボード](https://nauto.co.jp/tips/ai搭載車載機管理ダッシュボード/) - 人工知能(AI)を活用した新機能、車載機管理ダッシュボードが、ナウト車載機の管理を容易にします。車両安全責任者の作業時間や労力を軽減すると共に、車両安全ソリューションの能力を最大限に引き出します。 車載機管理ダッシュボードとは? 車両管理者や車両安全責任者は、日々多忙です。安全運転プログラムの最大活用から、現場に数多く配備されるAI搭載通信型ドライブレコーダーの管理まで、その業務は多岐にわたります。ナウトは車両管理者の作業時間軽減を目的として、車載機管理ダッシュボードを開発しました。これにより、車載機の「健康状態」(LTE接続やAI検知アルゴリズムなど、車載機が正常に機能しているか)を可視化する一方、他社ソリューションでは自動検知できない、以下のようなよくあるトラブルを瞬時に解決します。 ドライバーが認識できない車載機:テープやサンバイザーなどでカメラが遮られており、わき見運転など車内で発生し得るイベントが正しく検知できない状態 固定されていない車載機:ナウト車載機がしっかり固定されておらず、正しく挙動しなかったり、衝撃を誤検知する状態 無通信の車載機:車載機のLTE信号が受信されなくなってから、4日間(連続で)が経過した状態 車載機の遮蔽をAIが検知 車載機がさえぎられた状況を検知した実際の映像 わき見運転検知機能および車内アラート機能は、ナウト車載機の車内カメラと内蔵されたコンピュータービジョンを活用し、わき見運転につながる振る舞いを検知します。つまり、わき見運転は、車内画像センサーがドライバーの頭の位置を判定することにより、検知されるのです。 ナウトは2017年以降、市場唯一のソリューションとして、車両がカメラの視野妨害を瞬時に検知・修正する機能を持つ重要性について認識し、車内アラートの正常な機能を維持すると共に、ドライバーがより安全な判断をリアルタイムにできるようサポートしています。車内画像センサーがさえぎられると、わき見運転検知アルゴリズムが正常に機能できません。このような問題が発生した場合、ナウト車載機は「ドライバーが認識できない車載機」というメッセージをクラウドに送信します。 車載機管理ダッシュボードにより、車両管理者は車載機がさえぎられた状態で走行した時間を、車両ごとかつ視覚的に(パーセント表示)把握することができます。また、その状態を画像で確認できるため、ドライバーと協力してナウト車載機の遮蔽というトラブルに対処できるようになります。 センサー解析で車載機の取り付け不備を検知 車載機がしっかり固定されていない場合、センサーが検知したシグネチャは通常の走行状態に比べて不安定 ナウトのAI搭載型衝突事故検知モデルは、車載機が検知した未加工のセンサーデータを絶えず解析することにより、事故が発生した瞬間のみ衝突を検知します。つまり、シグニチャを判定することにより、車載機がしっかり固定されていない、あるいは取り付け部から外れている状況も検知できるのです。 その原因が軽微な事故であれ、ドライバーによる意図的なごまかしであれ、車載機の取り付け不備は多くの車両安全ソリューションの課題となっています。急加速や急ブレーキ、急ハンドルといった慣性測定ユニット(IMU)で検知可能なイベントはもちろんのこと、衝突事故までもが「ほぼ検知不可能」という事態を引き起こしています。 車載機の取り付け不備を事前に検知かつ修正でできるのは、ナウト独自のエッジツークラウド型AIモデルだけです。他のモデルでは、車両管理者が、取り付け不備が原因で事実上故障状態にある車載機を発見するまでに、数週間かかることもあります。 無通信の車載機を検知 ナウト車載機は、車両の走行状態や位置データを含むステータスメッセージを、LTE通信によりクラウドへ定期的に送信します。新しくなった車載機管理ダッシュボードを活用することにより、車載機の接続状況を最終接続日とその時点の位置情報から把握できるため、車両管理者は無通信の車載機による問題が発生する前に対処することができます。 また、意図的に無通信状態にしている車載機の管理を容易にするため、ダッシュボード上の各車載機に「非稼働」マークを付ける機能が追加されました。非稼働車両(修理中の車両など)が記録・管理されるようになっただけでなく、「非稼働」マークが付いた車載機は、報告対象車載機から自動的に除外されるようになりました。 車載機の「健康状態」を管理 ナウト車載機が搭載された車両は全て一元管理され、問題が確認された場合も、ナウトウェブアプリケーションの車載機管理ダッシュボード上で一元表示されます。 新しくなったダッシュボードでは、車載機の「健康状態」の追跡や稼働中車載機のトラブルシューティングを、一つの画面で完結することができます。その結果、車両管理者の作業時間を削減できるだけでなく、最適なデバイスパフォーマンスを確保され、AI搭載型安全機能による現場ドライバーのサポートが実現します。また、車載機が無通信になっている、あるいは位置情報に変化がないことが確認された場合、車両管理者はEメールによる通知を受け取ることができます。 車載機管理ダッシュボードは、ナウトウェブアプリケーションからご利用可能です(ナウト製品をお使いの全てのお客様を対象に、自動アップグレードされます)。先進的なAI搭載型車載機管理ツールを活用したドライバー安全ソリューションに興味のある方は、今すぐお問い合わせください。 ‍ - [あおり運転厳罰化に対して予防できること](https://nauto.co.jp/tips/あおり運転厳罰化に対して予防できること/) - こんにちは、NautoJapanマーケティング担当の森脇です。今回はここ数年ニュースで話題となり社会問題化しているあおり運転にフォーカスして、あおり運転に対する政府の対応と弊社の取り組みをご紹介させていただければと思います。 あおり運転厳罰化とは? 周囲を走行している車両に対して、故意に走行を妨害したり、車間距離を故縮めたりするような行為が一般的にあおり運転と呼ばれています。非常に危険な運転行為のひとつで、最近では社会問題のひとつとしてニュース等にも取り上げられています。 このあおり運転が社会問題として顕在化してきたのは、2017年東名高速道路でおきた交通事故がきっかけとなっています。この交通事故では、加害者の男性が東名高速道路にて約700mにもわたり被害者の自動車に対しあおり運転を行い、最終的には被害者自動車の進路を塞ぐ形で停止しました。その際、後続を走行していた大型トレーラーが被害者の自動車に追突し、被害者2名が亡くなるという痛ましい事故となりました。 また、2019年にも常磐自動車道にて同様にあおり運転を繰り返し、最終的には被害者の自動車の進路を塞ぐ形で停車し、運転手が降車した上で、被害者を殴りつけるような事件もありました。この事件では加害者の車両が急ブレーキ、蛇行運転を繰り返しおこなっていた状況や車内での暴行の瞬間がドライブレコーダーによって撮影されており、容疑者の特定や当時の状況の可視化にも活用されていました。 このように命を脅かす危険な事件が起きている一方で、いままで「あおり運転」を直接取り締ることができるような道路交通法が存在しなかったため、今回の道路交通法改正につながっています。今回の道路交通法改正では、いくつかの条文が追加されることにより「妨害運転罪」が創設され、他の車両を妨害する目的で行う急ブレーキや車間距離不保持があおり運転であるとして厳しい罰則が与えられています。この道路交通法改正は2020年6月30日に適用となっていますが、あおり運転を行ったドライバーには、たとえ事故を起こしていなくとも、免許取り消し等厳しいの罰則が与えられることとなるため、あおり運転の被害者にならないようにするだけでなく、あおり運転の「加害者」側にならないよう運転時の意識改革や社員教育が一層必要となってきています。 新たに創設された妨害運転罪 自動車を用いた運送業、旅客業への影響 国土交通省は2020年10月15日、この道路交通法の改正にともない、トラックやバス、タクシーなどの自動車運送業者に対する「あおり運転」の行政処分を厳罰化する方針を発表しました。いままでは「酒酔い運転」、「酒気帯び運転」、「薬物等使用運転」、「無免許運転」、「ひき逃げ」が悪質運転とされ、行政処分の対象となり、ドライバーだけでなく事業者にも重い処罰が与えられていましたが、今回の改正で「あおり運転」もこの対象となる予定となっています。このように自動車運送事業者に対する行政処分の対象に「あおり運転」が追加されることで、事業者に対してもさらなる「あおり運転」に対する対策や意識向上が求められていると言えます。 ナウトソリューションによるあおり運転の軽減 ここまであおり運転厳罰化の経緯、概要をお伝えしてきましたが、ナウトソリューションではこの自社のドライバーのあおり運転(車間距離歩保持)をどのように予防しているのかという点もあわせてご紹介します。ナウトの車載機では前方を走る車両と車載機のついた車両の間隔とスピードをリアルタイムで計測し、車間時間を計算しています。その車間時間が一定秒数より短くなる場合、車内でアラート音を出し、ドライバーにリアルタイムで注意を促します。このように無意識のうちに前方の車両との距離が縮まり、あおり運転と捉えられてしまうような運転挙動をリアルタイムでアラートを出すことによって未然に防げるように促しています。また運行管理者の方はドライバーが1時間あたり何回あおり運転を行ってしまっているかということもナウトの提供するウェブアプリケーション上で確認することができ、ドライバーへの指導にも活かしていくことが可能となっています。ナウトのソリューションを活用することで、あおり運転をしてしまう可能性を減らし、ドライバーの免許停止処分や事業者への重い行政処分を回避することができるということです。 ナウト車載機から発せられるアラート音 まとめ いかがでしたでしょうか。今回はあおり運転について取り巻く環境の変化と弊社サービスの優位性をご紹介させていただきました。あおり運転はいまや「酒気帯び運転」や「ひき逃げ」といった違反と同等レベルの違反として法律上規定されている一方で、まだまだ事業者側の対応やドライバー自身の意識が追いついていないのが現状ではないでしょうか。弊社のソリューションを用いることによって、すこしでもこの重大な違反という扱いになった「あおり運転」を減らしていければ考えています。 弊社ソリューションのあおり運転への対策や、その他AIを用いた安全運転に関わる機能について詳しくお伺いしたい方はこちらまでお問い合わせください。 ‍ - [ながら運転と事故の相関関係](https://nauto.co.jp/tips/ながら運転と事故の相関関係/) - こんにちは、NautoJapanマーケティング担当の森脇です。ナウトのソリューションの最大の特徴は運転に関係のない行為をしながら運転をする「ながら運転」の検知とこの「ながら運転」中にリアルタイムで警告音を鳴らし、ドライバーに改善を促す機能にあると言っても過言ではありません。この「ながら運転」が事故に直結していると考えているからこそ私たちはこの機能にこだわってプロダクトをアップデートし続けています。今回はこの「ながら運転」がどれだけ事故発生の原因になっているのかという点と弊社のデータからどの程度「ながら運転」が頻発しているのかという点をデータを交えながらご紹介できたらと思います。 「ながら運転」と事故の相関関係 2017年ナウトは米国で商用車の保険事業を展開しているアトラス・フィナンシャル・ホールディングス社(以降アトラス社)と提携を結びました。ナウトは4ヶ月の間にアトラス社の保険に加入している17社の商用車両に乗車した1,450名のドライバーが起こした事故について分析を行い、3つの重要な傾向を導きだしています。 傾向1 過去4ヶ月の間に衝突のあったドライバーのうち、71%のドライバーは普段から「ながら運転」が多かったドライバーでした。これは運転に集中しているドライバーより「ながら運転」をしているドライバーのほうが2.4倍事故を起こしやすいということも同時に示唆する結果となっています。 傾向2 過去4ヶ月の間に事故を起こしたドライバーを急ブレーキなどよく行っている「急制動の多いドライバー」と「スムーズに運転をするドライバー」に分けたところ、それほど事故との相関関係がない結果となりました。これは、急制動が多い運転行為そのものが直接的に事故に結びつくことは少ないことを示しています。 傾向3 さらに重大な事故のみをピックアップして調査も行いました。この調査によると、重大な事故を起こしたドライバーのうち67%は「ながら運転」を行っているドライバーという結果となりました。この結果は、「ながら運転」がいかに事故に繋がりやすく危険な行為なのかということを十分に表しています。 アトラス社との事故ドライバーの傾向調査 「ながら運転」運転はどれだけ発生しているのか? ここまで「ながら運転」がいかに事故と相関関係があるかということをご紹介してきました。次にこの「ながら運転」はどの程度起きているのかということを見ていきたいと思います。 ナウトの車載機ではこの「ながら運転」がどれだけ発生しているのか正確に検知することができます。そこで弊社ソリューションを導入した企業の中で、一定時間以上車載機のついた車両に乗車したドライバーをピックアップし、ナウト導入初期時の「ながら運転」の回数を計測しました。 この測定の集計結果によると、1時間あたり平均2.8回もの「ながら運転」を検知し、10分間に1回以上「ながら運転」を行うドライバーも全体の11%を占めるなど、比較的短時間に事故に繋がる可能性のある危険挙動が複数回起きているということがわかっています。 ナウトによる「ながら運転」回数の調査 ナウトのソリューションは事故を削減できるのか? 「ながら運転」がいかに事故を誘発する要因となっているのか、そしてその「ながら運転」がどれだけ日常的に発生しているのかご理解いただけたのではないかと思います。ナウトのソリューションでは、車両内に設置した車載機がこの「ながら運転」を正確かつ即座に検知し、「ながら運転」を行っているドライバーに対して警告音を鳴らすことで、その場でリアルタイム性をもってドライバーの運転行為を改めるように促すことができます。この機能を十分に活用することで、弊社サービスを導入後6ヶ月で平均54%も1時間あたりの「ながら運転」の件数を減らすことができており、事故に関しても35%から70%程度削減することができています。 まとめ いかがでしたでしょうか。事故の原因が「ながら運転」にある一方で、「ながら運転」は常態化しており短時間で何度も起きていることにご理解いただけたと思います。この「ながら運転」を検知し、運行管理者や安全運転責任者の手を介さずに車載機が自動的にドライバーの運転改善を促すことができるのは弊社のサービスの大きな特徴となっています。手軽かつ高精度で即時に指導できる弊社のサービスは最小限の労力で最大限事故を未然に防ぐことが可能なソリューションとなっています。弊社の車載機の導入の検討または、弊社サービスの詳しい内容を聞いてみたい方はぜひこちらまでお問い合わせください。 ‍ - [第1回:ドライブレコーダーを活用した事故防止](https://nauto.co.jp/tips/第1回:ドライブレコーダーを活用した事故防止/) - 皆さまはじめまして。交通事故防止コンサルタントの上西一美です。ドライブレコーダーを活用した事故撲滅コンサルティングや交通事故防止セミナーを全国で行っています。これから全12回連載で、交通事故はなぜ起こるのか、現実的な事故対策とは何か、そして事故防止におけるドライブレコーダーの有効性についてお話していきたいと思います。ターニングポイントとなったドラレコ映像交通事故防止コンサルタントになって早17年になります。それ以前は神戸市内のタクシー会社の社長でした。事故の多い会社で、社長に就任してからは事故撲滅の対策を日々模索していました。そんな中で知ったのがドライブレコーダーの存在です。たまたまインターネットで見たドラレコの映像が、その後の人生を変えるきっかけにもなりました。映像は、首都高速を走っているタクシーの左前を走行していたバイクが、中央分離帯に激突して転倒し、そのバイクをタクシーが轢いてしまったものでした。見た後に非常に怖くなりました。事故の映像から直接受ける恐怖というより、自分の運転が怖くなった。この状況であれば、自分もバイクを轢いてしまうのではないかと。そこから私自身の運転の仕方が変わりました。これまでは前の「車」に対してしか意識していなかったのですが、左前のバイクに対しても車間距離を取るようになりました。注意を払うようになった。映像を見たことで自分の運転の習慣が変わったのです。ドライブレコーダーを見て運転習慣が変わったことで、社員に見せれば同じように運転習慣が変わり、事故がなくなるのではないかと思いました。当時勤務していた600人のドライバーに、彼らの運転の行動パターンを変えるという目的で映像を見せる取り組みを開始しました。他にも様々な対策をしていた影響もありますが、ドライブレコーダーの映像を使用した研修を始めて以降、事故件数がそれまでの2割程度に激減したのです。なぜ交通事故が起こってしまうのかコンサルタントとして独立してからは、企業コンサルに加え、事故防止のための研修やセミナーを年間400件以上行っています。この仕事をする中でたどり着いた結論が、交通事故の最大の原因は「見落とし」だということです。運転というのは、「認知・判断・動作」の繰り返しです。まず「認知」から始まります。認知の次が「判断」。そして「動作」になる。認知とは、車や歩行者、道路などの情報を目から入れること。判断とは、そこで止まるのか、曲がるのか、自分がどういう運転をするのかを決めること。そしてその結論に基づいて行われる「動作」が、ブレーキを踏んだりハンドル操作をしたりするということです。すごく当たり前のことですが、わざと事故を起こす人はいません。だから交通事故で人が亡くなってしまっても基本的には殺人罪の適用にはなりません。適用されるのは「自動車運転過失致傷罪」ですね。過失という言葉が付くことから分かるように、どこかでミスを犯しているのです。そしてそのミスは認知、判断、動作のどこかでしか起こらない。数多くの交通事故を分析した経験から確信を持って言えるのは、認知の段階にすごく多くのミスが起こっているということです。いわゆる「見落とし」です。交通事故の多くは、「見落とし」によって起こってしまうのです。次回は運転の行動パターンについて、経験を積むことでどう変化するのか、見落としを減らして事故をなくすためには何が重要なのかについてお話したいと思います。=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [暖かくなる春先、居眠り運転を防ぐには](https://nauto.co.jp/tips/暖かくなる春先、居眠り運転を防ぐには/) - この異例の年、外出自粛制限令とそれに伴う空前の配達需要増により、今年の春もこれまでにない数のドライバーが仕事に追われることになるでしょう。車両運行管理者と安全管理責任者は、配達とサービスの需要を満たしつつ、ドライバーの勤務時間をどう管理すれば良いかに頭を悩ませなくてはなりません。このような状況の中で、居眠り運転による悲劇を防ぐにはどうしたらよいでしょうか。居眠り運転とは?アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、居眠り運転を「疲労や眠気がある時に車両を操作する危険な行動。多くはドライバーの睡眠不足によって起きるが、睡眠障害の放置や薬の服用、飲酒、シフト勤務によっても発生する」と定義しています。居眠り運転の影響居眠り運転は深刻な問題であり、ドライバー自身だけでなく他のドライバーや歩行者にとっても危険です。警察庁交通局の統計では、2019年に報告された事故のうち8万件は眠気および疲労が原因となるわき見運転や漫然運転、過労運転が原因の事故とされています。こうした事故は正面衝突など重大な事故の原因となっています。世間の認識とは逆に、若者より高齢者の方が、眠気および疲労が原因のわき見運転、漫然運転、過労運転での事故を起こす可能性は低くなります。居眠り運転の兆候 集中力が落ちる、出口を見落とす 直近数キロのことが思い出せない たびたび姿勢を変える 伸び、欠伸、瞬きが多い ウトウトする、瞼が重くなる 車線をはみ出す、ランブルストリップスの上を通る居眠り運転の結果 集中できない 反応が遅くなる 頭がまわらない 一定の速度を保てない ハンドル操作が雑になる居眠り運転は飲酒運転と同じくらい危険CDCによれば、眠らない状態が続くと、過度な飲酒をした時と同じように能力が低下するという研究結果が出ています。「起床から18時間以上経つと血中アルコール濃度0.05%と同じ状態になる。起床から24時間以上経つと血中アルコール濃度0.10%と同じ状態になり、アメリカ全州における血中アルコール濃度の法定上限0.08%を上回る」といいます。※日本では血中アルコール濃度0.03%以上で酒気帯び運転となります。ドライバーの疲労は誰が管理すべきかドライバーの疲労は、組織と個人両方に適切に管理する責任があります。組織にはドライバーに安全な労働システムを提供する法的責任と注意義務があります。安全な労働システムには、ドライバーが睡眠を取り、家庭と社会における責任を果たせるような、十分な休息時間の確保が求められます。ドライバーの側には、勤務時間外に十分な睡眠をとり、休息が取れた元気な状態で勤務をする法的責任があります。暖かくなる春先、ドライバーの居眠り運転をどう防ぐかドライバーを教育する:ドライバー講習では、疲労と眠気の違いや、十分な睡眠をとる重要性をドライバーに理解させることができます。水や食料と同様に、生きるために睡眠は欠かせません。人は一晩に平均7~8時間の睡眠が必要と言われています。。眠気は飢えや渇きと同様、必要な生物的欲求を満たしていないという脳からのサインです。眠気が他のサインと違うのは、無視をし続けると、本人の意思に関わらずそのうち眠りに落ちてしまう点です。予め対策を取る:長距離運転の際には、ドライバーに休憩エリアを事前に確認し、運転プランを立てさせるようにしてください。疲労を深刻化する前に管理することができます。リアルタイムAIドライバーアラートシステムを利用するドライバーの居眠り運転を防ぐ手立てを講じるのは、交通安全のために欠かせません。車両運行管理者がすべての車両に同乗してドライバーを監視することは無理ですが、完全リアルタイム対応のナウト安全運行管理プラットフォームなら、居眠り運転を瞬時に検知し、運転に集中させたり、停車し休憩するようドライバーを指導したりすることができます。‍ - [第2回:運転の行動パターン](https://nauto.co.jp/tips/第2回:運転の行動パターン/) - 前回、運転は「認知・判断・行動」の繰り返しだというお話をしました。認知は目から入ってくる情報、判断はどう行動するかを決めること、行動は結果として行う運転動作のことですね。そして最も多くのミスが起こっているのが、認知の段階であり、それが交通事故の最大の原因となっているというお話をしました。「認知」の段階で起こるミス、つまり「見落とし」が最大の原因ですから、見落としを減らせれば交通事故も減少します。なぜ事故が起きるのか見落とし=交通事故の最大の原因見落としを減少=交事通故が減少「判断」というのは過去の経験と知識から養えます。だから判断能力は運転免許を取ったばかりの人よりも、ベテランであればあるほど能力が上がっていきます。経験と知識が増えていきますから。ただし、ベテランでも一時的に能力が下がる時はあります。焦っているとか眠たいとか、体調が悪いとか。そういった理由がないのであれば、普段の運転の中で極端に判断能力が下がるという事はほとんどないと思います。経験を積めば積むほど、判断ミスというのはなくなっていくはずです。「動作」のミスに関しては、スポーツと同じで繰り返しの作業によって上達しますから、当然運転も上手になっていくと思います。アクセルの踏み込み、ハンドル操作、ブレーキのタイミングなど、運転時間が増えるにつれ能力は向上します。問題は「認知」におけるミスですね。見落としをいかにして減らしていくか。これは正直なところ、なくすのはなかなか難しいと思っています。冒頭でなぜ事故が起きるのかを囲み表示しました。この中で「交通事故」が「交事通故」になっている部分がありますが、ほとんどの方は見た瞬間には気づいていないと思います。なぜかというと、「ここには交通事故と書いてある」という思い込みで見ているので、「交通事故」にしか見えなくなるんですね。思い込みから見落としや見間違いをしてしまうケースは非常に多い。こういったヒューマンエラーというのは簡単に起きます。だからこそ、見落としをなくす努力をするのが一番の交通事故防止になると言えるのです。私のセミナーでよく見ていただくドライブレコーダーの動画で「山に見とれて追突事故」というものがあります。プロドライバーの運転するトラックに取り付けられたドライブレコーダーの映像なんですが、事故原因はまさに「見落とし」です。前の車が見えてから16秒も経って追突するのですが、ドライバーはその先行車を見落としてしまうのです。その間ドライバーはどうしていたかというと、左の山の景色を見ていたそうです。プロでもこういうミスをすることがあります。ヒューマンエラーというのはプロでも素人でも起こりえます。この例はとても極端ではありますが、自分の気になったこと、ここでいうと左側の山の景色ですが、それを10秒以上も見てしまう。「ありえない」と思うのですが、これがヒューマンエラーなんです。ちなみに、その映像ではトラックは時速40キロで追突しています。そんなに速度は出ていないと感じられるかもしれませんが、相手車の後部は完全につぶれています。見落としが事故の最大原因と言いましたが、もう一つ重要なことがあります。「怖くなくなった瞬間にミスを起こす」ということです。例えば、日常の運転において時速56キロで走行している車両に対して、みなさんはどんな印象を持つでしょうか。制限速度が50キロ道路でも、56キロというのは多くのドライバーが日常的に出している速度だと思います。セミナーで参加者の皆さんに聞くと、ほとんどの方が「遅い」か「普通」と答えます。でも、さらに前方に大型車が停まっている状態で追突したら前の車両の後部はつぶれてしまうほどの衝撃です。制限速度から考えると“速すぎる”という速度ではないかもしれませんが、車や物を破壊してしまうか、場合によっては人を死に至らしめるかもしれない速度なのです。それを忘れてしまった人が、事故を起こしてしまいます。見落としをなくしていくと同時に常に「怖さ」を感じておくことも、事故防止に大きな役割を果たします。次回は「なぜ交通事故がなくならないのか」についてお話したいと思います。=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [第3回:なぜ事故がなくならないのか](https://nauto.co.jp/tips/第3回:なぜ事故がなくならないのか/) - 第3回目となる今回は、「なぜ交通事故がなくならないのか」についてお話をしたいと思います。年間400件以上、交通事故防止のための研修を行っていますが、交通事故がどういうものであるのかを理解してもらう事を目的にはしていません。参加者の皆さんが事故防止のために「行動するようになる」事を目的としています。どういう運転が事故を引き起こすのか、どうすれば事故を防げるのかが頭で分かっていても、行動しなければ事故の抑止にはならないからです。行動しなければ事故はなくならない行動に移すために必要なのは、説明や理解ではありません。納得するかどうかです。交通事故に関する情報は世の中に溢れています。動画サイトでは数多くの事故映像が見られます。様々な情報に触れ、なぜ交通事故が起こるのかは多くの人が理解していると思います。それでも事故がなくならないのは、情報から得た事故防止のための知識を、行動に移せていないからです。人の行動は、「なるほど、やってみよう」と思わなければ変わりません。では、納得させるために何が必要なのか。それは、他人事ではなく自分事に置き換える、ということです。例えば一時停止について。令和2年中に、一時不停止が原因で起きた死亡事故は67件です。一時不停止の違反となると、検挙されたのは160万件以上にも上ります。では、一時停止をせずに事故を起こしてしまったドライブレコーダーの映像を見ていただくと、事故は減るのでしょうか。映像は、一時停止をしなければ事故を起こしてしまうという“教材”にはなります。しかし、見た人が運転行動を変えるまでには至りません。なぜかというと「自分事に置き換えない」映像だからです。事故防止に重要なのは、映像を見た時にどう感じるかなんです。一時停止をしない映像を見ても、多くの人は「そりゃ一時停止しなければこういう事故を起こすよね」と思うだけで終わってしまいます。ほとんどの方は一時停止をしているからです。他人事である事故を自分事に変えてもらうためには、一時停止したのに事故を起こす映像を見てもらう必要があります。一時停止したのに事故を起こしてしまう、という映像を見た時に「止まっても事故を起こす可能性がある」と感じた人は行動パターンが変わるでしょう。事故原因は停止時間ではない僕は学生の時に免許を取得しましたが、当時先輩から「車の車輪を1秒止めたら警察に捕まらないから、とにかく1秒止めろ」と言われました。しかし、1秒ではあるけれども一時停止した車の事故映像を見たら、当時の僕は「いや違うやん」と思ったと思います。「1秒の一時停止だと、警察には捕まらないかもしれないが、事故に遭うだろ」と。一時停止というのは検挙されないレベルで1秒くらい止めたらいい、と思っている人は、1秒の停止で事故を起こしてしまう映像を見て、行動パターンが変わると思います。しかし、その映像を見ても多くの方の行動は変わりません。なぜか。もっと長く止まっているからです。「自分はもう少し長い時間停止している。こういう運転はしないから大丈夫」と思ってしまうと、他人事になってしまうわけです。研修で一時停止では何秒くらい止まりますかと質問すると、ほとんどの方が3秒と答えます。だけど、3秒停止しても事故を起こしてしまう人はいます。実は事故原因となる重要なポイントがそこにあります。大切なのは停止する時間の長さではないんです。一時停止場所でなぜ止まるのか、その「目的」をはき違えている人が事故を起こすのです。次回は「一時停止線で止まるのは何のためか」を中心にお話をしたいと思います。=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [AI搭載型ドライブレコーダーのリスク削減効果を実証](https://nauto.co.jp/tips/ai搭載型ドライブレコーダーのリスク削減効果を実/) - 昨今、多くの安全運転テクノロジー企業がそのソリューションに人工知能(AI)、ディープラーニング、コンピュータービジョン、機械学習の活用を謳っています。とはいえ実際のところ、世の中にあふれるこれらの言葉を、多くの人は混同している状況です。そこで、今あるAIモデルの相違点を、無駄な情報を省き、重要な点に絞ってご紹介します。ビジネスに最適なAI搭載型ドライブレコーダー選びにお役立てください。AI搭載ドライブレコーダーはどれも同じではないAIを実装する方法は、ネットワークエッジ(この場合は車載機への搭載)、クラウド、エッジツークラウドによるエンドツーエンドなど、多岐にわたります。ここでは各AIモデルについて、その能力と、結局のところ車両安全にどう役立つのかについてご説明します。ネットワークエッジ(車載機)上でのAI処理: AIはドライバーの運転行動、交通状況、車両の挙動、運転エコシステムにおけるその他の重要コンテキストデータを正しく理解できるとされています。ただしAIが機能するためには、最も重要なときにドライバーを支援できるよう、車両そのものに導入されていないといけません。デバイス上でAIアルゴリズムを実行することで、車両はドライバーの運転行動を判別し、わき見運転やその他のリスクの高い行動をリアルタイムで自動的に検知することができます。革新的なアラートでドライバーを直ちに指導し、道路に集中するように促せるのは、こうしたリアルタイムで実行されるAIアルゴリズムの利点です。クラウド上でのAI処理: 現在の映像テレマティクスやドライブレコーダーのソリューションのほとんどは、わき見運転を特定する前に、ドライバーの映像をクラウドにアップロードし、分析(すなわちクラウド側で確認)する必要があります。この方法では、車両からクラウドへ、クラウドから再び車両へというデータ転送によるタイムラグ(レイテンシー)が生じるため、リアルタイムのアラートが遅れるという大きな欠点があります。これではドライバーがすぐさま対応して事象を未然に防ぐということは到底できません。もっとひどいと、何かが起きたことを知るのはドライバーよりも管理者が先になります(市場の多くのシステムでは、データが捕捉されたことがドライバーに知らされないため)。エッジツークラウドで実装: エッジでのAI処理がリアルタイムの衝突防止システムとして設計されているのに対し、クラウドのソフトウェアは迅速な反復によってモデルを改善し、優れた可用性、拡張性、信頼性などのメリットをもたらします。ナウトでは、AIが分析した16億km相当の映像から数百万のデータポイントを安全に保存し、きめ細かく処理して、これらのデータをドライバーの運転行動改善のために最適化します。ナウトはクラウド内から、新規および既存の畳み込みニューラルネットワーク(CNN)モデルすべてのインプットとアウトプットをテスト、精査し、精度を高めた後に、エッジ側へモデル搭載をおこないます。この方法よりエッジ側でリアルタイムにドライバーの運転行動に影響を与えることが可能になります。まとめ目下の市場のハードウェアリソースを最大限に活用するには、AI搭載型安全運行管理プラットフォームをエッジとクラウド双方で実装し、それぞれが実現する長所が最大限に活かされるようにする必要があります。つまり、AI搭載型ドライブレコーダー には、マルチセンサーデータフュージョンかマルチタスク型畳み込みニューラルネットワーク基盤、それもエッジツークラウドでの実装に最適化されているものでなければ、極めて複雑な運転環境において、高リスクイベントを発生前に予測・予防・削減していくのは不可能だということです。さらに詳しくそれぞれのAIモデルやAI搭載型ドライブレコーダーの違いの詳細は、ナウトまでお問い合わせください。‍ - [ドライバーインセンティブプログラム導入の3つのメリット](https://nauto.co.jp/tips/ドライバーインセンティブプログラム導入の3つの/) - 車両運行管理者や安全管理責任者は、ドライバーこそ会社の最も大事な資産であり、最大の目標はドライバーの安全、成功、そして自分が尊重されているという感覚を守ることであると理解しています。しかし同時に、車両とドライバーの効率維持、衝突事故の減少、損害賠償額や修理費の削減も重要だと認識しています。このバランスに多くの人が苦慮する中、ドライバーの安全向上とリスク低減を簡単に実現する方法が模索されています。ドライバーインセンティブプログラム車両の安全運行管理と業績の両方を底上げする最善策の一つとして、ドライバーに対する安全運転インセンティブプログラムが挙げられます。プログラムを通して、ドライバーが切磋琢磨してランキングを競い合い、日々の運転習慣を振り返ることで、意識を高めることができます。人工知能(AI)を搭載した新技術を活用し、ドライバーのプライバシーを守りつつ、運転状況をリアルタイムで把握し指導できます。この革新的なAI搭載型安全運行管理プラットフォームが、データに基づいたアプローチを可能とし、より安全でスマートな運行管理を実現します。信頼性の高いリアルタイムのデータにより、車両運行管理者や安全管理責任者は、車両運行管理を改善すべく、大小さまざまなインセンティブを利用することができます。上手くいくやり方は企業によって違うため、何が最もドライバーをやる気にさせ惹きつけるか色々試してみても良いでしょう。経営陣からの賞状、社内イベントでの表彰、臨時ボーナス、ギフト券、会社オリジナルグッズ、あるいは休暇でも構いませんし、小さなインセンティブでも大変効果的です。ウェアラブルデバイスが歩数や心拍を計測してより健康的な生活へのやる気を引き立たせるのと同様に、安全スコアを知ることもドライバーの運転技術の底上げへモチベーションとなります。ドライバーインセンティブプログラム導入の3つのメリットドライバーの行動改善AI搭載型安全運行管理プラットフォームは、ドライバーの実際の運転行動を基に、安全スコアを割り出します。運転状況のデータを収集し分析することで、車両運行管理者はドライバーと車両の豊富なデータを簡単に入手することができます。さらに、ランキングにより、ドライバーは自身の運転パフォーマンスを他者と比較することができます。ランキングを常に把握できるようにすることで、安全運転への関心と他者との競争心を保てます。安全運転目標と業務目標に照らし合わせて、自身の運転行動がそういった指標へどのように影響を与えるか、ドライバーがしっかり理解することで、ドライバーインセンティブプログラムは最も効果的に機能します。顧客満足度の改善優れた安全運転の記録を残し、ドライバーの安全を会社のコアバリューとすることで、ドライバーの採用・人材維持、お客様からのリピート増につながるブランド力を得られます。「安全第一」を掲げる企業としてその記録を公表し、長期にわたる信頼とロイヤルティにもとづく関係性を構築することが、競合他社との差別化につながります。顧客にとっても、安全面で信頼のおける企業を選ぶことはメリットをもたらします。安全運転プログラムの改善「安全第一」を掲げる企業は、安全な労働環境の大切さを理解し企業と目標を共にするドライバーにとっても魅力的です。安全意識が高いドライバーと優れた安全性を追求する経営理念が合わされば、企業は運用面において徐々に変化を遂げることができます。例えば、安全実績が改善されると、賠償件数が減少します。そうすれば、不当な賠償請求に割く時間とリソースを削減できます。実際に事故や衝突が起きた際には、経緯を収めた証拠映像を提供し、不当に訴えられたドライバーをサポートします。運転行動の改善をすぐに数値化できれば、企業は事実と数字に基づいて、どうやったら安全をコアバリューにできるかを会社全体に示せるようになります。AIを活用したドライバーインセンティブプログラムの実例ナウトがサポートしてAIを活用したドライバーインセンティブプログラムを最近導入した企業に、カンザスシティに拠点を置く非緊急医療搬送会社のセキュアメディカルトランスポートがあります。ナウトのAI搭載型安全運行管理プラットフォームを活用し、顧客と従業員の安全を皆が最優先する文化を会社に確立し、定着させることができました。結果、ドライバーに安心感が生まれ、高品質なサービスを提供できるようになり、高い顧客満足度に繋がっています。「危険挙動を減らすことに成功しました。あるドライバーは月に100件を超える危険挙動に及んでいましたが、今やほぼゼロになっています。」 (安全運転講習管理者 ジョー・マクドナルド)企業はナウトのサポートを受け、運転行動の改善、車両修理や損害の予防、そして賠償やリスクの減少に必要なデータと技術が得られます。安全管理責任者や業務責任者、車両運行管理者、車両所有者は、ナウトのランキング表を用い、ドライバーをリスク度順に並べることができます。ランク付けはナウト独自のベラスコアに基づいて行われます。これは業界で唯一の、わき見運転や無謀運転の挙動の原因を明らかにする安全スコアです。ドライバーの居眠り、速度違反、わき見運転などの危険挙動がセキュアメディカルトランスポートで問題となる中、ベラスコアと詳細な危険運転事例は、ドライバーに変革を促す力となりました。また、運転指導講習後にドライバーが高いスコアや改善を見せた場合に、褒章を与えることも可能になりました。全社を挙げて優良ドライバーを賞賛し、ギフト券を贈るというポジティブな方法で、安全運転の方針に従うことの重要性を強調することができています。同社はまた、ドライバーがインセンティブプログラムへ積極的に関わりフィードバックするのを歓迎・推奨することで、従業員の幸せのために何をすれば良いかをドライバーが把握できるよう努めています。ドライバーインセンティブプログラムを可能とするナウトのAI搭載型安全運行管理プラットフォームに関する詳しい情報は弊社までお問い合わせください。‍ - [第4回:一時停止線で止まるのは何のためか](https://nauto.co.jp/tips/第4回:一時停止線で止まるのは何のためか/) - 皆さんは一時停止場所で何秒止まりますか?この問いに対し、多くの方が「3秒程度」と思い浮かべたのではないでしょうか。全国各地で事故防止のセミナーをしていますが、参加者に問いかけると大半の方は3秒と答えます。では、3秒止まれば事故は防げるのでしょうか。残念ながら、「3秒止まる」という意識だけでは、事故防止にはなりません。一時停止は確認のため?これまでに多くのドライブレコーダーの映像を分析してきましたが、一時停止線で3秒止まっても衝突事故を起こしてしまう映像や、3秒どころか12秒も止まっていたのに左から来た自転車にぶつけてしまう映像など、本当に沢山の事故映像を見てきました。一時停止場所での事故原因は、停止時間の問題ではないのです。一時停止場所で事故を起こすパターンは、2つあります。一つは、「止まらない人」が事故を起こすパターン。これは当然のことですね。事故防止の目的で定められている一時停止を無視するわけですから、事故を起こしてしまうのは当たり前とも言えます。もう一つは、「止まっても」事故を起こすパターン。この場合は、運転行動パターンに原因があります。その多くは、一時停止線で止まるのは何のためか、それを正しく理解していないがために取ってしまっている行動パターンです。セミナーなどで質問しても、多くの人が「一時停止は確認のため」と答えます。これが大きな間違いです。自分が直進あるいは右左折する際の安全確認をするために一時停止するのではありません。確認のためであれば、停止線はもっと先に引いてあるはずなのです。ここで「確認をするために止まる」という意識を持っている人は何をしてしまうかというと、停止線オーバーを絶対にしてしまいます。停止線で止まっても、車両の位置的に「確認」は十分にできないからです。だから事故が起こる。一時停止線は「出会い頭の事故を防ぐ」ためのものです自分が進む“車道”の安全確認ではなく、その手前にある“歩道”での事故を防ぐためです。だから歩道の手前に線が引いてあるのです。本来は停止線でしっかりと、無条件に止まるべきです。歩道にいる人や歩道付近を走行している自転車との出会い頭の事故を防止して、もう一度車道の手前で止まって安全確認をする。この二段停止が事故を防ぎます。認知・判断・動作を区切る事故を起こす行動パターンは、停止線オーバー以外にもあります。安全確認時に、認知・判断・動作を同時にしてしまう行動パターンを持っている人も、事故を起こしてしまいます。一時停止線で停止して出会い頭の事故を防止した後、車道の手前で今度は車の確認をします。例えば対面通行の道路で左折する場合、右から来る車両をまず確認しますから、目線は右を向きますね。人間は両目で物を見てその距離感を図る生き物なので、この時には目線だけでなく顔が右を向きます。顔が右を向くのは当然なのですが、問題はこの後です。事故を起こす人というのは、右を向いている顔を左に向けながら、同時にアクセルを踏み込んでしまうのです。つまり、左側の安全確認時に認知・判断・動作を同時にしてしまう。認知して判断する時にはすでに動作に入ってしまっているから、人や自転車を認知した時にはぶつけてしまっているわけです。認知・判断をしっかりした上で動作に入る行動パターンを持っていれば、右を見ていた顔を左に向けた際に、「あ、人がいるな。自転車がいるな。」と思って「止まろう」もしくは「バックしよう」と判断できるのです。事故防止のためにも、何のためにその交通ルールが定められているのか正しい理由を理解しておくここと、認知・判断・動作といった運転の行動パターンをしっかり分けて行うことが重要なのです。次回は「ながら運転」についてお話します。=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [第5回:ながら運転](https://nauto.co.jp/tips/第5回:ながら運転/) - 令和元年12月に道路交通法が改正され、運転中の「ながらスマホ」に対する罰則が強化されました。警察庁の発表によると、令和元年中の携帯電話使用等による交通事故件数は2,645件で、死亡事故率は携帯電話等不使用の事故と比較すると2.1倍にもなったそうです。罰則が強化されて以降の令和2年における携帯電話使用等の検挙数は309,058件と、前年の716,820件から半数以下に減少はしています。でも未だにながらスマホ事故は無くなりません。事故映像分析でも、多くのながらスマホ事故を目にします。‍「たった1秒」が事故原因にながらスマホをしてしまう人に共通しているのは「車間距離も取れているし速度も遅いから大丈夫」と思ってついスマホを見てしまうという行動パターンです。しかも、そういう運転をしても事故にならなかったという経験を積み重ねることで尚のこと、ながらスマホという危険行動になりやすいように感じられます。不安全な行動をしても事故にならなければ、どんどんそれが当たり前になっていくんですね。 運転中に1、2秒くらいなら携帯電話を見たという経験は、読者の皆さんにも心当たりがあるのではないでしょうか。そのたった2秒の画面注視で起こしてしまった事故事例の映像があります。事故当事者の車は時速40キロで走行し、車間距離も35メートルを保持。条件だけ見ると非常に安全運転ですね。 ドライバーは、運転中にずっと携帯電話の画面を見ていたわけではありません。1秒画面を見たらすぐに前方に視線を戻す。何度かそれを繰り返し、2秒ほど画面を見た時に前方の車両に追突しました。前の車両がちょうど右折しようとして止まったタイミングと、携帯電話の画面を見た2秒がたまたま一致したのです。 たった2秒と思ったかもしれませんが、時速40キロの走行で車は22メートルも進みます。車間距離を35メートル取っていたとしても、前車が停止した状態で2秒経過すれば、車間距離は13メートルにまで縮みます。視線を上げて「危ない」と思った時にはもうぶつかります。 たった1、2秒で、事故は起こるのです。「1秒見るくらいなら」そう思って運転中に携帯電話を手にしている人がいたら、自分がどれだけリスクがある運転をしているか、事故映像を見て認識していただきたいですね。‍反射的に動く危険性画面注視や携帯電話保持ではなく、ハンズフリーで会話しているドライバーが事故を起こした映像もあります。運転手が会話中に車が右カーブに差し掛かり、ダッシュボードの上に置いていた日報が助手席側の足元に落ちたのですが、それを反射的に取ろうとしたのです。車は左にそれ、その直後、前方にいた自転車の方を轢いてしまいました。たまたま相手が軽傷で済みましたが、場合によっては死亡事故にもなり得る状況です。運転だけをしている状態であれば、カーブの手前で助手席側の足元に落ちた物を取りに行くという行動はしないはずです。でも携帯での会話に夢中になってしまうと、人は反射的に動いてしまうことがあります。ハンズフリーであっても、携帯での会話は非常にリスクの高い行動なのです。 ながらスマホに関しては冒頭でお話したとおり、罰則が厳しくなりました。反則金は携帯電話等保持の場合は18,000円。事故を起こしたら反則点数が6点で、反則金の対象外となります。刑事罰です。罰金が最大30万円。人身事故の場合は、付加点で基本的に6点、罰金も最大50万円プラスされます。 罰則で人の行動パターンを変えるというのは、本当は良くないかもしれませんが、人の意識・認識を変える一つの大きなきっかけとなるのは事実です。飲酒運転がそうですね。昔は数万円の罰金でしたが、今は100万円。すごい金額になったなと思うと同時に、飲酒運転による事故をニュースで見ると「まだ飲酒運転をする人がいるのか」という認識になりました。罰則が厳しくなったことをきっかけに、常識が変わったんですね。ながらスマホも同じです。すでに常識が変わりつつある。「少しくらいいいだろう」ではなく、“しないのが当たり前”なんです。 次回は「なぜドライブレコーダーが事故防止に有効なのか」をお話したいと思います。=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [第6回:なぜドライブレコーダーが事故防止に有効なのか](https://nauto.co.jp/tips/第6回:なぜドライブレコーダーが事故防止に有効/) - ドライブレコーダーの映像を事故防止のために活用するようになって、早18年になります。 映像を使用した事故防止は、コンサルティングの核にもなっていますし、研修を受けて下さっているお客様の会社でも非常に大きな効果を出し続けています。 ドライブレコーダーの映像は、使い方を間違えてしまうと効果が出ませんが、コツをつかむと莫大な事故防止の効果が出ます。 今回は、なぜドライブレコーダーが事故防止に有効か、をお話していきたいと思います。 証言と事実の違い ポイントは2つあります。 「事故の事実確認が正確にできること」そして「正確な指導ができること」です。 1つ目の「事故の事実確認が正確にできること」ですが、ドライブレコーダーがない頃は、事故当事者や目撃者等の証言に基づいて事故分析をするしかありませんでした。しかし、その証言は事実ではないかもしれないのです。 たとえば、加害者となったトラックドライバーが「人が飛び出してきた」と証言した事故がありました。右折する際、歩行者に接触してしまった事故でした。 しかし、事故映像を確認すると、普通に歩行者が横断歩道を歩いていました。左側から右側へと横断歩道を渡っている歩行者が、接触する5秒も前に見えている。車の前に飛び出したりしていないのです。 ドライブレコーダーの映像がなければ、ドライバーの証言から「人が飛び出した場合」の対策を立てることになりますが、事実は「ドライバーの見落とし」が事故原因ですから、人が飛び出した場合への対策は事故防止に有効に働きませんよね。同じ事故を引き起こしてしまう可能性を残してしまいます。 当事者が事故の時に感じた主観的な事柄だけでは、本当の事故原因に対する防止策が立てられません。 ドライブレコーダーは事実を見せてくれます。事故の時に実際は何が起こっていたのかが明確になるのです。 原因に合わせた正しい指導 事故状況と原因が分かれば、2つ目のポイントである「正確な指導」が実現します。 先ほどの事例でお話しすると、事故の時、なぜドライバーは人が飛び出してきたと感じたのかを映像から分析します。 ドライバーは右折の際に横断歩道手前で右側を見てしっかりと巻き込みの確認をしながら車を進めました。しかし、通常であれば目の前に人がいる時には巻き込み確認をしながらアクセルを踏むという行動は取りません。ドライバーは左前に歩行者がいないと思っているから、そういう行動を取ってしまったわけです。 なぜ左側に人がいないと思ってしまったのか。 右折を開始する時に一度、横断歩道上の確認をしています。ただし、この時には接触した歩行者と自分の目線の間にピラーとミラーがあったため、死角が出来てしまっていたのです。ドライバーのその死角に、歩行者がいました。それで左側には人はいないと思い込んでしまった。 つまり事故原因は死角に気付かなかったことにあります。 最初に横断歩道上を確認した時に、体をずらして死角をなくした確認方法を取るべきでした。これが事故原因をなくすための正確な指導のポイントですね。 この事故ではもう一点、指導ポイントがありました。それは右折の際にショートカットをしない曲がり方をするという事です。 道路交通法では、第34条において右折をする時のショートカット、いわゆるハンドルを早く切る行為は禁止されています。 道路交通法 第34条 第2項 自動車、原動機付自転車又はトロリーバスは、右折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の中央に寄り、かつ、交差点の中心の直近の内側(道路標識等により通行すべき部分が指定されているときは、その指定された部分)を徐行しなければならない。 ‍ 道路交通法で定められているルールには、必ず理由があります。そしてそれを守る事が、事故防止に非常に大きな役割を果たすのです。 次回は「なぜショートカットがダメなのか」についてお話したいと思います。 ‍ ===== 執筆:上西 一美 株式会社ディクリエイト代表 一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長 Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 ‍ - [非着用で致死率は14.5倍!シートベルト着用の重要性](https://nauto.co.jp/tips/非着用で致死率は14-5倍!シートベルト着用の重要/) - ドライバーにとって、シートベルト着用は安全運転の基本中の基本。しかしながら、毎日運転をするなかで、その重要性を認識しているドライバーはどれぐらいいるのでしょうか。今回は、シートベルト着用の実態を知るとともに、非着用時の危険性の高さ・リスクの大きさを学び、改めてシートベルトの重要性を学んでいきましょう。 シートベルト着用の実態 平成20年に施行された道路交通法改正により、自動車の全座席でのシートベルト着用が義務付けられました。一般・高速道路に関わらず、非着用で運転した場合には違反とみなされ、罰金はないものの、行政処分として1点加点されます。 では、実際にどれぐらい着用義務が守られているのでしょうか。警察庁と日本自動車連盟(JAF)との合同による「シートベルト着用状況全国調査」の2020年調査結果を見ると、着用率は運転者99.0%、助手席同乗者96.5%と非常に高いのに対し、後部座席同乗者は40.3%と、半数にも満たないのが実状です。 罰則が設けられているのは高速道路上のみで、一般道の場合は警察からの口頭注意に留まることから、「後部座席でのシートベルト着用は努力義務」と誤った認識をしている人も少なくありません。後部座席同乗者も、シートベルト着用への義務感が運転者と比べて低い傾向にあるようです。 シートベルト未着用によるリスク シートベルトの非着用によって、運転手・同乗者にどのようなリスクがあるのでしょうか。警察庁交通局が平成28年に発表した「シートベルト着用に関する統計」によれば、非着用時は着用時に比べ、交通事故時の致死率(死傷者数に占める死者数の割合)が約14.5倍アップ。これは全座席の平均数値で、運転席での非着用における致死率は57倍にもなります。 特にシートベルト非着用で大きなリスクとなるのが、衝突時などに開いたドアや窓ガラスを突き破って車の外へ放り出される「車外放出」です。国土交通省の平成26年時のデータによれば、高速道路における自動車乗車中死者のうち車外放出の割合は、シートベルト着用者が6.0%、非着用者は5倍以上の32.1%と大きな差が生まれています(全座席の平均)。なお、車外放出になった場合の致死率は29.49%。約3割の人が命を落とす危険性があります。 他にも、シートベルトを着用していないことで衝突時の衝撃により全身を強打したり、後部座席で非着用だったため前の座席の人に衝突、大怪我を負わせてしまう危険性も高まります。シートベルトを着用することは自分の身を守るためであり、同乗者を守る行為でもあるのです。 「短時間だから未着用でもOK」は危険 ナウトの利用データからも、シートベルト着用のリアルな実態が見えてきました。令和元年8月~令和2年2月の6カ月間、日本国内のナウト車載機で記録したデータを見てみると、総運転時間に対して、運転手のシートベルト未着用率は約0.3%。ほとんどのご利用者様がシートベルトを正しく着用いただいていることがわかります。 一方で、走行回数に対してシートベルト未着用の期間が少しでもあった割合は12%という結果に。10回の運転中に1回以上シートベルトをしていない時間があるということがわかりました。 ・走り出し・駐車場内での運転・敷地内での運転 非着用を多く検出した場面を見てみると、上記のようにわずかな時間・移動距離での非着用にとどまっているものの、「短い時間・距離だから、大丈夫だろう」という気の緩みは大きな事故を引き起こす要因になりかねません。 また、ナウト車載機のデータでは、シートベルトを正しく装着していない例も多く見受けられました。 ・腰部分のシートベルトの上から座り、肩~腰の斜めのベルトのみ、たすき掛けのようにかける・クリップ等でシートベルトの長さを調節し、ゆるめて使用する 「乗り降りが多いため、毎回付け外しをするのが面倒」「長時間運転でずっと着用しているのが窮屈」といった理由で、上記のように正しくないつけ方をしているドライバーもいます。どの座席であっても、肩・両腰の三点装着を守らなければシートベルトの拘束力はほとんどなく、本来の効果は期待できません。車外に放出され、アスファルトに叩きつけられるリスクは十分にあります。 運転手がシートベルトの着用を免除されるのは、負傷時や妊娠中など健康上の理由でシートベルトの着用が困難な場合、また、ごみ収集や郵便配達などの作業中、緊急車両の運転中といった限られた状況、やむを得ない理由があるときのみです。 ナウトの「シートベルト未装着」検出機能 ナウトは画像解析によってリアルタイムにシートベルト装着状態を判別し、未装着の場合は運行管理者や安全管理者がウェブ上で状況を確認することができる機能を実装しています。いままでも車両によってはシートベルト未装着時に警告音が流れるような仕組みはありましたが、ナウトのシートベルト未装着検知機能によって、運行管理者や安全管理者が実態を把握し、直接従業員に指導できることが可能になっています。従業員に対し、日頃からシートベルト着用の徹底を意識づけるとともに、自社のドライバーに効果的な安全指導を行うことができるナウトの機能をご活用ください。 ‍ - [第7回:なぜショートカットがダメなのか](https://nauto.co.jp/tips/第7回:なぜショートカットがダメなのか/) - 前回に引き続き、なぜ事故防止にドライブレコーダーの映像が有効なのかについてお話します。 第6回では、道路交通法に基づいた軌道で右折しなければならないという事例を紹介しました。ではなぜ、ショートカットをしてはいけないのか。 ショートカットをすると死角になる範囲が広くなってしまうからです。 死角を少なく 運転席からの視界には、どうしてもピラーとミラーが入り込みます。早くハンドルを切ると、図【1】のような角度で、ピラーとミラーの死角ができます。 一方、道路交通法の通りに交差点の中心の内側を走行すると、死角は図【2】のような角度になります。 ショートカットをするドライバーは、死角を長く作ってしまう行動パターンを持っているということです。この運転習慣を持つドライバーには、死角を意識するよう指導する必要があります。ハンドルを早く切るとリスクが高いので、大きく曲がるような運転習慣を身に付ける指導をしなければなりません。 映像によって事実確認がきちんとできると、指導も方向性を間違うことなく的確に行えます。これもドライブレコーダーの映像を使用するメリットの一つです。 道路交通法34条でなぜショートカットを禁止しているかというと、死角を極力少なくするためだけでなく、対向車線に出ている時間を短くするためでもあります。人は自然とショートカットをする傾向がありますので、右折の仕方をしっかり確認していただきたいですね。 映像はイメージのズレをなくす ここまで、ドライブレコーダーの映像を使用すると「事実確認が正確にできる」、「指導が的確にできる」という2つのメリットについてお伝えしましたが、最大のメリットはやはり「映像で情報を提供できること」です。 文字や言葉だけで伝えると、イメージするものは人それぞれ違っているため、理解度や解釈が変わってしまいます。 ところが、映像で見せるとダイレクトに情報が伝わります。事故の状況や原因そして対策を説明する時に、映像があることで相手の理解をより深められるのです。 例えば、みなさんは「東京駅」と聞いて何が思い浮かびますか? 東京駅の象徴である赤レンガや、新幹線によく乗る人は新幹線、タクシー乗り場を思い浮かべる方もいるかもしれませんね。 僕は東京駅と聞くと「東京バナナ」しか出てこないんですよ。独立したての頃に駅で買った事が強く記憶に残っているからだと思います。 東京駅と聞くと、僕は東京バナナしかイメージしていません。ですが、新幹線を連想した人もいますよね。そうすると僕はその人に「なんで東京バナナやないんですか」と言うわけです。でも逆にみなさんからしたら「なんで東京バナナなんだ」となる。 人は、文字から連想するイメージで記憶していきます。これはすごく大事なポイントです。文字から連想するものがみんな同じであればいいのですが、連想するイメージは人の記憶によるところが大きいのです。ですから、同じ文字を見てもイメージが違うと理解と解釈が変わってくるわけです。 感覚で行う運転に対して、文字や理論だけで伝えてもなかなかイメージができません。心に残らないのです。 ダイレクトに映像(イメージ)で伝えていくことが、事故防止の指導では非常に重要なのです。 次回は自動車対人の事故についてお話したいと思います。 ===== 執筆:上西 一美 株式会社ディクリエイト代表 一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長 Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 ‍ - [第8回:自動車対人の事故](https://nauto.co.jp/tips/第8回:自動車対人の事故/) - 今回は、自動車と人の事故についてお話をしていきたいと思います。警察庁が5月に発表した交通事故統計によると、令和3年1月から4月末時点の交通事故死亡者数は813人でした。そのうち歩行者は293人。うち、222人が65歳以上でした。‍高齢者の特性‍交通事故は毎年12月に最も件数が増加するのですが、特に12月に多いのが広い場所での歩行者との出会い頭での事故です。これもやはり高齢者が多い。人口割合的に65歳が多いので当然と言えるのかもしれませんが、高齢になるにつれて、人は目先のリスクには強く、次のリスクは頭から飛ばしてしまう特性が見られるようになります。また、体力の衰えから、横断歩道のある場所ではなく、目的地に最も近い場所で道路を横断しようとしてしまう傾向もあります。 車から見ると、右側から出てきて轢かれてしまうケースが多いです。高齢者が道路を横断する時、自分の右側から来る車両やバイクには注意が行きますので、そこはしっかりと見ていて距離を図り、道路を横断しはじめます。でもその反対から来る車両やバイクには注意が払われていませんから、事故となってしまうわけです。過去に分析した事故映像には、トラックが直進時に横断歩道上で歩行者をはねてしまったけれども、運転手に対する刑事罰がまったくなかった事例というのもありました。事故は夜間に起こったものでした。歩行者は横断歩道上を歩いていましたが、事故が起こった時、信号は車両側が青でした。さらにトラックは制限時速50キロのところを44キロで走行していました。幸い歩行者の方は事故から3日後に退院しましたが、横断歩道上の事故ですから、大半の方が「こういうケースでも歩行者よりもトラックが悪いんじゃないか」と言われます。歩行者対自動車の場合、イメージとして自動車への過失割合が大きいと思われるんですね。 過失というのは2つあって、民事上のものと刑事上のものです。ドライバーにとっては、事故を起こしたことで刑務所に入るかどうかという刑事罰の方がより気になるところかもしれません。先ほどの事故で言うと、民事上の過失は7:3でした。歩行者側に7です。トラック側は3。一方、刑事罰はというと、先ほど述べたようにまったくありませんでした。罰金も反則点数も免許停止も何もなかったのです。‍ルールを守れば自分を守れる‍警察が事故状況を取り調べた後、検察庁に送検します。書類送検といいますが、送検した際に検察側が「これは起訴できない」と言ったのです。不起訴となりました。もしもこの事故の時、ドライバーに道路交通法違反があれば、間違いなく立件された案件です。しかしドライバーには違反がありませんでした。そのため刑事罰は問われなかったのです。交通ルールを守るという事は、自分の身を守るということです。ただ速度を守れと言っても、人はあまり行動パターンを変えません。万が一車道に歩行者がいた場合に自分の立場を守れなくなるよ、速度超過しない事は自分の身を守る事だよ、と伝えてみてください。無理な横断や信号無視をする自転車や歩行者は、残念ながら割と頻繁に見られます。いつそういう場面に遭遇するか分かりません。そういう時でも交通ルールを守っていれば、自分を守れるかもしれないと思うと、ドライバーの行動は変わっていくと思います。ドライバー指導の場合には、信号を守る・速度超過をしない・ハイビームにできるタイミングではハイビームにする、この3つのポイントを、「守った場合にどう自分を守れるのか」まで落とし込んだ話をして、運転の習慣を変えてあげて欲しいと思います。最後に、対歩行者の事故で夜半から明け方に増える「路上横臥(おうが)」について触れておきたいと思います。路上横臥とはつまり道路上で寝込んでしまった歩行者を、車が轢いてしまう事故です。歩行者が道路に寝ているとはあまり想定しないと思うのですが、こういう事故でも速度超過が10キロ以上あると、ドライバーには刑事罰が科せられます。不可避の状況に思われる事故でも、違反があれば責任を問われます。どういう行動パターンを取れば自分を守れるのか、ドライバーの運転習慣を変えるためにも、ドライブレコーダーの映像を使ってダイレクトに伝えられる有効性を活用してください。 次回からはドライバー指導をする方向けに「指導時のポイント」をお伝えしていきたいと思います。=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [第9回:指導時のポイント](https://nauto.co.jp/tips/第9回:指導時のポイント/) - 早いもので連載も今回で9回目となりました。ここからは「指導のポイント」に関するお話をしていきたいと思います。指導するにあたり、ポイントは大きく3つあります。今回は1つ目のポイント「具体的かつ現実的な指導をする」について解説していきます。あいまい表現は使わない事故防止の社内研修などでよく耳にするのは、「気をつけましょう」や「注意を徹底しましょう」といったあいまいな表現です。あいまいな表現で伝えると、相手の行動もあいまいになる事が多いです。事故を防止するためには、具体的に取ってほしい行動パターンをかみ砕いて伝える必要があります。具体的に伝える時に非常に有効なのが、数値に置き換えることと、やるかやらないかをはっきりさせることです。そしてデータや法的な根拠を持ってルールを設定することが望ましいです。連載第4回の時に、一時停止をする意味について書かせていただきました。セミナーや研修会で一時停止について話をする時、止まる意味と併せて5秒間止まるようお伝えしています。「しっかり止まりましょう」と言っても、聞き手によって「しっかり」の度合いがバラバラで、1秒しか止まっていなくても「しっかり止まった」という人はいます。そこですでに、僕の「しっかり」とその人の「しっかり」では4秒もの開きがあるわけです。だからこそ、数値で明確に表現することが大事なのです。一時停止の時間と同じように、人による感覚の違いで大きく結果が変わってくるのが「徐行」です。「徐行して走りましょう」と言う時、僕の感覚では時速10㎞以下の速度です。しかし時には時速30㎞と答える人もいます。これでは道路交通法で定められている「車両等が直ちに停止することができるような速度」とは到底言えません。指導時に度々耳にする言葉に、「事故を防ぐために、危険だと思う場所ではしっかり徐行しましょう」というものがあります。事故を起こす人はその場所が危険だと思っていないから徐行をせずに走行して、事故を起こすのです。例えば「横断歩道の近くでは歩行者がいるかもしれないので、時速10㎞以下で走行し、右側の車線の車が停止している場合は横断歩道手前で必ず停止しましょう」というように、どのように行動すればよいのかを伝えなければなりません。例外は言い訳を作るもう一つ大切なのが、現実的に実施できるかどうかです。しかもいつでも同じ行動が取れるような事故防止対策を立てる必要があります。雨が降っていたから、雪が積もっていたから、対向車が来たから、歩行者がいたから、「だから出来ませんでした」と言ってしまえるようなルールでは意味がないのです。「例外的なケースだったら仕方がない」とおっしゃる管理者や経営者がいますが、事故は例外の時にこそ起きるのです。「例外的な状況だったのでルールは実施出来なかった」というのは、ただの言い訳にすぎません。100%出来る事でなければ、ルールとして設定する意味がないのです。必要な行動を明確に具体的に伝えることが、事故防止の実践につながります。「気をつけましょう」や「注意しましょう」といったあいまいな指導では、事故を防ぐ行動に至らないことも多いのです。具体的に示すために、数値を設定すること、そして100%実施できる行動を設定することを念頭に置いて指導してみてください。次回は、法的根拠における具体的指導のポイントについてお話したいと思います。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [第10回:法的根拠における具体的指導のポイント](https://nauto.co.jp/tips/第10回:法的根拠における具体的指導のポイント/) - 今回は「法的根拠における具体的指導のポイント」についてお話していきたいと思います。 セミナーでもよく使用する映像の中に、信号機のない横断歩道を子供が渡っていて轢かれてしまうという、非常に大きな事故があります。現場の状況としては、対向車線に停止中の車列が出来ており、横断歩道の右側に人がいるかどうかは分からない状態でした。 このような事故の防止策をどうしますかと質問すると、ほとんどの方は「減速をする」と答えます。 しかし、前回お伝えしたように、あいまいな表現で伝えるのは良い指導とは言えません。減速をするなら何キロまで落とすかというのを明確に伝えていただきたいのです。 法的根拠を示す 信号機のない横断歩道の手前には、ひし形マークが2つ路面に描かれています。これは「この先に横断歩道又は自転車横断帯があります」と予告する意味の標示で、1つ目は横断歩道等の50メートル手前、2つ目は30メートル手前にあります。 ひし形を見た時点で、時速15キロメートルぐらいにまでスピードを落として頂くと良いと思います。 これは、実は道路交通法第38条にその根拠があります。 みなさんは38条が何についての条文かご存じでしょうか? 38条は「横断歩行者等の保護のための通行方法」についての規定です。 横断歩道等に横断者がいないことが明らかな場合を除き、停止することができる速度で進行しなければならないと定められています。 同時に、横断歩道等またはその手前で停止している車両がある場合は一時停止しなければならないこと、歩行者が道路を横断している時はその歩行者の通行を妨げてはならないことも定められています。 このことから、冒頭に紹介した事故における状況では、時速15キロメートル以下、いつでも停止できる速度で進行しなければ法律違反になるということです。 違反をおかして横断歩道上で人をはねると重過失になりますから、当然、有罪判決になりやすいです。ましてや人を死なせてしまうような事故になってしまうと実刑になる可能性が高くなります。 このように、法律の根拠があるものに関しては、その根拠を示して具体的な対策をしっかりと伝えてください。 そして、誰もが同じ行動パターンを取るように、数値に落とし込んで指導をするのです。 横断歩道上の事故で同じようによく見られるケースに、同一進行方向の車線の車が横断歩道手前で停止しているにも拘らず、一時停止することなく進行して横断中の歩行者を撥ねてしまうというものがあります。 これも、38条の違反です。 先に述べたように、38条では「車両等は、横断歩道等又はその手前の直前で停止している車両等がある場合において、当該停止している車両等の側方を通過してその前方に出ようとするときは、その前方に出る前に一時停止しなければならない。」と定められています。 一時停止せずに通過するのは、違反行為なのです。 「歩行者優先」の義務がドライバーにはある 残念なことに、この道路交通法第38条は全国的にもあまり守られていません。 JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が2020年8月12日から8月26日に「信号機のない横断歩道」における歩行者優先についての実態調査を全国で実施しました。 各都道府県2か所ずつ、全国94か所の信号機が設置されていない横断歩道で行われ、何台の車が停止するかを調査したものです。結果は全国平均で21.3%。対象となった9,434台の車両のうち、一時停止した車はわずか2,014台でした。 約80%の車が道路交通法違反をしていたのです。 僕は今、この道路交通法第38条を全国に広めるべく、「Respect The Law 38」(https://respect-38.com/)というプロジェクトを立ち上げ、活動を行っています。 違反者が多い現状の大きな原因の一つとして、「歩行者優先」の義務が車にあることを認識していないドライバーがあまりにも多いのです。 ドライバーには歩行者優先の義務があることを伝え、横断歩道付近ではどのような運転をするのか具体的な指導をしていただきたいと思います。 次回は「事故の結果で指導法を変えない」という第2のポイントについてお話したいと思います。 ‍ ===== 執筆:上西 一美 株式会社ディクリエイト代表 一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長 Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 ‍ - [第11回:事故の結果で指導法を変えない](https://nauto.co.jp/tips/第11回:事故の結果で指導法を変えない/) - 前回に引き続き、「指導のポイント」についてのお話です。今回は第2のポイントである「事故の結果で指導法を変えない」ということについてお伝えしたいと思います。 車が歩道に乗り上げて、歩行者や自転車の方を巻き込んでしまうという痛ましい事故が、意外と頻繁に起こっています。巻き込みはしなかったけれど電柱やガードレールがなければ歩行者を巻き込み、最悪の場合は死亡事故になっていたかもしれない、という事故まで含めると甚大な数になると思います。 事故の大小ではなく、事故原因を見る過去に分析した事故映像に、とても似たケースの右直事故がいくつかありました。いずれもドライバーの運転に原因があり、しかも同じ行動パターンによるものでした。どちらも交差点での右直事故なのですが、一つは相手車が衝撃で横転してしまったものでした。車道と歩道の間にたまたまガードレールがあったので車が横転して止まったのですが、ガードレールがなければ、間違いなく歩道で横断歩道側の信号待ちをしていた自転車の親子が巻き込まれていました。 もう一つは、直進するタクシーに右側から盗難車が出てきて当たった事故だったのですが、当てられたタクシーは衝撃で左を向いてしまいました。そしてそのまま、やはり信号待ちをしている自転車に向かって行ってしまった。これもたまたま電柱があったので自転車の親子は比較的軽傷ですみましたが、おそらく電柱がなければその場にいた歩行者の方は亡くなっているほどの事故でした。 2019年に、散歩中の保育園児16人を巻き込んでしまった悲惨な事故がありました。事故現場には、ガードレールがありませんでした。これも右直事故による歩行者巻き込み事故でした。先の2件も、ガードレールや電柱がなければ確実に歩行者が巻き込まれている状況です。ガードレールがあったかどうか、そしてガードレールがあったとしても歩行者や自転車の方が内側に立っていたか外側に立っていたか、この違いで事故の結果は大きく変わるのです。この条件はドライバーにとってどうにかできるものではありません。しかし、事故の結果だけを元に対策を練ることがあります。これが怖いのです。結果だけ見て「怪我人がいなくて良かった。次からは気を付けるように」というような対策では、ドライバーの行動パターンは変わりません。 軽微な事故は重大事故の芽いずれの事故も、交差点での減速をしていない事が事故原因です。僕が分析した事故映像では、減速どころか信号が黄色になっているにも関わらず、アクセルを踏んでしまっていました。この行動パターンは論外です。黄色は「止まれ」の合図ですから、踏むのはアクセルではなくブレーキでなければなりません。事故の原因はここにあるのです。黄色信号でアクセルを踏むという行動パターンを見落としてしまうと、「交差点に進入する際は速度を落とす」「黄色信号では止まる」といった対策を指導できず、いずれ死亡事故を起こしてしまう可能性が残されてしまうのです。 事故を起こすかどうかはドライバーの運転行動によって決まります。しかし事故の大きさはドライバーが決められるわけではありません。普段から軽微な事故を起こしているドライバーというのは、「どうせ事故を起こしてもこの程度の事だろう」と思ってしまうため、なかなか行動パターンを変えてくれません。人は結果論で判断してしまいがちですから、行動パターンを変えないのです。しかし、管理者は軽微な事故で済んだ時点で止めておかなければなりません。やがて死亡事故を起こしてしまうからです。他者や自身を死なせてしまう前に、行動パターンを変えてあげなければなりません。 そのためにも、事故の結果を見て対策を決めるのではなく、なぜその事故が起こったのか根本原因を突き止め、それを回避するための対策を伝えてあげる必要があるのです。 次回でこの連載も最終回を迎えます。最後のテーマは「個人のリスクに落とし込む」をテーマにお話ししたいと思います。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [そのAIを利用した安全運行管理ソリューションはどのくらい優れているのか?](https://nauto.co.jp/tips/そのaiを利用した安全運行管理ソリューションはど/) - 昨今では、ドライバーと車両の安全性を提供するどのソリューション=も、人工知能(AI)、機械学習、コンピュータビジョンを活用して、顧客にとっての優れたソリューションを実現していると主張しています。しかし、その「AI」とはどのくらい優れているのでしょうか?ドラレコやデジタコがリスクを検出して衝突を減らせるかどうかは、車載機に組み込まれたAI技術モデルと、クラウド上の洗練されたAIおよびデータサイエンスとカメラの処理能力を組み合わせることにかかっています。したがって、AIを利用した安全運行管理システムを構築または選択する前に、必ず以下の5つのシンプルな問いを投げかけてください。1. ニューラルネットワーク構築に利用される運転データの量はどれくらいか?AIが交通安全指導者のように、ドライバーの行動、交通要素、車両の動きのリスクを理解できるようになったら、次は、ドライバーの特性、服装、車内の広さ、照明条件、道路状況、交通パターンなどを含めて、どのような運転環境下でも、同じ行動を認識できるように訓練する必要があります。複雑な交通環境に含まれるパターンや傾向を的確に認識するためには、深層学習ニューラルネットワークを開発する必要があります。これは、人間の脳のような精度と速度でパターンを認識するように設計された一連のアルゴリズムですが、自動化された効率的な方法で構築する必要があります。人間の目や脳と同様に、AIも新しい実世界の運転データで継続的に学習させない限り、このような様々な環境下で同じ行動を捉えることができません。そういったソリューションを検討するときは、ドライバーの行動、交通要素、車両の動きをを正確に解釈できるように、どれくらいの長さの運転データが分析されているかを問う必要があります。2. どのようなAI技術モデルを使っているか? AIを実装する方法は、ネットワークエッジ(この場合は車両へ搭載された車載機)、クラウド、エッジツークラウドによるエンドツーエンドなど、多岐にわたります。現在の映像テレマティクスやドライブレコーダーのソリューションのほとんどは、危険挙動を特定する前に、ドライバーの映像をクラウドにアップロードし、分析(すなわちクラウド側で確認)する必要があります。この方法には、車両からクラウドへ、クラウドから再び車両へというデータ転送によるタイムラグ(レイテンシー)が生じるため、リアルタイムのアラートが遅れるという大きな欠点があります。クラウド内の遅延は、エッジで処理されるリクエストと比較して3倍長くなります。エッジでのAI処理がリアルタイムの衝突防止システムとして設計される一方で、クラウドを活用するソフトウェアは迅速な反復によってモデルを改善し、優れた可用性、拡張性、信頼性などのメリットをもたらします。市販のハードウェアリソースを最大限に活用するには、AIベースのドライバー安全管理ソリューションをエッジとクラウドの両方にわたって実装し、それぞれがもたらす長所を最大限に活かす必要があります。そのようにしてこそ、非常に複雑な運転環境におけるハイリスクイベントの発生を事前に予測、予防、低減できるようになります。3. そのAIは何をリアルタイムに検出し、予測できるか?カメラの中には、AIを活用してあおり運転などの車両前方で起きているイベントを検知するものもあれば、携帯電話を手に取るなどの車両内でのドライバーの特定の行動を分析するものもあります。 しかし、ドライバーができるだけ多くの衝突を回避できるようにするには、車外と車内の両方で起きていることを同時にリアルタイムで分析し、AIモデルの出力を同期させて、タイムリーに警告を発するシステムが必要です。例えば、わき見運転をしていたドライバーに、反応し衝突を回避するための時間的余裕を与えるには、より早く警告する必要があります。 車外のイベントだけを分析するAIシステムでは、タイムリーな警告を行うことはできません。 さらに、できるだけ多くの衝突を回避するためには、車両、歩行者、自転車、その他の物体に衝突する危険性があるかどうかに応じて、ドライバーに異なる警告を与える必要があります。 最後に、AIはドライバーの眠気や疲労など、最もリスクの高いイベントを検出しているか?また、イベントを分析する際には、数フレームを見ているのか、それとも数百フレームを処理して時間経過に伴う行動の変化を把握しているのか? ドライバーの目元が見えない場合はどうなるのか、それでも検出は機能するのか? 運転リスクをできる限り低減するために、AIが検知できる全範囲を必ず把握してください。 それは、人命を救い、数億円を失わずにすむことにつながります。4. そのAIには、正確さ、明確さ、そしてリアルタイムの応答性があるか?ケガを防ぎ、命を守るためには、車内外のイベントを最高精度で検知するAI搭載型安全運行管理システムを導入したいものです。60〜80%の確率でしか機能しない安全システムを誰が望むでしょうか?本当にリスクを低減し、人命を救うためには、AI 搭載型安全運行管理ソリューションは、90%以上の精度を実現し、広い視野(前方の車両だけでなく)で鮮明な映像を提供し、AIを活用してドライバーの行動、交通要素、車両の動き、重要なコンテキストデータからリアルタイムリスクを同時に評価できる必要があります。5. そのAIアーキテクチャには、リスクを低減できる十分な処理能力が備わっているか?リスクを低減し、イベントが発生する前にドライバーにリアルタイムで警告を行い十分な対応時間を確保させるために、AIアーキテクチャ(ハードウェアとソフトウェアの両方)は、複雑な映像シナリオをより正確に解釈するために、エッジ上で深層学習アルゴリズムを実行するための優れた画像処理能力、メモリ、および速度を備えていなければなりません。多くのADASや映像テレマティクスのソリューションは、リアルタイムのAIを提供するために開発されていないか、そういった意図がないため、真にリスクを低減し、ドライバーの行動を積極的に改善するための適切なAIアーキテクチャや処理能力を備えていません。優れたAIを搭載した安全運行管理システムは、車両の運行がより安全で優れたものになること、ドライバーが路上で常に安全に運転できること、賠償請求を最小限に抑えることに目的を置いて構築されています。‍ - [第12回:個人のリスクに落とし込む](https://nauto.co.jp/tips/第12回:個人のリスクに落とし込む/) - 今回でこの連載も最終回となりました。これまで、交通事故はなぜ起こるのか、現実的な事故対策とは何か、そして事故防止におけるドライブレコーダーの有効性についてお話してきました。最後となる今回は、指導のポイントである「個人のリスクに落とし込む」がテーマです。‍“自分事”にする人は「自分がどうなるか」を考えないと、行動パターンを変えません。ドライブレコーダーの映像を研修の教材として使用する時には、より多くの人が「自分もこういう運転をしているな。いつか同じ事故を起こしてしまうかもしれないな」と思うような映像の方が、運転行動パターンを変える効果がより出ます。YouTube番組で取り上げた映像の中に、一般道の事故で、側面衝突されたドライバーが車外放出されるものがあります。衝突された側のドライバーはシートベルトをしていなかったのです。幸い3日後には退院できたのですが、シートベルトをしないと車外に飛び出てしまうという怖さがよく分かる映像です。ドライバーの方のほとんどはシートベルトをしていますから、このような映像を見ても「自分はシートベルトをしているから関係ない」と考えてしまいがちです。でも、よく考えていただきたいのは、一般道でパートナーやお子さんを後部座席に乗せる時にみなさんがどうしているか、です。日本では今は後部座席でもシートベルト着用の義務がありますが、検挙されるのは高速道路だけです。ですから、高速道路での後部シートベルトの着用率は70%を超えています。しかし、一般道では着用率が30%台にまで落ちてしまいます。‍映像を見ながらイメージさせる一般道でも、シートベルトをしていなかったために車外放出されて亡くなるケースは非常に多いです。みなさんはタクシーに乗る時にシートベルトをしていますか? ワンメーターの距離だからいいやと思っていませんか?僕の知り合いの20代の女性が、まさにこのような事故で亡くなりました。信号無視で進入してきた車が横から衝突し、後部座席のドアが開いて、そのまま女性は飛び出してしまったんです。そして中央分離帯に激突して即死でした。その女性は3か月後に結婚式を予定していたのですが、僕は結婚式ではなくお葬式に行くことになりました。すでに籍を入れていた相手の男性が、人間というのはこんな声で泣けるのかと思うほどの声で泣いていて、今でもその声と光景が脳裏に焼き付いています。その日以来、僕は後部座席に人を乗せる時にも全員がシートベルトをしたことを確認してからアクセルを踏むようにしています。検挙されるからシートベルトをするのではないんです。大事な人の命を守るために、シートベルトをするのです。人は、自分事に置き換えた時に行動パターンを変えます。みなさんが指導をする時には、事故映像を解説しながら、運転者自身や同乗者の方々がどうなるのかをイメージさせながら話をしていただき、自分事に置き換えさせて行動パターンを変えるように促してください。他人事のままでは、行動は変わりません。行動が変わらなければ、事故防止には至りません。想定を増やすことが、事故防止につながるコロナ禍の中で、セミナーや研修会の開催も制限されるようになりました。対面ではなくオンラインでの開催が増えています。オンラインでもやはり映像を見てもらうという事がとても重要です。映像を見ると疑似体験ができます。その疑似体験は想定を増やします。想定が増えることで、ブレーキが少し早く踏めるようになったり、安全確認がきちんとできるようになったりと、運転の行動パターンが変わります。事故というのは想定外の事が起きるという事です。ですから、想定を増やすと事故は減らせるのです。ドライブレコーダーの映像を使用するのは、その点で非常に有効です。さらに言うと、研修で自社のドライブレコーダーの映像を使うと有効性がぐっと上がると思います。講習の時間がなかなか取れないのであれば、映像を見続けるだけでもある程度の効果は期待できるので、会社としてやりやすい方法で、映像をより多く見る機会を増やしてください。安全を守れる会社は、社会からの信頼も得られます。何より、仲間である社員たちの人生が守れるのです。誰もが悲惨な交通事故の加害者にも被害者にもならないために、ぜひドライブレコーダーを使用した事故防止に取り組んでいただきたいと思います。‍ - [運転中のリスクを減らし、衝突による損失を減らす](https://nauto.co.jp/tips/運転中のリスクを減らし、衝突による損失を減ら/) - 日本では昨年28万件以上の衝突事故が発生し、2,800人以上が死亡しているという事実を踏まえ、次のことを検討してみてください。運転中のリスクを測定する方法、衝突事故の原因となるドライバーのわき見やその他の運転行動の影響、適切なドライバーおよび車両の安全運行管理がどのように運転中のリスクと衝突事故の損失を削減するのに役立つかということです。警察庁の調査によると、衝突事故の74%は、安全不確認、わき見、不適切な運転操作などの安全運転を怠った運転行動によって引き起こされています。商用車両でドライバーのミスの原因となる人間の行動を検出し、リスクを測定することは、非常に複雑で多様な問題となります。従来のテレマティクスに基づく手法では、急ブレーキや急加速などの特定のイベントを追跡することはできますが、最大のリスク要因であるドライバーの行動を捉えることはできません。車両の運転リスクを効果的に低減するためには、重要なリスクの高い運転行動をリアルタイムで捉える、道路の状況に応じてそれらの行動を理解する、運転行動を自動的に教えて改善する、そして最もリスクの高いドライバーを特定して追加のコーチングを行う必要があります。そこで、中心となる運転中のリスク要因を、ドライバーリスク、車両管理・車両リスク、外部リスクの3つに分類してみましょう。1. ドライバーリスク以下のデータをもとに、ドライバーが衝突をおこす可能性や衝突の重大性を予測することができます。● 注意力(わき見運転、携帯電話使用、喫煙など)● ハイリスクイベント(衝突、ヒヤリハット、など)● 交通違反(速度超過、シートベルト未着用など)● 急制動(急ブレーキ、急ハンドル、急加速など)2. 車両管理・車両リスク以下のデータにより、車両サイズ、ドライバーの割り当て、車両運行管理者が管理するその他の運用上の要因がどのようにドライバーに影響を与えるかを確認することができます。● 車両のリスク情報:車両サイズ、搭載されている機能・技術、ドライバーとの相性● 運行計画:ドライバーの割り当て、ルート計画/最適化● 運行管理とドライバーの業務負荷3. 外部リスク以下のデータにより、ドライバーが対処している外部リスクについての理解が深まります。これらは、ほとんどの場合、ドライバーがコントロールできないものです。● 環境・気象要素● 道路の種類と場所● 道路状況 ナウトは、16億Km以上の視覚的な走行データをAIとコンピュータビジョンを駆使して分析し、その結果、上記のカテゴリーからまとまったリスク変数を特定し、これらの変数と衝突との相関関係をタイプ別に測定し、車両の運転リスク、衝突、損失を低減する技術を開発しました。ナウトは4つの方法で運転中のリスクの低減を実現しています:1. 直接介入-リアルタイムでの車内警報により、ドライバーの衝突回避を促します。2. 間接介入-車両管理者や安全運転責任者に対し、指導やトレーニング、インセンティブ制度の設定または是正措置を通じて、ドライバーの運転行動改善を行えるよう支援します。3. 目に見えない改善-車内での警告や管理者による指導により、直接・間接的な介入とは異なる運転の改善が促されます。例えば、わき見運転の減少による歩行者へのゆずり忘れの減少などが挙げられます。4. 経営陣の関与と効果の向上- ナウトの技術を活かし、ナウトで計測されたデータを安全運行計画に統合することで達成されます。 ナウトのAI搭載型安全運行管理プラットフォームは、運転中のリスクと衝突事故の頻度、重症度、および衝突事故に関連する金銭的損失の削減との相関関係を証明しています。強力なAI技術、洗練されたデータサイエンス、および重要なリスク要因の大部分を厳密にカバーすることにより、ナウトのお客様は、衝突事故数および実際の衝突損失金額を80%も削減しています。ナウトはドライバーの衝突回避を支援し、人命を救っています。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第1回:8月に増加するバイク事故について](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第1回:8月に増加/) - こんにちは。ディ・クリエイトの上西一美です。交通事故防止コンサルタントとして約18年活動しています。交通事故撲滅に向け、ドライブレコーダーの映像を活用して全国でセミナーを開催したり、コンテンツ配信やオンラインセミナーを行ったりしています。 今月からこのコーナーでは、昨今話題になっている事柄に焦点を当てて「なぜ事故が起こるのか」「どうしたら防げるのか」「事故を起こさない運転方法」といった交通事故防止についてのお話をしていきます。皆さまが交通事故の加害者にも被害者にもならないために、ぜひ参考にしていただければと思います。8月はバイク事故が増加全国的に8月はバイク事故が多いという統計が出ています。原稿を書いている今はまだ8月初旬ですが、すでに何件ものバイク事故が起きています。名古屋市では右折しようとした軽自動車と直進バイクの事故がありました。幸い死者はなかったようですが、ちょうど同じ頃、福岡県では、バイクとトラックの衝突事故でバイクの方が亡くなられました。車とバイクの事故では、車の運転者に比べてバイクの方がより大きな怪我を負ってしまいます。今回はバイク事故の傾向と対策についてお伝えしたいと思います。 私は今、愛知県警察の交通安全サポーターとしても活動をしているのですが、令和2年、愛知県では2,341人の方がバイク事故に遭っています。そのうち91人、3.8%の方が車両単独事故を起こしています。事故種別で見るとそんなに割合は高くないのですが、死者数で比較すると割合が大きく変わります。全体で27人の方が亡くなられていて、このうち車両単独事故で亡くなられたのは14人。51.8%にもなるのです。車との出会い頭の事故も多いです。2,341人に対して850人、36%です。亡くなられた方は、27人のうち7人、26%と比較的多いですね。中でも生活道路における事故は非常に危険です。よくある状況は、トラックなど他の車両の陰から走行してきたバイクと衝突するというものです。また、大きな道路に出る際の出会い頭事故もよくあるパターンです。出会い頭の事故では、お互いにスピードが出ている状態でぶつかることが多いです。特に信号のない交差点、左右の見通しが悪い交差点を通過する場合は、必ず徐行してください。大きな道路へ出る時は、一時停止義務の有無に関わらず、必ず止まるようにしてください。逆に自分が幹線道路などの大きな道路を走行している時に、左側から出てこようとするバイクに気づいたら速度を落としてください。大けがをするのはバイクの運転者です。自分が優先道路を走行していたとしても、危険だと感じたらまずは減速し、一時停止をしてください。それだけで、バイクとの事故はかなりの確率で減らせるはずです。バイクは目の錯覚で小さく見える右直事故(右折と直進の事故)も注意が必要です。事故件数は2,341人のうち410人、17.5%で、死亡人数は意外と低く27人のうち1人です。よく言われる「サンキュー事故(直進車が右折車に譲ったため右折し始めたが、直進車の陰からバイクが出てきて衝突してしまう)」というものがこれに含まれます。手前の車の陰になって、直進してくるバイクは右折車から見えないことが多いです。直進側の車が譲ってくれたからといって、確認もおろそかにスピードを上げて右折しないように気を付けてください。その向こうにバイクが来ているかもしれない事は、常に頭に置き、進入時はアクセルオフで減速してください。また、見えていたとしても、バイクは実際よりも小さく見えてしまいます。そのため実際の位置よりも遠く、速度も遅く見えるのです。右折車の運転者は「まだ遠くだから大丈夫」という錯覚を抱いてしまいがちです。バイクの運転者にとっては、待機している右折車が思わぬタイミングで右折してきたという状態になります。最後にすり抜けの事故です。道路沿いの店に入ろうとした車両と直進していたバイクが接触事故を起こすケースを、これまでの事故分析で多く目にしました。接触の衝撃でバイクの運転者のヘルメットが飛んでしまい、ガードレールに足をひっかけて歩道の植木に頭を強打したケースもありました。道路沿いの店舗などに入る時は、歩道にいる人だけでなく、後方からすり抜けてくるバイクがいないかにも注意し、きちんと目視で安全確認をしてから曲がるようにしてください。今日お話しした点で注意ができると、バイクとの接触・衝突事故を減らせます。速度を守ることが自分と相手の命を守ることにつながります。8月は特にバイクに気を付けた防衛運転をしていただきたいと思います。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [ドライバーのわき見運転を防ぐ](https://nauto.co.jp/tips/ドライバーのわき見運転を防ぐ/) - 7月28日に警視庁は2021年上半期における交通死亡事故の発生状況を公開しました。このデータによると、死亡事故は年々減少している傾向にありますが、法令違反別の死亡事故件数をみると「わき見」による死亡事故は昨年と比べ横ばいとなっています。このことから引き続きわき見による交通事故は発生しており、ドライバーのわき見が死亡事故を引き起こし続けているとも考えることができます。この死亡事故の大きな要因にもなっており、昨年と比較し減少しなかったわき見運転ですが、どう防いでいけばよいでしょうか。 わき見運転とは? わき見運転とは、本来ドライバーが運転という行動に向けなければならない注意を他の行動に向けるような行為や、運転環境の変化に十分対応するため維持しなければならない集中力を妨げている行動自体を指します。 わき見運転には、運転中に目の前の状況認識できなくなるほど長い間何かを見下ろしたり、前方から目をそらしたりすることも含まれます。具体的には次のような行為がわき見運転と考えられます。 ● 居眠り運転 ● 携帯電話での通話 ● 携帯電話でのメール送信 ● 飲食 ● 喫煙 ● タブレットの使用 ● 書類の確認 ● カーナビの操作 わき見運転の実態 ナウトが実施した最近の調査によると、わき見に対してのリアルタイムアラート技術によって、5人に4人のドライバーがわき見運転を減少させることができ、あらゆる業界でその効果がでていることがわかりました。これは、AIを搭載した車載機による能動的な警告は安全運転に対して効果があることを示しています。 ナウトはドライバーのわき見運転の防止をいかに促進できるか ナウトでは、商用車両でのわき見運転を無くし、命を救うことに積極的に取り組むため、毎月をわき見運転の啓発月間としています。 ナウトのAI搭載型安全運行管理プラットフォームは、車両にAIを配備し、ドライバーの行動、車外の危険、車両の動きなどのセンサーデータを継続的にリアルタイムで取得・分析する唯一のソリューションです。数多くのセンサーからのデータをリアルタイムに融合し、AIが分析した16億キロ以上の映像および数十億の遠隔測定データポイントから得られた傾向と比較することで、ナウトはドライバーに行動を起こすよう即座に警告し、事後ではなく事前に衝突を防げるよう促します。車両の運転リスクを効果的に低減するためには、重要なリスクの高い運転行動をリアルタイムで捉え、道路の状況に応じてそれらの行動を理解し、運転行動に影響を与えるようにドライバーに自動的に警告することが必要です。ナウトについてもっと詳しく知りたい方はこちらまでお問い合わせください。 ‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第2回:雨天時の事故](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第2回:雨天時の/) - みなさん、こんにちは。ディ・クリエイトの上西一美です。 お盆前から九州・中国地方に降り始めた長雨は、豪雨となって各地に甚大な被害をもたらしました。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。 今回の雨は3年前の「西日本豪雨」の雨量を超える地域もあったそうです。豪雨の中での運転は、雨によるスリップ事故のほか、視界不良の事故や水没も少なくないため、極力運転は取りやめていただきたいと思います。 しかし、そのような大変な天候でもやむを得ず、車を運転して通勤あるいは営業に回られる方もいらっしゃったと思います。 今回は、雨天時の事故についてお話したいと思います。 レベルを合わせる みなさんは、雨の降り始めと止んだ直後ではどちらの方が事故は起きやすいと思いますか? この質問をセミナーなどですると、降り始めと答える方が割りといらっしゃいます。 たしかに、雨の降り始めというのは路面のほこりなどが浮いてきてオイル状になったりするため、路面の状況としては危険な状態になります。 しかし私が最も事故に気を付けなければならないと感じるのは、路面の危険度と運転者が感じている危険度のレベルのミスマッチが起こってしまうタイミングです。 例えば、雨の降り始めはフロントガラスに雨が当たることで、ほとんどの方は「雨が降ってきたな。気を付けなければな」あるいは「怖いな」と思って、速度を落としたり車間距離を開けたりします。 ところが、止んだ直後というのはその逆で、「もう大丈夫かな」と思い始めてしまうのです。 その時の路面の状態はどうかというと、雨が降っている時と何ら変わりはないのです。 実際にこれまで2万件を超える事故映像を見てきましたが、雨が止んだ直後や小雨の時に事故は多く起こっています。 「もう大丈夫」「このくらいなら大丈夫」という意識とは裏腹に、路面は危険な状態です。 みなさんの意識を、道路の危険度レベルに合わせていただきたいと思います。 指示を明確に 8月中旬の豪雨やこれから訪れるであろう台風による豪雨など、管理職の方は異常気象の時にどのような指示を出しているでしょうか。 車で社外に出ている社員たちに「安全な場所に避難してください」と指示していませんか? 皆さんにとっての「安全な場所」とはどこでしょうか。 全員が同じ場所をイメージするでしょうか。 おそらく人によって違うと思います。安全な場所というのは人それぞれ「感覚的に」思い描きます。 この「感覚まかせ」にした指示は非常に危険です。伝えた側と受け取る側にギャップがあるからです。 どこに避難するのか具体的な場所を伝えてあげてください。指示する時は必ず明確にしてください。 GPSでどこにいるか把握できる会社であれば、はっきりと具体的な場所を指定してあげてください。 また、ドライバーの方は、自分自身だけで判断はしないでください。 なぜなら自分だけで導き出した「安全な場所」が100%正解というわけではないからです。 誰かに相談してください。あるいは会社に連絡を入れて「安全な場所」がどこであるか確認を取ってください。そして、自分と相手の意見がマッチする場所に避難してください。 雨天時の運転の仕方 みなさんは「減速路面標示」をご存じでしょうか。 右の図の破線マークです。このマークがある場所ではしっかりと減速をしてください。事故率が高い場所です。 雨天時の運転では普段よりも10㎞/h以上は速度を落として走行していただきたいのですが、この減速路面標示がある場所ではさらに速度を落とすようにしてください。 高速道路で50km/h制限になっている場合は、本当に危険な状態というサインです。速度を落として走行してください。 雨の中の運転には常に危険が伴います。 普段よりも10㎞/h以上は速度を落とし、車間距離は通常より1.5倍以上確保し、ライトを点灯させて事故の被害に遭わないように工夫をしてください。 これから「秋の長雨」と呼ばれる季節も訪れます。 雨天時には、晴天時と同じ運転はしないよう心掛けてください。 ‍ ===== 執筆:上西 一美 株式会社ディクリエイト代表 一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長 Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 ‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第3回 夕暮れ時の人身事故](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第3回 夕暮れ時/) - みなさん、こんにちは。ディ・クリエイトの上西一美です。今回は夜間走行における事故防止のポイントを、お伝えしていきたいと思います。まだまだ暑い日が続きますが暦の上ではすでに秋を迎えており、徐々に日没時間も早くなっていきます。この時期に増加するのが、夕暮れ時の人身事故です。秋は日没前後の時間に事故が増加警察庁では日没前後の1時間を「薄暮(はくぼ)時間帯」として特に注意喚起しています。もともとこの時間帯は事故が多いのですが、毎年7月以降徐々に増え、10月から12月の間は最も多く発生します。薄暮時間帯に起こる自動車と歩行者の死亡事故で見てみると、約9割は歩行者が道路を横断している時に起きています。そのうちの約8割が横断歩道以外を横断しており、さらにその約7割に法令違反があったという統計もあります。自動車側からすると想定外の所に歩行者がいる状況であり、暗くて見えないという要因も相まって事故となってしまうのです。事故の特徴として挙げられるのは、日没前後2時間の事故発生件数が、昼間に比べて4倍も多いこと、そして日没後の方が日没前より5倍多いという点です。薄暮時間帯の事故防止として重要なのは、1 速度を守る2 可能な限りハイビームで走行する3 違和感を覚えたらまずは減速するという3つのことです。 死亡事故となってしまったケースでは、運転者が危険を認知した時の速度が40km/hから60km/hという調査結果があります。周囲の暗さの変化に目が慣れていない夕暮れ時には、歩行者の発見が遅れることも考えられます。速度は必ず守るようにしてください。基本はハイビーム次に大きなポイントとなるのは、前照灯の使い方です。道路交通法の第五十二条には、夜間は前照灯を点けなければならないということが定められています。第2項では、他の車両の後ろに位置する時や対向車がある時は、ロービームにするよう規定されています。前照灯は「道路運送車両の保安基準」という法令において、ハイビームは走行用前照灯、ロービームはすれ違い用前照灯と区分されています。つまり、走行時の基本はハイビームなのです。みなさんは普段どちらの状態で走行しているでしょうか。ハイビーム走行時には前方約100メートルまで視認できますが、ロービームでは約40メートル程度となります。先の五十二条にあるように、他車の走行を妨害しないためにも、交通量の多い状況ではロービームにしなければなりません。しかし先行車や対向車がいない場合は、歩行者をいち早く捉えて事故を防止するためにもハイビームにしておかなければならないのです。注意をするのではなくブレーキを踏む最後に挙げた「違和感を覚えたらまずは減速する」というポイントですが、これはすごく重要なことだと思っています。違和感というのは、例えば対向車がパッシングやハイビームにした場合などです。そういった場合には「何かある」と思ってもらった方がいいです。「何だろう」と思いながらもスピードも落とさずに走行していては、たとえ注意をしていたとしても夜間の歩行者との事故を防ぐのは非常に難しいと思います。違和感を覚えたら「注意をする」のではなく、ブレーキを踏むという「行動に移す」ようにしてください。 横断中の事故に遭う歩行者は、高齢者が非常に多いです。高齢の方は、目先のリスクに強くて次のリスクには注意がいきにくくなるという傾向があります。ですから、自分の右側から走行してくる車にはきちんと注意を払い安全を確保するのですが、次の車線の車、つまり左側から走行してくる車への対応がおろそかになってしまい、事故に遭ってしまいます。運転者にとって右側から出てきた歩行者と接触する事故は、夜間になると件数が増え、高齢歩行者では7割から8割を占めるのです。子供の場合は逆で、危険感受性が低いのでポンと道路に飛び出してしまい、右から来る車にはねられるケースが多いですね。これからの季節、特に日没前後の時間帯には、早めにライトを点け法定速度を守って走行するようにしてください。そして違和感がある時はブレーキを踏んで速度をさらに落としてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第4回 歩行者の交通違反による事故](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第4回 歩行者の/) - みなさん、こんにちは。ディ・クリエイトの上西一美です。先日、高知県で歩行者とバイクの接触事故があり、歩行者が書類送検されるという非常に珍しいケースがありました。幸い死者は出なかった事故ですが、接触のはずみで転倒したバイクの運転者が、左手を骨折しました。事故の原因は、歩行者の信号無視でした。私は今、「Respect the Law 38」というプロジェクトを賛同企業の皆様とともに進めています。これは道路交通法第38条を守り、歩行者優先を「当たり前」にすることを目的とした活動です。しかしながら、一方で、冒頭の事故のように歩行者の信号無視や横断歩道以外の場所での無理な横断という状況で交通事故が起こっている現実もあります。そんな事故を起こさないために、車の運転者はどうすれば良いのでしょうか。絶対に速度超過をしないこと対策はいくつかありますが、最も有効なのは「速度超過をしない」ということです。速度超過をすると事故に遭いやすくなるのは、当たり前のことですね。皆さんもご存じだとは思いますが、速度超過していると、相手に気づいてからブレーキを踏んでも停止距離が延びるため事故になる確率が非常に高くなります。事故映像分析でも、歩行者の信号無視や無理な横断による事故を何件も見てきました。こういった事故で、例えば歩行者が横断禁止場所を横断していたとすると、車の過失と同時に歩行者にも過失が取られます。ただし、この時に車側に速度超過があれば、過失割合が逆転して車側の過失が高くなります。過去に、私がコンサルタントを務める企業で同じような事故がありました。直進していたトラックが、横断禁止場所を横断していた歩行者と接触してしまいました。トラックは時速10kmの速度超過をしており、歩行者の方は事故から3日後に亡くなられてしまいました。トラックの運転者には執行猶予がつきましたが、懲役1年8カ月の有罪判決が下されました。その裁判で裁判官は「速度超過がなければ歩行者の方が亡くなる事はなかったかもしれない」と話しました。相手を守り、自分を守るこのケースのように、速度超過すると自分を守れなくなります。刑が重くなることもあるのです。速度を守ることが自分を守ることにつながります。そしてそれ以上に制限速度を守る大事な理由があります。それは「相手を守る」ということです。車と歩行者の事故において、車の速度が上がれば上がるほど歩行者の死亡率は上がります。例えば時速20~30kmの場合、歩行者の死亡率は0.9%です。速度が30~40kmになると2.7%と3倍にもなります。さらに速度が10km上がると7.8%とやはり3倍近く歩行者の死亡率が上がります。「たかだか10kmオーバーくらい」と思っている方ももしかしたらいるかもしれませんが、その10kmが人を死なせてしまう確率を3倍にもしているのです。その事実をしっかりと自覚して、運転していただきたいと思います。死者を出さず、自分を加害者にしないために残念ながら速度超過の話になると、「みんなやってますよ」というコメントをする方がいます。「みんながやっているからやる」という理論は通用するわけがありません。「道がすいているから、スピードを出さなければ後続車に迷惑がかかる」という方もいます。これは私からしたら屁理屈でしかありません。皆がやっていても自分はやらないという思考をしっかりと持ってください。死亡事故を起こした時に、「みんながやっているから。後続車に迷惑がかかるから速度超過をした」といった理由を述べても、正論として通用しません。最終的に責任を取るのは運転しているあなたです。周りに迷惑がかかろうが関係ないのです。法律で定められた速度を守り、事故を起こさないことが何より大切です。無理な横断をする歩行者との事故だとしても、車側に速度超過などの違反があれば「加害者」となってしまうこともあり得るのです。相手を死なせないため、そして自分を「加害者」にしないためにも、法定速度は必ず守ってください。そして、たとえ青信号でも歩行者らしきものが見えた時点で減速するようにしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第5回 飲酒による事故](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第5回 飲酒によ/) - みなさん、こんにちは。ディ・クリエイトの上西一美です。 先日、兵庫県の市道で車6台が絡む事故がありました。 一方通行の市道を逆走する乗用車が、パトカーの制止を聞かず5台の車を巻き込みながら800メートルも逃走し、電柱に衝突してようやく止まりました。 逃走した車の運転者からは、基準値の約4倍を超えるアルコールが検出されました。車内からはビール缶も見つかったそうです。 数か月前にも、飲酒運転の白ナンバートラックが下校中の小学生の列に突っ込むという死傷事故がありました。 14年前に、飲酒運転に関する道路交通法が改正されて厳罰化もされましたが、残念ながらいまだ飲酒運転はなくなりません。 残酒に注意! この記事を読んでくださっている皆さんは、飲酒運転は絶対にしないと思いますが、一つ気を付けていただきたい事があります。 それは「残酒」です。 前の日に飲んだお酒が、次の日にも体内に残っている状態のことです。 残酒で検挙されるのは、多くの場合事故を起こした時です。 警察官が事故現場に駆けつけて、運転者からお酒の匂いがするということで検査して発覚します。 運転者がどんなに「昨夜飲んだお酒だ。運転前や運転中には飲んでいない」と主張しても、体内にアルコールが残っている状態ですので、事故は飲酒での事故という扱いになります。 事業用自動車の飲酒運転の事故では、会社が7日間の事業停止になることもあります。そうなってしまうと、会社に誰も入れなくなります。車を全台止めなければならないわけです。 会社に非常に大きな迷惑をかけてしまうということになります。 1単位、4時間 次の日に運転しなければならないのであれば、飲む量を考えて飲んでいただきたいと思います。 飲むなとは言いません。 しかし、次の日の何時から車に乗らないといけないのかをしっかりと考えて、飲む量を調整していただきたいのです。 車を運転される方は、「アルコール1単位」の考え方をぜひ覚えてください。 1単位のアルコールが分解されて体から抜けるには、4時間かかるとされています。これがひとつの目安となります。 ビールなら500ml、日本酒は1合、焼酎は110mlといった具合に、1単位はお酒の種類によって目安量が決められています。 もちろん体格や体重などによって分解速度が変わるので、厳密には個人差がありますが、飲酒量の目安として覚えておいてください。 寝ても抜けないアルコール 一晩寝たらアルコールが抜けると思っている方もいますが、これは間違いです。 アルコールの分解速度は睡眠中の方が遅くなります。 寝ている間は全身の血流がゆっくりになり肝臓に入る血液量が低下するため、アルコールの分解が覚醒時よりも遅くなってしまうのです。 「寝たから大丈夫」ではないのです。 翌日の運転が飲酒の何時間後なのかを計算し、それまでに確実にアルコールが分解する量だけを飲むようにしてください。 私はこれまで、飲酒運転による事故で亡くなった方のご遺族に何度もお会いしてきました。 未来あるお子さんを、飲酒運転による事故で亡くされた方もいました。 みなさんが乗っている車は、簡単に人を死なせてしまう物なのです。 「このくらいなら大丈夫だろう」という気持ちが、誰かの未来を奪う結果を招くかもしれません。 誰かを死なせてからでは遅いのです。 飲酒運転に限らず、あなたが加害者となって凄惨な事故の被害者を生まないよう、車を運転する際には運転に集中していただきたいと思います。 ===== 執筆:上西 一美 株式会社ディクリエイト代表 一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長 Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 ‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第6回 居眠り運転](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第6回 居眠り運/) - みなさんこんにちは、上西一美です。10月までは真夏日の気温になる日もありましたが、11月にもなるとずいぶん冷え込むようになりました。走行中に暖房を入れる方も増えてきたのではないでしょうか。車内に暖かい空気が充満すると、眠気に襲われることがあります。暖房だけでなく睡眠時間や疲労度、昼下がりの時間帯などの影響で眠気を感じることがあると思います。今回は居眠り運転についてお話します。居眠り運転の三大リスク居眠り運転には、非常に大きなリスクが3つあります。一つは「重大事故になりやすい」ということです。通常の追突事故というのは、ブレーキを踏みながらぶつかります。しかし、居眠り状態での追突事故では、その大半がぶつかってから気づく事故です。ブレーキを踏むことなく、つまり速度が落ちないまま車両に衝突するのです。これは重大事故になる大きな要因です。居眠りでの衝突状況が交差点内などになると、車両が横転してしまうこともあります。歩行者との事故であれば、死亡事故になる可能性も高くなります。二つ目のリスクは、「運転者が大きな怪我をする」です。多くの事故では衝突の前に気づくので、事故回避行動を取ると同時に全身に力を入れて自分の身を守ろうとします。力を入れることによって、無防備なまま衝撃を受けるよりは怪我を抑えられます。しかし、居眠りをしていると追突の衝撃で目を覚ましますので、衝突した瞬間は脱力状態です。無防備な状態でかなりの衝撃を受けますので、怪我はひどくなります。これは、被害車両の運転者にも当てはまります。追突事故で被害者の方が大きな怪我をする傾向にあるのは、このような理由からなのです。居眠り運転による事故では、加害者と被害者の双方が同じ状態になっていますので、怪我の程度も大きくなりやすいのです。三つ目のリスクは「罰則が重くなる」ということです。道路交通法の第66条には、「何人も、前条第1項に規定する場合のほか、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない」と書かれています。ちなみに、前条第1項というのは飲酒運転についての定めです。疾病や薬物の影響がありながら運転するのは論外なのですが、気を付けるべきは「過労」です。眠気を感じたまま運転する行為は「過労状態」とみなされることが多いです。眠気を感じたままでは正常な運転ができない恐れがあるのは分かっていますよね、という解釈をされます。ですから、居眠り運転の事故における裁判では、「過失」とは言われません。「故意の過失」とされます。これは危険があるのを知っていながら行為に及んだ(運転をした)ということですね。居眠り運転防止策ではどのようにすれば居眠り運転を防げるのでしょうか。眠気を感じた時に多くの人は「何とかしよう」と思ってしまいます。特にプロドライバーの方たちはその傾向が強いですね。職務における責任感からそう考えてしまうのだと思います。何とかこの場を凌いで運行を続けようとしてしまいます。しかし、何とかしようと思えば思うほど眠気は増加するとも言われています。一番良いのは、「諦める」ことです。諦めて、止まる。止まってからが大事なのですが、たとえ10分でも15分でもよいので仮眠を取るようにしてください。眠れない場合は目を閉じるだけでも大丈夫です。仮眠をした時と同じ効果が得られます。これを読んでいるみなさんの中には、業務上、車両にお客様を乗せている方もいらっしゃるので、止まって仮眠を取るわけにはいかない方もいると思います。そこでもう一つの対策として知っておいていただきたいのは、生体リズムを把握して調整する方法です。眠気を感じる時間帯というのは、体のリズムで決まっています。起きてから8時間後は1時間くらい眠気が続くと言われています。この眠気は、しっかりと睡眠を取っていても、あるいは昼ご飯を食べていても食べていなくても感じるそうです。普段起床している時間と、その8時間後が何時くらいにあたるのかを考えてみてください。8時間後に運転をしなければならない場合、それ以前に仮眠を取るようにしてください。眠気を軽減できると思います。居眠り運転を防ぐには、まずは十分な睡眠を取ること。そして眠たくなる時間帯を把握してその前に仮眠を取ること。この2つは最低限行ってください。万が一それでも眠くなってしまったら、できるだけ早く止まって仮眠を取ってください。これから年末にかけて忙しくなり、体も疲れやすくなると思います。居眠り運転を起こさないためにも、しっかりと対策を取ってください。=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第7回 車間距離保持の重要性](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第7回 車間距離/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。10月も終わりに差し掛かった頃、新潟県で大型トレーラーが横転するという衝撃的な事故がありました。事故原因は対向車線を走行していた自家用車の、車線はみ出しによる正面衝突です。中央ラインをはみ出した自家用車が、トレーラーのヘッド右側に衝突しました。その衝撃でトレーラーは急に右ハンドルを切らされた状態になり、コンテナの重さも加わって遠心力で横倒しになりました。幸い、この事故による死者は出ておりませんが、11月に入ってからも中央ラインはみ出しによる正面衝突の事故が相次いでおり、中には死亡事故となってしまったものもあります。新潟の事故では、事故原因となった車両の後方を走っていたトラックのドライブレコーダーが、事故の瞬間を撮影していました。その映像をご提供いただいて、YouTube番組の方で取り上げさせていただいたのですが、実はその映像で私が何より感銘を受けたのは撮影車両であるトラックの車間距離と走行速度でした。トラックは事故車の2台後ろを走行していました。法定速度を守り、前の車両との距離は30メートル以上を保持していました。この事が、トラックの運転者を守る事につながりました。車間距離がもっと詰まっていたら、トラックはおそらく、横転して猛スピードで横滑りするトレーラーともっと激しく衝突して大破していたのではないかと思われます。車間距離を開けていると、事故に“巻き込まれる”確率を下げられるのです。以前、私自身が体験したのですが、阪神高速道路を走行していたら前を走っていた車が壁に激突して止まってしまった事がありました。車間距離を十分に取っていたので、巻き込まれずに済みました。とっさの事故に対しても対応が出来るんですね。しかし、私の数台後ろではトラックが前の車両に追突してしまっていました。前の車両との車間距離が近かったんですね。皆さんは普段、車間距離をどのくらい開けていますか?とある運送会社様で研修をした際、運転者の方で車間距離は15m程度と答えた方がいらっしゃいました。これは、理論的に言うと絶対に追突する距離です。私たちが前方車両のブレーキランプが光るのを見てブレーキを踏むまでの時間は、早くて0.7秒くらいです。時速60km/hだとブレーキを踏んでからの車両の停止距離は44mですから、車間距離を15mしか取っていなかったら、絶対にぶつかってしまいますよね。私は通常50km/h程度で走行しているので一般道は40m、高速道では速度も速くなりますから80mの車間距離を目安としています。ではその距離を、走行しながらどうやって測るのか。私は車線境界線で距離を測っています。一般道では白線の長さが5mで線と線の間が5mです。高速道では、8mの白線と12mの間隔になっています。つまりどちらも、前の車両との間に4本の白線があれば、私が目安としている車間距離が保持出来ているということになります。最初のうちは白線を数えながら確認しなければならないと思いますが、慣れてくれば数えなくても距離を保持できるようになります。そうなれば、習慣化していると言える状態です。法定速度を守っていれば、一般道でも高速道でも白線の本数は3本でも大丈夫かとは思います。なぜ私が40mと80mにしているかというと、「わき見」をどうしてもしてしまう性格だからです。気になる物を絶対に見てしまう性格だと把握しているので、距離を長めに取っています。わき見というのは平均して約2秒と言われています。私は気になる物が視界に入ってきたら、ついそちらの方を見てしまう。それが人よりも多いのではないかなとさえ思っています。ですから、人よりも2秒多めの車間距離になるようにしているのです。わき見をふまえた車間距離と速度遵守が身を守るということを、皆さんもしっかり心に留めておいていただきたいと思います。=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第8回 巻き込み事故](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第8回 巻き込み/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。11月に、子供たちがまた事故の被害者となりました。高校生と、母親が抱っこしていた生後8カ月の乳児です。どちらの事故も、トラックの左折時の巻き込みが原因でした。残念ながら生後8か月の子は亡くなられたそうです。大型車の事故だと、左折時の巻き込みで被害者の方が亡くなられるというケースは非常に多いです。ここ最近、左折時の巻き込み事故に関するニュースが多いように感じます。そこで今回は、左折時の事故防止について、お話したいと思います。一時停止が鉄則まず鉄則として、左折時には止まって安全確認をしてください。動きながらの確認では、確実に危険を回避するのは難しいと思います。運転行動というのは、認知・判断・動作の繰り返しで成り立っているのですが、左折しながら歩行者や自転車がいないかを確認するというのは、そのすべてを同時に行っていることになります。認知に集中しなければならない状況で、他のことに気を取られてしまう状態を自ら作り出しているのです。法律では徐行が定められているので、最低限10km/h程度まで速度を落とさなければなりませんが、事故を防ぐためには止まって確認する運転習慣を身に付けていただきたいと思います。次に行っていただきたいのは、体を動かして確認するということです。左折時に車を止めて確認したとしても、一方向からパッと見て何も見えていないから「何もない」と判断するのは十分な安全確認とは言えません。ピラーやミラーの死角になって、運転席からは見えていないだけで実際には歩行者や自転車がいる場合があるのです。運転席にいる自分からは見えていないが、「人がいる」あるいは「物がある」と思ってください。死角にいる人や物を確認するには、やはり体を前後や左右に振ってピラーやミラーの向こう側を見なければなりません。見える状態を作るのが義務大型車に乗っている方は特に、見える状態をしっかりと作るようにしてください。道路交通法第55条には、視界の確保について記載がありますので、一度確認してみてください。大型車には助手席の足元に安全窓が付いています。この窓を塞いでしまう位置に長靴やコーンなどの物を置いている車両を見かけることがありますが、道路交通法違反にあたります。時にはシールで窓を塞いでしまっている車も見かけますが、これはもう論外です。絶対にやめてください。乗用車でも時々見かけますが、助手席や運転席にカーテンを付ける行為は違法行為にあたります。これもやめてください。自分の視野を最大限見える状態で確保するのは、運転者の義務です。交通事故を起こして被害者を出さないために、必ず実行してください。安全のために面倒なこともきちんと行うダッシュボードにぬいぐるみを置いたり、トラックであれば許可証を内側から窓に張り付けたりしている車もありますが、これも視界を妨げることになるのでやめてください。ヘルメットやバインダーを置いたりするのも危険です。これは視界を塞ぐだけでなく、ブレーキをかけた拍子などに落ちてきた場合、運転操作を誤る原因にもなりますので、非常に危険です。許可証や必要書類を挟んだバインダーなどは、現場に入る時に置くようにしていただきたいと思います。面倒だなと思われるかもしれませんが、安全運転というのは、面倒なことをしなければならないのです。「面倒くさいな」や「まあいいか」と思った時に、事故は起こります。冒頭の事故でも運転者の方は「確認不足だった」と証言しています。正直に言うと、確認を一つ一つ確実にするのは面倒ですよね。しかし、それをきちんと行うことで、不幸な事故はなくせるのです。面倒くさいからという理由を優先して、誰かの命を奪ってしまうことがないように、しっかりと確認をする運転行動を身に付けてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第9回 出会い頭の事故](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第9回 出会い頭/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。12月は1年の中で最も交通事故が増加する時期です。交通量が増えるため事故率が上がるという要因もありますが、薄暮の時間が早く訪れることも一つの大きな原因になっていると思われます。この時期にぜひ気を付けていただきたいのは、生活道路での出会い頭事故です。危険度の高い自転車との事故車同士の事故だけでなく、自転車との事故も非常に多いです。月末には学校も休みに入り、日中遊ぶ子供たちも増えるため、子供の乗る自転車にも気を付ける必要があります。子供は危険感受性がまだ低いので、大人である私たちが気を付けて、守ってあげなければなりません。自転車の事故に関しては、幅員が5.5m未満の生活道路での事故遭遇率が、5.5m以上の道路の約2.5倍になると言われています。また、自転車に乗っている人は衝突の瞬間ハンドルを強く握るために受け身が取れず、転んだ際に頭を打つことが多いです。打ち所が悪いと死亡事故になってしまいます。構えブレーキで事故防止出合い頭の事故を防止するためにも、一時停止義務のない交差点に入る際には徐行をするのが絶対条件です。私はよくセミナーや配信動画の中で「速度の質にこだわる」という話をします。速度の「質」とは、アクセルに足を置いた状態なのか、ブレーキに足を置いた状態、いわゆる「構えブレーキ」なのかで変わってくるものです。同じ15km/hでも、足がアクセルに置いてある15km/hとブレーキに置いてある15km/hでは全然違うのです。アクセルに足がある状態からブレーキへ踏みかえるだけで0.2秒かかります。この0.2秒のロスがあることで、衝突した後に相手車両を押し出してしまいます。生活道路は幅員が狭い所が多いですので、衝突後の押し出しのせいで障害物に激突することもあれば、付近を歩いている人をひいてしまう可能性もあるのです。行動しなければ事故は防げない一時停止義務のない交差点に入る時は、徐行は必ずしてください。そしてその時に「構えブレーキ」をする習慣を身に付けてください。徐行でもアクセルに足を置いたままの徐行ではまったく意味がありません。危険を回避するための具体的な行動、すなわち「ブレーキを踏む」という行動をしなければ事故は絶対に防げないのです。世の中には失敗から学べることは数多くあると思います。しかし、交通事故に関しては「失敗してから」というわけにはいきません。だからこそ、ドライブレコーダーの映像を視聴して事故を疑似体験することが事故防止に役立つのです。今回お話した生活道路での事故映像を収めた動画を12月6日に「上西一美のドラレコ交通事故防止」で配信しています。(https://www.youtube.com/watch?v=_AgZh9BfioU)ぜひ一度ご覧いただき、想定を増やして、事故を起こさない運転につなげていただきたいと思います。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第10回 安全運転って何?](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第10回 安全運転/) - 明けましておめでとうございます。ディ・クリエイトの上西です。年末年始の慌ただしい時期もようやく抜けようとしていますが、皆さんは無事故で過ごせましたでしょうか。今年最初のコラムは「安全運転って何?」というテーマでお話をしたいと思います。これまでももちろん、安全運転をするためにはどのような運転行動をしたらよいか、事故を起こさない・巻き込まれないためには何に注意して運転をしたら良いかなど、その都度ポイントを絞ってお話してきました。今回は、「皆さんが思う安全運転とは何か」についてです。そもそも安全運転ってどういうこと?「安全運転とは何ですか」と聞かれたら、皆さんは何と答えますか?セミナーでもよくお聞きするのですが、例えば「速度を守ります」や「道路交通法を守ります」、「細心の注意を払います」といった答えが返ってきます。人それぞれに安全運転についての考えがあって、私も勉強になることが多くあります。中でも非常に印象に残っているのは、5年ほど前に福岡県の運送会社様で研修を行った時の事です。いつものように私は受講者たちに「安全運転とは何ですか」と問いかけました。すると20代の男性社員が「分かりません」と答えたのです。私は最初、ふざけているのかと思いました。「分かりませんってどういうこと?」と重ねて問いかけたら、彼は「本当に分からないのです」と再度答えました。そして彼は続けてこう話したのです。「僕は速度も守るし、一時停止もしっかり止まります。再確認もします。完璧な運転をしていると思います」それを聞いた時に私は「じゃあ安全運転しているじゃないですか」と言ったのですが、彼は「でも、僕がいくら完璧な運転をしたと思い込んでいたとしても、周りの車が『あのトラック危ないな』とか歩行者が『あのトラック怖いな』と思ったらそれはもう安全運転じゃないですよね」と答えたのです。私はそれを聞いてハッとしました。「安全運転とは自分が決める事ではなく、周りが決めることだ」と彼は言ったのです。安全運転している「つもり」例えば、歩行者の横を車で通過する場合は、徐行するように道路交通法で定められています。ただし、歩行者との距離が1メートル以上ある場合は徐行しなくても良い事になっています。私は1メートル以上の距離があったとしても必ず徐行をしています。もちろん、安全のためにです。徐行運転をしている方としては安全運転をしているという気になります。しかし、先ほどの彼にとってみれば、すれ違う歩行者側が「この車危険だな」と思ったら、いくら徐行をしていたとしてもそれは安全運転ではないということなのです。私たちは常に安全運転をしている「つもり」であって、周りの人や車が、自分の運転をどう評価するかがポイントになるのです。安全だと思われるような運転を意識する私は主にプロドライバー向けにセミナーを行う事が多く、よくプロドライバー達には「道路交通法を守った運転をするというのは当たり前の事、最低限やる事だ」と伝えています。自分が運転をする事によって周りの人に安心感を与える、あるいは、周りの人から見ても「この車は安全だな」と思われる運転をするのがプロドライバーの運転です。安全運転とは、運転する私たち自身が決める事ではなくて、交通に関わる周りの人が決める事なのです。車の運転とは「感覚」ですから、自分が安全運転をしている「つもり」でも、他の車からしたら不安全な行動を取っているというのはよくある事です。皆さんも他の人が運転する車の助手席に乗った時に「この人、車間距離をずいぶん詰める人だな」とか「ブレーキを踏むタイミングが遅いな」と思う事がないですか?でもこれは運転している人にしてみたら「普通」の事であって、安全運転をしている「つもり」なんですよね。やはり、周りの車から見て自分の運転が安全だと思ってもらえるように意識をすることが、安全運転なのだろうと思います。皆さんも、「周りの車から自分の運転がどう見えるのか」をしっかり意識して運転してください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第11回 安全運転のための非効率な動き](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第11回 安全運転/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。1月4日に、警察庁が令和3年中の交通事故死者数を発表しました。死者数は2636人。前年に比べ203人減少し、5年連続で最少を更新しました。近年、車両の安全装置の向上や、医療技術の発展、そして何よりも警察による取り締まりのおかげで、交通事故死亡者数は減少傾向にあります。確かに減ってはいるのですが、それでも昨年は1日平均7.22人が亡くなっています。「1日に」です。時間にすると3時間半に1人が亡くなっているという事です。これは決して少ない数字ではありません。私たち運転者一人ひとりが安全意識を持ってハンドルを握る事が出来れば、まだまだ犠牲者は減らせると思います。非効率な動きが安全を担保する運転というのは、動きながら動くものを見て車を操作します。人間は本来、自身が動きながら「動くもの」を視認し、それに合わせて行動するのは苦手な行為です。仕事でもそうですが、動きながら何かをするというのは一見効率が良いように思います。私もその調子でずっと仕事をこなしてきた時期がありました。とにかく仕事を詰め込んで、同時進行でいくつもの作業をこなし、走り続けていました。しかしそうするとミスが増えるのです。車の運転もやはり同じで、効率を求めて「動きながら」確認と運転操作を行うと、安全性が担保されないのです。一番良いのは止まった状態で物を見る事ですよね。それが最もミスをなくせる状態だと思います。非効率なようでもやはり「止まって」確認することほど安全を担保できる行為はないのです。これは運転行為で当てはめると「一時停止」に当たります。一時停止線があるのは、事故率が高い場所です。止まって確認をしっかりしてくださいという、道路のメッセージです。一時停止線で止まらずに確認する車をよく見かけます。停止線で止まると左右から来る車が確認できない、という人もいます。一時停止線は、歩行者や自転車等との出会い頭の事故を防ぐためのもので、通行車両の流れを確認するための場所ではないのです。確認するポイントが違うのです。10km/hの差が死亡率を下げる一時停止と同じく、運転において「非効率」な行動をして欲しい場面は他にもあります。以前、このブログでも少しお話をした「速度の質」を高めるための構えブレーキです。例えば時速10km/hで徐行運転をし、安全に気を配っていたとしても、足がブレーキにあるのかアクセルにあるのかで事故の結果が変わるのです。徐行はしているけれどもアクセルに足がある状態というのも、効率的に運転をしようという意識の表れだと思います。空走距離という言葉を皆さんもご存じだと思います。危険を認知してから減速するまでの時間のことですね。この時にアクセルに足があると、ブレーキに踏みかえるだけで0.2秒の時間がかかります。この0.2秒が大きな違いを生むのです。0.2秒早くブレーキを踏むことで速度はかなり落とせると思います。たとえそれで10km/hほど速度を落とせたとしても、そんなに変わらないのではないかと思う方もいるかもしれませんが、車の速度が10km/h上がるごとに歩行者の死亡率というのは3倍も跳ね上がるのです。大切な命を守り、あなた自身の人生を守るために、非効率と感じても構えブレーキを習慣にしてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第12回 冬に増える車輪脱落事故](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第12回 冬に増え/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。毎日寒い日が続いていますね。雪道走行をする方や事業用自動車などは、冬用タイヤに交換してから1~2か月が過ぎている頃かと思います。先月もいくつかニュースがありましたが、冬用タイヤ装着時期に増えるのが車輪脱落事故です。群馬で起きた事故では脱落したタイヤが歩行者に直撃し、歩行者の方はろっ骨を折るなどの重傷を負ってしまいました。令和2年度、脱輪事故が最多に昨年10月に国土交通省が発表した令和2年度の大型車車輪脱落事故の統計によると、令和2年度の事故件数は統計史上最多となる131件でした。事故の95%は左後輪の脱落です。左後輪の脱落が圧倒的に多い理由は、いくつかあると言われています。左折時には左後輪がほとんど回転しない状態で旋回するため、タイヤがよじれるように力が働き、負荷がかかるためであるとか、右折時には遠心力により積み荷の荷重が左後輪に大きく働くといったことです。また一部では、10年前にネジ規格が変更されたことも影響しているのではと言われています。規格変更により左側のネジも右ネジになり、タイヤの回転方向とネジを緩める際の回転方向が同じになった事がその背景にあります。規格変更になった10年で、車輪脱落事故は12倍に急増しているそうです。事故は特に12月と2月に増える傾向があります。冬用タイヤに交換してから1か月以内に起こっている事故が131件中76件、つまり約60%にものぼります。まさに今の時期に脱落事故が増加しますので、点検はしっかりと行うようにしてください。傾向の強い事故は防ぐ余地があるこれまでの事故では、ボルトが折れている事故が割と多いなという印象を受けました。ボルトが折れているかを点検時に発見できるのか分かりませんが、不安がある方は3週間に1回程度は点検をしてもらうのも必要だと思います。傾向が強い事故というのは、防ぐ余地があります。今回お話したような脱輪事故などは、12月から2月にかけて起こるという“時期”、左後輪という“場所”、そしてホイール・ボルトの折損やホイール・ナットの脱落によるという“原因”がほとんどのケースに当てはまるという事が分かっています。つまり、そこを重点的に点検すれば、事故は防げる可能性が高いのです。大型車のタイヤは、直径約1メートル、スタッドレスタイヤになると重さは約60kgになるものもあります。ホイールが付いたままの状態で外れるので、重さは100kgにもなります。それが猛スピードで転がって歩行者に激突したら、軽いけがでは済まない事は明らかです。冒頭の事故でも被害者の方はかなりのけがを負われています。皆さんの手で、不幸な事故が起こらないようにしっかりとケアして防いでいって欲しいと思います。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第13回 ペットを乗せて運転する際に気をつけること](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第13回 ペットを/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先月、神奈川県でとても悲しい交通事故が起きました。飼っているインコを動物病院へ連れて行こうと車を運転していた女性が、自転車2台をはね、39歳の女性と3歳の男の子が亡くなりました。運転していた女性は、自動車運転死傷処罰法違反容疑で現行犯逮捕されました。事故の原因は助手席に乗せていたインコに気を取られ、よそ見をしていたことでした。ペットの乗せ方次第では道路交通法違反にみなさんも飼っているペットを車に乗せることがあると思います。私もよく車両の窓から顔を出している犬を見かけるのですが、実は、この状態でペットを車に乗せるのは道路交通法違反になる可能性があるのです。道路交通法第五十五条の第二項に「車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部からの当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。」と定められています。窓から顔を出しているペットが、もし運転者の視野を妨げているようであれば、明らかな違反行為となります。ペットを飼われている方は気分を害するかもしれませんが、ペットは「乗員」ではありません。「貨物」扱いになります。荷物として扱えと言っているのではありません。しかし、乗員ではない以上、道路交通法違反にならないためにも、そして何より安全のためにも、乗せ方に注意が必要なのです。膝に乗せて運転するのは悲惨な事故を招くまた、第七十条では「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」と記載されています。例えば、膝の上にペットを乗せて運転している人を時々見かけますが、その状態で確実にブレーキを踏めるのか、安全にハンドル操作が出来るのかを考えて頂きたいのです。私は、ペットを膝にのせて運転する状態では、確実な運転行動が出来るとは言い切れないと思っています。これはペットに限らず、小さな子供を抱えて運転するのも同じです。これらの行為は道路交通法違反にあたる可能性が非常に高いですし、何より、冒頭にお話しした事故と同様、悲惨な事故を起こして死亡者を出すことに繋がります。安全に配慮するのは運転者の義務ペットはケージに入れて車に乗せるのが、安全だと思います。狭いケージに入れるのはかわいそうかもしれませんが、だからといって運転の妨げになり得る状態で乗せていると、人を殺めてしまう事故を起こすかもしれないのです。先月の事故ではペットがインコだということですから、鳥かごには入れていたと思います。しかし、気を取られる状態で乗せていた事が事故の原因になっており、その状況が安易に想像できたのではないかということから、重大な過失として取られる可能性が高いでしょう。運転中に助手席やダッシュボードから荷物が落ちただけで、人はとっさに取りに行く動きをしてしまい、事故を起こしてしまいます。そういう事故を、映像分析でこれまでに沢山見てきました。ましてやペットは生き物です。運転者の意に反して動くこともあります。そうなった時に、絶対に事故を起こさない保証はないのです。周囲の人を危険に巻き込まないためにも、そしてペットを守るためにも、ケージに入れて車に乗せるようにしてください。運転者が気を取られることのないよう、ケージは運転席の後ろあるいは荷台に乗せて、安全性に最大限の配慮をしてください。それが、車を運転する者の、最低限の義務なのです。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第14回 バック中の事故に潜む危ない意識](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第14回 バック中/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先月下旬、高齢女性がコンビニ店の駐車場で後退中の車にはねられて亡くなりました。このような背面通行中の事故、いわゆるバック事故は、年間でも意外と多く起こっています。警察庁の発表によると、令和2年の一年間で背面通行中の事故において70件もの死亡事故が起こっています。過去に、交通事故総合分析センターが平成20年から平成29年までの後退事故の発生状況を調べているのですが、それによると、死亡事故が610件、重傷事故が1万840件、軽傷事故はなんと26万654件も起こっているのです。事故の大小はコントロールできないバック事故だけでなく、人を死亡させてしまうような重大事故を起こしてしまう人や会社に共通して言えるのは、それまでにも軽微な事故や交通違反を繰り返している傾向がある、ということです。事故の重大さを理解できていないために、事故を繰り返すのです。人間というのは物事を結果で考えてしまいがちです。しかし事故においては結果だけに注目していると、改善はできません。結果で考えてしまうというのは、結果が良ければそれでいいという考えを持ってしまっているということです。例えば、車両対バイクの事故でも、バイクの運転者が軽傷で済む事故もあれば、死亡事故になってしまう事故もありますよね。状況的にどちらも左折時の巻き込みだったとすると、運転者のミスは左の後方不注意であり、確認動作と同時にハンドル操作をしている事です。いずれの事故においても、運転者のミスは同じなのです。ですから、事故の結果だけをみて軽傷事故だったからと特に対策をしなければ、運転者は同じミスを犯してまた事故を起こすのです。事故の結果が軽傷事故か死亡事故かの違いになるのは、被害者とどのような状態で接触したのか、そして転倒した後に被害者がどこにぶつかったのかで変わってきます。つまり、運転者がコントロールできない条件によって重大事故かそうでないかの違いがでるだけであって、運転者のミス自体には何も違いがないのです。車をぶつけてしまった相手が、転倒した後にガードレールや街路樹に激突して重傷を負うことも、最悪の場合死亡してしまうこともあります。これは、加害側の運転者は絶対にコントロールできません。重要なのは結果ではなく経過結果で考えてしまう人は、自分の運転の仕方が重大事故を引き起こす要素を持っているにも関わらず、軽微な事故で終わってしまうと事態を軽く考えてしまうのです。根本的な運転行動を改めることもなく、事故を繰り返してしまうのです。特にこの「結果で判断して安易に考えてしまう」傾向が出やすいのは、冒頭にお話ししたバック事故ではないかと思われます。バック事故の中には、電柱やブロック塀などにぶつかるといった物損事故も多くあります。人に怪我を負わせていないので、ちょっとした不注意で車に傷をつけてしまった、物を壊してしまったとだけ考えてしまいがちです。しかし、ぶつかる相手が物か人かは運転者がコントロールできない事です。たまたま物だったから軽微な事故で済んでいるだけなのです。事故は結果の大小だけに注目するのではなく、事故を起こしてしまった原因とその経過についてしっかりと考えて、運転行動を見直して改善していかなければなりません。軽微な事故だったからと「たまたま」そうなったという結果だけを見て軽く考えていると、いつか大きな事故を起こしてしまいます。ヒヤリハットや軽微な事故のうちに、あるいは警察に検挙された時点で、運転行動を改めるようにしてください。それが死亡事故を防ぐ最大のポイントになります。警察が検挙するということは、自分では気づかないうちに不安全な行動をしているという事です。それを他者が指摘してくれているのです。知らない間に事故を起こす体質を作ってしまっていることもあります。検挙された時点で、必ず運転行動を見直してください。結果に捕らわれずに、自分の運転習慣や企業内の安全管理の体制、そして運行管理について一度見直してみてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第15回 自分と他人の感覚は違う](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第15回 自分と他/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。2月末、神奈川県で横断歩道を歩いていた小学生が車にはねられる事故がありました。運転者は過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕されたのですが、小学生が横断歩道を渡るのは自分の車が通過した後だろうと思い、減速をしなかったそうです。感覚を押し付けない私は常々「やらない」と決めていることがあります。それは自分の感覚を他人に押し付けないということです。これは実は交通事故防止のうえでも非常に大切なポイントです。以前は、「なんでこうなるんだ」「なんでそうするんだ」と思ってしまうことが日常でもよくありました。車の運転をしていても「なぜこのタイミングで入ってくるんだ」といったことや「なんでそこでブレーキを踏むんだ」などと考えてしまっていたのです。こういった思いを抱くことが、みなさんもあるのではないかと思います。この「なんでこうなるんだ」という思いの原点は、「自分だったらこうするのに」という思いがあるからです。自分だったらするであろう行動を、相手が同じようにしなかった場合に、「なんでなんだ」という思いが沸き起こるわけですよね。これはつまり他の人も自分の感覚と同じだと思い込んで、「そうするべき」「そうするはず」といったように考えているということです。自分の予測とは違う行動を取られた時に、人は不愉快になったりするのだろうと思います。人それぞれ生まれた場所も違えば、育った環境も違います。そして年齢によって変わってくる「感覚」もありますよね。いわゆるジェネレーションギャップです。みんなが同じ感覚であるはずがないのです。車の運転でも「自分の感覚を相手に押し付けない」方が、事故は防げます。自分だったらこのタイミングで入らないから相手も入って来ないだろう、という予測や、自分だったらこのタイミングで止まるから相手も止まるだろう、という予想を立てがちなのですが、そもそも感覚は同じではありませんから予測通りにはいきません。冒頭の交通事故もまさにこの感覚の押し付けです。運転者が自分の都合の良いように、小学生の行動を予測してしまっています。そもそも、道路交通法では歩行者優先が義務付けられているにも関わらず、運転者は小学生が後から横断歩道を渡るだろうと決めつけてしまったのです。認知の違いによる判断の違い車の運転においては、感覚の違いに加えて「そもそも見えているものが違う」という根本的な違いもあります。例えば、大きな通りを直進していて横から出てきた車を見た時に、大きな道路が優先道路だから狭い道路から出てきた車は当然止まるだろうなと、一般的には考えると思います。しかし、この状況で止まらない人もいるわけです。このくらいの距離だったら入っても大丈夫だろうという距離感の違いや、そもそも見ている所が違っていて、こちらからは見えているけれども相手は別の所を見ているために起こる判断の違いによるものです。見るものが違うと「認知」が変わりますよね。相手が自分の車を見ていない、あるいは見えていない場合は、「いないから大丈夫」という判断になってしまいます。自分とはまったく逆の判断になるわけです。これが事故につながるのです。私は自分の感覚を相手に押し付けないよう心掛けるようになってから、車の運転をしている時でも「こうするだろう」という自分の感覚に基づいた判断はしないようになりました。「自分だったらしないけれど、もしかしたら相手はするかもしれない」と自分にとって都合の悪い方に判断するようになりました。色々な感覚を受け入れて、こちらが対応できるように準備しておくことで、交通事故のリスクは減らせます。みなさんも自分の感覚を押し付けることなく、自分にとって都合の悪い予測を立てて、交通事故防止をしてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第16回 春に増加する子供の事故](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第16回 春に増加/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。今回は「春」ならではの事故についてお話をしたいと思います。交通事故防止において「春」といえば子供の事故の増加が真っ先に挙げられます。運転者としては、子供の動向には非常に注意を払わなければならない時季と言えます。子供の事故、多いのは生活道路で夕方子供の事故においては、共通する特徴がいくつかあります。まず、道路です。比較的狭い道路における事故が多い傾向にあります。いわゆる生活道路と呼ばれているような、センターラインがない狭い道ですね。見通しの悪い交差点などでは、出会い頭の事故が多発します。もう一つ特徴的なのは、時間です。圧倒的に午後の時間が多いです。これは学校の下校時間や、下校後に友達と遊びに行く時間帯ですね。「学校に行く」という目的の元に歩いている登校時に比べると、下校時・下校後に事故が多いのは、「家に帰るだけ」「これから遊びに行く」という、自由に動けるという子供たちの心の状態が、動きに現れるからではないかと思います。最低限徐行、必要であれば停止では、運転者は事故を防ぐために何をしなければならないか。生活道路の交差点では、そもそも自転車や歩行者とぶつかる危険性が非常に高いです。さらに、子供は危険感受性が低く、飛び出してしまい事故に遭遇しがちです。一時停止線がある場所では必ず止まってください。その際、往来の車が見えないからと白線を超えて止まっては意味がありません。しっかりと停止線の位置で止まり、出会い頭の事故を防いでください。一時停止線がない場所でも、自分の方が優先だからとそのままのスピードで交差点に進入するのではなく、必ず徐行をしてください。道路交通法でも見通しの悪い場所では徐行が定められているので、しっかりと徐行してください。徐行というのは直ちに止まれる速度のことで、時速10㎞以下ではないかと思います。これは法律上の義務ですから、徐行していれば違反として取られることはありませんが、事故防止という目的で考えると、見にくいなと思う場所ではやはり停止する事が大切です。最低限やるべき事が「徐行」です。必要であれば止まってください。この「必要であれば」というのは、自分が確認できないと思った時です。動きながら確認をするのではなく、確実に止まってから安全確認をしてください。子供の動向に注意を払い、窓を開ける生活道路よりは少し広めのセンターラインがある道路でも、歩道にいる子供たちの動向には注意を払ってください。動画配信でも時々使用している映像に、歩道から車道に飛び出してしまった子供を危うくひきそうになるというものがあります。ヒヤリハットで済んだのは、運転者が子供の動きに注意を払い、少し手前の位置からブレーキを踏んだからです。ブレーキを踏んでいなければ、重大事故になってもおかしくない状況でした。車両対歩行者の事故では、車両の時速が10㎞上がるごとに死亡率は2倍から3倍上昇すると言われています。また、車の窓を少しで良いので開けておくと、「音」という情報を受け取る事ができます。子供の声や自転車の音などの情報です。人は耳からの情報に対して、非常に素早く反応できます。できるだけ窓は開けるようにして、より多くの情報を得られる状態にしておくことが、事故防止に役立ちます。数年前から私は「Respect The Law 38」という活動を行っております。歩行者優先が明記された道路交通法第38条を広め、歩行者を守る運転をするよう周知する活動です。この活動を一緒に行っている企業様でも、事故防止のために様々な取り組みをしています。その一つが思いやり運転活動というもので、歩行者を守る運転をした従業員のドライブレコーダー映像を集めて、YouTubeなどで発信したり、社内表彰制度を設けて表彰したりするというものです。この取り組みを始めてから、事故は激減したそうです。ぜひ、この記事をご覧のみなさまの会社でも、社員の方々の素晴らしい運転映像を集めて共有してみてください。事故防止の絶大な効果が実感できると思います。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第17回 アレルギー症状と運転](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第17回 アレルギ/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。みなさんは花粉症の症状はありますか?アレルギーの種類によっては花粉症も1年中ありますが3月末から5月中旬くらいまでは、杉やヒノキの花粉に悩まされる方が多いですよね。今日は花粉症の時期における事故防止についてお話をしたいと思います。危険なアレルギー症状アレルギーを発症するとどうしても身体的に影響が出ます。頭がぼーっとしたり、体がだるかったり…人によって症状は様々です。くしゃみが立て続けに出てしまうのも、運転中だと危険を伴います。過去にはくしゃみが原因で死亡事故となってしまったケースもありました。くしゃみをする時にはどうしても目を閉じてしまいがちです。目を閉じるのが一瞬のことでも、車であれば何メートルも進んでしまいます。アレルギー症状が出ている状態で運転をするのは、非常に危険を伴うことであると認識してください。多くの方は花粉症対策として、市販のアレルギー薬を服用していると思います。最近では眠気を誘発しない花粉症薬も多く販売されていますが、薬の使用についても注意が必要です。道路交通法第66条には「過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない」と書かれています。例えば、眠気を伴うと分かっていたうえで薬を飲んで運転をし、事故を起こしてしまった場合、「過失」とは見られません。「正常な運転ができないおそれがあると分かっていて、あなたは運転していたんですよね」と言われてしまうのです。その状態で起こしてしまった事故では、過失割合が高くなったり、重大事故になれば有罪判決が出やすくなったり、執行猶予が付きにくくなったりもします。アレルギー薬を処方する医師から「運転などは控えるように」と言われる場合は、やはりその言葉に従った方がいいでしょう。休憩といつもより広めの車間距離道交法66条には「過労」や「病気」も併記されています。体がしんどい状態であったり熱があったりすると、正常な判断を下すのは難しいことです。正常な判断ができない状態だと分かって運転することを、この条文では禁止しています。徹夜明けで運転をする、休憩も取らずに運転し続ける、といった状態で事故を起こすと、やはり事故の原因として追及されることになります。労働基準法では、プロドライバーに対して休憩を取るタイミングと休む時間も定めています。長時間の運転は居眠り運転に繋がりやすく危険です。一般のドライバーの方も連続して運転し続けるのは避け、適度に休憩を入れるようにしてください。ちなみに第65条では飲酒運転が禁止されています。今年の春の交通安全運動でも重点事項になっていましたね。66条で禁止されている、過労・病気・薬物というのも、飲酒運転と危険度は変わりません。ほんの一瞬で、誰かの命を奪ってしまう事故を起こしてしまうかもしれません。花粉症の方はアレルギー症状を抱えながら仕事をするという、非常につらい時期だと思いますが、薬の副作用をしっかりと理解したうえで、運転するようにしてください。薬で症状が抑えられていても、効果が切れることも考えて、普段よりも車間距離を空けるといった安全対策を取るようにしてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第18回 大事故になりやすい「居眠り運転」](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第18回 大事故に/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。5月も終わりに近づき、次第に暑さも増してきました。これから梅雨に入ることで気候も変化し、体調にも影響が出てきます。季節の変わり目や疲れが出やすいこの時期には、運転中の居眠りに十分に気を付けていただきたいと思います。回避行動が取れない居眠り居眠り運転での事故は、大きな事故になりやすい傾向にあります。起きている状態であれば、運転者は事故の直前にぶつかる相手や物を「認知」します。認知するので回避行動としてブレーキを踏むという行動を取ります。しかしながら、居眠りをしている状態では回避行動がまったく取れません。当たってから気が付くのです。認知も回避行動もできないため、速度が上がった状態で衝突します。そのため、大きな事故になりやすいのです。道路交通法第66条には「正常な運転ができない恐れがある状態で運転してはならない」と書かれています。これは居眠りも含みます。罪に問われやすいということです。眠気を感じた時に、大声を出す、つねる、叩くといった五感に刺激を与える事で眠気を覚ますという方もいます。しかしこの手法では、長時間にわたる眠気の解消にはなりません。大声を出すと脳の前頭葉という部分が刺激され眠気が解消されたように感じますが、脳が活性化するのはほんの一瞬です。眠気を感じたら直ちに止まれる場所に移動して、車を停止させてください。気分転換に車を降りて小休憩を取ったら眠気が収まったと、そのまま車に戻って運転を続ける方もいます。しかしこれも、五感が刺激されたことで瞬間的に眠気が収まっているだけと考えてください。眠気をごまかしながら運転を続けるのではなく、諦めて寝る時間を作ってください。仮眠のポイント仮眠を取る時の最大のポイントは「時間」です。人間は15分から30分で深い眠りに入ると言われています。その深い眠りに入る前に起きるようにしてください。眠れそうにない場合でも、目を閉じて安静にする時間を取ってください。目を閉じるだけでも脳波が変わりますので、眠気の解消に繋がります。やってはいけないのは、眠れないからといってゲームをしたり動画を見たりして過ごすことです。目に刺激を与えるような「作業」をしては、どれだけ休憩時間を取っても居眠り運転防止にはつながりません。眠気を感じたら、必ず安全な場所に車をとめて仮眠を取ってください。30分以上の仮眠を取ってしまうと、今度は夜の睡眠に悪影響が出ますので、必ず深い睡眠に入る前に起きるようにしてください。可能であれば、アイマスクなどをして日光や外灯、お店の灯りが目に入らないようにしてください。眠気を取るだけであれば、運転席に座った状態で休むだけでも大丈夫ですが、疲れを感じている場合は背もたれを倒してなるべく横になるようにしてください。疲労感は脳を地面と平行にして休むことで軽減されます。ちょっとした眠気だと侮らずに、しっかりと仮眠を取って居眠りによる事故を起こさないようにしてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第19回 右折時に発生する事故の要因](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第19回 右折時に/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。6月6日に、浜松市で軽トラックによる人身事故が発生しました。軽トラックが右折する際、横断歩道を青信号で渡っていた母娘を巻き込んでしまい、残念ながら2歳の女の子が事故から6日後に亡くなりました。警察は、運転していた男性の前方不注意が事故の原因とみて、詳しく調べています。右折時に起こりやすい速度超過右折時は、左折時に比べて速度が出ている事が多いです。道路交通法第34条では、右左折時の徐行が義務付けられています。徐行とは時速10km以下と考えてください。しかし、右折の際にはどうしても10km/h以上のスピードが出てしまいがちです。左折と違って対向車線を横切って渡るため、急がなければという心理が働いてしまうのかもしれません。速度が上がれば、事故を起こした際の死亡率も上昇します。事故を防ぐために、定期的に右折時の速度を自分で確認することをおすすめします。人の視界は横長。四隅は死角になりやすい冒頭の事故では軽トラックが幼児をひいてしまったのですが、これは運転者の目線が普通車よりも高く、対して被害者となった子は2歳だったので身長がかなり低く、普通車対大人の時と比較すると死角に入りやすい条件がそろってしまっていたと思われます。人の視野というのは、横向きが180度から200度程度と言われています。皆さんも、目線を前に向けていても耳の横あたりくらいまではなんとなく視界に入るのではないでしょうか。横の視野というのは意外と広いのですが、縦の視野になるととても狭くなります。ご自身の手を、眉毛のあたりから上に持ち上げて行ってみてください。おでこを過ぎたあたりから見えなくなってくると思います。下方の視野も、同じように正面を向いたままあごのあたりから手の平を下げていくとみぞおちの辺りで完全に見えなくなると思います。非常に狭いですよね。一般的にはこの縦の視野は70度から80度と言われています。つまり、人間の視野は横長なのです。そして最も見にくいのは、四隅です。トラックなどの運転席が高い位置にある車だと、視点が高くなるため右下や左下のしかも路面に近い場所は非常に見にくい状態になります。ピラーやミラーによる死角も考慮すると、右側からの歩行者はさらに死角に入りやすく危険であると言えます。今回の事故で、横断していた母娘がどちら側から渡ってきたのかまでの情報はありませんが、いずれにしても、運転者の視点が高く、相手の身長が低いことでリスクは非常に高かったと思います。車高が高い車に乗っている方は、高さによる死角を意識してください。徐行ではなく一時停止を車高の高い車に乗っていると、やはり見落としをしてしまう可能性は上がります。そして最初にお話ししたように、右折時は左折時よりも速度が出やすいです。このことから、法律上は右左折時には徐行が義務付けられていますが、私は一時停止するのが望ましいと考えます。止まった状態で確認することで、見落としのリスクをかなり下げられます。右左折時の一時停止を習慣にし、事故を防ぐ運転を身に付けていただきたいと思います。‍‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第20回 改めて確認するシートベルトの重要性](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第20回 改めて確/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先月は北海道釧路市で立て続けに3件もの死亡交通事故が発生しました。いずれの事故もスピードの出しすぎが原因と見られていますが、北海道警察の見解では、シートベルトを着用していれば助かった可能性が高いとされる事故もありました。これらの事故を受けて警察は、運転席や助手席はもちろん、後部座席においてもシートベルトの着用を徹底するよう改めて呼びかけました。シートベルト着用の義務私が配信している事故防止番組の中でも、非常に多くの方にご視聴頂いた動画があります。それが、シートベルトを着用していなかったがために、衝突の衝撃で運転者が車外放出される動画です。幸い運転者に大きな怪我はなく、3日ほどで退院されたのですが、映像はとても衝撃を受けるものです。動画をご覧になった方の多くが、「これは死亡事故の映像ではないのか」と質問をするほどです。みなさんは運転をする時にシートベルトをしているでしょうか。おそらく、この記事を読んでくださっている方のほぼ100%が、運転時にはシートベルトを着用しているかと思います。では、みなさんがタクシーで後部座席に座る時や、パートナーやお子さんを後部座席に乗せる時も、シートベルトの着用を徹底していますか?この質問を読んで、ドキッとされた方が半数くらいはいらっしゃるのではないでしょうか。シートベルトをするのは「検挙されるから」?日本における後部座席のシートベルト着用率は50%未満です。これは一般道での数字です。シートベルトをしていない方に理由を聞くと、そのほとんどは「警察に検挙されないから」という返答です。シートベルト着用は全席義務とされています。ただし、後部座席でのシートベルト未着用で検挙されるのは、高速道路においてのみです。一般道では検挙されないので、残念ながらシートベルトを着用しない方がとても多いです。しかし、車外放出された場合、衝突した車両や後続車に轢かれてしまったり、中央分離帯や電柱などに衝突したりして亡くなるケースが非常に多いです。みなさんのパートナーやお子さんが、シートベルト未着用で放出されたらどうなってしまうか、考えたことはありますか?後部座席だから、ちょっとの距離だから、大丈夫。そんな風に考えていませんか?前述した車外放出の事故映像では、放出された運転者をたまたま運よく衝突した側の車がよけたので、死亡事故にはなりませんでしたが、事故は郊外の一般道、しかも、コンビニの駐車場から出ようとした時に起こりました。「ほんのちょっとだから大丈夫、近所だから大丈夫」ではないのです。どんな所でも起こり得るのです。検挙されるか・されないか、ではないのです。大切な命を守れるか・守れないか、の話をしているのです。自分と大切な人の命を守るために事故を起こした際に、シートベルト未着用で死亡するのは、未着用の本人とは限りません。未着用の方が前方に飛ばされ、前に座っている方が亡くなる事もあるのです。自分の命を守るためだけではなく、同乗者の命を守るためにも、シートベルトは着用しなくてはならないのです。ドライブレコーダーの事故映像を見ることで、事故時の想定を増やせます。想定が増えると、運転行動が変わります。ぜひみなさんもドライブレコーダーの映像を沢山視聴して、ご自身の事故防止に役立ててください。‍‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第21回 飲酒運転事故の撲滅を目指して](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第21回 飲酒運転/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。5月末に首都高中央環状線の橋で、運転していた車が横転したのに通報もせずに川に飛び込んで逃走した運転者がいました。運転者は翌朝逮捕されましたが、警察は飲酒運転の疑いがあるとみて捜査をしています。また、先日は北九州市で、午前7時半すぎに飲酒運転で衝突事故を起こし、相手の運転者にけがをさせたにもかかわらず、そのまま逃走したとして第一当事者の運転者が逮捕されました。運転者の呼気を調べたところ、基準値の3倍を超えるアルコールが検出されたそうです。取り調べに対して運転者は、明け方まで酒を飲んでいたと話しているそうです。逮捕された運転者は明け方までお酒を飲んでいたので、アルコール反応が出て当然ですが、前夜に飲んだお酒が一晩寝た後にも残っていることもよくあります。寝たらお酒が抜けると勘違いしている人がいますが、寝たからといってお酒が抜けることはありません。眠ったことで気分が晴れて、お酒も抜けたと勘違いしがちですが、むしろ寝ている間はアルコール分解機能が低下し、アルコールの分解速度は落ちると言われています。以前、アルコールの分解時間についてお伝えしたことがありますが、ビール1本分(500ml)のアルコールが分解されて体から抜けるには約4時間かかります。これはあくまで目安です。体格や年齢、体調や分解能力によって必要な時間は変わってきます。一般企業でもアルコールチェックが義務化貨物運送事業者やバス・タクシーなどの事業者では、アルコールチェックが義務化されています。今年の4月からは、社用車を5台以上(乗車定員が11人以上であれば1台以上)使用している企業では、事業所ごとに安全運転管理者を1名専任することも義務化されました。管理者は酒気帯びの有無について記録し、1年間保存しなければなりません。さらに、今年の10月からは、有効なアルコール検知器を常備し、アルコール検知器を使用して酒気帯びの有無を確認することも法改正によって義務化されます。飲酒運転事故を起こさないためにルールが変わったのは昨年6月に千葉県八街市で起こった飲酒運転事故がきっかけです。非常に痛ましい事故でしたね。飲酒運転のトラックが下校途中の小学生の列に突っ込み、男女5人が死傷するという大事故でした。早いものでもう1年になります。こういった飲酒運転事故が未だになくなっていません。車の運転をする方は、翌日何時から運転をするのかを考えてお酒を飲む習慣をつけてください。心行くまでお酒を楽しみたいのであれば、翌日が休みの日に飲むべきです。「少しくらいだから大丈夫」「一晩寝るから大丈夫」という人がいますが、そんなことは絶対にありません。残酒で検挙されるのは、交通事故がきっかけです。事故を起こして、調べてみたらアルコールが検出されるというケースがほとんどです。軽い気持ちで飲んだお酒で、翌日交通事故を起こしてしまい相手の方が亡くなったら、あなたは刑務所行きです。人の命を奪ってしまうかもしれない事、そして自分の人生もそのことで一変してしまうことを、しっかり考えて頂きたいと思います。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第22回 重大事故になりやすい自転車との事故](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第22回 重大事故/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。そろそろ子供たちは夏休みですね。普段とは行動パターンが変わってきますので、運転をする際にはいつも以上に子供たちの挙動に注意したいところです。今回は、子供たちもよく利用する自転車がテーマです。自転車事故というと、中学・高校生の年代に多いとよく言われますが、実は高齢者の自転車事故も多く発生しています。私が交通安全サポーターを務めさせていただいている愛知県警察では、愛知県における令和3年中の自転車事故の7割が、高齢者であったという資料が発表されています。そもそも自転車に乗っている高齢者の割合が高いという事も、事故件数に影響しているとは思います。事故映像を分析していると、自転車に乗っている人は、転倒する際にハンドルから手を離さない事が非常に多いです。人間はとっさの時に、受け身を取るか何かにしがみつくという習性がありますが、事故の瞬間にハンドルを強く握りしめるために、受け身が取れないではないかと思います。車が低速でも重大事故に過去に分析した映像の中には、時速2~3kmの、ほとんどアクセルを踏んでいない状態の車が自転車にぶつかり、自転車に乗っていた高齢女性が亡くなってしまった事故がありました。とっさに受け身を取れない事もありますが、高齢者は筋力が弱っているため、転んだ際に尻もちで終わらずに完全に転倒してしまい頭を打ってしまうケースも多く、その頭部の外傷が原因で亡くなることもあるのです。この他にも、徐行で時速7kmにまでスピードが落ちている状態で自転車と接触して、自転車の方が1か月間意識不明になった事故もありました。被害者の方は、意識が回復した後に4年間リハビリしたのですが、足に障害が残って以前のようには歩けなくなってしまいました。このように、高齢者の方の乗る自転車との事故では、接触しただけでは終わらず大きな事故になる可能性が高いです。ヘルメットの着用と法令遵守また、愛知県警察の統計では、自転車事故における死者の約8割がヘルメット非着用であったという結果が出ています。みなさんが自転車に乗る時はもちろん、高齢の方やお子さんには必ずヘルメットを着用していただきたいですね。ヘルメット一つで命が守れるのですから、ぜひ着用するようにしてください。同様に数値が高かったのが、自転車側の法令違反です。死亡事故の9割以上に法令違反がありました。特に自転車の飛び出しですね。車列の間から飛び出すようなケースでは、車側も回避するのはなかなか難しいです。車がスピードを落としていても、歩行者よりも速度が出ている自転車が相手では、危険度はやはり高いのです。面倒くさくても、急いでいたとしても、自転車で道路を横断する時は横断歩道まで行って渡るようにしてください。みなさんは普段車で移動されることの方が多いので、道路交通法では、停止車両などがあり安全が確認できないような状況では徐行しなければならないと義務付けられていることも、ご存じだと思います。車を運転している時にも、自転車事故に見られる傾向を意識しながら自転車の動向に注意を払っていただければ、事故を未然に防ぐこともできるのではないかと思います。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第23回 横断歩道での事故](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第23回 横断歩道/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。最近また歩行者との交通事故のニュースが増えているように感じます。中には、青信号で横断歩道を渡っていた高校生をひいて怪我を負わせたにもかかわらず、加害車両はそのまま走り去ってしまったという事故もありました。歩行者優先の法律信号のある横断歩道では、もちろんみなさんは信号を守り安全に走行していると思います。では、信号のない横断歩道の近くでは、どのような運転をしていますか?道路交通法第38条には、人がいないことが明らかな場合を除き、停止できる速度で進行するようにと書かれています。横断歩道の手前にはひし形のマークが二つ、路面に描かれています。私がいつもお伝えしているのは、一つ目のひし形マークでアクセルオフ、二つ目のひし形マークで停止できる速度まで減速しようということです。以前YouTubeで紹介した交通事故動画の中に、信号のない横断歩道を渡ってきた小学生をひいて怪我を負わせてしまうというものがありました。事故が起きた時、対向車線には渋滞で車列ができていて、横断歩道の右側が車で死角になって見えない状態になっていました。対向車で横断歩道上に人がいるか見えない場合はどうしたらよいのか。道路交通法には減速しなさいとは書いてありません。法律上の義務としては、「停止できるような速度で進行すること」と書かれています。「徐行」とは書かれていないので、10km/h以下にまで落とす必要はないかもしれません。私がセミナーでお話しする時には、二つ目のひし形の所では、15km/hまで速度を落としてくださいとお伝えしています。速度が上がると死亡率も上がる運転するのであれば、道路交通法で定められている義務に関しては、きちんと把握していただきたいと思います。義務付けられていることを知らずに法律違反を起こしてしまうことがないように、気を付けてください。対歩行者との交通事故では、車の走行速度が10km/h上がる度に、相手の死亡率が3倍ずつ上がっていきます。時速20km/hから30km/hで人をはねてしまうと、死亡率は0.9%です。しかし、速度が30km/hから40km/hでは、死亡率は2.7%になります。さらに10km/h速度が速くなり、40km/hから50km/hになると7.8%にもなるのです。時速15km/hで走行するというのは、人の命を奪ってしまう可能性を極めて低くすることにつながるのです。道路交通法第38条の2では「交差点又はその直近で横断歩道の設けられていない場所において歩行者が道路を横断しているときは、その歩行者の通行を妨げてはならない」とも定められています。残念ながら、横断歩道のない場所を横断中に交通事故に遭うというのは、高齢者の方により多く見られます。車を運転する者の義務として、横断歩道がない場所でも歩行者がいる「かもしれない」という前提で運転することが、事故防止につながるのです。学校が夏休みに入り、子供たちの日中の外出が増えています。今まで以上に歩行者に気を付けて、交差点や横断歩道付近ではいつでも停止できる速度で走行するよう心掛けてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第24回 不測の事態で車両が停止した際にとるべき行動](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第24回 不測の事/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先月中旬の深夜に、福岡県の九州自動車道古賀インターチェンジ付近で中型トラックに大型トラックが追突する事故がありました。追突された中型トラックは横転してしまい、乗っていた男性2人は病院に搬送されましたが、残念ながらその後死亡が確認されました。事故の前に、中型トラックの乗務員は勤務先に「故障して動けない」という連絡を入れていたそうです。路肩にとどまる危険性故障などで動けなくなった車両に追突してしまうという事故が、高速道路では度々起こっており、スピードも出ていることから死亡事故になりやすい傾向にあります。私がYouTubeで配信した映像の中にも、高速道路の路肩に停止している車両のそばに人がかがんでいるものがあります。何をしているのか詳細までは見て取れませんが、恐らく、バーストしたタイヤの交換を路肩でしているのではないかと思われる映像でした。これは本当に危険な行為です。このような対処をしていては、いつか事故に遭って亡くなってしまいます。絶対にやめてください。高速道路では基本的に駐停車禁止です。過去には、停止した車両の運転者が追突されて亡くなった後に、「整備不良で運転し続けた疑い」ということで書類送検されたケースもあります。長期間、運転も整備もしていなかった車を久々に運転し、なおかつ高速道路を利用して遠方に出かけると、走行中にバーストを起こしたり故障して動かなくなってしまったりすることがあります。久しぶりに運転する場合や、遠方へ出かける場合は、必ず出発前に車両点検をしましょう。特にタイヤの状態は必ずチェックしてください。不測の事態にすべき5つの行動しっかりと点検をしていても不測の事態は起こります。緊急事態で停止する場合は、5つの点に注意して対処しましょう。1つめはハザードランプの点灯です。ハザードランプをすぐに点灯させて、後続車に知らせてください。特に高速道路では、前を走っている車が停まるという概念がありません。ハザードランプを点滅させて異常事態を周知してください。停まってからも点滅させ続けてください。2つめは、停止したらハンドルを左に切っておくことです。日本の道路は左側通行なので、左に寄せて車を停めます。ハンドルを左に切って停止しておけば、万が一後ろから追突された場合に車両が本線側に押し出されるのを防げます。3つめは、三角停止表示板の設置です。高速道路では、事故の際の三角停止表示板設置が義務化されています。最近は新車販売時の価格を下げる目的で、三角停止表示板が車両に付属していない場合があります。高速道路を利用する前に、自分の車に三角停止表示板が積んであるか確認してください。4つめは、発炎筒の設置です。発炎筒に関しては2つの注意点があります。つけ方と使い方を知っているかです。発炎筒はマッチのように擦って点火します。キャップでこすってつけるタイプもあります。過去に研修をした時、水をかけてつけると勘違いしている方もいました。必ずつけ方を確認しておいてください。また、つけた後に発炎筒を持って走らなければならないと思い込んでいる人もいます。走る必要はありません。車から離れた後方に置くようにしてください。5つめは、車内に残らないということです。路肩に車を停め、同乗者がいる場合は先に避難させてください。ガードレールがあればガードレールの外側に出てから緊急電話をします。車内に残ったり、車のそばで作業をしたり電話をしたりするのは命の危険を伴います。停止したらすぐに車外に出て、追突の際に巻き込まれないよう車の後方に避難してください。最後にもう一つ、遠出をする際の注意点をお伝えします。少しでも眠気を感じたら、最寄りのサービスエリアまたはパーキングエリアで車を停めて休憩してください。眠気とは戦っても無駄です。ガムを噛んだり体をつねったりという刺激を与えても、一時的に覚醒するだけで、眠気は解消されません。必ず停まって、できれば15分ほど仮眠を取りましょう。せっかくの遠出を楽しいものにするためにも、事故を防ぐ準備と行動を取るようにしてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第25回 運行管理で事故を削減](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第25回 運行管理/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。今回は、運転者の安全を管理する立場のみなさんに向けてお話をしたいと思います。交通事故が起きた場合に、管理者の方々に考えていただきたいことがあります。それは、その事故が運転者のヒューマンエラーによって起きたものなのか、もしくはヒューマンエラーを起こしてしまう“状況”を管理者が作ってしまったために起きたものなのか、ということです。どちらが原因で事故が起こったかによって、対策は違ってきます。ヒューマンエラーか“状況”か運転者のヒューマンエラーによる事故であれば、運転者に対する交通安全教育を強化しなければなりません。しかし、教育を強化してもヒューマンエラーを完全になくすのは無理でしょう。そこで重要になってくるのが、ヒューマンエラーを起こしても事故に繋がらない対策を、教育しておくことです。例えば、「見落とし」というヒューマンエラーで事故が起きた場合は、「車間距離を40mは空ける」という指導を行います。車間距離が短いと、一瞬の見落としがすぐに事故に繋がります。見落としに気がついても、事故を防ぐための回避行動を取る時間的余裕がないからです。車間距離が十分に空いていれば、瞬間的に見落としをしても、見落としたことに気づく時間や事故回避の行動を取る時間ができ、衝突や追突を防げる可能性が高くなります。一方、ヒューマンエラーを起こす“状況”を作ってしまったことで事故が起きたのであれば、運行管理を見直す必要があります。きちんと運行管理されている企業では、交通事故は少ないです。運行管理をしっかりしていれば、ヒューマンエラーが起きる確率をかなり低くできるからです。運行管理で事故をなくす運行管理の中で非常に重要なポイントが3つあります。「拘束時間」と「点呼」、そして「指導・監督」です。「拘束時間」が長くなればなるほど、ヒューマンエラーは起きやすくなります。休憩も取らずに連続運転を続けると、さらにヒューマンエラーが起きやすくなります。道路交通法第66条には「何人も、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない」と書かれています。さらに「使用者もそのような状態で運転させてはならない」とも書かれています。使用者とは、経営者ではなく運行管理者や点呼執行者にあたります。運転者が過労状態で運転しなければならない状況は、決して作ってはいけません。次の「点呼」というのは、運行管理者の目で見て運転者が正常な運転ができるかどうかを判断することです。私は過去に運行管理の仕事もしていましたが、管理者としての意識は薄かったと今反省をしています。日ごろの業務が忙しすぎて、点呼を日常業務の作業の一つとしてただこなしていたのです。点呼が重大な仕事であるという意識がありませんでした。点呼簿に記録を付けて出庫させるだけ、という作業をしていました。管理者は、点呼場で運転者と対話し、状態が良いのか悪いのかを判断してください。運転者の状態を見極めて、運行しても良いかどうかをしっかりと判断してください。それが運行管理者の仕事です。3つ目は「指導・監督」です。交通事故防止の教育は非常に難しいです。「安全運転しましょう」や「注意しましょう」といったスローガン的な言葉をかけるだけでは事故は減らせません。管理者の方は運転者の「運転行動」を変えてください。どのような運転行動を取って欲しいか、明確に具体的に、運転習慣が変わるまで伝え続けてください。習慣が変わると事故を防止できる運転ができるようになります。私のYouTube番組の動画はいつでも誰でも見られます。指導の際にぜひ活用していただきたいと思います。事故を、運転者のヒューマンエラーで終わらせてはいけません。運行管理者としてヒューマンエラーを起こさない状況を作れているか、しっかり振り返ってください。それが、管理者であるあなたの仕事なのです。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第26回 コミュニケーションの重要性](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第26回 コミュニ/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。弊社では交通事故防止のセミナーや講座を開催しています。その中に、事故撲滅トレーナー養成講座という管理者向けの講座があります。業務で車両を使用する企業様向けに、社内に私と同じ事故防止の専門家を置いていただくことを目的として開催しており、ドライブレコーダー映像の分析ノウハウや道路交通法について学んでいただいています。先日、この講座の活動報告において、受講生から「これまで以上に社員とコミュニケーションが取れた」という話がありました。実は、管理者と運転者との日常的なコミュニケーションは、交通事故防止に非常に大きな役割を果たしています。コミュニケーションが事故防止の要みなさんの会社でも、年に数回程度は交通事故防止のための研修や勉強会などを行っていると思います。しかし、事故を起こさないための運転行動というのは、たった1度の指導では身につきません。習慣になるまで繰り返し運転者に伝えていかなければならないのです。毎日の点呼時における対話で、管理者と運転者がしっかりと向き合って対話し、その中で事故防止の運転行動について伝え続けることが大切なのです。毎回、事故防止についての話をする必要はありません。時には他愛ない話だけで運転者を送り出しても良いのです。信頼関係は、コンタクトする回数が多いと強くなります。短くてもいいので毎日必ずコミュニケーションを取るようにしてください。信頼関係ができると、相手の言葉は素直に耳に入ってくるようになると思います。そのような関係性の中で、事故防止のためにどのような運転をしなければならないかを伝えていくと、行動改善に繋がりやすいのです。さらに、管理者と運転者がコミュニケーションを密に取ることで、労務トラブルや離職の防止にもなります。どの問題においても、根底には相手との信頼関係が影響しているからです。走行中のコミュニケーション“コミュニケーション”という観点でお話しすると、運転中の運転者同士においても、ウィンカーやハザード点灯、パッシングなど、様々な方法でコミュニケーションが取られています。最近メディアで話題になった「茨城ダッシュ」という走行をみなさんはご存じでしょうか。信号が青になった瞬間に、直進車よりも先に右折してしまう非常に危険な走り方です。茨城県で多く見られるためか、ご当地の名称で呼ばれています。この走行方法は、道路交通法によって禁止されています。どうしてこのような走り方が見られるようになったのか調べてみると、その一説に、昔は道が狭くて右折車線がない場所が多く、右折を待っていると後ろの車両がまったく進めないという状況になりやすかったため、直進車が右折車に譲っていたという話がありました。現在では非常識な走り方として話題に上る「茨城ダッシュ」ですが、元々は思いやりを持った運転者間のコミュニケーションによって生まれた走り方だったようです。しかし現在では、右折車の一方的で強引な走行による「茨城ダッシュ」が横行しているようです。非常に危険な運転行動であり、大きな事故になりやすいので絶対にしないでください。もう一つ、運転者間のコミュニケーションで気を付けていただきたいことがあります。直進車が右折車に譲った際に起こってしまう事故、俗に言う「サンキュー事故」です。譲ってくれた直進車の陰から、バイクや自転車、歩行者などが出てきて、右折車と接触してしまう事故のことですね。みなさんが右折する際に、もしも直進車に道を譲ってもらったのであれば、直進車の延長線上で一時停止をして安全確認をするようにしてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第27回 弱点を自覚することの大切さ](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第27回 弱点を自/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。突然ですが、みなさんは「思い込み」でミスをしたことはありますか?私は昔から思い込みが強くて、見落としはするし忘れ物はするし、本当に色々と失敗をしてきました。電車の乗り間違いもしますし、出張の際に車で空港に行ったのに、帰る時にはそれを忘れて車を空港に置いて帰ってきてしまった、なんていうこともありました。以前と比べると今はマシになった方です。7年ほど前から、毎朝5~6分程度の瞑想をするようにしているのですが、これが精神的な安定をもたらしてくれるのか、ミスが減ったように思います。同時期に、翌日の行動予定を書き出して寝る前に確認することと、朝起きてから出発までの時間を長く取るようにもしました。それまでは出発の20分ほど前に起きていたのですが、2時間前には起きるようにしたのです。起きてからは、前日にメモした行動予定を再度確認し、毎朝のルーティンワークをこなしてから出発するようにしました。生活習慣を変えてからは、ミスがかなり減りました。弱点を自覚して対策を打つ私は、自分がミスをしやすいという自覚があるので、できれば車の運転はしない方が良いのだろうと思っています。交通事故防止の仕事をしながら、「私は車の運転をしない方がいい人間だ」と言ってしまうのは、おかしな話かもしれませんが、ミスをしやすいという点において車の運転には不向きなのです。ミスをしやすい私が交通事故を起こさないためには、ミスをしてもカバーできる運転行動を取って事故防止をする必要があります。うっかり見落としをしても気づいた時に対応できるように車間距離は常に40mほど取るようにしています。また、焦りから見落としや操作ミスをしないよう、時間に余裕を持つようにもしています。大切なのは、「自分を知る」ことなのです。自分の特徴や運転能力を知ることで、どのような対処をしたら良いかが分かります。高齢者≠事故が多い高齢者の交通事故についてマスコミ等で取り上げられることがありますが、高齢者だから事故が多いわけではありません。リスクとしてはもちろん高齢者の方が高いです。視力や判断力が、加齢とともにどうしても衰えてしまいますので、若い頃に比べると事故を起こすリスクは高くなります。しかし、だからといって体の衰えが事故原因に直結するわけではないのです。タクシー会社の社長を務めていた頃の自社の事故では、高齢者よりも40代や50代の運転者による事故の方が多かったのですが、自分の衰えを知っているか知らないかが影響しているのだと思います。高齢者ドライバーの方の多くは、自分の体の衰えを実感しています。実感している人は、事故を起こしたくないので、自身の衰えに合わせて自分の運転を変えようとします。これがすごく大切なのです。体力的な衰えや視力の低下を理解しないまま、あるいは受け入れないまま、自分は若い頃と同じ運転が正常にできていると思い込んでいる人は危険です。動体視力も反射神経も衰えているので、見落としが増え、とっさの対応が難しくなり、事故を起こしてしまいます。高齢者の方でも自分はいつミスをするか分からないと自覚している方は、それに応じた行動を心がけるため事故を防ぐ運転が実践できるのです。冒頭でお話したように、私は若い頃からミスが多い性格です。そのため、いつミスするか分からないと常に思って行動しています。実は、40代の時にアクセルとブレーキの踏み間違いをしたことがあります。幸い事故には至りませんでした。事故になる前にすぐにアクセルから足を離せたのは、いつか踏み間違えるかもしれないと潜在的に思っていたからではないかと自己分析しています。ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故で、踏み間違えているのにさらに踏み込んでしまい被害が大きくなることがありますが、これは「自分は踏み間違えていない」と思い込んでいるから、ブレーキだと思ってアクセルをさらに踏み込んでしまい、暴走するのではないかと思います。自分の体力や目の衰えを知り、それに合わせた運転をするようにしてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第28回 人の目で認知できるスピード](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第28回 人の目で/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。9月18日、北海道で非常に心が痛む事故がありました。レーシングカートの体験試乗会で、11歳の子が運転する車がコースを外れて観客に突っ込み、2歳の子が脳挫傷で亡くなってしまいました。被害者の子のご冥福をお祈りいたします。一方で私は加害者となったしまった子の、心理的な傷も気になります。自分も怖かっただろうし、人をひいてしまい、相手の方が亡くなってしまったという事実が残るわけですから、心の傷はどれほどかと悲痛な思いにかられます。レーシングカートは時速40kmほどのスピードが出ていたそうです。会場には安全対策として観客の手前にカラーコーンとコーンバー(樹脂製の棒)が設置されていたようですが、時速40kmで走るレーシングカートの会場に安全策として設置する物がそれだけというのは、私としては「ありえない」状態です。時速40kmの乗り物が事故を起こした場合の死亡率について、運営側のスタッフの方が理解していたのか、疑問を持たざるを得ません。人が死ぬ速度今回は速度の話をしたいと思います。皆さんは、幅6メートルもないような生活道路を走行する際、時速何kmで走行するように心がけていますか。私はこれまでにドライブレコーダーの映像を2万件以上見てきましたが、生活道路を時速40kmで走行する車をよく見かけます。住宅街の幅の狭い道を時速40kmで走るのは自殺行為というより、もはや殺人行為と言っても過言ではないと思います。この速度で走行している所に、子供が飛び出して来たら、死亡事故になってしまう可能性が非常に高いのです。時速30kmの車と歩行者が衝突した場合の死亡率は0.9%です。時速40kmだと、死亡率は2.7%に上がります。時速50kmになると、死亡率は7.8%になります。「速い」と感じるか「遅い」と感じるかは道路状況によって違いますが、日常的に車を運転している方だと、時速40kmと聞くと比較的「低速」と感じる方が多いのではないかと思います。法定速度は時速60km、制限速度は一般道が時速50km、片側一車線の道路が時速40km、道幅が5.5メートル未満の生活道路になると時速30kmに指定されています。みなさんはもちろん「ゾーン30」という時速30kmまでスピードを落とすよう指定された区域についてご存じだと思います。学校の近くなどに多く設置されています。子供が多い学校周辺などがゾーン30として指定された背景には、やはり死亡率の高さがあると思います。私たちは、法定速度や制限速度を基準に速いか遅いかを判断してしまいがちですが、人を殺してしまう速度かどうかで考えると、死亡事故になる可能性がある時速30kmでも十分「速い」のです。100人に接触したらそのうち3人が亡くなってしまう時速40kmという速度は、決して安全な速度ではないのです。人間が「しっかり確認できる」限界を超えているスピード私たちの「目」は速度何kmまで対応できると思いますか。ただ見るだけであれば、ある程度の速度まで対応が可能かもしれませんが、「見て」安全を「判断」することができる速度について考えてみてください。人間の目でしっかりと認知できる速度は、自分の走る速度と同じくらいと言われています。市民ランナーの成人男性の平均速度は時速約9km、成人女性では時速8.2kmと言われています。世界最速の男性でも、瞬間最高速度は時速40km台だそうです。それ以上の速度は、目の限界を超える速度なのです。車を運転するということは、人間の能力を超えた状態を継続しているということなのです。ところが、事故を起こさなかった、スピードを出しても問題なく走行できた、といった「成功体験」を積み重ねていくとどんどんエスカレートしていき、運転が雑になり、スピードを出しても大丈夫と思い込んでしまいます。しかし、人間がきちんと「確認できる」速度は優に超えているのです。時速40km以上のスピードで走行する時には、そのことと、死亡率の高さを常に意識して運転してください。レーシングカートや自転車など、お子さんが乗るスピードの出る乗り物に関しては、周囲の大人がしっかりと責任を持って対策し、二度と冒頭のような悲しい事故が起こらないようにしていただきたいと切に願います。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第29回 自分の運転能力を疑うことの重要性](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第29回 自分の運/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先日、ある自動車メーカーが新機能を導入したというニュースがありました。アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を防止する目的で導入されたもので、アクセルを急に踏み込んでも加速を抑える機能です。時速30km以下で走行している時にアクセルを急に踏み込んだとしても、加速を抑制してディスプレイと警告音で運転者に警告する仕組みになっています。もしかしたら、このコラムを読んでいる方の中には「まだ若い自分には必要のない機能だ」と思った方もいるかもしれません。踏み間違い事故の多くは高齢者が起こした事故としてニュースなどで取り上げられますので、多くの方は「高齢者特有の事故」だと思いがちです。しかし、警察庁の統計によると、29歳以下の若年齢運転者にも、65歳以上の運転者と同程度の件数の踏み間違い事故が発生しているのです。もちろん、30代から50代の運転者でも踏み間違いによる事故が発生しています。高齢者ではないから無関係、という機能ではないのです。思い込みが事故を大きくする高齢者の事故だと思い込んでいる人や自分はそんなことはしないと思い込んでいる人は、踏み間違えた時に自分が踏み間違いをしているとは思わずに、ブレーキを踏んでいるつもりでさらにアクセルを踏み込んでしまいます。結果として車は暴走し、事故被害が拡大してしまうのです。また、交通事故防止の仕事をしていると割とよく遭遇するのですが、もう一つ、踏み間違い事故と同じ「思い込み」による事故があります。それが、高さ制限のある場所に、制限を超えた車高のトラック等で突っ込んでしまう事故です。ある事故で運転者と面談をした時、「高さ制限は書いていなかった」と主張していました。でも、ドライブレコーダー映像を確認するとしっかり高さ制限の標示があったのです。アクセルとブレーキの踏み間違い事故だと、運転者が「ブレーキが壊れていた」と証言することも多いです。どちらのケースでも、運転者が嘘をついていると思われてしまう証言ですが、本人たちは本気でそう思っているのです。運転者たちは、「標示を見落とすはずがない」、「アクセルとブレーキを踏み間違えるはずがない」と思い込んでいますから、「標示がなかった」、「ブレーキが壊れていた」という証言になってしまうのです。安全運転には自分を疑うことも必要自分はミスをしない、自分は完璧な運転をしている、と思っている人ほど、突然大きな事故を起こしてしまうというケースがあります。交通事故は、自分が予想もしていなかったことが起こった時に発生します。その時に「そんなことはしない」という思い込みがあると、事故を回避する行動の妨げになってしまうのです。人がミスをしないということはあり得ないのです。車の運転をする時には、自分はミスをするのではないか、ミスをしているのではないかという思いを持ち続けることが大切です。私はうっかり者なので、運転中も何かミスをするかもしれないと思いながら運転をしています。うっかりミスをしてしまうかもしれない自分の運転が怖いので、何度も確認をしますし、車間距離も十分に取るようにして事故を防ぐ運転行動を取るようにしています。自分の性格を信じない、自分の運転が怖い、そういう思いは安全運転には必要なことだと思います。みなさんは「自分は事故を起こさない」と思い込んでいませんか?その思い込みが、いつか事故を招いてしまうかもしれません。自分の運転の仕方を見直して、事故を起こす要素を持っていないか考えてみてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第30回 横断中の歩行者と車両事故について](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第30回 横断中の/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先日、一世を風靡した「ザ・ドリフターズ」の仲本工事さんが、交通事故による急性硬膜下血腫でお亡くなりになりました。みなさんもニュースでご覧になったかと思います。事故は、横断禁止場所で起こりました。ワゴン車との接触だったそうです。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。今回はこの事故を受けて、1件でも事故を減らすために、横断中の歩行者と車両事故についてお話ししておきたいと思います。歩行者死亡事故のほとんどは横断歩道以外で発生横断歩道以外の場所を横断中に歩行者がひかれて亡くなる事故は、後を絶ちません。警察庁の発表によると、平成29年から令和3年までの5年間で、歩行者が横断中に起きた交通死亡事故は3,588件発生しており、約7割の2,406件が横断歩道以外の場所を横断している時の事故でした。しかも、そのうちの約7割は、走行中の車両の直前直後を横断したりするなどの法令違反があったそうです。特に高齢者の場合、目先のリスクに注意が行き過ぎて、車列の間を抜けた後のリスクに対して危険感受性が下がり、被害に遭うことが多いです。横断歩道のない場所を渡る高齢者が多いのは、身体能力の衰えから、目的地まで最短距離となるコースを歩くためとも言われています。また、自身の身体能力の衰えと自己認知が一致していない、つまり自分の歩行スピードが思っているよりも遅いのにそれが理解できていないために、車が近づいているという危険な状況でありながら渡ってしまうとも言われています。過去には、歩行者の横断歩道外横断によって起こったバイクとの接触事故で、バイクの運転者が自動車運転処罰法違反で書類送検されただけでなく、歩行者にも重大な過失があるとして、歩行者が重過失傷害容疑で書類送検されたことがありました。車の形状で事故も変わるワゴン車やバス、トラックなどのボンネットがない形状の車両は、接触した時に歩行者を押し出してしまい、歩行者は路面などで頭や身体を強打しやすくなります。大型トラックなどの事故になると、押し出されるだけでなく車両の下に巻き込まれてしまうケースもあります。つまりボンネットのある車両との事故と比較して、死亡事故になりやすいのです。しかし、どのような車を運転していても車列の側方を通過する時は、歩行者がいるかもしれないという想定をしつつ走行してください。制限速度は守ってください。時速が10km/h速くなるごとに死亡率は3倍になります。状況によってはアクセルから足を離し、構えブレーキにしておくことも重要です。仮に、右折の矢印信号などで早く交差点に進入したいという気持ちがあっても、アクセルを強く踏み込まないでください。アクセルを踏み込んで走行してしまうと、歩行者に対応できません。これからの季節では、薄暮の時間に歩行者との事故が増加します。季節的に洋服の色もダーク系が増え、よりいっそう認知しにくくなってきます。運転者は横断歩道外であっても人がいるかもしれないという想定をしつつ、制限速度を守って走行するようにしてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第31回 自分以外から見たときあなたの運転は安全ですか?](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第31回 自分以外/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先日、宮城県で、バスが急ブレーキを踏んだため車内の乗客に怪我人が出た、というニュースがありました。バスの運転者は、前方に割り込んできたタクシーを避けようとして急ブレーキを踏んだそうです。北海道では、トラック運転者が急ブレーキをかけて他のトラックを自車に追突させ、相手に怪我を負わせたことから、危険運転傷害の疑いで逮捕されました。逮捕された運転者は、相手トラックが自分の車両の前に右折して入ってきたことに腹を立て、600メートルにわたって危険運転を繰り返し、最終的に相手トラックの前に割り込んで急ブレーキを踏んで追突させました。割り込んだつもりはなくても... 最初の事故に関してですが、「タクシーが割り込んだ」というのはバス側の意見であって、もしかしたらタクシーの運転者には割り込んだという認識がないかもしれないと思いました。わざと「割り込んでやれ」と思って割り込む人は、あまりいないのではないでしょうか。「今なら進路変更して前に入っても大丈夫だろう」と思って進路変更をする人がほとんどで、「危ないな」「ギリギリだな」と思いつつも進路変更をする人はいないと私は思っています。割り込んだか割り込んでいないかは、運転者それぞれの感覚の違いなので、相互の認識がずれることはよくあります。普段から車間距離を空ける人は、あまり余裕のない車間距離で進路変更して入って来られると、「割り込まれた」と受け取ってしまうでしょう。しかし、割り込んだ側が車間距離をあまり取らない運転者の場合、その運転者は「割り込んだ」とは思いません。また、大丈夫だと思って進路変更や右左折をしたけれど、後ろの車の速度が思っていたよりも速くて距離が詰まってしまい、結果的に「割り込んだ」ようになってしまうこともあるかと思います。逮捕されたトラック運転者が腹を立てたのも、もしかしたらこういう状況だったのかもしれません。認識の違いによって受け取り方が変わるので、知らないうちに後方車両の運転者にとって危険な運転をしてしまっているケースもあるのです。誰にとっての安全運転か以前、「安全運転とは何か」をセミナー受講者に訊いた時に、あるプロドライバーが「分からない」と返答しました。どういうことか話を伺ってみると、「自分は速度も守っているし、安全運転をしている自信はある。でも、自分が運転するトラックを見た人が『あのトラック、結構スピードを出している』とか、歩行者の横を通過した時に『このトラックちょっと怖い』と感じてしまうと、相手にとっては安全運転ではないですよね」と答えました。彼の言う通りで、安全運転をしていると運転者自身が言い切ることはできないのです。「私はそういうことはないですよ」「自分は絶対大丈夫です」と断言する人は、安全運転をしていると思い込んでいるだけで、周りからしてみれば危険な運転をしていることもあるかもしれないのです。私自身は安全運転をしているつもりです。でも、周りの人に「割り込まれた」と思わせたことが一度もないかというと、自信がありません。後ろの車の人の気持ちは分からないですから、気づかずに「割り込んで」しまったことはあるかもしれません。そういう感覚、つまり「自分は大丈夫だと思っているけれど、周りにとってどうかは分からない」という感覚を持たないといけないと思います。「大丈夫でしょ」ではなくて「大丈夫じゃないかも」という感覚を常に持つことが、事故防止にはとても大切です。自分本位の安全運転ではなく、周りがどう感じるかを考えて安全運転をしてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第32回 「今」の自分の能力に合わせた運転を考える](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第32回 「今」の/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先日、福島県で97歳の男性が運転する車が歩道に乗り上げた状態で走行し、歩道にいた女性をはねるという死亡事故が発生しました。実はこの車両は女性をはねた後もしばらく走行し、信号待ちをしていた車3台に次々と衝突しています。事故のニュースが配信された当時、運転者の年齢が高齢だったこともあり、様々な意見がネット上に飛び交いました。重要なのは、能力に合わせた運転ができるか、できないか歳を重ねるにつれ、やはり体力や視力、反射神経というのは衰えていきます。だからといって、高齢であることが事故の直接原因になるとは思っていません。身体能力の衰えでリスクは確かに高くなります。しかしそれ以上に、事故を起こす要因として見過ごせないのが、“自分を知っているかどうか”ということです。自分の性格や体の衰えを理解して、自分の運転能力が現在どのレベルかを正しく判断できていれば、それに合わせた運転ができます。一方で、自分の身体能力の衰えを自覚していない、あるいは運転にどのような影響があるかを理解していない場合は、能力に合わせた運転ができないため、事故を起こす危険性が非常に高いのです。実際、老眼が始まっているが自覚症状がない40代や50代の人には、見えづらくなっているにも関わらず若い時と同じような運転をしてしまい、認知が遅れたり認知できなかったりして事故を起こしてしまうケースもあります。認知とは目で見たものを脳で処理することですから、視力の低下はやはり大きな影響を与えます。動体視力の衰えもまた、運転には致命的な要素と言えます。運転中は動きながら動いているものを見て判断しますから、動体視力の良し悪しは運転能力に大きく関わってくるのです。この動体視力は40歳前後から徐々に落ち始めて、55歳から60歳くらいで一気に落ちると言われています。一気に能力が衰えた人は「見えない」という自覚症状があるので、事故を起こさないために、衰えに応じて自分の運転を変えようとします。しかし、自覚症状がないと「見えている」と思い込んでいるので、運転行動が変わらないのです。自覚症状がない時期から「年齢的には衰え始めている可能性がある」と意識してみてください。意識することで、運転中に起こる小さな変化に気が付けるようになると思います。40代から50代前半の方は特に気を付けてください。55歳以上の方であきらかに見えなくなっている人は、あきらめて速度を落として運転をしてください。車間距離を空けてください。反射神経も衰えていきますから、ペダルの踏みかえにも時間がかかるようになります。徐行や減速が必要な場面では、アクセルから足を離して構えブレーキにし、いつでもブレーキを踏めるようにしてください。性格に応じた起きやすいミスも想定しておくアクセルとブレーキを踏み間違えた後に暴走してしまう事故では、「自分が踏み間違えるはずがない」と思っているがために、踏み間違えているアクセルをブレーキだと思い込んでさらに踏み込んでしまい暴走してしまうのです。また、自分が間違えるはずがないと思い込んでいる人は、事故の原因が車にあると証言する傾向にあります。実は私も40代の時に一度踏み間違いをしたことがあります。幸い事故にはなりませんでした。というのも、踏み間違えた直後にそのことに気が付いて、すぐにアクセルから足を離してブレーキに踏みかえられたからです。私は自分が性格的にうっかりしたところがあると自覚しているので、常に「いつかミスをおかすかもしれない」と思いながら運転をしています。その意識が功を奏して、すぐに踏みかえができたのだと思います。年齢に係わらず、正確や能力に合わせた運転ができないのであれば、運転はするべきではないと思います。衰えは誰にでもやってきます。定期的に、自分の運転能力を見直すようにしてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第33回 これからの季節は要注意!路面状態の悪い日の運転](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第33回 これから/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。12月初旬に秋田市で、スリップが原因による、車12台が絡む交通事故が起きました。現場は片側2車線で、事故当時雪は積もっていなかったものの、路面が凍結した「ブラックアイスバーン」の状態だったそうです。夕方6時過ぎに1台がスリップして横転し、その後通りかかった他の車も次々とスリップし、最終的に12台もの車が互いに接触したり歩道に乗り上げたりなどしました。幸いなことに、事故による怪我人はいなかったようです。秋田県では、12月初頭の1日だけで70件ものスリップ事故が発生したこともありました。これからの季節、積雪やアイスバーンに気を付けて運転する必要があります。濡れた路面に見えるブラックアイスバーンブラックアイスバーンとは、アスファルトの表面が氷に覆われているのですが、一見すると濡れた路面のように黒く見える状態のことを言います。夜間になるとさらに凍っていることがわかりづらくなるため、スリップ事故が起こりやすいのです。過去に日本自動車連盟(JAF)がブラックアイスバーンにおける制動距離の実験を行っています。ウェット路面と比較して、見た目にはほとんど差異がないものの、制動距離には50m以上の差がありました。これからの季節は気温がどんどん下がり、路面の凍結も起こりやすくなります。スタッドレスタイヤを装着しているからアイスバーンでも大丈夫だと、勘違いをしてしまっている運転者も多くいます。スタッドレスタイヤでも路面が凍っていると制動距離は長くなります。さらに、速度超過した状態で走行していると、スリップしやすくなります。路面状態が悪い時には、制限速度ギリギリで走るのではなく、10km/hほどスピードを落として走行してください。「急」な運転行動は絶対にダメ!路面状態が悪い日に特に注意していただきたいのが、減速路面標示(減速マーク)のある場所です。減速路面標示は、高速道路ではカーブの手前に、山道では危険な場所に引かれています。一般道路では交差点の手前に引かれていることが多いのですが、これは事故の多い交差点を示しているとも言えます。追突事故の発生リスクが高い場所だと思ってください。減速路面標示がある場所では、さらに速度を落として走行してください。高速道路では、渋滞や天候に応じて制限速度の標示が変わります。注意深く確認して速度超過しないよう気を付けてください。また、「急ブレーキ」「急ハンドル」「急発進」など「急」のつく運転行動は厳禁です。車間距離も通常より広めに、できれはいつもの2倍を目安に確保してください。事故を起こしてしまうと、渋滞や立ち往生を招いてしまいます。他車への迷惑になるのはもちろんのこと、積雪やアイスバーンができるような気温の低い時であれば、立ち往生が多数の方々の生死にかかわることも忘れてはなりません。走り慣れたいつもの道でも、路面状態が悪い時には細心の注意を払い、路面状態に合わせた運転をして事故を防止してください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第34回 事故発生時に生じる義務](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第34回 事故発生/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。12月下旬に沖縄県で、学校からの帰宅途中に横断歩道を渡っていた小学2年生の女の子が、右折してきた軽自動車にはねられる事件が発生しました。「事件」と書いたのには理由があって、軽自動車の運転者は接触した後に相手の小学生が「大丈夫」と言ったことを理由にその場を立ち去ってしまったからなのです。これは、ひき逃げ事件となります。運転者は、過失運転致傷と救護義務違反の疑いで書類送検されるようです。運転者には報告義務がある私がタクシー会社の社長をしていた時ですが、この事件と同様のことが数件ありました。どの事故でも、相手が「大丈夫」と言ったことでタクシーの運転者はその場を離れてしまいました。冒頭の軽自動車の運転者も、相手の女の子が「大丈夫」と言ったから、救急にも警察にも連絡をせずにその場を離れてしまいました。まずここでお伝えしておきたいのは、子供相手に示談は成立しないということです。そして何より、運転者は事故を起こした際には警察に報告しなければならないと、道路交通法第72条で定められています。相手が子供であろうが大人であろうが、怪我をしていようがしていまいが、報告する義務があるのです。警察への報告義務を怠ってしまうと、ひき逃げ事件となります。相手が子供の場合は、「大人に怒られるから怖い」といった感情が何より先に湧いてしまい、とにかくその場から離れたいと思ってしまう場合が多いようです。子供からしてみたら、どんな時でもやはり知らない大人は怖く見えてしまいます。ましてや事故に巻き込まれてしまったその瞬間ですから、その場から離れるために「大丈夫」と言うこともあるのです。相手の怪我がたいしたことはないように見えても、それは運転者の勝手な判断にすぎません。勝手な判断は絶対にせずに、すぐに警察と救急に連絡を入れてください。立ち去ると詐欺事件に巻き込まれることも過去に私が携わった事故で、クラクションを鳴らしたら相手が転んでしまい、人身事故となったケースもありました。相手が転倒した場合には、接触していなかったとしても、自分が原因を作ったのではないかと考えて車を止めて安否確認をしてください。時々、「相手が信号無視をしたから自分に責任はない」と言う方がいますが、報告義務は「事故があった時」に発生するものです。相手が「大丈夫」と言って立ち去った場合でも、その場から警察に通報して起こったことを報告してください。相手が立ち去ってしまったが自分はどうしたらよいか、警察に指示を仰いでください。報告をすることで、ひき逃げ事件にはなりません。報告をしなければ、ひき逃げ事件や当て逃げ事件となりますし、場合によっては詐欺事件に巻き込まれてしまうこともあります。詐欺事件のやり口の一例ですが、コンビニエンスストアの駐車場などで車と接触して、被害者は「大丈夫だから」と言って運転者を安心させ、運転者がその場を離れた直後に警察に「相手が逃げた」と通報するのです。被害者は最初から詐欺を働くつもりですから、当然、車のナンバーも控えられています。警察官の前で、被害者は運転者に対して「逃げましたね。人身事故にするんですか、示談にするんですか」と詰め寄ります。そして、最終的にお金を取るというようなことが起こり得るのです。事故の当事者になったら、現場からの報告義務と救護義務が発生することを、しっかりと覚えておいてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第35回 色々な事態を想定しておくことが重要](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第35回 色々な事/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。1月12日に、奈良県の京奈和自動車道・橿原高田インターチェンジ出口付近で、19台もの車が絡む事故がおきました。自動車道から一般道に出るために信号待ちで停車していた車列に、タンクローリーが追突し、その衝撃で次々と車が衝突してしまいました。15人の方が病院に運ばれましたが、みなさん軽傷ですんだそうです。事故原因はタンクローリーの運転者のわき見運転だったとのことです。幸い死亡事故にはなりませんでしたが、死者が出てもおかしくないような事故でした。高速道路でも車が停止することはある高速道路における交通事故で追突が多いのは、そもそも高速道路では車が止まる事態を想定せずに運転しているからだと考えられます。高速道路上では車は止まらないという前提で運転しているため、前方の車両のブレーキランプが光ったとしても「前の車がブレーキを踏んではいるが、止まることはないだろう」という思い込みをしてしまい、運転者のブレーキを踏むタイミングが、一般道路の時と比べて遅くなっているのではないかと思います。私自身、高速道路で追突しかけた経験があります。私が運転している車の2台前の車が事故を起こしてしまい、事故車と私の間の車がブレーキを踏んだのですが、私は事故の状況も見えていませんでしたし渋滞情報などもなかったので、その車が止まると思っていなかったのです。ですから、反応が遅れてしまい、追突しかけてしまいました。高速道路では一般道よりもスピードが出ています。仮に時速80kmで走行していたとして、ブレーキを踏むタイミングが1秒遅れるとそれだけで22mも前に進んでしまいます。前の車両のブレーキランプが点灯したら、すみやかにブレーキを踏むようにしてください。高速道路上であっても、事故や渋滞などで車が停止していることがあると想定して運転するようにしてください。渋滞中の列に追突すると非常に大きな事故になります。スピードが出ているために衝撃が大きく、相手にダメージを与えやすいのです。特に居眠りが原因であったりすると、スピードが落ちないまま衝突しますので、死亡事故に繋がりやすいです。高速道路上では眠気のピークを迎える回数が多く、一説には2時間ごとにそのピークが来るとも言われています。眠気を感じたら無理をせずにサービスエリア等で仮眠を取るようにしてください。あまり長く眠ると逆効果となりますので、仮眠時間は10分から15分で十分です。仮眠を取ることと併せて、一度車両から出て気分転換をすることもおススメします。想定を増やして事故を防止するこれまでに高速道路での交通事故映像も数多く分析してきましたが、ETC出口で直前に割り込んできて急停止する車両に追突してしまった映像や、本線から出口方向への分岐地点で車両が停止していたり、分岐地点を通り過ぎた車両がバックして来たために衝突する映像など、想定外の動きをする車に巻き込まれてしまう事故もありました。間違えたことで軽くパニックになって、割り込んだり急停車したりしてしまうと思われますが、ETCレーンやサービスエリアの出入り口付近ではそういうことも起こり得るかもしれないと想定するようにしてください。渋滞の最後尾についた場合や、事故直後の現場などで自身が停止しなければならない状況に遭遇した場合は、ハザードランプをつけて後続車に知らせ、追突のリスクを回避してください。私のYouTube番組では、ドライブレコーダーの事故映像を元に、事故原因の分析と事故防止のための運転行動についての解説を行っています。中には本当に驚くような運転をする車両が映っている事故動画もあります。そういった動画を見ることで、ご自身の中の「想定」を増やして事故防止に繋げてください。=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第36回 重大に事故になりやすい「居眠り運転」](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第36回 重大に事/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。1月下旬、埼玉県で大型トレーラーが住宅に突っ込んでしまう事故がありました。国道17号を走行していた大型トレーラーは、中央分離帯を乗り越えて対向車線の乗用車2台と衝突しましたが、それでも止まらずに暴走し続け、100メートル以上も離れた民家にぶつかってようやく停止しました。幸い死者は出ませんでしたが、乗用車に乗っていた3名が怪我を負って搬送されました。事故原因は運転者の居眠りだったそうです。運転者は、過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕されました。バイオリズムに合わせた休憩を居眠り運転による事故が発生しやすい時間帯は、日中の14時前後、そして深夜2時から5時という統計があります。人間の体は起床してから8時間後に睡魔を感じやすいと言われています。おそらく多くの方が6時から7時の間に起きると思いますが、その8時間後がちょうど14時頃となります。深夜の時間帯に居眠りが多くなるのは、この時間帯が1日で一番体温が低くなるからです。体温が下がるにつれて、眠気を感じるようになります。眠気を感じたら、車を止めて車外に出るようにしてください。体勢を変えたり軽いストレッチをしたりすることで眠気が解消されます。また、カフェインを摂取するのも効果があると言われています。ただし缶コーヒーには角砂糖3個分程度、微糖コーヒーでも1個分の砂糖が入っています。糖分が高いものを一気に飲んでしまうと、血糖値が急激に上がり、それを下げようとする体の働きによって眠気を誘発してしまうことがあります。糖分を含むカフェインを飲む時は、一気に飲むのではなく、ゆっくりと飲むように意識してください。食後に眠気を感じるのも、この血糖値の上昇が関係していると言われています。食事をする時もゆっくり食べるように意識してください。運転中に眠気を感じて車を止めた際、もしも仮眠する時間が取れるのであれば10分から15分の睡眠を取ってください。時間はあっても眠れそうにはないという場合には、目を閉じて体を休めてください。目を閉じるだけでも睡眠と同じような効果が得られると言われています。短時間でも仮眠を常日頃から長時間の運転をする方は、運転中の休憩時間をしっかりと確保するようにしてください。長時間の休憩を一度だけ取るよりは、10分から20分程度の休憩をこまめに取る方が居眠り運転の抑止効果は高いと思われます。道路交通法第66条には「過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない」と定められています。休憩を取らずに居眠り運転による事故を起こしてしまうと、道路交通法違反となります。一方で、きちんと休憩をして仮眠を取った上で、それでも万が一居眠り運転をしてしまった場合は、過失事故となり道路交通法違反が適用される可能性は低いです。居眠り運転での事故というのは、衝突するまで気が付かないため、減速をせずに相手車両や人、物などにぶつかります。スピードが出た状態でぶつかるため、相手を死なせてしまう危険性が高く、自分が怪我をするリスクも高いのです。短時間の休憩をこまめに取り、居眠り運転事故という重大事故を防いでください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第37回 意識してますか?意外と危険な「進路変更」](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第37回 意識して/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先日、東名高速道路で走行中の車両がウィンカーを出すと同時に右へ車線変更し、右斜め後ろを走行していたキャンピングカーと衝突するという事故がありました。怪我人は出ませんでしたが、衝突により破損したパーツが反対車線へと飛び散る様子がドライブレコーダーの映像に映っていました。飛んで行った破損パーツが、反対車線での事故を誘発していた可能性もあります。事故後の取材で、キャンピングカーの運転者の声が収録されていました。事故の危険予知はできているようでしたが、 “事故に巻き込まれない”ための運転行動にはつながらなかったようです。進路変更は危険な行為進路変更はそもそも“危険な行為”だと、私は認識しています。進路変更をする際には、前方と後方の確認を、動きながら同時にしなければならないからです。道路交通法第26条で「車両は、みだりにその進路を変更してはならない」と定められているとおり、できるだけ進路変更はしない方がいいです。条文にはこのほかにも、後方から進行してくる車両の速度や方向を急に変更させるおそれがある時には進路変更はしてはならないことが書かれています。冒頭で取り上げた交通事故は、接触した2台のうちの加害車両が、反射的な進路変更を行ったために発生しています。しかし、その行動の背景としては、加害車両の左側の出口車線を車線を走っていた別車両が、突然進路変更をして本線に戻ろうとしたことが影響していると考えられます。このような進路変更時の事故は、道を間違えた場合に多く発生しています。間違えた道から正しい道に戻ろうとする時、ほとんどの人は焦りを感じた状態にあります。慌てていると、人間は安全確認をするよりも先に体が動いてしまいがちです。認知⇒判断⇒動作の順ではなく、動作をした後に認知行動、つまり、安全かどうかを目で見て確認しようとするのです。道を間違えてしまった時には、急な進路変更で戻ろうとするのではなく、そのまま走行して余裕のある状態で正しいルートに戻るようにしてください。今回の事故で言うと、最も左側の車線を走行していた車は、出口車線から本線に戻るのではなく、そのまま高速を降りて、ひとつ先の入口から再び高速道路に入るようにしなければなりませんでした。自転車の進路変更には要注意キャンピングカーの運転者は事故後の取材に対して「出口付近にいた車が不審な動きをしていて危ないとは思っていた。(前に)入られたら事故になるというのは感じていた」と話していました。運転者は、危険予知まではできていたのです。しかし、この危険予知が「速度を落とす」という事故回避のための運転行動へ結びついていませんでした。事故に巻き込まれないためには、危険予知の後の運転行動が非常に重要です。少しでも危険を感じたら、速度を落としたり、アクセルから足を離して構えブレーキにしたりしてください。車両だけでなく、バイクや自転車の進路変更にも十分注意が必要です。特に、自転車は後方確認をせずに進路変更するケースが多く見られます。自転車と接触してしまうと、死亡事故につながる可能性が非常に高くなります。接触時の衝撃がそのまま怪我につながるのはもちろんですが、スピードがあまり出ていない状態で接触しても、自転車の運転者が転倒した際に頭を強打し、それが原因で死亡してしまうケースもあるのです。高速道路の出入り口付近や、交差点やその付近では、前や横の車両が急に進路変更するかもしれないという想定のもとに運転をしてください。自転車やバイクを見たら、後方確認せずに進路変更するかもしれないことを疑ってください。そして、危険予知をしたら回避行動を取るようにしてください。ひとつでも想定を増やして、交通事故を防止できる運転者になってください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第38回 事故を防ぐためには多くの想定を持っておくことが大事](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第38回 事故を防/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。2月中旬、東京都の目黒で、自転車に乗っていた方がタクシーの開いたドアにぶつかって転倒し、後続の路線バスにはねられて死亡するという事故が起きました。タクシーの運転者は、お客さんの荷物をトランクに積み込むために車外へ出ようとドアを開けたそうです。その際、後方確認がおろそかになってしまったと証言をしていました。この事故に関しては、状況的に非常に稀なケースではありますが、三者ともが気をつけるポイントがあったと思います。まずタクシーですが、ドアを開ける時に後方確認を怠ったのは大きな過失です。これは道路交通法違反にあたります。道路交通法第71条(運転者の遵守事項)の四の三に「安全を確認しないで、ドアを開き、又は車両等から降りないようにし、及びその車両等に乗車している他の者がこれらの行為により交通の危険を生じさせないようにするため必要な措置を講ずること」と記載されています。つまり、運転者自身の行動はもちろんのこと、同乗者の行動に対しても、運転者が気をつけなければならないと法律で定められているのです。つまり、運転者自身の行動はもちろんのこと、同乗者の行動に対しても、運転者が気をつけなければならないと法律で定められているのです。次に、自転車やバイクで停車している車の横を通り抜ける場合の注意点ですが、ドアが開くかもしれない、という想定を持つようにしてください。KYT(危険予知トレーニング)では、停車中の車の向こう側から人が出てくるというような予測は、よくあるケースだと思います。想定する危険の中に、「車両のドアが開いて人が降りてくるかもしれない」というケースも今後は入れるようにしてください。そしてもう一つ、併せて気をつけていただきたいポイントがあります。危険を回避するために車両から距離を取って横を通り抜ける際には、必ず後方の安全確認をしてください。これまでにドラレコの事故映像を何万件も分析してきましたが、後方確認をしないまま進路変更をした自転車が車両と接触してしまう事故を、たくさん見てきました。必ず事前に安全確認を行ってください。最後はバスに関してですが、正直、今回のようなケースを想定するのはなかなか難しいことだとは思います。前方を走る自転車やバイクが「転倒するかもしれない」と思いながら走行している人は、とても少ないのではないかと思います。私の人生を変えることになったドライブレコーダーの映像も、東京で起きた事故と同じような事故でした。首都高速を走行していたバイクが中央分離帯に激突して転倒し、後続のタクシーがひいてしまうというもので、その映像を見た時に、私はとても恐ろしくなりました。バイクが転倒するかもしれないということは、それまで一度も想定したことがなかったからです。同じ状況に置かれた時、私が後続車であれば映像のタクシーと同じくバイクの運転者をひいてしまっただろうと思い、自分の運転が恐ろしくなったのです。その瞬間から、私の運転行動が変わりました。前方を走るバイクや自転車を見かけたら、相手が転倒することを想定して、安全な車間距離を取るようになりました。万が一、バイクや自転車が転倒したとしても運転者を「守れる」ようにです。事故を防いで命を守るために、想定を増やし、車間距離を確保してください。停止や発進、右左折や進路変更、ドアの開閉など何か行動を起こす時には、安全をしっかりと確認したうえで、行うようにしてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第39回 認識を改めてほしい「一時停止線」で停止することの意味](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第39回 認識を改/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。3月上旬、山形県の市道十字路交差点で乗用車同士が出会い頭に衝突する事故がありました。事故現場となった十字路は見通しの良い道路でした。西に進んでいた車両と、南に進んでいた車両が出会い頭に衝突して、どちらも道路脇の電信柱に突っ込んだそうです。西に進んでいた車両の後部座席に、折れ曲がった電柱が直撃し、後部座席に設置したチャイルドシートに乗っていた1歳の子が亡くなってしまいました。大変痛ましい事故です。一時停止線は南に進んでいた車両側の道路にありました。警察では一時停止をしっかりとしなかったことが事故原因の可能性があるとして、詳しく調べているとのことです。一時停止線では無条件で止まる一時停止場所での出会い頭事故は、停止義務がない方の道路を走行している車両が速度を落とさずに交差点に進入していることが多く、重大事故になる可能性が非常に高いです。また、車両の側面に衝突した場合は、乗員が大きな怪我をする可能性も高くなります。走り慣れた道だと、慣れによる油断が生じることがあります。「いつも誰もいないから」「これまでこの場所で事故を起こしたこともなければ、危険を感じたこともないから」そんな考えが、一時停止線での停止義務をおろそかにすることもあります。しかし、一時停止義務が定められている場所は、そもそも事故が起こりやすい場所です。一時停止線がある側の道路を走行している車両が止まるのは、当然の義務です。事故を防ぐために、無条件で止まってください。優先道路を走行している車両も、法定速度を守り、相手が停止しない可能性も考えて交差点に進入してください。定められた義務を守ること、危険予測をして「かもしれない運転」をすること、それが事故を防ぐ最大のポイントになります。停止線を越えては意味がないこれまでの記事でも何度もお伝えしていることですが、一時停止線では、その手前で必ず止まってください。「止まっている」という方でも、停止線を越えて止まっているケースが非常に多いです。なぜ停止線を越えて止まるのか。それは、運転者が何のための一時停止線なのか正しく理解をしていないからだと言えます。セミナーなどで「一時停止場所ではなぜ止まるのか」と質問すると、非常に多くの方が「確認をするため」と答えます。この認識がそもそも間違いなのです。一時停止線は「出会い頭の事故を防ぐため」のものです。多くの一時停止線設置場所では、停止線で止まっても往来の車両は確認ができません。ですから、「確認のために一時停止する」と勘違いしている人は、停止線を越えた位置で止まってしまうのです。まずは、停止線のある場所できっちりと停止して、出会い頭の事故を防いでください。その後、左右の安全確認を行ってから、合流先の道路の車両が確認できる位置までゆっくりと車を進めてください。この時に注意していただきたいのは、確認をしながらアクセルを踏むのではなく、安全が確認できるまではブレーキから足を離さないことです。つまり、認知・判断・動作の3つを同時に行うのではなく、安全だという判断ができてから、アクセルを踏む動作を行うのです。ほんの一瞬の気の緩みで、誰かの命を奪うことのないように、事故防止に努めてください。悲惨な交通事故の加害者にも被害者にもならないために、今一度、自分の運転を見直してみてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第40回 自転車事故の傾向を知ろう](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第40回 自転車事/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。4月1日より、道路交通法第63条の11が改正され、自転車のヘルメット着用が努力義務化されます。これまでは、13歳未満の子供にはヘルメットをかぶらせるよう保護者に対して努力義務が課せられていたのですが、4月からは自転車を運転するすべての人に対して努力義務化されます。これは、同乗する方(幼児等)についても同じです。私は仕事柄、これまでに2万件以上のドライブレコーダー映像を見てきました。自転車と車両の衝突事故では、自転車の運転者がハンドルを握りしめたまま自転車ごと転倒しているケースが非常に多く見られます。特に高齢になればなるほど、その傾向は強いように見受けられます。ハンドルを握りしめていると転倒時に受け身が取れず、頭部を強打して致命傷を負ってしまうことがあります。ヘルメットを着用するだけで、致命傷を回避できる確率は格段に上がります。死亡事故の約80%が交差点とその周辺で起こっている私が交通安全サポーターを務めさせていただいている愛知県警察の統計では、愛知県下の自転車乗車中の死傷者数(H28からR2)は37,012人にもなります。このうち死者数は154人で、さらにそのうちの108人が高齢者の方です。この期間の高齢者の死傷者数は6,669人で、死亡率は1.6%でした。対して、高齢者以外の年代は死傷者数が30,343人で死者数が46人、死亡率は0.15%でした。高齢者の死亡率の高さがはっきりと見て取れます。自転車乗車中の事故が多発している場所は、交差点及びその付近です。154人のうち100人が交差点で亡くなっており、23人が交差点付近で亡くなっています。全体の79.8%が交差点及びその付近で亡くなられているのです。特に生活道路の信号のない交差点では、気を付ける必要があります。自転車の方も慣れた道で不用意に交差点内に進入してしまうことがありますし、車両を運転している方も、一時停止義務がなければ速度を落とすことなく交差点内に進入してしまい、出会い頭の事故を起こしてしまうケースがあります。一時停止義務がない場合でも、一時停止をするか十分に減速し(見通しのきかない交差点に進入する際には徐行義務があります)、安全確認をしたうえで交差点に進入するように心がけていただきたいと思います。自転車運転者の約90%に違反行為あり実は、亡くなった154人の自転車運転者のうち、82.5%にものぼる127人が何らかの違反をしていました。高齢者の方だけで見ると、89.8%の方に違反行為がありました。もっとも多い違反は横断等禁止違反です。横断してはならない場所を横断した結果、事故に遭ってしまったというケースです。YouTubeの愛知県警察公式チャンネルで公開されている私の事故解説動画にもありますが、信号待ちをしている車列の間を抜けて通りを横断しようとする自転車が、その隣の車線を走行してきた車両にはねられるという事故が、よく見られます。車両を運転している方は、隣の車線に停止車両が並んでいる場合には、自転車や人が横断して来るかもしれないと想定して、決してスピード超過することなく走行してください。次に多い自転車の違反が、信号無視です。自転車を使用するのは、そのほとんどが自宅からそう遠くない場所への移動のためだと思います。つまり、慣れている場所です。よく知っている場所であり、慣れているがゆえに、「これまで大丈夫だったから」「この辺りで事故に遭ったことはないから」という経験から、つい違反行為をしてしまうのではないかと思います。車両を運転している人は、自転車事故の傾向を知り、事故を防ぐ運転をするように心がけてください。自転車を運転する場合は、必ずヘルメットを着用するようにしてください。そして、交通ルールはしっかりと守るようにしてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第41回 新年度に増える子供との接触事故](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第41回 新年度に/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。新年度が始まり、そろそろ1ヵ月になろうとしています。これからの時期に最も多くなる事故は、子供との接触事故です。警察庁の統計によると、平成30年から令和4年の歩行中の小学生の死者・重傷者は2,185人にもなります。学年が低いほど歩行中事故が多く、小学1年生は6年生の約3.2倍、死者に絞ると1年生の犠牲者数は6年生の10倍にもなります。過去5年間の事故で見ると、約6割が歩行中であり、歩行中の死者・重傷者の約4割は飛び出しが原因となっており、時間帯は下校時や下校後である夕方に多く発生しています。子供を見たら減速と構えブレーキ子供は大人に比べて危険感受性が低いため、車道へ飛び出してしまい被害に遭うことが多いのです。危険感受性とは、何が危険なのか、どうなると危険な状態になるのかを直感的に把握する能力で、危険に対する敏感さを指します。子供たちの事故では、道路の反対側へ渡るために左右確認をせずに飛び出してしまうというケースがよくあるのですが、友達と遊びながら歩道を歩いていて、つい車道へと出てしまうケースも見られます。小学1年生の事故が多いのは、小学校への入学を機に、子供たちだけでの登下校を行うようになるからだと思われます。それまでは保護者や幼稚園・保育園の関係者が送迎をするため、道路を歩く時も常に大人が付き添った状態です。大人が危険に対して配慮するので、子供が事故に遭うのを防げるのです。数年前に行われた7歳児を対象としたとある研究では、一般的な道路標識は子供の目に留まりにくい高さであることや、路面に描かれた「とまれ」の標示も見ていないことが判明しました。もしみなさんの家族に小さなお子さんがいるのであれば、ぜひ子供と一緒に通学路を歩いて、危険なポイントと、どのように歩けばよいのか、どのように安全確認をして道を渡るのかを教えてあげてください。できれば入学直後の今の時期にしっかりと教えてあげてください。車を運転する側は、スクールゾーンでは特に細心の注意を払って走行してください。子供が飛び出してくる想定をして、子供が視野に入った時点で減速し、構えブレーキでいつでも止まれるように心がけてください。もちろん、右左折時には一旦停止をして、横断中の子供がいないかをしっかりと首を左右に振って確かめてください。子供の自転車事故は歩行中に比べ2倍の件数低学年では歩行中の事故が多いのですが、高学年になると自転車に乗るようになるため、自転車走行中の事故が増加します。歩行中の事故と比較して、令和4年中には約2倍の件数の事故が発生しています。最も多いのは出会い頭の事故で、411件起こっています。また、何らかの違反があったのが7割にもなります。(いずれも令和4年の統計)高学年とはいえ、大人と比べるとまだまだ危険感受性は低いため、車道への飛び出しや曲がり角での飛び出しなどがあります。中学生以上になると車と同様車道を走行しますが、まれに逆走をしている子を見かけることもあります。正面衝突の事故も、令和4年には30件ほど起こっていますので、通学路や生活道路においては逆走自転車に気を付けてください。例年、6月までは事故件数が増加しますので、子供を見かけたら、普段よりも注意深く「かもしれない運転」を心がけ、いつでも止まれるように減速して、構えブレーキで走行してください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第42回 高齢者による道路横断の特徴](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第42回 高齢者に/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。4月19日、福岡県で「交通死亡事故警戒宣言」が発令されました。22年ぶりの発令だそうです。福岡県内では、今年の1月から4月17日までの間に交通事故で34人が死亡しています。前年同時期比でプラス16人と大幅に増加しており、また、4月8日から17日までのわずか10日の間に7人が亡くなるという深刻な状況であることを受けて、19日に発令されました。34人中、高齢者が24人と最も多く、事故のほとんどが夜の時間帯に、幹線道路沿いで発生しています。死亡事故だけでなく、交通事故そのものも増加しており、3月末時点での福岡県内の交通事故件数は5042件で、前年比でプラス464件となっています。高齢者の横断の特徴死亡事故の特徴として、歩行中の事故、18時から22時までの夜間の事故、そして65歳以上の高齢者の事故が激増していると、福岡県警察が発表しています。1月から4月はまだ日没時間が早く、高齢者の方は黒や茶色などの暗い色の服を着ている方が多いため、薄暮の時間帯以降は非常に認識しにくくなります。早めのライト点灯が必須であり、基本的にはハイビーム走行をしてください。高齢になると、目先の危険に対しては意識が働きますが、次の危険には意識が働きにくいという傾向が見られるようになります。道路を横断しようとする際に、目先の危険である、歩行者にとって右から走行して来る車には十分気をつけて横断を始めるのですが、次の危険である、左から走行してくる車に対しては注意が払えないのです。そのため高齢者の事故では、歩行者から見て左から来る車、つまり車から見た時に右側から歩いて来た人をひいてしまうケースが非常に多いのです。加えて、高齢者は横断歩道以外の場所で横断する傾向もあります。これは、目的地までの最短距離を進もうとするためです。体力の衰えなどから最短距離を選択するのだと思われますが、歩行速度が自分が思っているよりも遅く、車が来る前に道路を渡り切れないというのも、事故の要因の一つになっています。車を運転する際には、横断歩道以外でも人が道路を渡って来ることがあることを念頭におき、過去に高齢者の事故があった場所などは特に気をつけて、速度を落とすなどの対応をしてください。薄暮の時間になったらハイビームにして、必ず法定速度を守って走行してください。制限速度を守ることが、死亡事故を防ぐ当然のことですが、衝突時の速度が速いほど、歩行者の死亡率は上がります。時速30kmでは致死率は約10%ですが、時速50kmだと致死率は80%以上になります。時速50kmというのは、運転者からしてみればそんなに速いとは感じない速度かもしれません。しかしそれでも、事故を起こせば相手の歩行者は亡くなってしまう可能性が高いのです。幹線道路などでは、速度超過で走っている車を多く見かけます。死亡事故を起こさないためにも、制限速度を守ってください。感染症対策による行動制限も緩和され、生活も以前のように戻りつつあります。外出する人が増えることで、事故のリスクも高まります。加害者にも被害者にもならないように、安全運転行動を心がけてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディクリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。‍‍ - [【交通安全ニュース解説コラム】第43回 逆走](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第43回 逆走/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。5月に入ってから、立て続けに正面衝突の事故が起こっています。まず2日の午前3時に、群馬県伊勢崎市の国道で軽自動車が逆走して乗用車と正面衝突し、さらにそこへ他の車が追突しました。3台が絡む事故となり、軽自動車の運転者は意識不明の状態で病院へ搬送されたのですが、その後亡くなりました。同日の午後2時には、山形県鶴岡市の高速道路にあるトンネル内で、対向車線にはみだした車両が、対向してきた車両に正面衝突し、衝突された側の車両は炎上しました。この事故では幼児を含む3人が亡くなりました。6日には、茨城県水戸市の国道で乗用車が対向車線にはみ出して乗用車と正面衝突しました。はみ出した側の車両の運転者は出血性ショックで亡くなりました。また、衝突された側の運転者と同乗していた子供たちも怪我を負いました。いずれの事故でも、なぜ対向車線へはみ出したのかは分かっておらず、原因について詳しく調べているところです。逆走車は気づいていないこともある正面衝突の事故は、非常に重大な事故となる確率が高いです。前述の高速道路の事故においては、警察によると現場にブレーキをかけたような痕はなかったとのことですから、相当なスピードで衝突したと思われます。逆走をしている運転者は、基本的に気づかずに走行していることが多いです。そのため、例えば深夜などの暗い状況で走行していると、気が付いた時には対向車と正面衝突をしてしまっているという状況になりやすいのではないかと思います。人間はヒューマンエラーを起こすものです。そしてそのエラーは、自分の想定をはるかに超えます。運転中は常に自分の目を疑い、細心の注意を払うようにしてください。そして万が一に備えて、一般道でも後部座席のシートベルトは必ず装着してください。ぶつかった衝撃で車のドアが開き、シートベルトをしていなかった同乗者が車外放出されるというケースは非常に多いです。放出されて後続車にひかれたり、中央分離帯などにぶつかったりして亡くなるケースもあるのです。シートベルトは命を守るためのものです。検挙されるかどうかで着用を決めるのではなく、命を守るために、必ず着用してください。リスクを排除し、場合によっては通報を逆走した理由はいずれの事故でもまだ分かっていませんが、慣れない道で間違えたり、飲酒運転や認知症の影響、あるいは高速道路のインターチェンジやジャンクションで道を間違えて逆走してしまったりなど、過去にもさまざまな理由での逆走事故が起こっています。昨年の冬には、助手席に乗せたペットのインコの様子が気になってよそ見をした瞬間に対向車線へはみだし、走行していた自転車をはね、さらにそのまま歩道に乗り上げて母子の乗る自転車に衝突する事故がありました。約半年前には、居眠り運転で10分以上も蛇行運転を繰り返して対向車線へとはみだして軽自動車と正面衝突し、衝突された側の運転者が死亡するという事故もありました。みなさんが運転をする時には、よそ見や「ながら運転」で前方不注視になるような要素は可能な限り排除してください。スマホやたばこ、食事やメイクなどは、停車してから行うようにしてください。‍=====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第44回 高速道路上での停車](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第44回 高速道路/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。今年に入り、故障などで停止した車両に追突する事故のニュースが後を絶ちません。その多くは高速道路上で起こっています。1月4日、兵庫県加古川バイパスにて事故で停車中の軽自動車にトラックが追突して、1歳の子が亡くなりました。1月17日には、名神高速道路で事故を起こした乗用車にトラックが追突し、110番通報中だった乗用車の運転者が死亡しています。3月28日には、新東名高速道路で、サービスエリアから合流する加速車線に止まっていたとみられる大型トラックに、トラックが追突して2人が死亡しました。そして5月16日、東北道下り線で、路肩付近に止まっていた大型バスに大型トラックが追突し、3人が死亡、追突した大型トラックの運転者も重傷を負いました。停車していた大型バスは、走行中から煙が出ていたらしく、オーバーヒートして路肩に停車した後、大型トラックに追突されたようです。事故で亡くなった3人は、バスの運転者と乗客の2人で、バスの後ろにあるエンジンを確認している時に事故に巻き込まれたということです。 事故後の対応で被害を最小限に 事故や故障で停車せざるを得ない場合には、後続車からの追突を避けるためにも、停止中であると伝えることが大切です。ハザードランプを点灯し、発炎筒を設置、そして停止表示器材(三角表示板または停止表示灯)を設置してください。高速道路および自動車専用道路においては、停止表示器材の設置は義務化されています。発炎筒や停止表示器材は車両から50m以上後方に設置する必要があります。また、事故に巻き込まれないためには乗員の避難も非常に重要です。車両を停止させたら、全員がすみやかに車両から降り、安全な場所へ避難してください。前述のバス事故のように、乗客がいる場合は運転者や添乗員が責任を持って避難させてください。多くの事故で、車両の中や付近、つまり道路上に留まっていたために追突に巻き込まれ亡くなっています。停止車両が追突された時に巻き添えにならないよう、車両より後方のガードレールの外側に避難してください。できれば、車両を停止させる際にハンドルを左に切っておくこともお勧めします。ハンドルをまっすぐにしたままですと、追突された衝撃で車両がまっすぐに進み、さらに他の車両にぶつかるという多重追突事故につながる危険性があるからです。ハンドルを左に切っておけば、万が一追突されたとしても、車両がガードレールにぶつかって止まるため、被害を最小限にできるのです。 高速道路でも停止車両がいる前提で 高速道路を走行する際、止まっている車両がいる前提で運転をする方はほとんどいないのではないかと思います。そのため、前方に停止車両がいても走っているものと思い込んで追突してしまったり、人が路上にいると思っていないために気がつくのに遅れてしまったりするのです。しかし、上記で取り上げた数々の事故のように、停止している故障車や事故車に遭遇することは、いつでも起こり得ることなのです。交通事故においては、「これまで大丈夫だったからこれからも大丈夫」とは言い切れません。今後は高速道路上でも停止車両がいるかもしれないという前提で運転をし、少しでも違和感を抱いたらブレーキを踏むようにしてください。高速道路の道路情報板にも故障車ありなどの情報が出るので、確認するようにしてください。また、減速路面表示のある場所では事故のリスクが高まります。事故のリスクが高いということは、事故車などが停止している可能性も高いということです。しっかりと速度を落として走行してください。故障やパンクをした場合でも、自分でなんとかしようとは思わず、まずは、命を守るための行動を取ってください。想定を増やし、対処法を知ることが、事故防止に繋がるのです。 ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第45回 雨中雨後の運転リスク](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第45回 雨中雨後/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。雨の季節になりました。近年は短時間に激しく降るゲリラ豪雨などもあり、運転をしていて前が見えなくなるような危険な状況になることもありますね。運転者にとっては、かなり神経を使う時期だと思います。6月初旬、首都高羽田線の天王洲近くで、トラックが横転する事故がありました。運転者は幸い軽い怪我で済みましたが、現場の映像を見ると、トラックは横倒しになり、車両後部は首都高の壁を越えて空中に飛び出していました。また、山梨県上野原市の中央道では、トラックがガードレールに衝突する事故がありました。中央分離帯のガードレールに激突して、その勢いのままトラックは2回転して止まりました。運転者も同乗者も軽い怪我で済んだそうです。いずれの事故も、当時は雨が降っていました。事故の原因は、どちらも運転者が雨でハンドル操作を誤ってしまいスリップしたことだと思われます。 雨天時も、雨が止んだ後も、路面状況は同じ 雨天時の注意喚起でよくあるのは、「雨の降り始めは路面が滑りやすいのでスリップなどの事故に注意してください」というものです。私は年間数千件のドライブレコーダー映像を見ているのですが、雨天時の事故は、そのほとんどが雨の降り始めではなく、止みそうな時、あるいは止んだ直後に起きています。これは運転者の心理が、大きく関与しているのではないかと考えています。雨の降り始めは、ほとんどの運転者が「普段より慎重に運転しなければ」という心境になっているのではないでしょうか。一方で、そろそろ雨が止みそうだという時や止んだ時には、「もう雨は止む(止んだ)から大丈夫」と思ってはいませんか?この心理状態の違いが、事故の要因になっているのです。雨は止んだかもしれませんが、路面の状態は雨天時と何ら変わりがないのです。降り注いだ雨で道路に落ちていた埃が浮きあがり、路面は滑りやすくなっています。雨天時と同じ運転をしなければならないのに、路面の状態を忘れ、晴天時と同じ運転行動を取ってしまうため、事故を起こしてしまうのです。 雨天時の事故率は約7倍 首都高速道路株式会社では、雨天時の事故について調査をしています。それによると、2022年度の雨天時間は年間でわずか5%であったにもかかわらず(東京管区気象台発表データ)、首都高速道路で起こった雨天時の事故件数は全体の15%にもなるそうです。雨天時以外の天候で起こった事故と比較して、雨天時には約7倍の割合で接触事故が起きているとの統計もあります。さらに、雨天時の1時間あたりの死傷事故件数は、他の天候時の約4倍だそうです。雨天時には、制動距離が長くなります。晴天時と同じスピード、同じ車間距離で走行するのは非常に危険です。晴天時には止まれる距離でも、雨天時や雨が上がった直後の濡れた路面では、止まれません。晴天時よりも10km/h以上は速度を落とし、車間距離も広めに取るようにしてください。冒頭に取り上げた首都高の事故の現場には、車線の横に点線が表示されています。このコラムでも過去に取り上げたことのある「減速路面表示」です。これは事故のリスクが高い場所に表示されているものなので、必ず減速するようにしてください。「雨が上がったから大丈夫」ではなく「路面が濡れているからまだ危険」という意識で運転をしてください。 ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第46回 車線変更の危険](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第46回 車線変更/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先日、愛知県で原付バイクと中型トラックが衝突し、原付バイクに乗っていた高校生が亡くなりました。警察の発表によると、右側の車線から原付バイクが急な車線変更をしたことが原因とみられているそうです。バイクや自転車などと車両の事故で、もっとも死亡率が高いと言われているのが、この事故のような急な車線変更による接触事故です。たとえ車両側が法定速度を遵守していたとしても、急な車線変更では動きが予測できないため、ブレーキを踏むのが間に合わず、車両の速度が出ている状態で接触をしてしまい、死亡事故となってしまうのです。 みだりにしてはならない車線変更 そもそも車線変更とは非常に危険な行為です。なぜなら、動きながら前方と後方の確認をしなければならないからです。道路交通法26条には、「みだりにその進路を変更してはならない」と定められています。また、「進路を変更した場合にその変更した後の同一の進路を後方から進行してくる車両等の速度又は方向を急に変更させることとなるおそれがあるときは、進路を変更してはならない」とも書かれています。進路変更をする時は、必ず後方確認をして、後方から来る車両がブレーキを踏んだり避けるために方向を変えたりすることのないよう、余裕を持ってしなければなりません。しかし、ドライブレコーダーの映像を見ていると、後方確認をしないまま進路変更をしている場面をよく目にします。特に自転車の運転者に、そのような運転をする傾向が多く見られます。また、初心者マークや県外ナンバー、レンタカー車両にも注意が必要です。運転者が運転に慣れていない可能性や、道を知らない可能性があり、進路を間違えていることに気がついた時に、焦って急に車線変更をしてしまうのです。こういった車両は急な進路変更だけでなく、急停車をする場合もあり、後方車両はその動きに対応できずに接触事故を起こしてしまいます。自転車やバイク、初心者マークや県外ナンバー、レンタカー車両などを見かけたら、普段以上に車間距離を確保してください。通常の車間距離では、想定外の動きをされた場合にブレーキを踏むのが間に合わず、衝突してしまいます。 事故防止のため、一旦は間違ったまま進む 私のYouTube番組でも度々配信していますが、一般道だけでなく、高速道路においても同じような事故が起こっています。一般道では、直進時の車線変更だけでなく、右折や左折レーンから急きょ直進方向へと進路変更する車や、安全確認をしないままUターンをする車、高速道路では降り口を間違えたと思われる車が高速道路上で急停車するなど、実に様々なケースで事故やヒヤリハットの状況が起こっています。いずれのケースでも、急な車線変更や急停車の原因は「道を間違えた」ということが最も多い理由だと思います。万が一道を間違えてしまっても、急な進路変更で対応するのではなく、その場は事故を起こさないためにも間違えたまま進行して、次のタイミングで進路を変更してください。間違えて右左折をしてしまったら、別の道から正しいルートへと戻ってください。高速道路の降り口を間違えたのであれば、一度降りてしまってから、改めて高速道路に乗るなどの対応を取ってください。人は焦ってしまうと確認動作をする前に、ハンドルを切るといった運転動作をしてしまいがちです。運転をする際には、事前に道を確認しておくことはもちろんですが、たとえ間違えてしまってもその場で対応しようとするのではなく、落ち着いたタイミングで道を修正するという意識を持つようにしてください。 ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [オンラインセミナー「AI搭載型ドラレコによるデータ分析と事故削減への活用方法」を開催(2022/1/19)](https://nauto.co.jp/news/1月19日1030よりウェビナー「ai搭載型ドラレコによるデ/) - ドラレコは導入したが、運用ができていない、事故が減らない。 そんなお悩みありませんか?本セミナーではAIを搭載したドラレコの機能と、そこから得られるデータの分析についてご紹介いたします。 また、実際に事故削減へどのように活用すればいいのかも解説します。 「AI搭載型ドラレコによるデータ分析と 事故削減への活用方法」 セミナー概要 開催日時:2022年1月19日(水) 10:30~12:00 開催形式:Zoomを使ったオンラインセミナー ※受講形式のセミナーですので、カメラやマイクは必要ありません 参加費:無料 ※事前のお申込が必要です お申し込み方法:こちらから お申し込みください 講師: 上西 一美 株式会社ディ・クリエイト 代表取締役 Yahoo!ニュース公式コメンテーター ‍ 井田 哲郎 Nauto Japan合同会社 日本代表 セミナー当日の流れ 1.セミナー開催前 お申し込み後、メールアドレス宛にセミナーのURLが送付されます。 URLをクリックすると、Zoomアプリが立ち上がり、受講可能な状態になります。この状態で開始時間までお待ちください。 パソコン、スマホでZoomの接続確認やアプリのインストールをお願いします。 2.セミナー開催中 モニタとスピーカー/イヤホンで受講してください。 受講者は、音声での発言はできませんが、チャットで発言することができます。 質疑応答の時間(10分程度)を用意しています。 途中入場、途中退場が可能です。 3.セミナー開催後 簡単なアンケートがあります。今後の参考のためにご協力ください。 ‍ - [ナウトの製品紹介動画を公開](https://nauto.co.jp/news/ナウトの製品紹介動画を公開/) - ナウトの機能や導入メリットを簡単に紹介する動画を公開しました。導入をご検討の方はぜひご覧ください。 *改訂版公開 2024年4月23日*初回公開 2024年1月10日 - [中部運輸局主催セミナーの会場に出展(2024/2/8)](https://nauto.co.jp/news/中部運輸局主催セミナーの会場に出典2024-2-8/) - 2024年2月8日(木)にウインクあいち(愛知県産業労働センター・名古屋市)で開催される、中部運輸局自動車事故防止セミナー2023の会場に、協賛企業としてブースを出展いたします。 セミナーの詳細は以下の公式サイトにてご確認ください。 https://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/gian/mission1st.html - [日経主催オンラインセミナーに登壇(2024/2/13)](https://nauto.co.jp/news/日経主催オンラインセミナーに登壇/) - 2024年2月13日(火)に開催される、日経メッセ プレミアム・カンファレンス・シリーズ『企業の「経営力強化」を実現する社用車・営業車管理DX最前線~安全・安心な運行管理とコンプライアンス強化に向けて~』に、Nauto Japanセールス&カスタマーサクセス部長の村野が登壇いたします。 以下の公式サイトにてセミナーの詳細をご確認いただき、事前登録の上ご参加ください(参加費無料)。 https://messe.nikkei.co.jp/project/pcs240213/ - [【交通安全ニュース解説コラム】第47回 電動キックボード](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第47回 電動キッ/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。7月6日、大阪市西区の交差点で、電動キックボードとトラックの衝突事故が発生しました。電動キックボードの運転者(30代)からは、基準値を超えるアルコールが検出されたそうです。また、7月7日には、北海道東川町のサイクリングロードで電動キックボードの事故が発生しました。こちらの事故に関しては、運転者が道路に転倒している状態のところを発見され、詳しい事故状況についてはまだ分かっていません。電動キックボードの種類としては特定小型原動機付自転車ではなく、免許が必要なもので、これまでの原動機付自転車と同じ交通ルールが適用される種類のものだったようです。発見時にはヘルメットは装着された状態ではなく、付近に落ちていたということです。運転者は、重い脳挫傷で意識ははっきりしない状態となっています。 道路交通法を知らない可能性もある 7月1日から道路交通法の一部が改正され、原動機付自転車の一類型である「特定小型原動機付自転車」が創設されました。これにより、一部の原動機付自転車、いわゆる電動キックボードと呼ばれる乗り物で、最高速度が20㎞/h以下のものは、16歳以上であれば運転免許を取得していなくても乗れることになりました。これはつまり、道路交通法を学んでいなかったとしても、乗れてしまうということです。移動手段が増え、便利になると同時に、交通事故リスクが上がることにもつながります。 特定小型原動機付自転車は、基本的には車道を走行するように定められていますが、最高速度が6㎞/hである特例特定小型原動機付自転車の基準をすべて満たしていれば、「普通自転車等及び歩行者等専用」の道路標識等が設置されている歩道や路側帯を走行することが可能となります。このような条件で走行できる乗り物に対して、車両の運転者が取れる事故防止のための運転行動は、自転車に対する事故防止と同じです。 車両側の取れる事故防止運転行動 大きな交差点では、横断歩道上にいる電動キックボードだけでなく、歩道上を走行して交差点に向かっている電動キックボードにも注意を払ってください。特に、右側から来る電動キックボードは、左側の巻き込み確認をしている2秒の間に、12m先から目の前へと移動してきています。左側の確認が終ったら、アクセルを踏む前にもう一度右側の安全確認をしてください。 また、生活道路においては、出合い頭の事故を防ぐためにも、必ず徐行した状態で交差点に進入するようにしてください。安全が確認できない場合は、たとえ自車側が優先だったとしても、一時停止をしてください。電動キックボード等は車体が小さいため、少しの段差でも転倒します。追い抜く際は、十分な間隔を取って徐行して追い抜くか、車線変更をして安全を確保してから追い抜くようにしてください。 みなさんが電動キックボードに乗車する場合には、ヘルメットを必ず着用するようにしてください。ヘルメットの着用はあくまで「努力義務」ではありますが、ヘルメット未着用では死亡率が2.5倍上がると言われています。命を守るためにも、しっかり着用してください。 車両よりもはるかに安く購入できる電動キックボード等は、今後ますます普及することが考えられます。電動キックボードの運転者が道路交通法について学んでいない可能性があることや転倒のリスクがあること等を考慮して、事故防止に努めるようにしてください。 ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第48回 カーブでの事故を避けるには](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第48回 カーブで/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先週末、北海道大樹町で乗用車と軽自動車が正面衝突する事故がありました。残念ながら、乗用車に乗っていた92歳の方と、軽自動車に乗っていた19歳の3人の、あわせて4人が亡くなりました。現場は片側1車線のカーブした道路で、軽自動車が一度車線から左側の路外に脱輪した後、対向車線にはみ出して正面衝突したということです。軽自動車はスタッドレスタイヤを装着しており、速度超過もしていたと見られています。 北海道などの降雪期間が長い地域では、年中スタッドレスタイヤを装着しているという人もいるようです。しかし、スタッドレスタイヤは積雪していても安定して走行できるように開発されたものであるため、夏の路面を走行するのには向いているとは言えません。スタッドレスタイヤは、タイヤ表面が細かい溝で覆われており、雪や氷の上でもしっかりとグリップするようになっています。また、ノーマルタイヤと比較してゴムが柔らかく、溝も深くなっています。タイヤの性質と構造がノーマルタイヤとは全く違うため、スタッドレスタイヤで夏季の高温になった路面を走行すると、制動距離が長くなるうえに、場合によってはタイヤに熱がたまってしまいバーストしてしまうことも考えられます。雪道や凍結路面以外ではコーナリング性能も劣るため、速度によってはカーブを曲がり切れないという危険もあります。 カーブの事故は重大事故になりやすい タイヤの種類にかかわらず、カーブでは速度超過をしないのが鉄則です。重心が上の方にある車高の高い車は、スピードを出し過ぎた状態だと横転の危険性も高まります。速度はカーブの手前で十分に落としてください。減速路面表示がある場合は、事故が多い場所でもあるので、さらに意識して速度を落としてください。どのくらい減速するかですが、カーブに差し掛かるまでに出していた速度の約半分を目安にすると良いかと思います。時速50kmで走行していたら時速25kmにまで落とせば安全に走行できるでしょう。 警察庁の令和4年の統計資料によると、交通事故のカーブにおける発生率は、全体の約2.6%でした。ただし、事故件数での割合こそ2.6%と少なめですが、死亡事故率となると13.6%にもなります。7887件の事故がカーブあるいは屈折した道路で起こっていて、346人もの人が亡くなっているのです。カーブでの事故は死亡事故になりやすいと言えます。ましてや対向車線にはみ出してしまうと、対向車と正面衝突するため、重大事故になりやすいのです。カーブの途中やカーブを超えた先で事故を起こした場合は、見通しが悪い場所になりますので、後続車から衝突されないよう措置を取ることも忘れないでください。 事故防止のために、タイヤの溝の深さや空気圧の確認等の日常点検もしっかりと行うようにしましょう。 ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第49回 猛暑に向けての注意喚起](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第49回 猛暑に向/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先日、福島県伊達市において、今年に入って全国で初めての気温40度を記録したと発表がありました。年々、夏の暑さが厳しさを増しているようにも感じます。この季節になると、車内の温度も危険なほど高温となります。 JAF(日本自動車連盟)が過去に行った車内温度の検証テストでは、気温35度の炎天下で、窓を閉め切ってエンジンを停止した場合、わずか15分で人体にとって危険なレベルにまで達することが分かりました。サンシェード等の対策を何も施していない車両の場合、停車後1時間で車内温度は約50度に、ダッシュボード表面温度は約80度にもなるそうです。 夏を前に、NITE(製品評価技術基盤機構)は車両利用者に向けて注意喚起を行いました。高温になった車内に、モバイルバッテリーやスプレー缶を置いておくと、破裂や発火の危険があるとのことです。実際過去には、車内に置きっぱなしにされたバッテリーが発火して車両が炎上した事故も起きています。モバイルバッテリーだけでなく、ノートパソコンや携帯電話など、バッテリーを搭載した電子機器にも同様のリスクがあります。虫よけスプレーや冷却スプレーなどの、高圧ガスが使用されているエアゾール缶も、高温下では缶の中の噴射剤が気化して内部圧力が上昇し、缶が破裂してしまいます。 わずか数分で命の危機に 各地の警察では、子供の車内放置についての啓発活動も行っています。特に小さな子供がいる家庭では、眠ってしまった子を起こすのがかわいそうといった理由や、ほんの数分だからという理由で、子供を車内に残したまま大人が車を離れるケースが見られます。先ほど述べたように、わずか15分で、車内は人体にとって危険なほどの高温になりえます。ましてや体温調節機能が未発達な乳幼児であれば、その危険性ははるかに高くなるでしょう。ほんのわずかな時間でも、車から離れる時は必ず子供を連れて行くようにしてください。時々目にする子供の車内閉じ込め事故に、車のカギを持たせていたら子供が車両のロックボタンを押してしまい、子供だけが車内に閉じ込められてしまうというケースがあります。これも、カギを持たせるとおとなしくなる、カギに付けているキーホルダーや人形などのおもちゃを触りたがる、といった理由が見られます。自分の意志や大人の言葉に従ってロックを開閉できないほどの幼い子に、車両のカギを持たせるのは非常に危険です。まれに、車内に置いたバッグの中にカギを入れており、子供をチャイルドシートに乗せてドアを閉めたらロックがかかってしまっていたという事例も発生しています。カギは運転者自身が身につけておくことが、一番の安全策です。 これからますます気温は高くなります。この時期の車内閉じ込めは、命に関わることを忘れないでください。救助を待つ数分の間にも、子供の命は危険にさらされるのです。 ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第50回 命を救うひと手間](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第50回 命を救う/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。8月中旬、北海道でミニバンにトラックが追突する事故がありました。事故原因の詳細はまだ分かっていません。事故映像を見ると、ミニバンが転回か右折をしようと停止したところに、トラックが追突したようでした。トラックの車間距離不足なのか、ミニバンが指示器を出さずに急ブレーキをかけたのか、どのような状況で起こったのかは想像の域を出ませんが、かなりのスピードで追突したようです。衝突されたミニバンは180度回転し、バックドアはひしゃげ、ガラスは粉々に砕けて残っていませんでした。また、一部の報道では、ミニバンの後部座席に座っていた人が、車外へ放出されたとも言われていました。このような車外放出の事故は、そのほとんどがシートベルト非着用によるものです。 シートベルト非着用の危険性 一般道では、後部座席でのシートベルト非着用で検挙されることはありませんが、着用義務は課せられています。令和4年の10月から12月にかけて、警察庁が全国でシートベルトの着用率に関して調査を行いましたが、それによると、全国の一般道での後部座席でのシートベルト着用率は、わずか42.9%でした。高速道路における運転者の着用率でさえ100%ではありませんでした。(出典: 警察庁Webサイト https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/seatbelt.html) 着用時と比較した非着用の場合の死亡率は、高速道路で約15.4倍、一般道でも約3.6倍も高くなります。シートベルト非着用の状態で交通事故に遭った場合、どの座席位置であっても、車内で全身を強打したり車外に放出されたりする危険があります。また、後部座席の人が非着用だった場合は、衝撃で前方へと投げ出されて前席の人の座席に衝突し、前席の人がシートとエアバッグに挟まれて、頭部を損傷することもあるのです。シートベルトをしていなければ、自分だけでなく他の人にも危害を加えてしまう可能性があるということです。警察庁が令和4年までの過去10年に取った統計によると、後部座席でのシートベルト非着用による死者数は825人となっており、そのうち66.7%が、座席や柱、ドアや窓ガラス、そして天井などへの車内衝突によるものでした。このほか、24.7%にあたる204人は、車外放出で亡くなっています。車外へ放出されると、路面や中央分離帯へ衝突し、その衝撃で亡くなるだけでなく、後続車や対向車にひかれて亡くなることもあるのです。 命を守るために みなさんが運転する時、同乗する人にシートベルトを着用するよう声をかけていますか。タクシーや誰かの車に同乗する時、後部座席だったとしてもシートベルトをきちんと着用していますか。シートベルトをするだけで、事故時の死亡率を大幅に下げることができます。ただの努力義務だから、検挙されないから、という理由でシートベルトを着用しないのではなく、「命を守るため」に、どの座席であってもシートベルトを着用するようにしてください。 以下の動画もぜひご覧ください。上西一美のドラレコ交通事故防止「あなたは後部シートベルト していますか?」https://www.youtube.com/watch?v=r8XlgOF-Kdc&t=317s ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第51回 「まさか」の路上横臥に備える](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第51回 「まさか/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。9月初旬、東京都世田谷区で歩行者をはねたタクシーが、2kmにわたって歩行者を引きずるという事故がありました。タクシーは通報することなく走り去っており、後にひき逃げにより逮捕されました。実はこの歩行者は、タクシーにはねられる前にバイクと衝突しており、路上に倒れたところを後続のタクシーにひかれ、そのまま引きずられたと見られています。歩行者は2km先の路上でさらに別のタクシーにひかれ、そのタクシーの運転者が事故の通報をしました。残念ながら歩行者の方は亡くなられてしまいました。バイクの後に歩行者をひいたタクシーの運転者は、「鉄の棒か何かに乗り上げたと思った」と述べており、事故後に確認をしていなかったそうです。 死亡率の高い路上横臥事故 歩行者が道路上に横たわっている状態でひかれてしまう事故を、歩行者路上横臥(おうが)事故と言います。この事故の特徴は、死亡率が非常に高いことです。歩行中の人と車両が接触した場合の死亡率が2.3%であるのに対し、歩行者路上横臥事故での死亡率はその15倍となる33%にもなるのです。もう一つの特徴は、8月や12月に多い事故であるということです。これは、路上横臥の原因の多くが、飲酒による路上での居眠りだからです。8月と12月に路上横臥事故が増えるのは、暑気払いや忘年会などの飲み会シーズンにあたることが一因だと言えます。路上横臥事故を起こした運転者の中には、今回の世田谷区での事故のように、人ではなく「落下物やゴミだと思った」と証言する人がいます。これは、運転者が「路上に人が寝ている」という想定をあまりしていないからだと思われます。事故の多くは、酔った人が寝ている時間、つまり夜半から明け方にかけて多く起こるため、対象物をはっきりと認識できる状況ではありません。そのため、運転者は「何か」に乗り上げて走行したことが分かっていたとしても、「人ではないはずだ」「自分が人をひくはずがない」という自己保身ともいえる考えから「ゴミか何かに乗り上げた」と判断してしまうのだと思います。ひいてしまった人を数km引きずった状態でも気づかないことがあるというのも、歩行者路上横臥事故の特徴です。2020年に愛知県で起きた路上横臥事故では、運転者は自分で「ゴミだと思ったら人だった」と言って警察に通報をしています。運転者は実は通報した地点の10kmも手前で事故を起こして、そのまま引きずってきていたのです。この事故の話を聞いた時に、人の思い込みとはこんなにも強いものなのかと驚きました。 夜間はハイビーム走行、そして速度超過をしないこと 路上横臥事故で死亡率が高いのは、夜間で車両通行量が少なく、スピードが出ていることも関係していると思われます。速度超過することなく、夜間は可能な限りハイビーム走行をし、路上に何か違和感を抱いた場合はすぐに減速してください。何かに接触した場合や乗り上げてしまった感触があった場合は、直ちに車を停止して、接触した物が何かを確認してください。「人ではないはず」ではなく「人かもしれない」と思って、対応をしなければなりません。大阪府、沖縄県、埼玉県、そして千葉県では歩行者路上横臥事故の発生件数が多いと聞きます。該当の都道府県にお住まいの方は、特に夜間の走行には気をつけてください。 ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第52回 自転車との共存](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第52回 自転車と/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。先日、東京都内で非常に危険な走行をする自転車を目撃しました。X(旧Twitter)に画像を投稿しましたし、みなさんの反響を含めて、ニュースサイトで記事にもなりましたので、もしかしたらご覧になった方もいるかもしれません。目撃したのは、東京都新宿区のとある大きな交差点でした。ヘルメットを着用せず、後部座席には子供を乗せた自転車が、車両用の右折レーンに進入し、右折待ちをしていた先頭の車両を遮り、さらに対向車線を走行してくる直進車さえも遮って右折していきました。事故にならなかったのが不思議なほどの危険運転です。 どんな交差点でも自転車は二段階右折 自転車は「軽車両」という区分に分類される車両の一種で、原則として車道を走るよう定められています。しかし、乗用車等のいわゆる私たちが「車」と呼んでいる乗り物とは、異なったルールが設定されています。右折の仕方もその一つで、自転車は二段階右折をしなければなりません。道路交通法第34条では、「特定小型原動機付自転車等は、右折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、かつ、交差点の側端に沿つて徐行しなければならない」と記載されています。自転車で右折する場合は、一度直進して、その後横断する側の信号に従って右方向へと行く必要があるのです(下図参照)。 警視庁のホームページに「自転車の交通ルール」という詳しい説明がなされているページがあるので、ぜひ一度目を通してみてください。 なお、法令では「交差点の側端」と記載されていて、交差点の大きさ等に関する記載はありません。これは「いかなる交差点であっても」ということを意味します。つまり、下図のように信号機のない交差点においても二段階右折をする必要があるということです。 違反した場合は3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金が科せられ、何より非常に危険なので、絶対にしてはならないことなのです。 事故を防ぐには「とにかく近寄らない」 もしもみなさんが車を運転中に、二段階右折を守っていない自転車を見かけたら、とにかく近寄らないようにしてください。自転車と並走せず、また追い越したりもせず、とにかく車間距離を広めに取ってください。対向車線にこのような自転車を見かけたら、その自転車が通過するまで停止してください。直進が優先だからという意識で交差点内に進入してしまうと非常に危険です。自転車の運転者が、直進する側が優先であることを知らずに、直進車の前に進入してくる可能性があるのです。特に、努力義務にもかかわらずヘルメットを着用していないシティサイクル(ママチャリ)は要注意です。ヘルメットを着用していないことにも危険感受性の低さが現れていますが、このような自転車は生活圏内を走行していることがほとんどで、「慣れた場所だから」という意識からも無謀な運転をしがちです。自転車は便利で身近な乗り物である一方、運転免許証が必要なく、子供の頃に乗り方を覚える人も多いため、運転者にとっての「常識」である交通ルールを知らないことも多々あります。私たち運転免許証を保有する運転者とは、知識と経験が違うため、私たちの想定をはるかに超えた動きをします。ルールを無視した走行をする自転車等を見かけたら、事故を起こさないため、近寄らずにやり過ごしてください。 自転車で多い違反は、信号無視と一時不停止です。車を運転している場合でも、そのことを念頭に置いて、走行している自転車に対して注意を払ってください。過去には、わずか時速2kmしか出ていない乗用車と接触した自転車の運転者が転倒し、打ちどころが悪く亡くなってしまった事故もありました。事故の加害者にも被害者にもならないために、「相手が止まってくれるだろう、避けてくれるだろう」という「だろう運転」をするのではなく、「相手が飛び出してくるかも、後方確認せずに車線変更するかもしれない」という「かもしれない運転」を心がけてください。 ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第53回 薄暮の時間帯](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第53回 薄暮の時/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。9月21日から30日は「秋の全国交通安全運動」期間でした。最終日の9月30日は「交通事故死ゼロを目指す日」とされているのですが、今期は残念ながら10名もの方が亡くなられました。警察庁で交通事故の統計を取り始めたのは、今から55年前の1968年なのですが、これまでにたった1日ではありますが、全国で交通事故死がなかった日がありました。それは、2021年の4月8日です。この日は、日本国内で、誰一人として、交通事故で亡くなることがありませんでした。警察庁が統計を取り始めてから53年目にして初めて達成できたことでした。私が目指しているのは、まさにこの奇跡のような1日を「当たり前」にする世の中です。このコラムでは、事故をなくすための運転行動についてお話ししています。今回は、これからの季節に増えてくる「薄暮の時間帯の交通事故」についてお話ししておきたいと思います。 視認性の落ちる時間帯 薄暮の時間というのは、日没の前後1時間、夕方の17時から19時の時間帯を指します。警察庁の統計を見ても、死亡事故は1日の中で17時から19時台において最も多く発生しており、また、薄暮時間帯の月別死亡事故件数を見ると10月から12月にかけて最も多く発生しています。平成30年から令和4年の5年間の統計だけでも、17時台の死亡事故件数は993件にものぼります(下図参照)。 薄暮の時間には、周囲が徐々に暗くなりはじめます。薄暗くなってきた環境に目が慣れていないため、歩行者の発見が遅れてしまい接触してしまうのが、事故の大きな要因と言えます。歩行者にとっても、車の運転者と同じように薄暮時間というのは視認性が落ちている時間です。走行している車がライト(前照灯)を点けていなかったとしたら、自分と車両の距離感はうまくつかめないでしょう。また、これからの季節の薄暮時間である17時から19時というのは、子供たちの登下校の時間帯にも重なります。子供は危険感受性が低く、思わぬタイミングで道路に飛び出すことがあります。視認性が落ちている時間帯に、突然飛び出してくる子供にとっさに反応してブレーキを踏むのは、非常に困難だと思います。 ライトを点け、構えブレーキを 10月以降の薄暮時間における、交通事故防止の運転行動として有効なのは、17時になったらライトを点けるということです。「暗くなったから点ける」のではなく、17時になったら点けるように心がけてください。対向車がいなければハイビーム走行をし、生活道路では制限速度を守り、学校や公園の近くでは構えブレーキで運転してください。子供だけでなく、高齢者が横断歩道以外の場所を横断中に事故に遭うケースも多発しています。スーパーや病院、公共施設等の近くを走行する場合も、同じように気をつけてください。 誰もが、交通事故の加害者にも被害者にもならない世界を、みなさんと一緒に創っていきたいと思っています。意識をして、わずかな行動に移すだけで、防げる事故があります。みなさんも普段の運転を再確認し、事故防止のためにできることを、1つでも良いので始めてください。 ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第54回 飲酒運転をしないために](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第54回 飲酒運転/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。今月の頭に京都府で、飲酒運転の車に小学生たちがはねられて怪我をする事故がありました。運転していたのは19歳の短大生で、事故後に救護をせずに逃げ、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)で逮捕されました。運転者は「飲酒運転だったので逃げた」と供述しています。そもそも19歳で飲酒してはいけないわけですが、ここでは「飲酒運転」という行為についてお話ししたいと思います。 今回の事故は午前8時に発生しています。運転者が逃走したことからも、本人に飲酒運転の自覚があり、そのことから朝まで飲酒していた可能性も伺えます。飲酒運転による事故に対する刑罰が厳しくなったにも関わらず、未だ悲惨な飲酒運転事故が起き続けていることにも驚きを隠せません。 飲酒後に運転する人の中には、「少し寝たから大丈夫」など、自分勝手で何の根拠もない基準を設けてハンドルを握る人がいます。少し仮眠した程度では体内からアルコールは抜けません。寝たことで少し気分が良くなることはあるかもしれませんが、それは単に眠気が収まったためにスッキリしたと感じるだけであって、アルコールが完全に抜けたわけではありません。むしろ寝ている間は、アルコールの分解速度が半分に落ちるという研究結果もあるのです。 アルコール分解速度には基準がある 車を運転する従業員を管理する立場の人は、「飲酒運転をしないこと」と伝えるのは当然のことですが、気を付けてもらいたいのが「残酒」です。アルコールの分解速度は、ビール500mlであれば男性で約4時間、女性は男性より体格が小さいので約5時間かかります。この時間で分解できる酒量が「1単位」とされていて、純アルコールに換算すると約20gになります。日本酒であれば180ml(1合)、ウィスキーは60ml(ダブル1杯)、ワインは200ml(グラス2杯)、酎ハイ(度数7%)は350ml、焼酎(度数25度)は100mlが「1単位」です。 500mlの缶ビールを2本飲むと、アルコールの分解に8~10時間かかります。つまりこれ以下の時間内に運転をすると飲酒運転となります。さらにこの間に、例えば睡眠を6時間取ったとすると、アルコール分解速度は半減しますので、アルコールの分解に11~13時間を要するということになります。酒量によっては、しっかりと睡眠を取って一晩経過したからというだけでは、体内からアルコールがなくならないのです。この分解時間はあくまで目安です。体格や年齢、そもそもの分解能力やその日の体調によってさらに時間がかかることもあります。これからの時期、会社の飲み会なども増えていくと思いますが、部下が翌日に運転するのが分かっていながらお酒を飲ませてしまうと、本人はもちろん、上司の管理責任も追及されるでしょう。これは業務時間内だけの話ではなく、車通勤をしている社員に対しても同じです。会社が通勤手段として車での出勤を認めているのであれば、出勤時の運転が飲酒運転にならないようにする責任が会社にあると思います。 残酒に関しては、本人が無自覚である場合もあります。今回の事故をきっかけに、改めて社員の方たちにアルコールの分解時間について伝えていただき、飲酒運転の恐ろしさを再認識してもらいたいと思います。 最後に、みなさんに見ていただきたい動画を紹介します。ぜひ周囲の方にも広めてください。飲酒運転撲滅のために、あなたの力を貸してください。https://www.youtube.com/watch?v=lYgGVtb6KWI ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第55回 子供との事故を避けるには](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第55回 子供との/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。今月9日に、京都府で小学生がダンプカーにはねられて亡くなるという事故が起こりました。運転者は警察の調べに対して「会話に気を取られて、前を見られていなかった」と話しているそうです。運転者は過失運転致死の疑いで逮捕されました。 見落としを補うために 交通事故の原因の大半は見落としです。しかし、人は見落としをゼロにすることはできません。そこで重要になってくるのが、視覚以外の情報です。特に聴覚によって入って来る情報というのは、車の運転において非常に大切なものとなってきます。万が一見落としをしたとしても、子供の声や、他の車両やバイクのエンジン音など、耳からの情報によって相手の存在を把握して対応することで、事故が防げるケースもあるのです。聴覚による情報を得るためにも、窓を少し開けたり、カーオーディオの音量を抑えたりして、なるべく多くの情報が入るようにしてください。また、前述した事故の運転者のように「会話に気を取られて」安全確認がおろそかになることもあります。これは同乗者との会話だけでなく、携帯電話での会話でも同じことが起こりえます。ハンズフリーだから大丈夫だと思って通話しながら運転をするのも、危険なのでやめてください。いわゆる「ながら運転」となる状態でハンドルを握るのは、大きな危険が伴うことを、改めて認識していただきたいと思います。 子供の事故が多いのは下校時間帯 冒頭で取り上げた事故は、放課後の時間帯である15時半頃に起こりました。子供の事故が最も多く発生するのが15時から17時の間です。登校時間帯よりも下校時間帯である夕方に事故が多いのは、子供たちの心理状態も少なからず影響していると思われます。登校時間には、「学校に行く」という目的があり、また最近では集団登校を行っている学校も多いことから、子供たちにとって自由度の低い状態で歩行していることになります。ところが、下校時間帯というのは、「家に帰るだけ」という予定のない状態であり、また、各々で通学路を歩くことが多く、行動に関しても制約がない状態です。この自由に動けるという心の状態が、動きにも影響を及ぼしているのではないかと考えられます。また、子供は危険感受性が低いため、周囲の危険に関しての認識が正しくできないことも多々あります。過去に分析したヒヤリハットのドライブレコーダー映像では、歩道をじゃれあいながら歩く子供たちの一人が、うっかり車道に飛び出したというものもありました。幸い、運転者が子供を視認した時点で徐行し、すぐにブレーキを踏んで止まれる状態にしていたため、事故には至りませんでした。危険感受性が低い子供たちは、どのような場所で、どのような行動を取ることで、どんな危険が起こり得るのかがイメージしにくく、大人が予想もしない動きをすることがあるのです。運転者はそのことを念頭に置き、子供の存在に気づいたら、事故防止のための運転行動を取るようにしてください。 ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第56回 過信禁物](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第56回 過信禁物/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。11月21日、福岡県で軽乗用車が歩行者を次々にはね、運転者を含む9人が搬送される事故がありました。事故は通勤・通学の時間帯である午前8時過ぎにJRの駅の近くで起こっており、20代の男性と付近の高校に登校中だった生徒7人が怪我を負い、4人は顔や足の骨を折るなどの重傷、事故の第一当事者である運転者は足を骨折したということでした。また、搬送されなかったとはいえ、周囲には事故のショックで座り込む学生もいたようです。防犯カメラに事故当時の映像が残っていたのですが、片側1車線の県道を走行中だった車が、反対車線へとはみだし、そのまま逆走をしてスピードを落とすことなく路側帯へと突っ込んでいく様子が映っていました。運転者は夜勤を終えて帰宅途中だったとのことなのですが、警察は、居眠り運転特有の蛇行運転が確認されていないことから、運転者が走行中にすでに意識を失っていた可能性もあると見ているようです。また、その後の取り調べにおいて、運転者にてんかんの持病があったことが判明しており、警察では事故との関連を調べています。福岡の事故から数日後、東京都の代官山で80代が運転する車が、ガードレールに衝突し、そのまま歩道へと突っ込み、歩行者4人が怪我を負う事故がありました。運転者は「覚えていない、記憶にない」と話しているそうです。こちらの事故原因もまだ分かっていませんが、アクセルやブレーキの踏み間違いや速度超過による運転操作ミス、あるいは体調不良などが考えられます。 過信と気の緩みが事故を招く 道路を逸脱するような事故は、速度超過やながら運転、居眠り運転など制御ができなくなる状態で起こることが多いです。福岡の事故では、かなりの速度のまま逆走をして路側帯に入り込んでいます。東京の事故でも、ガードレールを弾き飛ばすほどの勢いで衝突をしているので、相当なスピードが出ていたと思います。いずれの事故も原因は捜査中とのことですが、事故の状況からみると、何らかの理由により操作が正常にできない状態で衝突したと考えられます。病気などの理由以外にも、アクセルとブレーキを踏み間違え、一時的にパニックになってしまった場合や、ながら運転をしていたためにとっさに反応ができなかったりすることがあります。「自分は絶対に大丈夫」という過信や「ほんの1~2秒だから」という気の緩みで、取り返しのつかない事故を起こしてしまうかもしれません。また、加齢により身体能力は低下します。視力や反射神経は40代から低下していくと言われています。車を運転しなければならない事情が個々にあるとは思いますが、自分の体が加齢によるリスクを抱えていることを踏まえたうえで運転をしてください。 事故の大小は運転者が決められない 軽微な事故で済むか、人が亡くなるような重大事故を起こしてしまうかは、運転者が決められることではないのです。持病がある方は、自分が運転しても良い状態なのか確認を怠らないでください。ながら運転や速度超過は絶対にしないでください。中央車線がなく道幅が狭い道路、特に歩道と車道の区別がない道路では、速度を抑えて走行するよう心がけてください。速度超過の状態で操作ができなくなると、歩行者と衝突して大惨事となる事故を起こしてしまいます。誰かが亡くなってからでは、遅いのです。事故を起こさないための運転行動を、常に行うようにしてください。 ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第57回 年末年始もご安全に](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第57回 年末年始/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。早いもので12月ですね。今回は年末にかけて運転をするうえで気をつけていただきたいことをお伝えしたいと思います。 以下は数日前にX(旧Twitter)に投稿したものです。 直進していたトラックが、車線が減少するぎりぎりの所で乗用車に追い越しをかけられ、さらにその乗用車がUターンをしようとしたために、トラックのブレーキが間に合わずに追突してしまった事故です。おそらく乗用車が道を間違えてしまったのだと思います。焦ってしまって、戻らなければという思いから、突然Uターンをしてしまったのかもしれません。人は焦ると自分でも思いもしなかった行動を取ってしまうことがあります。ドライブレコーダー映像の事故分析でドライバー本人から話を聞ける時などでも、時折「なんでこんなことをしたのだろう」と自分の行動を不思議に思う人がいます。 これからの年末年始には、このような「不測の動きをする車」に遭遇する率が高くなります。理由として考えられるのは、年の瀬になって繁忙期となる企業が増え、運転者に時間的な余裕がなく焦って無理な運転をしてしまうこと、そして、普段は車を運転しない人がレンタカーを借りて運転したり不慣れな遠出をするケースが増えることです。余裕のない人や運転に不慣れな人が取りがちな「予想を超えた動き」をする可能性のある車に対してできる最大の事故防止は、「近寄らないこと」です。挙動不審な車を見かけたら、車間距離を広めに取るようにしてください。 「近寄らない」事故防止策 前述の動画のような状況では、乗用車が右側から追い越してきた時点で、ブレーキを踏んでください。動画を見ていただいたら分かりますが、かなり余裕のない追い越しの仕方でトラックの前方に入っていますし、その後左側まで車線を横切って白線すら越えてしまう状態となっています。この状況でUターンをすることまでは想像できなかったとしても、「何かあるのではないか」と思うには十分なほどの、不測の動きをしている車と言えます。相手の車が無謀な運転をしていたとしても、追突してしまっては自分にも過失がつくかもしれません。自分の想定を超えるような運転をしている車には、基本的には近寄らないようにしましょう。 交通事故を防ぐためには、相手の動きを予測する必要があるのですが、相手の予測をする時でも基準は「自分」です。自分ならこのタイミングでこんな運転をしないから、あの車も「しないだろう」という予測をしてしまいます。しかし、自分の予想を超えた動きをするような車が相手では、その予測は通用しません。だからこそ「近寄らない」ことが事故防止の最大の手段になるのです。 事故をもらわないために もう一つ動画を紹介したいと思います。こちらも以前Xで紹介したものです。 この動画には、相手の動きを予測する時に気をつけていただきたいポイントがあります。事故の内容としては、直進していた車が右折車と衝突しているのですが、このような事故を起こしたドライバーの多くは「相手が死角に入っていて見えなかった」と言います。気をつけていただきたいのはここです。自分から見えないということは、相手からも自分が見えていないということです。お互いに見えていないわけですから、右折をしようとしているドライバーが「誰もいない」と思って交差点に進入してくることは十分に考えられる可能性です。見えていないから「右折車はいない」と判断するのではなく、見えていないからこそ「右折車が曲がって来るかもしれない」と想定して、構えブレーキで交差点に進入するようにしてください。自分の視線だけで危険予測をするのではなく、相手の視線や立ち位置など、相手の立場に立って考えてみるのも事故防止には大切なことなのです。どのような原因で相手がミスをしたのかを考えると、対処法が見えてくると思います。相手のミスとその原因が考えられるようになってくると、「もらい事故」に巻き込まれない、「もらわない防衛運転」ができるようになってくるのです。 ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第58回 無理は禁物](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第58回 無理は禁/) - 明けましておめでとうございます。ディ・クリエイトの上西です。今年も、みなさんが事故に巻き込まれることなく、また、事故を起こすこともなく過ごせるよう、事故防止についてお話ししていきたいと思います。 昨年12月中旬、広島市で認定こども園のバスが中央分離帯を乗り越えて100メートルほど逆走し、対向車線を走行中の車4台と衝突した後、中央分離帯の樹木にぶつかって停止する事故がありました。ブレーキ痕はなかったそうです。幸い、亡くなった方はいませんでしたが、運転者は重傷、園児の数人と対向車に乗っていた4人が怪我をしました。続報で判明したのですが、運転者は朝から体調不良だったらしく、朝の送迎でもうろうとしながら運転する様子がドライブレコーダーに映っていたそうです。昼休みの間に病院で点滴を打って、午後からの送迎バスの乗務に就いたということでした。 道路交通法第66条 体調が悪い時にはなるべく車の運転はせずに、別の移動手段を使うことをおすすめします。風邪薬などには眠気を誘発する成分が含まれているものも多く、運転中に眠気に襲われた場合、今回のような事故を起こしかねないからです。道路交通法第66条に、「過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない」と定められています。この薬物とは、睡眠導入剤や風邪薬、花粉症の薬など、市販薬はもちろん、処方される時に医師より「眠気を感じるおそれがある」と言われたものも含みます。どうしても車の運転をしなければならない予定がある時には服用を控えるか、あるいは、服用しなければならないのであれば、その後の運転を控えてください。広島市の事故では死者は出ませんでしたが、意識がもうろうとした状態で運転をすると、死者が出てもおかしくない事故を起こす可能性は十分にあるのです。 ちょっと体調が悪いなという日は、「ゆっくり」を心がける 明らかに体調が悪い日ではなくても、少し調子が悪い日というのもあると思います。熱もないし病気でもない、眠気を誘発する薬を飲んでいるわけでもない。でもちょっとだるいなという日やしんどいなという日です。そういう時は、判断能力が落ちていると思いますので、動作をゆっくり確実にするようにしてください。車の運転をする場合は、速度を落として、いつも以上に車間距離を空けてください。そのためには、時間に余裕を持つことも必要です。年始で、業務に追われる慌ただしい時期かもしれませんが、体調が万全ではないのならなおさら、事故を起こさないためにも「ゆっくり」を心がけてください。 悲惨な交通事故の加害者にも被害者にもならないために、自分が今、正常な運転ができるかどうかを冷静に判断してください。 ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第59回 冬季のトンネル走行と、車内への荷物持ち込み](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第59回 冬季の運/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。年明けから各地で車複数台が絡む多重事故が多発しています。1月16日、岐阜県飛騨市にある東海北陸自動車道のトンネル内で、路線バスやトラックなどを含む7台が絡む事故があり、12人が病院へ運ばれました。事故当時、雪が降っていて視界が悪かったそうです。 運転者は雪道などを走行する際、スリップ事故などを恐れて速度を抑えますが、トンネル内で路面に雪がなくなると、遅れた分を取り返すべく通常速度に戻す傾向があります。しかし、トンネル出口で再び雪に備えて速度を抑える運転者が多いので、渋滞が発生しやすくなります。トンネル内には雪は降っていないとはいえ、走行している車から落ちた雪などで路面は濡れた状態、あるいは凍結した状態になっているため、停止距離は長くなります。そのため、出口付近の渋滞に追突する事故が起こるのです。トンネルでは、急減速や停止する車両がいることを想定して、走行するようにしてください。また、上記の理由からハイドロプレーニング現象が起こり、車が制御不能となる可能性もあります。スリップして追突や衝突をしないよう、通常より速度を抑え、車間距離も多めに取るようにしてください。 車に積んだ荷物が命を奪う 1月19日には阪神高速湾岸線下りで、非常に痛ましい事故が起こりました。渋滞で停車中だった軽自動車に大型トラックが追突し、軽自動車は前に停車していたタンクローリーとの間に挟まれて数十cmの厚さにまで押しつぶされてしまいました。軽自動車に乗っていた2人は亡くなりました。大型トラックの運転者は、警察の調べに対して「車内の荷物が落ちたので、よそ見をしてしまった」と話しているそうです。 どのような状態で荷物を積んでいたのかは不明ですが、同様の事故は数多く起こっています。数年前にも、19日の事故と同じように乗用車2台が大型車に挟まれ、運転者2名が死亡する事故が発生しており、事故原因は、追突した車両の運転者が、足元に落ちた携帯電話に気を取られてよそ見をしてしまったことでした。 今回の事故のように、物が落ちた時、人はとっさにそちらを見てしまったり、拾おうとしたりしてしまうことがあります。荷物は、できれば後部座席に置き、助手席に置くのであればシートベルトなどで固定してください。座席にポンとおいた携帯電話や財布、バインダーが、ブレーキを踏んだタイミングや右左折のためにハンドルを切った際に滑り落ちることもあります。そういったことが起こらないよう、荷物の置き方にも気をつけてください。ダッシュボードの上に沢山の荷物を置いている車両も多く見かけます。これは落下の危険性はもちろん、視界を妨げてしまうことにもなります。道路交通法の第55条では「乗車若しくは積載のために設備された場所以外の場所に積載をして車両を運転してはならない」と定められています。そもそも、ダッシュボードにものを載せること自体が法令違反なのです。人の命を守るためにも、ダッシュボードへの積載は絶対にしないでください。 ‍ =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第60回 危険な思い込み](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第60回 思い込み/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。2月9日、茨城県で非常に衝撃的な事故が発生しました。高校生が約20分、距離にして約9kmも車に引きずられ、死亡してしまったのです。高校生は車両の前方部分の下敷きになっており、体中に傷や出血があったということです。本当に痛ましいことだと思います。引きずった車両のボンネットやフロントガラスには損傷がなかったため、高校生は何らかの理由で道路に倒れていた可能性があると見られています。運転者は「異音がしたため車を止めて確認した」と証言しているようですが、車を止めるまでに9kmもの長い距離を走行しています。それまで気づかなかったというのには、疑問を感じます。 だろう運転ではなく、かもしれない運転を 以前にもこのコラムで書いたことがありますが、人を引きずってしまった運転者の多くは、「人だと思わなかった」と後に証言することが多いです。このような事故は残念ながら度々起こっています。走行中に何かを踏んだり、何かに乗り上げたりした場合は、「人かもしれない」と考えて、必ずすぐに確認してください。これまで人を下敷きにしてしまった事故では、すぐに車を止めて救護していれば助かったであろうケースがいくつもありました。「ゴミか何かだろう」ではなく「人かもしれない」という、“かもしれない運転”をしてください。 たとえ人だと思わなくとも、運転者として、異音がしたらすぐに車を止めて確認するようにしてください。異音がしているということは、普通ではない状態なわけですから、車両トラブルの可能性も考えて、すぐに車を止めるべきなのです。車両トラブルによって事故を起こすことも多々あるからです。人に衝突した場合、その相手を死なせてしまうものに乗っていることを、改めて認識してください。 早めのヘッドライト点灯とハイビーム 今回の事故は夕方6時頃に起こっています。薄暮時間帯にあたり、事故が起こりやすいとされています。40代以降の人は、視力、認知力、判断力、そして反射神経が加齢によって衰えていることを念頭に、運転をするようにしてください。特に40代の人は、衰えているのに自覚症状があまりないため、若い時と同じように運転してしまうので、注意が必要です。 夕方5時には、前照灯をつけてください。自分が見やすいだけでなく、自転車や歩行者にとっても、ライトが点いていることで車を認識しやすくなります。また、交通量の少ない場所などでは、ハイビーム走行をしてください。ロービームでは前方約40mしか見えませんが、ハイビームでは約100m先まで見えるため、2倍以上遠くから歩行者を発見できます。少し前のデータになりますが、警察庁が調査した平成28年に発生した255件の事故では、126件がハイビームであれば事故を回避できたという結果でした。参考:ハイビームの上手な活用で夜間の歩行者事故防止|警察庁Webサイト 事故を起こさないために、できる限りのことを行ってください。路上に何かがあることに気づいたら、何だろうと思いながらも走行するのではなく、徐行、あるいは停止して確認してください。「人かもしれない」と思うことで、救える命があることを忘れないでください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第61回 横断歩道に対する心構え](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第60回 横断歩道/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。2月20日、静岡県焼津市の市道交差点で、交差点を横断中の小学生4人が軽自動車にはねられ、病院へ運ばれるという事故がありました。警察の調べでは、軽自動車は子供たちが横断中の横断歩道へノーブレーキで突入したとみられ、運転者は過失運転致傷の現行犯で逮捕されました。後日、ドライブレコーダーの映像によって、運転手は直前まで児童に気づいておらず、慌ててブレーキを踏んでいたことが分かりました。直前まで児童に気づいていなかったとだけ報道されており、ながら運転なのか漫然運転なのか、気づかなかった理由に関しては伝えられていませんでした。 また、2月22日には、東京都葛飾区で、軽自動車とワゴン車が衝突し、歩行者5人が巻き込まれるという事故がありました。防犯カメラの映像などから、軽自動車が赤信号を無視して交差点に進入し、ワゴン車に衝突したことが判明しました。報道された映像では、右前方が大破した軽自動車が交差点内にあり、衝突されたワゴン車は、ちょうど横断歩道がある場所の歩道に乗り上げて停止していました。 ひし形の道路表示の先には横断歩道 焼津市の事故現場は信号のない交差点でした。信号がない横断歩道では、道路交通法第38条により、歩行者が優先されます。つまり運転者は、横断歩道に人がいる場合、必ず停止しなければならないのです。仮に対向車の死角などで見えない場合でも、同法により停止することができる速度まで減速する義務があります。また、信号のない横断歩道の手前には、多くの場合ひし形の道路標示が描かれています。これは横断歩道があることを示す表示です。ひし形の道路標示を見たら、減速準備に入り、ブレーキにあらかじめ足を置いておく「構えブレーキ」をするようにしてください。横断する歩行者をひいてしまわないよう、事故防止のための運転行動をとってください。これからの季節、特に4月以降は、小学校に入学したばかりの幼い子供たちが、子供だけで生活道路を行き来するようになります。事故が増えるのもこの時期です。十分に気を付けて運転をしてください。 葛飾区の事故のように、車同士の接触の衝撃で横断歩道や歩道に車が突入し、歩行者を巻き込んでしまうのは、アクセルを踏み込んだ状態で交差点に進入し衝突しているケースです。交差点内に進入する時には、アクセルを踏み込むのではなく、すぐにブレーキが踏めるように「構えブレーキ」で進入してください。見通しの悪い交差点であれば、法令上、徐行義務がありますので、速度を落とすことを徹底してください。 事故を起こした時に、周囲にいる歩行者や自転車、ほかの車両を巻き込まないかどうかは、運転者が選べることではありません。「ほんの少しだから」「このくらいいいだろう」そんな一瞬の気のゆるみや行動で、誰かの命を奪ってしまうことがないよう、運転中は運転をすることに集中してください。あなたが運転している車両は、簡単に人を死なせてしまう凶器だということを、忘れないでください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第62回 状況に応じた速度と車間距離を](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第62回 状況に応/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。3月1日、長野県小諸市の上信越自動車道で、同時間帯に約20件もの多重事故が発生しました。事故は小諸と佐久インターチェンジの間のおよそ2 kmの間で起こっており、48台もの車が関係していたという発表でした。事故によって、1人が亡くなられています。当時、現場付近では雪はやんでいたものの、濃い霧に覆われて視界が悪かったことが、事故に大きく関係していると思われます。 道路交通法施行令では、夜間以外でも灯火をつけなければならない場合が定められています。第19条第1項に「トンネルの中、濃霧がかかっている場所その他の場所で、視界が高速自動車国道及び自動車専用道路においては二百メートル、その他の道路においては五十メートル以下であるような暗い場所を通行する場合及び当該場所に停車し、または駐車している場合とする」と記載があります。今回の事故では、事故を目撃した運転者が「霧がすごくて、前方20メートルくらいしか見えなかった」と証言をしています。このような状況なので、多くの車は前照灯をつけて走行していた可能性があります。しかしながら、20件ものの事故が起こっていることを見ると、安全な速度で車間距離を保持して走行していたのかは、疑問が残ります。 天候と路面状況で速度を判断する 高速道路上で、「停車している車がいるはずがない」「制限速度は守っているから大丈夫」という考えで、天候や路面状況を考えずに運転をしてしまうと非常に危険です。実際、今回の多重事故に巻き込まれた人の中には、「霧でほとんど視界がなかった。発煙筒が目に入り右車線に進路変更をしたが、止まったところに大型トラックが突っ込んできた」と話している運転者もいたようです。なぜ止まったのかまでは報道されていなかったので、停止理由は分かりませんが、高速道路上でも停止している車がいるかもしれないという認識は持つようにしてください。事故当時のように、ほとんど視界がない状態で運転しなければならない場合は、道路上で事故が起こっているかもしれない、止まっている車が見えないかもしれないという意識を持ち、安全に走行できる速度で運転するようにしてください。たとえ高速道路であっても、前が見えないのであれば、速度を落として走行してください。 また、路面状態も、凍結あるいはアイスバーンの状態だった可能性があります。このような路面状態では、乾いた路面と比べて停止距離が長くなります。JAF(日本自動車連盟)では、路面が乾いておりタイヤが新しい場合は、時速100 kmでは100 mの車間距離、時速80 kmでは80 mの車間距離が必要としており、路面が濡れていてタイヤが減っている場合にはその2倍程度の車間距離を取るように推奨しています。 4月からは、総重量8トン以上の中大型トラックに対する速度上限が緩和され、高速道路での最高速度が現行の時速80 kmから時速90 kmに変わります。規制緩和は、物流業界での人手不足が深刻化する「2024年問題」に絡んだ政策で、実際に2024年問題の解決策になり得るのかは甚だ疑問ではありますが、効率性を追求するとリスクが上がるのは確実です。私のクライアントには、制限速度が引き上げになっても安全を優先して時速80 km制限のまま運用すると話す企業も多数います。「違反ではないから」という判断で速度を上げるのではなく、安全かどうかで走行する際の速度を決めてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第63回 新年度は自転車への注意を新たに](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第63回 新年度は/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。3月5日、政府は16歳以上の自転車運転者の交通違反に対して、反則金を科すことなどを盛り込んだ道路交通法改正案を閣議決定しました。いわゆる「青切符」による取り締まりです。改正法が成立すれば、公布から2年以内に施行されることになります。対象となるのは、信号無視や一時不停止、右側通行などの通行区分違反、携帯電話を使用しながらや、傘を差したりイヤホンをつけたりしながらの運転など、112の違反行為です。 交通事故件数は減少、しかし自転車事故は増加 警察庁の発表によると、自動車乗車中の事故は減少しているものの、自転車乗用中の事故は増加しているとのことです。令和4年の自転車関連交通事故は全国で69,985件発生しており、そのうち、自転車側に何らかの違反があった事故は46,886件となっています。相手当事者としては自動車が多く、最も多いのは、出会い頭の事故です。自転車側の違反事項として、安全不確認や動静不注視、交差点安全進行、一時不停止などの違反が目立ちます。 このコラムを読んでいる方は自動車運転者側になるかと思いますが、自転車との事故を防ぐためにも、自らができる事故防止策は取るようにしてください。例えば、運転中の車間距離ですが、対車両だけでなく、自転車に対しても十分な車間距離を取るようにしてください。自転車を運転している人の多くに見られる行為ですが、後方確認をせずに進路を変えることがあります。そのような自転車に追突しないようにするためにも、突然の進路変更を想定して車間距離を広めに取るようにしましょう。また、追い越しをする時には、自転車との間に1.5メートルは空けてください。ぎりぎりでの追い抜きは接触などの事故を招きます。 中高生の自転車事故 これからの時期、自転車に乗る中高生の事故が増加します。高校生の交通事故の85%は、自転車乗用中に起こっています。特に16歳の死傷者数が最も多く、少し前のデータになりますが、平成25年から平成29年までの5年間において、自転車乗用中の16歳の平均死傷者数は5,218人にものぼります。(出典:内閣府「自転車交通安全講座」) 時期としては、新学期が始まる4月ももちろん多いのですが、通学に慣れて注意力が低下してくる5月から7月にかけてさらに増加します。自転車で毎日通る場所が「慣れた場所」となり、一時停止をせずに交差点に進入してしまったり、見通しの悪い交差点にもかかわらず安全確認をせずに進入してしまったりし、出会い頭の事故を起こしてしまいます。みなさんが通行する道路が、中高生の通学路にあたる場所や駅までの主要道路となっている場合は、自転車に十分気を付けるようにしてください。右側を走行する、いわゆる逆走自転車も多くみられます。車両の交通量が多い場所だと、逆走自転車に気付くのも遅れてしまいがちです。路側帯との距離はなるべく空けるようにして走行することで、事故を予防できると思います。 みなさんのお子さんに、自転車に乗る子がいる場合は、交通ルールを改めて教えてください。お子さんの通学路上にある道路標識を確認し、違反行為と事故を起こしかねない運転について確認することで、子どもの死亡事故を減らすことができます。車との事故で自身の命が失われるだけでなく、高齢歩行者との接触で相手を死なせてしまう場合があることも伝えてください。過去には、歩行者との事故で9,000万円を超える損害賠償金の支払いを命じられたケースもあります。高額な賠償金の責任も重くのしかかりますが、何より、相手の命を奪ってしまうことがどれほど重いことなのかを伝えるようにしてください。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第64回 外国人ドライバーの受け入れに向けて](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第64回 外国人ド/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。 突然ですが、みなさんは「特定技能制度」を知っていますか。一定の専門性や技能を持つ、即戦力となり得る外国の方々を、労働者として受け入れる制度です。今年4月から、この「特定技能制度」に新たに4つの分野の業種が追加されました。その中の一つが、バス、タクシー、トラックの3事業で構成される「自動車運送業」です。これは、車を運転するみなさんの生活に、直接影響を及ぼすことになります。運送事業においては、2024年問題の影響もあって深刻な人手不足が叫ばれていますから、外国人ドライバーを増やすこと自体はすごく良い動きだと感じています。一方で、外国人ドライバーが増えることでこれまで以上に注意が必要になることも、意識しなければなりません。 環境が違えば常識も変わる 外国人ドライバーが参入するのは、いわゆる「プロドライバー」の世界です。これまで私たちが「プロドライバー」として認識してきたのは、日本の自動車学校で運転を学び、日本の習慣の中で育ってきた人がほとんどで、運転における共通認識、いわゆる「常識」も、一般のドライバーのそれとさほど変わりませんでした。ところが、外国人ドライバーとなると、育った環境が違うので、「常識」もそれぞれ違ってきます。国によって交通事情も、運転のルールも習慣も違いますから、常識とされることが違うのは当然です。 運転中は危険予測が大切だと常々お話ししていますが、その危険予測も、言ってみれば自分の常識をあてはめて相手の動きを予測するということです。「普通は」という言い方や「常識的に」という言い方をする方も世の中には大勢いますが、この表現をする時点で、自分の「常識」を相手に当てはめているわけです。あなたが「常識」だと思っている行動は、日本とは交通ルールが違う国で運転をしてきた人にとっても「常識」だとは限りません。もちろん、外国人ドライバーとはいえ「プロドライバー」として仕事をするわけですから、日本の交通ルールに則って、プロとして運転をするとは思います。受け入れる側の企業でも、しっかりと運転指導をしてくれるでしょう。しかし、慣れない場所、慣れない交通ルールの中での運転です。日本人でさえ、知らない道で車を運転する時に、カーナビの道案内に慌ててハンドルを切ったり、曲がり角を間違えて急停止したりする人もいます。そういう場合でも、予測ができずに事故をおこしてしまうことがありますよね。これまで違うルールの中で運転をしてきた外国の方が、日本の交通ルールに慣れるにはやはりそれなりに時間がかかると思います。慣れないことが原因で図らずも危険な事態が起きてしまう可能性は、十分に考えておかなければなりません。不慣れな状況に焦り、最善ではない判断をしてしまうというのは、国籍に関わらず起こり得ることなのです。 これは、どちらが正しいとか正しくないとか、そういう話ではありません。もちろんそれぞれが法律を遵守している必要はありますが、その上でそれぞれの「当たり前」や「常識」が異なる可能性があるということです。だからこそ、自分の「常識」が当てはまらないかもしれないという意識を持って、危険予測をする必要性が、今後さらに出てくるのです。今後、運転環境が変わってくることは否めないでしょう。事故防止のためには、車間距離を空けて走行するようにしてください。特に死角の多いトラックやバスの近くを走行する場合は、前後だけでなく、左右の車間距離も取るようにしてください。それが、事故を防ぐ運転の「常識」であることは、唯一、世界共通だと思います。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [【交通安全ニュース解説コラム】第65回 ウィンカーちゃんと出してますか?](https://nauto.co.jp/tips/【交通安全ニュース解説コラム】第65回 ウィンカ/) - みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。 先日、運転をしていて、あることが気になりました。それは、ウィンカー(方向指示器)を出さずに進路変更をしたり、曲がったりする車が多いということです。先日は、前を走行する車3台が、立て続けにウィンカーを出さずに曲がっていきました。3台のうちの1台は、直進しようとしていたのですが、道を間違えたことに気づいたのか、慌てた感じでハンドルを切って曲がっていきました。私はいつも先行車両との車間距離を40 mは空けているので、急ブレーキなどはしなくてすみましたが、それでもやはり、連続してウィンカーを出さない車を見かけると驚いてしまいます。最近はこういったウィンカーを出さない、あるいは直前でちょっと合図をするだけという人が増えたように思います。 法律で定められた合図 ウィンカーというのは、運転者がその後どのような行動を取るのかを周知するためのものです。左折するのか、右折するのか、進路変更をするのか、周囲の運転者に知らせて、その行動によって前後左右を走行する車に危険が及ばないようにするものです。道路交通法第53条と、道路交通法施行令第21条に、どのタイミングでどのような方法で合図を出し、いつまで合図しなければならないのかが定められています。右折や左折の場合は、曲がる地点の30 m手前から合図を出さなければなりません。進路変更(車線変更)の場合は、変更しようとする3秒前から合図をしなければなりません。このように、合図の開始については、明確に数字で記載されているのです。合図は「これらの行為が終わるまで」継続しなければならないことも、明記されています。 数年前の調査になりますが、JAF(日本自動車連盟)が、交通マナーに関するアンケート調査の中で、「方向指示器(ウィンカー)を出さずに車線変更や右左折する車が多いと思うか」という質問をしています。これによると、「とても思う」あるいは「やや思う」と答えている人が77.1%もいました。ちなみに、「とても思う」と回答した人が最も多かったのは、岡山県で53.2%でした。「やや思う」までを含めると、同県では実に91%の人がウィンカーを出さない車が多いと思っているという結果でした。 JAFは、昨年もウィンカーに関する調査を行っています。この調査では、東名高速・東京料金所付近の上下線でそれぞれ100台ずつ、2回にわたって計400台の車線変更時のウィンカー合図について集計をしています。調べによると、法律で定められた「3秒前」から「車線変更完了」まで合図を行ったパーフェクトな車線変更は、わずか1%!ウィンカーをつけたタイミングが、車線変更と同時かあるいは車線変更をしながらという車は、61.4%もいたそうです。 もしもこのコラムを読んでいる方で、3秒前や30 m手前から合図をしていない人がいたら、今後は定められたタイミングでウィンカーを出すようにしてください。あなたの周囲の車を運転している人は、超能力者ではありません。あなたが車線変更をしたいと思っていることや、右左折したいと考えていることは、周囲の運転者には分からないのです。 私はこれまでのドラレコ事故分析で、ウィンカーの出し方によって相手の誤解を招いてしまい、事故を誘発してしまった映像をいくつも見てきました。自分がどのような運転行動を取るつもりでいるのかを、ウィンカーによって意思表示し、周りに伝えるのは、事故を起こさないためにもとても重要なことなのです。 =====執筆:上西 一美株式会社ディ・クリエイト代表一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。 - [ナウトの実走行距離が40億kmを突破](https://nauto.co.jp/news/ナウトの実走行距離が40億kmを突破/) - ナウトのAIによって処理・学習された実走行距離が、2024年4月9日(日本時間)に40億kmを突破いたしました。 ナウトのAIは、これまでに以上に多様なシチュエーションで、より高精度な危険検知、より強力な安全運転支援を実現すべく、これからも進化を続けてまいります。 - [Nauto Japanウェブサイトをリニューアル](https://nauto.co.jp/news/nauto-japanウェブサイトをリニューアル/) - 2023年7月17日、Nauto Japanのウェブサイト(nauto.co.jp)をリニューアルいたしました。 併せて、従来は同一サイト上で提供していた製品情報を別サイト(nauto.jp)へ移設いたしました。製品情報サイトについても、近日中にリニューアルを実施する予定です。 今回のリニューアルに伴い各ページのURLが変更となっておりますので、ブラウザの「お気に入り」や「ブックマーク」などにご登録いただいている場合、大変お手数をおかけしますが、必要に応じて新しいURLで改めてご登録をお願いいたします。 より使いやすく、よりわかりやすいウェブサイトを目指し、引き続き更なる改善を図ってまいりますので、今後ともなにとぞよろしくお願い申し上げます。 - [年末年始休業のご案内](https://nauto.co.jp/news/年末年始休業のご案内/) - Nauto Japan合同会社では、下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。 ご繁忙の折柄、ご迷惑をお掛けしますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。 休業期間2023年12月29日(金)〜2024年1月4日(木) 期間中にいただいた各種お問い合わせにつきましては、2024年1月5日(金)以降、順次対応いたします。 - [代表執行役員社長 赤井祐記がバルテス株式会社の社外取締役に就任](https://nauto.co.jp/news/代表執行役員社長-赤井祐記がバルテス株式会社の/) - Nauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区)の代表執行役員社長である赤井 祐記が、2023年6月23日、ソフトウェアテストサービスなどの事業を手掛けるバルテス株式会社(本社:大阪市西区)の第19期定時株主総会において取締役に選任され、同日社外取締役に就任したことをお知らせいたします。 ‍ ## Pages - 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[サイトポリシー](https://nauto.co.jp/website-visitors/) - 発行日: 2020年6月4日For the prior policy effective 11月 21, 2019 to 6月 3, 2020, click here.Nautoは、運転者のリスクの評価、衝突の防止、交通・道路状況を理解することによる効率の向上、運転者の技能の改善について企業を支援する、データに基づいた洞察を生み出す事業に取り組んでおります。本プライバシーポリシー(「ポリシー」)は、Nauto、Nautoのサービス提供業者と関連会社(総称して「Nauto」)が情報を収集して、利用し、さらに寄せ集める情報を共有する方法と場合について説明するものです。お客様がNautoのアプリケーション、ウェブサイトやその他のオンライン製品とサービス(「ウェブサイト」)を利用される場合には、お客様は、本ポリシーで説明する情報の収集、転送、保存、利用および開示に同意されたものとみなされます。 第1条 範囲と適用 本ポリシーは、Nautoウェブサイトの訪問者とNautoユーザーがそれぞれのアカウントにアクセスするために当社ウェブサイトを利用されるすべての場合に適用されます。当社の製品とサービスに適用される当社のプライバシーポリシーの詳細については、 Nauto’s Privacy Policy for Nauto Services and Products for Fleet Owners and Insurance Providersをご覧ください。 第2条 Nautoが収集する情報の内容とは? お客様が当社のウェブサイトを訪問されるとき、Nautoでは、お客様にNautoのサービスと製品をご提供し、お客様がどのように当社のウェブサイトをナビゲートされて、当社のサービスを利用されているかを理解する目的で、お客様の訪問に関する情報を収集しています。 2.1 お客様から提供される情報 お客様の名前、Eメールアドレス、電話番号とその他の情報をお客様から当社に提供されるにあたっては、 info@nauto.comまでemail でご連絡いただくことを選択できます。当社は、これらの情報を、Nautoに関するお客様からのお問合せに対応し、お客様にNauto関連のサービス、製品、プロモーションのニュースを送付する目的で利用いたします。これらのメッセージを送付し管理するために、サービス提供業者を利用する場合がありますが、お客様から提供される情報を、お客様の承諾を得ずに、スパム業者やその他の第三者と共有したり、これらに販売したりすることはございません。お客様からEメールで当社にご提出いただいた個人情報は、ご請求があり次第、お客様に提供いたします。 2.2 デバイス利用情報 お客様がひとたびNautoユーザーになられると、Nautoアカウント「プロファイル」を作成するように求められます。このアカウント・プロファイルは、お客様による当社との連絡と当社が提供するサービスへのアクセスが容易になるようにお客様のNautoデバイスに接続、登録されるものです。当社のウェブサイトを利用され、お客様がご自分のアカウント・プロファイルにログインされるとき、当社では、当社ウェブサイトへの訪問にあたって使用されるIPアドレス情報を収集し、ウェブサイトのインターフェースを介してNautoデバイスに行われた調整を記録いたします。当社では、お客様のNautoデバイスの情報、デバイスから直接収集された情報、お客様のデバイス設定の履歴、お客様のNauto製品とサービスの利用に関して収集したその他の情報に加えて、このデータを保存いたします。当社の製品とサービスから収集される情報について詳細をお知りになるには、当社のNauto’s Privacy Policy for Nauto Services and Products for Fleet Owners and Insurance - [その他完了ページ](https://nauto.co.jp/contact-other-thanks/) - [パートナー完了ページ](https://nauto.co.jp/contact-pertner-thanks/) - [ユーザーポリシー](https://nauto.co.jp/services-and-products/) - 発行日: 6月 5, 2018For the prior policy effective 8月 31, 2017 to 6月 4, 2018, click here.本プライバシーポリシー(以下“本プライバシーポリシー”)は、Nauto,Inc.とNauto Global Limited、その受託業者、及び関連会社 (以下 “Nauto,” “当社は,” “当社の” or “当社と”を総称する) がどの情報を収集するか、並びにNautoがこの情報をどのように利用するかについて記載する。当社が、本ポリシーにおいて “本サービス” について話す場合、当社は、Nauto装置(装置のハードウェアと当該装置をサポートし相互作用するソフトウェアの両方)、Nautoのアプリケーション、又はその他のNautoの製品及びサービスの利用に言及している。当社はNautoウェブサイトビジターのための当社のプライバシーポリシーにおいて、当社が当社の公開ウェブサイトから情報をどのように収集し利用するかについて追加の詳細情報を提供する。アイルランドの登録企業であるNauto Global Limitedは、欧州連合におけるNautoのカスタマーに対して本サービスを提供し、米国企業であるNauto, Inc.は、他のあらゆる国においてNautoの顧客に本サービスを提供する。これらのNauto企業の詳細は、本ポリシーの末尾に記載されている。 Nautoはどのような情報を収集し受領するか? Nautoは、自身の顧客を代理して、本サービスの利用者(運転者及び同乗者など)並びにその他の個人(本サービスによりその画像が記録される一般の人など)についての情報(個人情報を含む)を収集し、分析することができる。この内容及び情報は、本ポリシーにおいて「カスタマーデータ」といい、Nautoの顧客によって支配される。Nautoが、カスタマーデータを記録、保存、及び分析する範囲において、Nautoは、自身の顧客を代理してこれを行う。貴殿がNauto顧客の勧誘により本サービスを利用している場合、その顧客が貴殿の使用者、別の組織、又は個人であるかにかかわらず、Nautoは、自身の顧客を代理して、その顧客が貴殿による本サービスの利用に適用されるカスタマーデータの取り扱いに関する顧客自身の追加の方針を別途決定する場合であっても、本プライバシーポリシーと一致する方法で貴殿のデータを収集、保存、及び分析する。Nautoは、自身の顧客を代理して、これらの方針の一部を実装することができる。顧客が整備している方針について顧客と確認すること。 1. Nautoデバイス及びカスタマーデータ Nauto装置は、運転者の安全及びフリートオペレーションを向上させるため、車両からの内部及び外部のイベントデータの収集を可能にする、インテリジェントカメラ及びセンサーシステムである。Nauto装置は、運転者の環境を走査し情報を収集するため、カメラ及びセンサーテクノロジーを利用する。装置のカメラは、内部と外部の両方に向いている。運転者及び同乗者のビデオクリップ及び画像の記録に加え、Nauto装置は、以下の種類の情報も収集する。・GPS位置情報・ネットワーク又はインターネットプロトコルアドレス・オペレーティングシステムID・モバイルネットワークの詳細情報・Nauto装置の識別子又は登録の詳細情報・Nauto装置の設定・ウェブリクエストの日時及び種類 Nauto装置及び本サービスはまた、以下についての情報を含む、路上にいる間の車両の環境及び経験についての情報を収集することができる。:・車両の地理的位置及び他の車両への相対的接近・歩行者(その顔は不鮮明な場合がある)、自転車、天候、及び他の車両などの危険・衝突、ニアミス、ハードブレーキング、加速度、又はコーナリング事象・交通のパターン、速度、及び流れ・車線及び道路逸脱・ナンバープレート番号(これは不鮮明な場合がある)、及び周囲の車両の色又は型などのその他の情報・赤信号を突っ切ることなど、交通規則に従わないこと Nauto装置及び本サービスはまた、運転手(及び指示される場合は同乗者)について以下などの個人情報を収集することができる。:・氏名・電話番号・Eメールアドレス・自宅/勤め先の住所・運転者の免許/ID情報・生年月日・車両識別番号(以下「VIN」)・ナンバープレート・緊急時連絡先・運転者の顔・運転している間の運転者の態度及びその他の身体特性・同乗者を含め、衝突の際に誰がいたか・同乗者を含む、ライブカメラフィード/写真画像・同乗者を含む、録音 Nauto装置はまた、Nautoの顧客について運転者のプロファイルを作成するため、Nauto装置により記録されたデータにフェイススキャニング及び顔認識ソフトウェアを使用する。例えば、このソフトウェアは、顧客の利益のため、1枚の特定の写真又はビデオの中の運転者を別の写真又はビデオと結び付けるために使用する、特定の運転者について目、鼻及び耳の間の距離などの、運転者の顔の特徴に基づきプロファイルを作成することができる。当該装置のソフトウェアはまた、安全性を確保するため及び事故を防ぐため、顔の特徴、運転者の行動、態度、及び動きを分析することができる。これは、運転者及び同乗者の絶対的利益を保護するために、安全上の理由で行われる。例えば、当該装置は、運転者の行動について以下の情報を処理することができる。:・運転者のID・運転者の行動及び作為又は不作為・リスク・車両内の同乗者の人数・眠気・不注意(例えば、電話の使用、同乗者の活動)・ブレーキング・速さ、加速度、及び走行距離・走行時間・Nauto装置の不正変更・車両のセキュリティ(例えば、ガラスの破損、車両盗難の音声聴取)・例えば、運転中に携帯メールを打つ、交通信号機又は標識を無視する、DUI(すなわち、飲酒運転)など、交通規則に従わないこと この情報の一部は、機密性の高い個人情報とみなされることがある。一般人についての一部の画像及び情報もまた、装置により記録される場合がある。顧客により要請される範囲において、当社は、運転者のアカウント “プロファイル”を作成することができる。これらのプロファイルは、Nautoが、運転者のプロファイルの氏名と写真を表示すること、及びそのプロファイルをその運転者のNauto装置により収集された情報と関連付けることを可能にする。顧客を代理してこれらのプロファイルを作成するため、Nautoは、運転者の氏名、ユーザー名、パスワード、写真、場所、及び連絡先などの情報を収集することができる。Nautoは、フェイススキャニング及び顔認識ソフトウェアの使用、並びにNauto装置で取得したデータで表現される個人の行動、態度、及び動きの分析から派生する情報を収集することもできる。加えて、運転者及び同乗者は、Nauto装置を利用して短い音声メモを記録することにより、顧客を代理してNautoへ情報を送信することができる。Nautoは、出来事の追加の詳細情報及び同乗者の対話を理解するため自身の顧客を代理して音声メモを処理し、Nauto顧客を代理して運転者へ技術サポート又は緊急サポートを提供するためにその情報を利用することができる。当該装置はまた、顧客を代理して、路上での運転者の環境及び経験についての他の情報を収集することができ、これには、車両の速さ、加速度、ブレーキング、衝突イベント、走行距離、他の車両への相対的接近、道路の状態/危険、交通パターン/交通量、及び周囲の車両の詳細情報を含む。 2. その他の情報 Nautoはまた、カスタマーへ本サービスを提供するため、以下の情報(以下“Nautoデータ” と総称する)を処理することができる。アカウント作成情報: 顧客は、当社との通信及び当社が提供する本サービスへのアクセスを容易にするために、Nautoアカウントを作成することができる。アカウントを作成するため、顧客は、氏名、ユーザー名、パスワード、及び連絡先などの情報を提供するよう求められる場合がある。請求先及びその他の情報: Nauto又は当社を代理する当社のパートナーは、当社の本サービスを通じて取引を完了するために、クレジット又はデビットカード番号、カード有効期限日、CVVコード、請求先住所、及び出荷先住所を含む、支払情報を収集し保存することができる。本サービス利用情報: これは、本サービスにアクセスし利用する顧客及び顧客の職員についての情報であり、当社との管理、技術、及びサポート通信の詳細情報を含む場合がある。ログデータ: 当社のカスタマーが本サービスを利用する場合、当社は、貴殿のインターネットプロトコルアドレス、貴殿による本サービスの利用の日時、及びクッキーデータなどのログデータを収集することができる。 Nautoは自身が収集する情報をどのように利用するか? 1. Nautoサービスを提供及び改善する Nautoは、本サービスを提供し改善するため、カスタマーの指示に従い、合理的に必要なカスタマーデータへアクセスし、これを利用することができる。例えば、Nautoは、自身の顧客を代理して及び当該顧客の指示に従い、交通の流れを理解及び予測し、危険をリアルタイムで運転者に知らせ、個々の運転行動及び事象の原因及び結果を判定し、運転者についての総合安全度スコアを開発するために、この情報を使用することができる。Nautoはまた、技術サポートを提供するため、サービス・セキュリティ・技術問題を防止又は処理するため、Nautoが提供するサービスの質を向上させるため、又は顧客サポート事項に関連する顧客の要請で、この情報を利用することができる。Nautoはまた、自身の顧客との契約に記載された又は顧客により書面で明示的に許可された又は法律により要求されるカスタマーデータを利用することができる。 2. その他の目的 - [代表者メッセージ](https://nauto.co.jp/about/message/) - [個人情報保護方針](https://nauto.co.jp/policy/) - 制定年月日 2019年12月18日最終改正年月日 2023年3月6日Nauto Japan合同会社代表執行役員社長 赤井 祐記 当社は、当社が取り扱う全ての個人情報の保護について、社会的使命を十分に認識し、本人の権利の保護、個人情報に関する法規制等を遵守します。また、以下に示す方針を具現化するための個人情報保護マネジメントシステムを構築し、最新のIT技術の動向、社会的要請の変化、経営環境の変動等を常に認識しながら、その継続的改善に、全社を挙げて取り組むことをここに宣言します。 a)個人情報は、クラウドベースのソフトウェア及び関連ハードウェアの販売及びマーケティング業務における当社の正当な事業遂行上並びに従業員の雇用、人事管理上必要な範囲に限定して、取得・利用及び提供をし、特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えた個人情報の取扱い(目的外利用)を行いません。また、目的外利用を行わないための措置を講じます。b)個人情報保護に関する法令、国が定める指針及びその他の規範を遵守致します。c)個人情報の漏えい、滅失、き損などのリスクに対しては、合理的な安全対策を講じて防止すべく事業の実情に合致した経営資源を注入し個人情報セキュリティ体制を継続的に向上させます。また、個人情報保護上、問題があると判断された場合には速やかに是正措置を講じます。d)個人情報取扱いに関する苦情及び相談に対しては、迅速かつ誠実に、適切な対応をさせていただきます。e)個人情報保護マネジメントシステムは、当社を取り巻く環境の変化を踏まえ、適時・適切に見直してその改善を継続的に推進します。以上 - [採用情報](https://nauto.co.jp/career/) - [広告ポリシー](https://nauto.co.jp/ad-notice/) - Effective date: October 30, 2019This notice is designed to help you understand how Nauto and its site www.nauto.com participates in interest-based advertising.Nauto uses third party advertisers or ad networks to display interest-based advertisements to you across the internet. Interest-based advertisements, also known as personalized or targeted ads, are advertisements about goods and services that may - [導入完了ページ](https://nauto.co.jp/contact-introduction-thanks/) - [お問い合わせ](https://nauto.co.jp/contact/) - お問い合わせフォームより、24時間お問い合わせいただけます。 ## Categories - [お知らせ](https://nauto.co.jp/news/) - [お役立ち情報](https://nauto.co.jp/tips/) - [メディア掲載](https://nauto.co.jp/nauto-media/) - [ニュースリリース](https://nauto.co.jp/release/) ## Tags - [AIドラレコ](https://nauto.co.jp/tag/aiドラレコ/) - [安全運行管理](https://nauto.co.jp/tag/安全運行管理/) - [あおり運転](https://nauto.co.jp/tag/あおり運転/) - [交通安全](https://nauto.co.jp/tag/交通安全/) - [ながら運転](https://nauto.co.jp/tag/ながら運転/) - [安全運転](https://nauto.co.jp/tag/安全運転/) - [ながらスマホ](https://nauto.co.jp/tag/ながらスマホ/) - [安全運行](https://nauto.co.jp/tag/安全運行/) - [ドライブレコーダー](https://nauto.co.jp/tag/ドライブレコーダー/) - [事故防止](https://nauto.co.jp/tag/事故防止/) - [事故削減](https://nauto.co.jp/tag/事故削減/) - [わき見運転](https://nauto.co.jp/tag/わき見運転/) - [IT導入補助金](https://nauto.co.jp/tag/it導入補助金/) - [デジタル化・AI導入補助金](https://nauto.co.jp/tag/デジタル化・ai導入補助金/) - [わきみ運転](https://nauto.co.jp/tag/わきみ運転/) - [脇見運転](https://nauto.co.jp/tag/脇見運転/) - [事故予防](https://nauto.co.jp/tag/事故予防/) - [事故ゼロ](https://nauto.co.jp/tag/事故ゼロ/)